岩手から旅日記・大阪編

週末、東北をあちらこちら。→17年春から大阪へ。さらに名古屋

4/27〜30 中国旅⑤ 兵馬俑目指してまた内陸へ(その8)

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西安市内で最初の目的地は空海が修行したという青龍寺、だれが言い出したか八十八ヶ所の「0番札所」という位置づけになっているらしい。旅行の時点でも、ブログ書いている時点でも、お遍路する可能性はあまりないけど、西安まで来てることだし、行ってみるものありかなと。

 


西安駅からだと地下鉄の駅まで少し遠いので、路線バスで乗り継ぎポイントまで向かおうと思う。バス停とか、車体のポスターに路線図があるのでそれを頼りにして2階建てバスへ。座席は相変わらずプラスチックの固いものだけど、視点が高いと景色よくて結構楽しい。小賽駅からは地下鉄に乗り換えてその名も青龍寺駅に到着、坂を上っていくと裏門のような入口があって、そこから敷地の中へ。

 

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その半分くらいはちょっとしたミニ遊園地のようになっていたり、庭園があったりとあれ本丸はどこだ?と心配になりかけた頃に、本堂をひかえる門が現れる。境内には桜の木がたくさん。これ以外にも日中友好目指したしたものがいろいろと。やっぱり四国が絡んでいるものが多い。世界平和を祈念するモニュメントも結構大きいものが。

空海が恵果から密教を伝授される像の前で1枚撮っておく。いつかお遍路するときに備えて。

 

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境内の対面にある博物館には空海についてのフロアもあり、ここが今回の旅で唯一、正確な日本語訳がついていたところ。高野山とかお遍路についても紹介されてて「空海が日本に伝えたもの」としてうどんなどなど・・・ってこれ、味噌煮込みうどんですやん、ってとこ以外はしっかりした展示になっていました。

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再びバスを乗り継いで城壁の内側に戻って(前日にICカードを買っていてその残高残っている&1乗車1元なので、まま、ほぼ運賃かかっていないようなもの)この日の宿にチェックインする。ドミトリー連泊はきついので、アクセス重視で中級ホテルの「スカイテル」を予約していた。1泊358元だから、まま、それなりのお値段かな・・・さて、チェックインも気を抜けないのが海外旅行というもので・・・なぜか、宿泊代は後払いと言いながら、キーデポジットだと言って600元をカードで払えと。現金の手持ちも少ないので、やむなくしっかりレシートに裏書させて、いったん600元を決済する(無事、翌日チェックアウト時にマイナス600元+支払358元の処理なされましたが、うーん、宿代の倍近くのデボジットはやりすぎでしょうよ)

 


部屋は普通のシングルルーム、シティホテルならこんな感じかなっていう。ロビーや廊下も含めて所々にポップなアートがあってデザイン性が高い。

そういえば今日口にしたのが、例のビャンビャン面のみというまた海外ひとり歩きでやってしまうご飯ろくに食べないというやつ。

歩き方で紹介された、豚肉麺の店がすぐそこだったのでこちらで遅い昼食をとる。アイドルタイムで他に客はなし。歩き方に乗っていたから日本人慣れしてるのかと思ったがそういう感じもなく、指さし注文で少し待つ。

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脂身が少なく、麺もワンタンの皮みたいな感じで口触りが良い。この15元はお値打ちかな!(そういえば、昨日の角煮饅頭とおなじ値段だ)

 


市街地を囲う城壁に登ってみようとしたら、ライトアップのイベントがあるから云々で閉鎖されてて残念ながら要塞都市の雰囲気を味わうことはできず、目的地をイスラム寺に変更する。

4/27〜30 中国旅⑤ 兵馬俑目指してまた内陸へ(その7)

ビャンビャン面を注文して、席で5分ほど待つ。

壁には日本のラーメン屋能書きよろしく、ビャンビャン面を巡る悠久の歴史的なものが踊っていた。さて、目の前に現れたのは・・・

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ほぼ、きしめん

 


きしめんよりも太くて分厚い、かなり食べごたえある麺ではあるが、ようするにきしめんといって差し支えない。甘辛い牛肉と青菜が添えられているものの、具材は多くないので、ひたすら麺を噛む(太すぎて、啜れない)

 

なるほど、まま、麺で個性だすって難しいよね、ということで納得しておく。

 

 

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まだ市内に戻るには早いので、共通のチケットで入れる、麗山園、始皇帝陵がある公園に向かう。こちらはちゃんとしたバス乗り場からシャトルバスで10分ほど。のりばもきっちり列を成させるための柵があるが、全然混んでないのでそのまま車内へ乗り込んだ。

