岩手から旅日記・大阪編

週末、東北をあちらこちら。→17年春から大阪へ。さらに名古屋

1/1〜3 帰省の復路は台湾散歩(その4)

陽が和らぎだした16時前に再始動、市街地の南の方を歩き回る。

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まずは「首廟天壇」いかにも中華系の廟で黄色いあの世で使うお札を売る店が所狭しと。お供え物のひとつとはいえ、お金を炊き上げるのはやっぱりすごい。

 

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参拝しつつ、木片を地面に落とす人がちらほら。思いつめたような人もいて、何かの呪怨から解き放たれる術なのか?と引っかかる。
調べてみたら、おみくじを引くための手順らしい。裏表が揃わないと先に進めない。一心に願うあまり、繰り返し繰り返しであの表情になっていたのか。

 

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この界隈は日本統治時代の古い建物が残っている。
気象台とか(これはちょっとした灯台みたいな形だけれど)、文学館に林百貨・・・どれも撮るなら夕暮れ時と、場所を確認して歩を進める。

 

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ちょっと寂れた感じの店だけど、肉圓の店へ。ここも1人前で100円ぐらい。
皮が透き通っていて脆く、肉まんとは少し違う。甘くていかにも台湾なスパイスがきいたソースが食べ始めると美味しいと思う。


何より、付け合せのセロリスープが良かった。鶏ガラ粉末に、ホワイトセロリを散らして、ブラックペッパー少しふれば再現できるかな?シンプルなんだけど、仄かすぎずきつすぎない塩梅が見事

 

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孔子廟で時間を潰す。入館料払って中に入ったけれど、まあ、どこのこれもあまり変わらないよね。歴史的には台湾最古で350年ほどの歴史がある。
やっぱり台湾の京都、である。

入口の公園部分は憩いの広場で家族連れから、欧米系のバックパッカーまで羽根をのばしている。日陰で本読んで(ちなみに『脱・限界集落株式会社』~本の中では地方の寂れた商店街が軟着陸を目指している)、あらかた夕焼けに染まってきたあたりで活気に満ちた喧騒に戻る。

 

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文学館は細いだれも使わない横断歩道、意を決して渡りの交差点の中から

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林百貨ははす向かいから。どちらも先客ありで三脚立てつつ、こちらは精神統一数撃ち当たれで手ブレを防ぐ。

 

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そして神農街をリベンジ、今回は店も閉まり切っての人通りほとんどなくて閑散とした裏路地に戻っている。スクーターがやっぱりアジアって思わせてくれる(ベトナムインパクトを脱しきれていない)


道端の牡蠣オムレツ、昼も食べたのにもう一度。鉄板の目の前であっという間を見届ける。

 

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なんだろうな、牡蠣も牛肉も、歩き方の末尾にあるような教科書読み込むと一旦躊躇してしまうんだけど、来たからには食べないと。その乗り越えに時間をかけてはいけない。(でも、ラオスでスパイス中毒起こしたことはあります。いきなり過呼吸みたいになった。水飲んで30分ぐらい休むと治ったけど)

 

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〆に粽もどーんと。
更に牡蠣を積み増して、牡蠣スープ
注文受けてからに清湯にくぐらせて作ってくれる。
牡蠣かハマグリかで、後者の方がおススメですよな雰囲気出されたけど、今日は貫き通す。


宿に戻ってはビールと白酒で日本人らしい酒盛り。
明日の行先を皆さまに意見伺いつつ。
当初予定の旗山・美濃は「ちょっと原住民いるけどただの街」と微妙な感じらしいので、中部の鹿港を目指すことにする。朝の列車を調べてもらい、彰化→鹿港→台中→桃園とバスを乗り継ぐ。
時間は行き当たりだけど、最後2時間余裕もたせておけば何とかなるだろうと、信じ込む。
歩き疲れも効いてきて悔しいかな途中でふらついて切り上げる。

1/1〜3 帰省の復路は台湾散歩(その3)

