岩手から旅日記・大阪編

週末、東北をあちらこちら。→17年春から大阪へ。さらに名古屋

'16 4/30〜5/4 シルクロード東口・敦煌への旅(その4)

ツアー3日目は市内観光&莫高窟へ。

宿は日本人ツアーで度々利用されているらしく、日本語が多少通じる。
朝食は中華のバイキング、豆乳に砂糖を加えて揚げパンを浸して食べる。台湾でよく食べたやつ。  

まずは白馬塔へ。はるか昔、鳩摩羅什が愛する白馬の死を悼んだという、仏舎利塔のようなもの。
ただただ白い塔なのだが、朝の陽に照らされて輝いていた。

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市内の市場も見学。人参果なる果実を勧められるがままに。西遊記で悟空が倒したとかなんとか。見た目は白茄子、味はマクワウリとネクタリンの中間、ちょっと青臭い。皮は出そう。キンキンに冷やすと美味しいかも。

昼食会場で結婚式に遭遇。日本だとジャパニーズ・マフィアが愛用してそうな黒塗りの車にセロテープで風船はっつけてデコレート、そして白酒ファイト
ところ変われば、様々に。

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午後は今回のメイン、莫高窟へ。
早めに行けば、早く入れる?のではということで14時からの予約なのに13時前に到着、そして、13時からのシアターが観れるという。さらに割と空席あって前日までの予約ってシステム意味あるのか…これも中国、そう思えるかが大事。


シアターは2種類、まずは普通の映画館的なスクリーンでいかにもシルクロードな歴史を辿る。後半はプラネタリウム?全天周映画?というべきか、迫力の映像で見ごたえあり。

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そこからバスに乗って20分くらい、莫高窟の本丸へ。
日本語ガイド付きで、かつ無線のイヤホンあるので団体の前に居なくとも解説が聴けて充実している。
洞窟は見れるの8ヶ所と決められててどれにするかも腕の見せどころなのか。
まずは定番の大仏様&涅槃仏、洞窟の中にひっそりと佇むも十分な威光を放つ。静かに語る。

ラピスラズリが美しい。吸い込まれるような深い青はそのままに。亜鉛など金属由来の顔料は変色してしまっているが、全体的には乾燥と洞窟が劣化を防いでくれている。

清代の補修で、ちょっとこれは間抜けと言わざるをえない仏像が散見されたのは残念だったものの、かなりの見ごたえだった。
昨日の鳴砂山がコンディション良すぎて比較するとこちらに軍配なところはあるが、砂漠への憧れ含めてわざわざ足をのばす価値は十分にあると思うのです。