 

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始皇帝陵はやはり中国なスケール感ありつつも、展示とか案内板はほとんどないので、要するにだだっ広い丘のようなもの。日本の古墳も、そういう見るための物がなければ空撮写真が一番わかりやすくて、で、発掘調査は諸々の事情でほとんどやっていない状況とも重なる。西安市街地を見渡せる景色はけっこう良い。

 


そしてここ、さえぎるものがない石畳なので日差し&照り返しに結構責め立てられる。数少ない木陰に避難しつつ、ガイドの説明を聞くグループが多い。個人で来ている人はあまり見かけず。

ここにも、ミニ兵馬俑的な坑があるらしいのだが、どちらも整備中で入れず・・・ってこれどこかに案内あった?見落としてただけ・・・なのかな。園地入ってからも1キロぐらい歩いてこれだとなかなか徒労感が・・・

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さらに、道端に警備用の巡回カートがパンクして放置されているという、いかにも中国のざっくり感というか、いやまあ動かすの大変なのはわかるけど、もう少し目につきづらいところに動かしておくとか、応急的に張り紙とかテープしとくとか、やれることはあると思うのだけど。

 


そんなひたすら歩いた麗山園から、再びのシャトルバスで兵馬俑のインフォメーションに戻ってくる。ちょうど正午ごろなので、市内に戻ってもうひと歩きかなと。さすがに、動き回って疲れは隠せず、ちょっとバスでひと休みしたいのもあり。市内に戻るバス乗り場へ。ここも行列捌くためのロープとか人員とか体制敷かれていたが、もちろん戻る人はまだまばら。

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多客対応で駆り出された普通の路線バスで、どうやら現金しか対応していなかったらしい。現地の人に「ウィーチャットで送金するから立て替えてくれ」的な依頼をされたが、LINEしかアカウント持っていないので・・・結局運転手があれこれ言いながらそんな感じで対応してくれた様子。

 

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1時間ほど走って市街地に戻ってくると、右手に巨大なバスターミナルが。ここから天津とか広州までバスか・・・気が遠くなるような路線網にただただびっくり。

4/27〜30 中国旅⑤ 兵馬俑目指してまた内陸へ(その6)

西安駅からのバスはターミナル的な場所ではなく、路肩の降車エリアみたいなところに到着したのでチケット売り場まで広大な駐車場を跨いで結構歩く。案内は特にないけど、人の流れに任せて進んでいく。

 

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10分ほど歩いて巨大なオフィスに到着する。8時半のオープン少し前だが徐々にチケット販売は始まっているみたいで、適当な列にならぶ。建物に入るまでは鉄柵できっちり列に並ばされるようになっているが、すぐ近くまで行くとやっぱり多少無秩序にはなってしまうあたりが中国かな。朝一で人も多くなく、なんなくチケットを入手する。150元だから結構高い・・・それでも人は押し寄せるのだからだいぶ儲かってるんだろうなと邪推してしまう。

 


入場ゲートは8時半にならないと開かないので、並んで少し待つ。8時半になると同時に一斉に改札スタート。走り出す人はいないが皆早歩きでいそいそと。

 

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まずやっぱり見るべきは巨大な1号坑から。巨大なサッカーコートぐらいの広さに整然と兵士の像が並ぶ。しかもひとつひとつが細かい、テレビで観たようにそれぞれ表情も違う。造られて2000年以上、その大半が土に埋もれていたとはいえそんな長い年月を経て再び陽の目をみた気分はどうなんだろう?

 

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ただただ、そんな風にあてもないことを考えて気を紛らしたくなるくない、想像を超えた勢いで迫ってくる。

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キングダムは全く読んでいなかったので、予習が足りなかったかなって少し悔やむ。ともかく、この巨大遺跡のスケールを感じられただけで旅の目的は達した。前日の崋山中途半端観光のミスも帳消しだと。

 

 

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1号坑の奥に進んでいくとまだ発掘途中&修復中の兵士や兵馬がずらり。まだまだ色々と調査中みたい。彼らも、メンテナンスを終えたら定位置でにらみをきかすことになるはず。

 


人込みに少し疲れたので2号坑に進む前にしばし木陰で休む。歩く人はどんどん増えている。

 

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2号坑の方は1号よりも横長&ちょっと複雑な布陣が組まれている。そしてまだ未発掘な場所も半分くらい。

掘り返したままの状態のところは、兵士も馬もやっぱりバラバラに崩れていて、これからの修復まち。周りには特徴的な兵士像とかが博物館っぽく展示されててところどころに人だかり。どういう風に有名なのかよくわからないけど、撮っておく。