明くる朝は7時ごろ、窓が白くなると同時に目が覚める。酒は抜けている。

今日は安平を中心に台南をひたすら歩き回るつもり。月曜だけど、祝日らしい。混むだろうと忠告を受け、まずは安平に向かうことにする。

その前に朝食を。郊外に牧場があってこの街には毎朝新鮮な牛肉が入ってくるらしい。そして名物だから…と少したじろぎはしたんだが、意を決して牛肉湯へ。

 

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本当に、生肉にスープを注ぐシンプルな料理だった。でも、数日後に思い返すとまた食べたい。ハシゴで味比べしたくなる。また台南に立ち寄る理由になる。
もっとも、朝しかないメニューで肉を売り切ったら終わりらしいので、前泊必須

 

さて満たされたところで本格始動、まずは安平エリアを見て回ることに。バスは88と99系統に乗ればいいらしいのだが、1月2日が平日なのか、休日なのか、休み中の平日なのかよくわからず。とりあえず、バス停で待つ。

 

運よくほぼ直通の99番バス(ということは、休日ダイヤだった模様)が間もなくやってきて10分ほどで安平に到着した。まだ9時過ぎなので人通りも少ない。

後々混みそうなので今のうちに豆花を食べてみる。それ自体は豆乳臭さを抑えた絹ごし豆腐なんだけど、黒糖ベースの甘いたれがしっかりバランスを取ってくれる。

たれ自体は甘すぎるの一歩手前だがすっきり抜けていくタイプで後腐れなく。
これが100円なら、ありだな。

 

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台湾の物価は大卒初任給で比べると日本の半分くらいなので、台湾元×7~8ぐらいが現地の物価感覚とみるといいらしい(と、宿に出入りしている現地在住の方より)されば、だいたい200円ちょっと、ソフトクリームみたいな感覚かな。
台湾もあんまり景気がいいわけではないみたい。日本と同じく所得は伸び悩み、むしろ下がっているとも。そして超学歴社会なんだと。

確かに駅からちょっと離れたところとか学校近くには塾の看板が多い。
韓国然り、アジアってそういう発想なのかな。
内需が少ないと競争に拍車がかかるのか・・・日本だと文系は大卒が一番の就職チャンスで、その先は逃避と自己責任の世界といわんばかり(ここ数年で多少変わったのかもしれないが)
どっちが楽なのかな?負荷のピークをどこに持っていくか。

 

そんなことを、センター試験やってる週末(書いている時点)だからこそ、考えてみる。

 

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本筋にもどして、ガジュマルに占領された安平樹屋とゼーランディア城こと安平古堡へ。フォルモサ=麗しき島はいい響き。黄金の国といわれた場所もあり、辺境への憧れがひしひしと。我々も北海道とか沖縄とか、先端の方にどことない羨望を抱くのもまた同じこと?

 

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台南の主役はどこまでも鄭成功、歴史はあまり詳しくないが平戸出身ってのが親近感を覚える。歴史は勝者が創るものとはいえ、台湾への漢民族上陸の足がかりになったわけで、やっぱり称えられる存在と。

 

 

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展望台に上がっていく階段の絵が風流で楽しい。


正午を回ってくるとだいぶ賑わってきている。

カキのかき揚げ?を歩き食い。

 

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2年前の金門島でもバスツアー(中国語ガイドのみで英語も通じない)で休憩に立ち寄ったところで露店のおばちゃんが売ってたものと同じ。
本場はこっちの台南みたいだけど、思い出補正か、前の方が印象深い。

 

 

老街はひたすら土産物屋でごった返す。
ちょっと面白い果実酢とか見つけたけど、バックパックだし万一割れるリスクもあったり、うーん、やっぱり高いと思い踏みとどまる。

 

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港の方は小さい漁船がヨットハーバーごとく、それぞれのロットに収まって密集している。カキの養殖がメインなのかな?