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3号はさらに小型だけど、深い。そして馬とか兵士の配置が実戦さながらと思うほどリアルで、指揮系統こんな感じなのかなともいろいろ想像できる。

 

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博物館?宝物殿?的な「文物陳列庁」にも同じ券で入れるけど、混み過ぎうるさすぎ。子供が騒いでいるとかそういうレベルではなくて、いろんな団体のガイドの声とか、感嘆の声とかが終始ハウリングしている感じ。あまりにも辛いので展示は流しみて早々に退出・・・

 


一息ついて、最後にもう一度1号坑を目に焼き付けるべく。

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と思ったら、折り重なるように人が溢れ、前が見えない。順番待ちしてようやく最前列まで来れたが、朝一番にじっくり見れたことが本当に幸運だったと噛みしめる状態に。まだ、10時前だったんだけれども。

 


1時間半ほどかけてじっくり(博物館ゆっくりみるなら+1時間かもしれないが、あの空間に30分以上いたら頭痛まっしぐら)見て回って食堂&土産物屋街に出る。朝から何も食べていなかったので、この通りに入ると一気に空腹シグナルが。

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フードコートみたいな食堂で、字が気になって仕方がない、ビャンビャン面を注文する。

4/27〜30 中国旅⑤ 兵馬俑目指してまた内陸へ(その5)

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街の中心でとにかくきらびやかな鐘楼を回り込みつつ、とにかく人が多い中をかきわけて屋台があつまる回坊風情街に向かって歩く。宿から10分ほどでその入り口に到着、まずはどんなものがあるか一通りみながら。

 

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串焼きにカットフルーツ、麺料理とやはり店に入らなくても色々と食べれそう。

串焼きは、まさかの鮮度アピールか、その場で枝肉を捌いて調理していく。繁盛店は店じまいの頃にはしっかり食べつくしました!というわけか。

道端でこんな肉を売ってるのは日本じゃ考えられない風景だけど、確かに正真正銘、この肉を使ってますちゃんとしてますアピールなのかな?

ただ、やっぱり焼いているとはいえ、この肉には手を出せず、煮込んでいる方が安心と思ってしまう。いや、それより決め手は、行列でした。

 

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ということで、角煮饅頭的なものの列に並ぶ。ひとつ15元だから、300円弱といったところ。それなりにいいお値段してるかも。

レジ係のおっちゃんは首からQRコードを下げてて、こっちで払う人も多かった。さすがキャッシュレス社会ですわ。

ウィーチャットはやっていないので(確か、アカウントは作ったような記憶あるが、もアプリをもう消してしまっている)いそいそと昔ながらの現金払い。

焼いた饅頭にじっくり煮込んだ角煮がけっこうぎっしり入っている。

 

 

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これで300円なら日本でもはやる!の確実だけど、蘭州で15元だった牛肉面が、日本だと850円になる…これにその価格は、出せないかな。

 


このひとつでだいぶ満たされて、あとは柿餅とか、焼小龍包とか。

まま、合計で750円くらいなので結構食べたかも。

 


コンビニで無糖のお茶を買って一気飲み。脱水症状も挽回する。

空腹が落ち着くと、周りをじっくり見て回る余裕も出てくる。

やっぱり干しブドウのいいやつは美味しいのかなとか(中国のレーズンはコスパ抜群だと思っている。干し松茸は完全に味が抜けてたけど。これに再び香りを載せたのがいわゆるレトルトの松茸釜飯な・・・)

工芸品関係は、ちょっと気になるけど、帰国後もれなく不動在庫行きなのはなんとなく明白なのでみて楽しむくらいで。

それでも、扇子とかは美しいなって。

 

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結局1時間半ほど歩き回って、さすがに本番の翌日に響いてはと23時前には宿に入って、そのまま寝る。翌朝は起きた時間勝負だ。

 

 

 

***

 

 

 

早起きしないと、と意識すると寝坊はしないが眠りは浅い。

6時前にしっかり目覚めたのでシャワーを浴びて、早々に宿を出る。

 


観光バス乗り場の西安駅まで、路線バスに乗るにもちょっと微妙な距離なので15分ほど歩いて向かう。バスだと、結局最後はどこに行ってしまうかわからない賭けのような要素もあるし。先日山に登った疲れも、気が張っていたこの段階ではあまり感じず。(もちろん、ちゃんとダメージは蓄積されてて帰国後かづんと食らいました)

 

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7時前にバス乗り場に着いたけど、予想以上に列は長く長く伸びている。とりあえず、その中に入って前に進むのを待つ。

バスは絶えず出発していくようで、10分ちょっと並んだところで割と早く車内へ。もちろんすぐに満員になるので動き出す。列はさらに大蛇の如く。早起きは得であり、観光も朝駆けであると再認識。

 


1時間ほどバスに揺られて、終点の兵馬俑エリアに到着

4/27〜30 中国旅⑤ 兵馬俑目指してまた内陸へ(その4)

少しずつ遠のいていく山容を、ちょっと名残惜しいと思いつつも1時間半ほどかけて登山口へと戻ってきた。水はカラである。程よく喉も渇いており、正しい判断だったたかと。(そもそも、この無計画さで登ろうとした時点で正しくない、のかもしれないが・・・)

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地面に書かれた「平安」の文字にちょっとほっとして、シャッターを切る。でもなんで、裏側からだったのか?

 

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老子が鎮座する広場から崋山を振り返る、あの崖の麓までは、行って来たんだ。そう納得させるために。

でも、目についたのは、おいおいこりゃないだろという、ドット欠け&どこのデスクトップ画面だよ、っていう巨大スクリーン

ここは中国、ということを再確認する。

 


さて、帰りの電車までは約1時間半あるので、タクシーで戻らなければならないほど急ではない。でも、最初のチケットセンター経由だと、ロープウェイにのれて満足げに下りてくる人たちと遭遇して辛酸を嘗めることになりかねない。それは嫌なので、とりあえずローカルバスで駅までいけるか試してみよう。失敗したら、その時点でタクシーを拾えばいいさって。

 

 

参道の入口まで歩いて行って、太い路地でバス停を探す。タクシーの客引き数多だが、言葉わからないのはストレス軽減されて良い。

 

5分ほど歩いて、人が集まっているところがあって、ここ、バス停かなと。

やってきたバスの運転手に走り書きで「崋山北駅」とみせる。乗れ!という仕草なので言われるままに。車掌さんに何か伝えてくれた様子。運賃は数元だったかな、ローカルバスだし。

 

10分ほど走って、その車掌おばさんから「ここで降りろ」という合図、だが、ここは街のど真ん中で駅でもない。どうやら、このバス停で駅までの無料バスに乗り継げるらしい。信じて下りて、でもなかなかバスが来ないのでなんとなく、街に視線を向けて人間観察

少しだけ、アジアの異世界に浸ってる高揚感を味わう。

 


それもちょっと冷めた頃を見計らって、真新しいバスがやってきた。

 


復路発車の40分前に駅に戻ってきた。

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近くに食堂とか並んでいるエリアもあるが、特に冒険しなくても良いかなって、目抜き通りの後ろにそびえる美しい崋山を写真に収めて、駅の階段でぼーっと眺める。これもまた、いい時間。何にも達成してないけど、達成感

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帰りの電車はきっかり時間通りに到着してくるみたい。飛行機に比べて、高速鉄道は時間に正確なのかもしれない。

 

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西安北駅から中心街へは地下鉄で移動する。

セキュリティチェック、どうせ割と適当なのにガッツリ並ばされる。

ホームまで15分、電車も朝の満員電車以上に混雑。身動きとれない。

 


やっとこさで、城壁の中、街の中心にある鐘楼駅までたどり着いた。

地図みつつ10分ほどあるいて、予約していた「ハンタン・ハウス」に到着する。ドミトリーで120元=2,000円弱、ちょっと高いかなと思いつつだが、やっぱりメーデー連休と重なっていた影響かなと。

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荷物を軽くして一息ついて、夕食をと(だいぶ、腹減っている、朝昼兼用からの山登って既に20時過ぎだ)回族街の屋台ストリートへ。そこならストレスなく、何か食べられるかなと期待しつつ。

4/27〜30 中国旅⑤ 兵馬俑目指してまた内陸へ(その3)

というわけで、無謀にも始まった崋山登山だが、登りはじめが12:45という辺りでなんかもう登頂できる気がしない(というか、日本でも初めての山ではやっちゃいけないと言われてるスケジューリングである)

しかも、帰りの新幹線は18:20発である・・・まっ、市街地に見どころないし、行けるところまでいってみようの一人旅だからできる突撃というやつ。

 

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登山道はしっかり整備されていて、鎖場みたいなものは全然なく石畳の坂道と階段を繰り返すちょっとハードな遊歩道レベルかな。なんだけど、やっぱり自然に抗わない急坂が散見されるのはやっぱり登山のみちということ。

看板は中国語・英語・ハングルに加えて日本語もあって割と親切・・・だが、基本的に中国語と英語を読んで理解した方が正確なレベル。「注意安全 小心滑跌」要するに足元注意!なんだけど、「安全に注意し慎重にスリップ」って、さいごそうなったらあかんやつ。