かれこれ4時間ぐらい歩き回って、台南の中心街へ戻る(帰りも運よく99系統だった)次の狙いはトワイライトタイムなので、歩き疲れたこともあり宿で1時間ほど昼寝をとる。

1/1〜3 帰省の復路は台湾散歩(その2)

荷物を置いて、はむ家お手製の台南の見どころマップを手に街へ繰り出す…

がその前にすでに酒盛りな一団に混じりビールとワインをいただく。麻辣ピーナッツが止まらない(後に買い込んで帰国することになる)

さてさて、このままではそのまま溺れてしまうので頃合いをみて今度こそ街へ。

 

慣れれば通りの名前に沿ってマス目に移動できそうだけど、まずは見よう見まね。なんとなく中華っぽく、で小籠包の店へ。いろんな中華がメニューにあったけど、店頭で次々蒸しててたぶんこれが名物っぽい。

 

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サクッといただいて80元、他に何食べようか、なんかまだ一人旅モードに入り切れてなくて、なかなか食よりもまずは体ならそうと街歩きに惹かれていくわけで。マップに載ってる店もなんとなく素通りしながら。また明日かなって。

 

西に進んで神農老街へ。ここで夜が更けていく有様を収めたかったんだが、どうやら連休で明日も休みらしい。ごった返す。結局出直すかなと思いつつも何枚か撮ってみる。

 

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一通り歩き回っていつの間にか2時間ぐらい経っててこのまま夕食には足りないと宿近くの意麺の店へ。雑然さがなくてチェーン店っぽいけど、まっ、いいか。

 

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麺は皿うどんの太麺と揚げたような感じで(わかりにくい表現かな…)パリパリ感はないけどスープが染み込んでてなるほど、って。縮れ麺がスープとよく絡んで云々というけど、この方が馴染むよね。豚骨っぽいけどそれにしてはあっさり系の出汁と、海鮮ワンタン…らしいんだけど、なんか作られたプリプリ感の歯ごたえがちょっと立ち止まらせる。

この店に限らず、台湾全体的に。

 

台北の夜市街と違って臭豆腐の香りが蔓延していることもなく、適度に暖かくて快適な街歩きだった。

近くのファミマでビールを買って、宿に戻る。部屋はドミトリーで簡素な2段ベットになっている。今夜はここに3人

カーテンはないけれど、標準語が日本語の宿なのでストレスは少ない。

 

泊まっているのは全部で20人ぐらい?

多数派は年越し日本を離れて流れてついた旅人たち。ここで越すのも何度目かという面々も。

なんだかんだで1時ぐらいまで飲みつつ、語りつつ。

1/1〜3 帰省の復路は台湾散歩(その1)

年始休みの合間をぬって日本脱出、海外を目指す。今年は台湾へ。福岡→台北→仙台のパターンを狙っていたらチケットとる前にトランスアジアは星になるわ、途端タイガーエアの仙台便は跳ね上がるわで、帰りは関空・仙台経由の更に混沌とした変則パターンに落ち着く。

 

まずは福岡から台北へ。ちょうど2時間前にカウンターに並ぶも列はほぼなくあっさりと完了、座席も窓側に指定されてガラガラなのでは?と期待が膨らむ。

 

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ほぼほぼ案の定で、搭乗率は6割ぐらいといったところ。喧騒の中にあった空港とは一線を画してのどかな雰囲気。

シートカバーはマカオ線のプロモーション、窓上には甲子園球場の博物館(嘉義高校だっけか、映画にもなった台湾の高校野球つながりで)、荷物棚は大きく九州のポスターとなかなかこちらは落ち着かない主張たち。

 

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外は晴れているけど気流が安定しているわけではないらしく時折小刻みな揺れを繰り返しつつも定刻で桃園空港に到着した。降りた途端、湿り気となんとも言えない香りをまとった南国の空気が。そして暑さもやってくる。

出鼻を挫かれるように入国手続きに1時間かかってしまう。大行列で、しかも並んだところが運悪かった。

 

高鉄桃園駅へバスで向かい、台南まで南下する。遅い昼食を…と探して見つけた駅弁スタンドは昼休み、他にあるのはモスバーガーロイホ一風堂と謎の回転寿司…日本となんら変わらない、物価も。せめてもと謎寿司のテイクアウトで、台湾でもかなり食べられるようになった(おかげで日本では…の因果関係は不確からしいが)秋刀魚の蒲焼き丼を調達して車中の人となる。

 

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その蒲焼き丼なんだけど、秋刀魚は美味しいが他の具材が…特にホタテは戻し方がかなり雑っぽくて水っぽい。水の味しかしない。完食できず。