 

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途中鎖に南京錠が連なってるところもあって、え?これって要するに、愛とか絆を確かめるやつ?安直な恋人の聖地的なやつ?とちょっと気になるが、そんな鍵をマジマジと見ることはせず、先を急ぐ。途中いくつかの廟と茶屋を通過する。売ってた西瓜とかキュウリとか、ちょっと惹かれるけど、値段いくらかわかんないし、吹っかけられそうで、というか言葉わかんないしでこちらも基本的にスルーして進んでいく。

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なんやかんや登山装備なしのスニーカーで、荷物抑え目とはいえ3泊分の着替えをもって歩いているので、やっぱり体力の消耗は早い。水もわりと減っていく。

途中から、登頂は諦めて、山の近くまで、行けるとこまで、15時になったらちゃんと折り返して予定通り戻るんだ、そう自分に言い聞かせつつ登る。

 

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やっぱり、標高が上がっていくと景色は良いもので、「もし山頂まで行けば、下りのロープウェイには乗れるかな!」とか淡い期待をもってしまうことも。いや、夕暮れに歩いて下れと言われたら悲劇でしかないし、というまっとうな理性がなんとか抑制してくる。これもある種の正常性バイアスなのかな。

 


手前の北峰(1,614m、ロープウェイでまず目指せると思っていたところ)まで7合目ぐらいまできて、主峰の南峰(2,154m)も結構大きな、そそり立つ壁となって迫っているエリアに到達。地図を見る限り、ここから北峰山頂までは1km足らず、それなりに急勾配ながら、1時間はかからなさそうとみる。でも、既に時刻は折り返しを想定した15時に差し掛かっており、水も残り300mlくらい。

翌日はメインの兵馬俑に朝駆けしたいということも考えていくと、やっぱりこれ以上はリスクが高い。

しばし景色を眺め、下山を決意する。

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兵馬俑以外にも、西安の見どころは多いらしいのでまた次の機会に。平日を見計らって再訪を目指そうと。

 

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さて、下りはじめるとこれが結構な急坂を登っていたんだなって。

この時間でもどんどん下から中国人は登ってくる。この人たち、帰りどうするんだろ?やっぱりロープウェイ規制されてても諦めきれなかった(同類)なのか、もともとこんな感じで登る人たちも多いのか、この日だけでは良くわからない。

ただ、こんな風に這いつくばって登ってくる根性というか、バイタリティはヒシヒシと迫ってくるものがある。

4/27〜30 中国旅⑤ 兵馬俑目指してまた内陸へ(その2)

空港内の宿は高すぎるし、早朝便に乗り継ぐ訳でもないのでベンチで寝るのも少し違う。というわけで、ピックアップサービスのある宿を予約しておいたが…(一応、Booking.comで日本人からちゃんと評価されてるところを選んだ)


ピックアップに指定された場所に行く→誰もいない→電話する→別の出口に今から行くからまってて。車のナンバーこれね!(え?予約名書いた紙とか掲げてんじゃないの??)→しばらくして車が来る→ようやく宿へ

 


場所は空港と市街地の間にある、住宅地をホテルに改装した?感じ。築浅と思われるが、建て付けは雑なのはやっぱり中国。こんなところ、タクシーで来れるわけないわ。うーん、だいぶハードな選択肢を取ったなと。

 


と、いうわけで落ち着いたのが1時半過ぎ。明日にも多くの不安を残してなかなか寝付けず。ベットも板のように硬い。

まま、想定内ですが。

 

 

 

***

 

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翌朝、8時に西安北駅までのタクシー予約しといたから、時間厳守ね!とチェックインで念押しされたのに、10分前に降りてきて、誰もいない。タクシー待てどこない。宿の電話、電源入ってない。

 


さすがだわ。

 


8:20ごろに界隈に入ってきたタクシーにホテルの名刺見せて頷いたので多分これと乗り込む。

まま、空港からバスで25元のところ、少し近いとはいえ30元で行けるわけないですよね、送迎が面倒だったんですよねとまぁお察しくださいで、115元で西安北駅へ。途中で相乗りになって50元で降りたおじさんの分、ディスカウントしてくれと思いつつ(笑)

 

 

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大混雑の西安北駅に着いて、さて次は華山北駅までの切符の確保だが…取れたのは1時間半先の列車でしばし待ちぼうけ。この時から明らかに遅れを取っていたのはわかっていた。

 

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構内の食堂で朝兼昼飯を食べて時間を潰す。これで33元なり。