 

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車内は700系新幹線そのもの、少しシートの背が低い?席は何とか指定とれたが、出発前には満席になっていてデッキに立つ乗客もちらほら。連休とはいえ意外と人気なのね。

 

ローカル線に乗り継いで17時すぎに台南に到着、駅前はそびえ立つ昔ながら感ある高層ビルとアジアな喧騒にテンションが上がる。

 

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地図と照らし合わせて路地の奥深くにある日本人宿「はむ家」にチェックインを済ませる。ドミトリー2泊で1000元

 

ベトナムにもありそうな細長い一軒家2棟とピーク時期のみ使う離れがあり、結構な人数が泊まれそう。年越しの昨夜は満室だったそう。飛び込みで入れずに今日になって移動してきた旅人も。

 

 

高速バス乗車記録 アーバン号仙台→盛岡

2017年1月4日

仙台宮交バスターミナル12:00 →14:23 盛岡駅西口

東日本急行 運行便

 

GWと同じく関空へ帰国して、仙台経由で盛岡に戻る。今回は費用の関係で伊丹経由になった(ピーチとJALでは後者の方が安かった。ブランド力恐るべし。)が仙台からのルートは同じく。1時間半3,500円ならば時間価値も割に合う。

 

今日からは官庁はじめ社会は動き出しているのでさほど混まない…との楽観的な予想はあえなく外れ、やっぱり大学生風の利用客で賑わっている。

乗り継ぎの都合でちょうど入線したころに到着したわけだが、30数番目の「定位置」に辛うじて滑り込む。

 

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車両は15年式前後と思われる。

11列補助席つきのアーバン号では標準タイプ、通路側に落ち着く。乗客は合計で35名ほどか。広瀬通からの乗車はなし。

 

そしてこのバス、運賃表の装備がなく、ファイルに挟んだ紙で代用、ETCレーンを通らず通行券を使って…つまり貸切車両の応援と思われる。車両点検の都合か、はたまたないと思うがアーバンに続行だして車両足りず回したか。

 

車両自体は新しいので乗り心地は快適そのもの。まだまだ睡眠不足は解消されず、気づけば途中休憩に。

ここからの岩手県区間も驚くことに雪がない。茂みの奥にかろうじて、と丸でひと月前の様な光景でそんなに暖かかったのかと(いや、落ち着いて考えると十二分に寒い)

 

そんなわけで冬季ダイヤ何処吹く風で早着の盛岡駅へ。

15分後に発車する仙台行きを待つ長蛇の列に迎えられる。これ、補助席でも収まらないような…続行でてればとねがうばかり。

 

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折しもみちのく号が続行従えて大館から到着していた。アーバン号もぜひ、続行なら増便なりお願いします…

 

高速バス乗車記録 関西空港→伊丹空港

2017年1月4日

関西空港T1 6:10 → 7:09 伊丹空港

関西空港交通 運行便

 

台湾から深夜便のバニラで帰国し、ロビーに出たのが3時すぎ。そこから空港が動きだす5時まではエアロプラザのソファーで横になったふり。寝られない。

 

もう寝るのを諦めて、身支度を済ませてバス乗り場へ。5分前には入線していた。チケットを発券、乗り継ぎキャンペーンの商品券も受け取って乗り込む。

車内は…総勢僅か3名の乗客で全員空港内で夜を明かした同志と思われる。

と、いうか、少なすぎてよく路線が維持できているなと。

日中は30分ヘッドだし、空港会社が統合された今はある種の生命線だから、実質無料化したり、その後は運賃以上のバウチャーを配ったりと躍起になっているのだろうか。

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まだ6時過ぎなので辺りは真っ暗で何もみえない。アナウンス通り(イントネーション含めしっかり関西弁でちょっと身構える)空港橋を渡っている間は少し風に振られた感じを受けるが、それ以降は安定走行…と思われる。

完全に落ちていたので。

 

まもなく伊丹空港のアナウンスで目がさめる。まだ7時ちょっとすぎたところ。定刻が25分なのでかなり空いていたみたい。もとい空港連絡なのでかなり余裕のあるダイヤ組んでいるのかもしれない。

一体運営になったのでいかにこのバスで国際線に乗り継ぎさせるかに力が入っている。というわけで運賃1900円でついてくる券は3000円分で、少し前までは無料券配ってたけど、それだとまずい事情も出てきたとかでこの中身になったのかな?

 

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ただ、伊丹空港内で使い切らないといけないのがネック。関空でも使えたら、着いてからの一杯とか、シャワーとか使いたいことはいろいろ。

大阪が目的地ではないのでお土産を買うわけでもなく、朝食で使い切れもしないので本を買い漁る。品揃えが微妙な書店で目をつけていたものは全然なかったのだけど、文庫本をまとめ買い。翌週の18きっぷの道中に読んでいくつもり。

 

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高速バス乗車記録 九州号 長崎→福岡

2017年1月1日

松山町6:37 → 8:48福岡空港国際線

九州急行バス(長崎)運行便

 

年明け早々から海外へ。

一応、年越しまでは実家でと思いつつ、それでも定期的に海外の空気は吸っておきたいのでバランスを取った結果がこれ。前回は上海経由、今回は台湾へ。

 

初日の出も未だ遠しの暗闇の中、今回のバスがやってくる。長崎駅前始発で、どれぐらい乗っているものかと。先客は1人、あと自分の計2名で市内からバイパスへ。

WEB乗車票を用意していたが、名前の確認のみであっさりと。席も自由で定員制の仕組みは昔のまま。

 

ただ車内はついに4列シート化されている…とは言っても、11列コンセント・化粧室付で2時間程度の路線の割にはしっかりしている。内装は落ち着いた感じでどことなく新潟交通の長距離線車両に似てる。

 

車両はどうやら16年式の最新型っぽい。

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写真は国際線ターミナルに降りた時のもの。

 

諫早や大村からがっつり乗車あるものと身構えていたが、各2名の合計6名で福岡へ。嬉野も立ち寄るが乗降なし。

元旦からハンドルを握るドライバーに申し訳ないぐらいにのんびりな車内、諫早辺りでようやく白んできた空も佐賀県に入る頃にようやく光ってくる。

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初日の出が差し込むとちょっとした歓声も。高速の上り線は意外と車が多い(初売りセールへの出陣?)けれど、渋滞まではなく快調に基山・筑紫野と過ぎていく。まだ擦れたところもないので静かに快調に進んでいく。

 

やや早着もこの先乗車はないのでするっと国際線ターミナルに到着、自分を含めて半数が下車してバスは天神へ。

 

空港はけっこうな賑わいぶり。ちょうど各地から来たアジア便が折り返すタイミングで、夜行明けの東南アジア便から、早朝出しの韓国便まで。

タイガーエアのカウンターはのんびり、指定してないけどアサインされたのは窓側の席…んーこの便に限っては空いてるっぽいな。

高速バス乗車記録 福岡→佐賀

2016年12月29日

福岡空港国内線19:40 → 20:58佐賀駅バスターミナル

西鉄バス佐賀 運行便

 

年末は半年ぶりに長崎へ。

いったん寄り道でまずはその手前まで。

 

仙台からの便が年末年始で1時間遅れ、さらに福岡空港は改修中のためか降りてから到着ロビーまでかなり歩く動線に変わっていた。

何とか荷物受け取って飛び乗るように佐賀行きのバスへ。空港と佐賀市街地を直結する系統で博多や天神は経由せず。佐賀にも一応、空港はあるのだが東京便以外は十分に誘致できず、オスプレイの方にするとか何とかそんな話もあったりして。

国内線出発時は15名ほどで高速バスとしては普通だけどこの時期だけにもう少し乗っていても?ではある。

高速に乗る前に国際線ターミナルに立ち寄り1名乗車、そのまま南下を始める。

都市高速の高架を走ると、次第に周りの建物が低くなっていき、筑紫野・基山とバス停にこまめにとまっていく。

間もなく鳥栖で長崎道に回り込んで、こちらでも同様に。中原を「ナカバル」と読むあたりでも九州来たことを実感する。

各バス停でポツポツと降りていく。

車でピックアップしてもらうのだろうか。半年前にりんどう号乗った時も高速上での乗り降りが多かった。

北東北ルートではあまりないため新鮮な光景にうつる。

 