 

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10:43発の北京行きで華山まで。次の停車駅までの30分ほど。西安郊外のマンションは中国の他の都市と同様に、こんなに需要あるのか?と突っ込みたくなる林立具合で、やっぱりどれも生活感が伴ってきていない・・・

何かどこかで、アクセルのかけ方を間違っているような気がしてならないのですが、まだ均衡が崩れないうちは、何とかなるのかなって。

 

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そんなシムシティ的摩天楼街も長くは続かず、田園風景の中を進むようになる。そして、目指す崋山もこの中のどれかだろう、という山脈がどーんと奥に鎮座する。30分ちょっとで目的地の崋山北駅に到着する。だたっぴろいホームに降り立つ。行きの失敗を繰り返さないよう、帰りの切符を先に買っておく。仮に間に合わなくても、片道55元=800円ぐらいなので、路頭に迷うよりはリスクが低い。幸い、想定通りの18時過ぎの座席を確保

さて、ここから崋山エリアまではバスで移動することになる。無料なのはありがたいが・・・やけに混んでて便数少なく。

しかも、直行便と各停的なもの2種類あるが、直行が全然来ない。待った方が早くつくだろうとしばし。到着したバスになだれ込むのも、やっぱり中国のこと。

 

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動き出せば20分ほどで目的地にはついた・・・のだが、チケットオフィスの雰囲気が普通じゃない。入り口閉鎖されてて、詰め寄る人々、良くわからず立ち尽くす欧米系のグループ。

そこにいる係員は、職員というより警備員、武装はしてないけど、公安警察みたいな感じなので、中国人相手でも全く申し訳なさそうな感じはない(まま、日本がお客にヘコヘコしすぎなだけというのはあるが、中国は何かとこのあたり、冷淡である)

電光掲示板に目を向けると、黄色と赤のなかなか圧を感じる色彩で、要するに、「西ルートは点検中、北ルートはキャパオーバーだからやってない」的な掲示が。それもひたすら簡体字のみなので、そりゃ、欧米人わかりませんわ。拙すぎる英語でとりあえず状況説明

 

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しかたないので、無謀にも、歩いて登っていけるところまで。

ただ麓でぼーっと時間過ごしては、何しに来た事やら。

 


登山口までのシャトルバスは、幸いすぐに出るらしい。

とりあえず、行ってみようか。

そのバスは観光地的なエリアから一旦市街地に戻り、参道のようなところを過ぎて、ロータリーに着く。ここの寺院裏手から、登山道が伸びているらしい。

手持ちの水がなかったので、1Lのペットボトルを1本購入し、境内へ。

 

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道教寺院なので、おそらく老子の像がどーんと鎮座しており、記念写真を撮る人多数。ここから山を目指す人はやっぱり多くないか。

 

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線路をくぐって、橋を越えるとしっかり入域ゲートが。ここで180元をとられる。

まま、中国人も同じように払うことになっているので納得度は高いのだけど。

4/27〜30 中国旅⑤ 兵馬俑目指してまた内陸へ(その1)

GW前半の3連休で5度目の中国へ。初めて行ってから2年半でこのペースだから、なかなか足繁く通っている。でも、中国語は全くわからないまま。カタコト英語とメモ帳で、なんとかなっている。

 


沿岸都市に行く意味はあまり見出せず、内陸の観光地を目指して、候補はウルムチ成都西安あたり。引き続きハルビンも控えるが3.5日という短さと、航空券の価格から西安に決定。3月末に発券する。CZの経由便で往復総額で3.2万なので、お値打ちかなと。経由地が、深圳・広州で後に地図を見ておっとっととちょっと効率の悪さに笑ってしまったけれども。

 


西安は去年の11月3連休で激安チケット(MUの上海経由で往復2.3万)というのを見つけて予約までしたが、結局新潟に酒を飲みに行った。キャンセルも5千円だったので、今思えばあの安さは何だったんだろう?

仕切り直して半年後に、その都市を目指す。

 

 

 

***

 


連休前の慌ただしい仕事を半ば投げ出して、関西空港へ向かう。阪神高速はその前日あたりから渋滞増えていたので時間確実な鉄道で。ついでにプラス数百円でのんびりならラピードに乗ってしまえと(実際は、携帯が鳴っても降りずにデッキでやり過ごせるという判断だが)

 


15:30発に対して、空港着いたのが14:15ちょっと遅いかなと慌てる…までもなく既に30分の遅延発表済み。

フライトレーダー調べると、深圳の離陸待ちで1時間かかった模様。何のことはないが、スカイチーム塗装機と知ってちょっと嬉しい。

 


搭乗手続きも既に座席指定済み、預け荷物無しなのであっさりと完了する。ただ、チケットは深圳までしか出せず、入国してから発券しないといけないらしい。

 

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搭乗間際まで携帯に追いかけ回されたがなんとかひと段落して飛び立つ。

 

 

 

機内はほぼ満席にして、ほぼ中国人なのは前回の3U・四川航空と同じ。ドアが閉まったのは45分遅れの16:15だった。乗り継ぎは2時間半あるので、まっ、問題ないでしょう。

 

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窓側の座席を指定したけど、終始曇り空で面白味がない。機内食ビーフ オア チキンと中1の教科書な組み合わせだったので、特に考えずにチキンにする。竜田揚げのあんかけライスで、中華というより和食に近い。日本積み込みだからか蕎麦もある。で、わざわざ3段重ね(副菜の幕内弁当箱、ホットミール、その上に…)までしてパン配る必要ある?(笑)

 

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深圳に着いたのは19時前でほぼ出発時の遅れを引きずったまま。乗り継ぎ便は…幸いにも定刻出発予定で一安心

入国手続きはやっぱりこの便、日本人自分だけだったのか?と思わずにはいられない。誰も並んでない、30秒で終了と。

 


幸い国内線カウンターもそこまで混んでいなかったのでかなり時間に余裕を持って搭乗口へ。さて、ここから食料確保だ。

 


日本の物価よりも高い空港飯は食べたら負け、コンビニ的な店でお茶とパンか何か…適当な店がない。

歩き回って無印発見!

商品は中国産だが、パッケージ含めコンセプトは日本のままである。ここでお茶とお菓子を買って何とか一安心。

 

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乗り継ぎの西安行きもほぼ満席、荷物いっぱいのわたわたで、搭乗完了に30分はかかる。国内線だぞ。

とはいえ、時間はほぼ定刻通り。機内食に配られた朝マックの方が百倍美味い(というか、挟まれてるハムの食感色香りの不自然さときたら)マフィンを頑張って完食して軽く眠る。

24:15、予定通りの時間に西安空港に着いた。日本時間だともう1時過ぎだ。眠い。でも、宿まではまだひと山ある。

4/14〜15 春の金沢、地酒合宿(その4)

翌朝は8時半にふたたび近江町市場に集合して、金沢おでんの朝食にする。さすがに、この朝に地酒はない。

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若干の養生もかねて、優しく軽めの選択というところ。

その一方で、買い食いの王道、コロッケも忘れない。

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この日の予定も夕方の忍者寺見学以外はとくに決まっていないので、午前中は郊外の湯涌温泉を目指すことに。市街地から住宅地、その密度が下がってきて山に登り始めるところにちょうど温泉街が見えてくる。

その名の通り、もともとから湯が湧いていたという場所で1000年以上の歴史がある温泉とか。一番奥の「白鷺の湯」が共同浴場になっていて、確か400円しないぐらい、割とリーズナブルだったはず。

 


お湯は無色透明でちょっと塩気あり。栗駒の「しんとろの湯」ほどではないけど、とろみのある感じでいい温泉でした。受付のところでコシアブラがどっさりで200円!と格安&物も新しくて良さそうな感じだったのでついつい手をのばしてしまう。さて、帰ってからどう、調理しようかな。

 

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お昼は再びの回転寿司か、金沢カレーかの選択で、結局後者は東京大阪でも食べられるということで生鮮食品の方に流れる。昼時で多少の待ち時間はありつつも、やっぱり北陸の回転寿司は良い。

 


ふたたび市街地での徒歩旅に戻る。基点の近江町市場で土産物ショッピング

酒屋に昨日ありがたく、ありがたく飲んだ「農口研究所」が数本残ってて、純米で2,000円超は高いよなあ・・・と思いつつも、みんな買う流れに任せてしまう。翌週、先輩の家での飲み会手土産に活用いたしました。

あと自宅用には、菊姫の山廃純米を。この旅で新・農口シリーズについて美味いと感じた銘柄がこれ。ずっしり飲みごたえあるんだけど、西日本的な(といういい方は異論ありそうだけど)甘重さがなくて意外とすっきりいけるやつ。

 

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鮮魚店のほうは、日曜ながら朝取れという鱒やイカがならぶ。

さすがに、帰りバス5時間なので持って帰ることはできない(というか、お酒でだいぶリュックが重くなっている、いつものことながら)

 