高速を降りて碁盤の目に近い佐賀市内を南下していく。とんかつ浜勝でやっぱりここは九州と実感する。

ちらほら降りていった結果、佐賀駅では残り半分、8名が下車してあとひと区間は車庫入れのような感じに。 

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西工車が無くなって、いつの間にか西鉄も普通のバスが走るように。

 

 

12/17〜18 福島古民家でのんびり忘年会旅

ウインターシーズンに入り、雪国住まいなのに滑りには出ないので比較的インドアな週末を過ごすようになりつつある。

逆に平日、日常の方は師走につけて追われるようになり土曜出勤日も「気持ちの問題」なる魔法のコトバに翻弄される。翌週も見据えて半休でバランスをとることにする。

 

昼過ぎの新幹線で盛岡を発ち、一気に郡山へ。夏と同じく中里の古民家を目指す。

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やまびこの自由席は盛岡時点ではもちろん空席多数、リクライニングを心置きなく倒せる最後列がお気に入り。

先着隊に追いつけとビールをお供に。

仙台を出る頃には自由席も8割方埋まっていた。郡山で磐越東線に乗り継ぐ。こちらでは車両の最後尾で、陽に照らされた雪景色を撮って過ごす。

 

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小野新町駅から古民家宿へ。

去年も同じタイミングで忘年会を開いてて、今年も集い鍋を囲む。

 

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すでに15時ごろから始まっていた宴席囲炉裏のまわりでのんびりと進み、猪鍋と芋煮(マルジュウ使った山形スタイル)そしてマシュマロへ。22時を過ぎて寝落ちや淀みありつつ交代で五右衛門風呂に入ったり、星空撮影で寒さに戦いを挑んだりで。あれよあれよと日をまたいで2時くらい。こたつでミカンとビールも良い。テレビは大きいのがあったけど無論出番はない。

あくせく歩き回るわけではない旅もいいんでねぇかと思うわけです。

 

翌朝は8時に目が覚めて、ストレスフリーなら6時間睡眠で十分体が回るので、いかに負荷かけて平日を生きていることか…

 

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囲炉裏のまわりを掃除しつつ、朝は昨日の〆でカレーきしめんを。あとは湯豆腐とか。なんてなくまたこたつでゆるり。

 

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何も見ないのはもったいないので浜通りへ。塩屋崎灯台は冬の太平洋ありがちな穏やかな晴れ空で吸い込まれるような青と、でも目を凝らすと津波で洗われて造られていく景色も。

 

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遠くの煙突は、あれがフクイチ、と一瞬なぜか淡く期待したけれど恐らく広野の火力発電所でしょうか。

 

 そんな寄り道の結果、18きっぷで帰るのは断念して高速バス仙台経由で帰着。あと4日分、どう使うかなー

2017、年が明けて

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盛岡で大人しくしていることができなくなって早3年ぐらい。

土着を諦めどこかに出かけ、カレンダーを埋めていく日々、行き先はとめどなく溢れてくるので終わりは見えず。

 

備忘録としてこのブログを書き始め、誰かにむけて書いているわけではない故文体も混沌としてるがあまり気にしないまま。

 深夜特急的な海外放浪ができるわけではないけど、近場から遠いところまで行ける時に足を向けておく。

 

週末の旅路が平日の原動力になる。

 

相応な、といわれる過ごし方をどこか上から求められているようで、それは即ち社会的に認められるために家庭を築けということと推認されるけれども、手段と目的が逆転している。

結果的にそうなれば、であって、少なくともいまこの街で考える段階にはない。

さりとて、そうも言えず毎週誰かが「あちら側」の人間になっていく。乗り遅れは気にしないが、淀んでの滞留は避けるべく。

 

今年も考える旅人でありたい。非日常を日常に活かす。誰かにとってのマレビトであって、対峙し学び続ける。

 

冒頭の写真はこれを年末に出そうと思っていたから。

 

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今年も同じように、過ごしていきます。

まずはこれから、台湾へ。