16時過ぎの忍者寺に合わせて、少しずつ移動を開始する。

ステンドグラスな尾山神社にもふたたび。今回は御朱印とばして境内をじっくりみてまわる。忍者寺につけてもやっぱり加賀藩は強いなと。夜はこのステンドグラスが灯されて美しい、らしんだけど、はい、その時間ひたすらお酒飲んでおりました。

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にし茶屋街の甘納豆かわむらでさらにお土産&試食いろいろ

やっぱりここのは美味しい。価格も飛びぬけて高いわけではなく、材料に対してはお値打ちだと思う。

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裏のテイクアウトカフェでアイス最中を食べつつ時間調整

 

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〆は忍者寺こと妙立寺

忍者が潜んでいたわけではなく、加賀藩の防衛基地を兼ねて複雑な構造になっているために通称こうなったというわけらしい。2階建てにみえて実は4階ぐらいまであったり、数多の隠し扉に茶室もひそかに構えてあったり。

本当に考え抜かれた設計にびっくり。

撮影禁止&お布施という入場料1,000円はなかなか張っているが、ガイドツアーの構成は良くできていて、軽快にみてまわれる。有名になって殺到→殺伐・オーバーユースにはなっていなさそうで、要予約でのコントロールがうまく機能していた。こんな感じで、金沢もいろいろ見どころあり。19年の冬も、ちょっとふらっといってみるのありかなと(夏とか秋にはその余裕なく・・・)

 

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数日後、無事にコシアブラは天ぷらになりました。その粉は9ヶ月経った今も、冷蔵庫の奥に眠っています。

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一人暮らしで、あげものはなかなか使わないわな。

4/14〜15 春の金沢、地酒合宿(その3)

間食が酒ならば、飲んだ分は歩くべし。

ということで、再び丘を登って2か月ぶりの兼六園へ。今回は雪景色でなく、穏やかな緑の庭園風景を楽しむ。曇り空がちょっと残念だけど、写真で見返してもやっぱり綺麗だなって思える景色っていいね。片隅で勢いよく、でも簡素すぎるこの噴水が、日本最古のらしい。動力使わずに、庭園の高低差で吹き上げていると。

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兼六園脇の神社で「地ビールまつり」なる非常に、非常に魅力的な文字を見つける・・・が、天気悪かったのか何なのか、全然開催中ではございませんでして。しかも、この旅には御朱印帳持ってきておらんのでして。吸い寄せられて損した、と神社に対して言っていいのか?いや、いいよな、酒自体邪念だし、というともっと怒られるのかな?

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仕方ない、飲めるところに行けばよいのさ。バスでひがし茶屋街へ。

 

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ここで地ビールいろいろと。全国各地から集めつつ、やっぱりこの場で造ったものを呑むよね。というわけで、上から4つ。ここでつまみを頼んだ記憶が・・・ない。写真もない。ということは、完全にビールだけ飲んで再び歩きだした模様。なんだこの飲んでるだけの1日は。そんな非日常があっても良い。目的を達するために、金沢に来ている。

 

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夕暮れ、ついに雨が降り始めた茶屋街を散策して(さすがに、ここの加賀鳶立ち飲みコーナーにはいかなかった)予約していた1軒目の居酒屋へ。

 

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いかにも、に、酒瓶がならぶ【酒酔 醍醐】へと入る。店内も凄まじい地酒ラインナップにぴっくり。しかも、飾りじゃなくて(チェーン店とか、雰囲気勝負?なのかよくわからん店にありがちな、オブジェ=あった時もありました、今は・・・)ちゃんと品揃えされてる。しかも高くない。

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人数に任せて、あれこれ頼む。金沢だったり、名の知れたのだったり。なんやかんやあっての「農口」も試してみたけど、まま普通で悪くない。(好みの系統ではなかっただけ)旬の白エビはじめ、金沢のものいろいろ楽しみまして、ここだけで宿代×2を使う、旅のポリシー通りの展開に。

 

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流れでもう1軒、こちらでは刺身の白エビ!甘かった!

金沢、三大都市圏どれからでも手ごろな距離だし、土日旅には最適すぎる。

宿も寝るだけなら格安だし、もっと時間があれば能登半島目指せるわけで。

 

 

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2件はしごで5時間飲み通して、ドミトリーへと向かう。

今回は明白に「寝るだけ」なので、ポンギーのような小規模交流型に行くのは忍びない。都会的な大箱で十分なので、とすれば新しくて清潔な口コミがあるところにしようと選ぶ。

そういうわけで、近江町市場の裏手にあるエンブレムステイ金沢、まだまだ新しい大箱ホステル、22時過ぎてのチェックインだったが、丁寧に迎えてくれる。寝床もゆったりとはいされて、壁に沿ってカーテンもしっかり。