敦煌→蘭州の約1000キロを11時間半で結ぶ…って結構速くないかい?
発車20分前に改札が始まり車内へ。辺りにはグループで離れ離れになった乗客たちが席の交換交渉繰り広げ、なるほど人気なのだなと。幸いにもコンパートメント4人は同じツアーで気が楽。
日本のB寝台のベッドを厚くして、ドアをつけた感じ。思いの外通路が狭い。廊下の天井スペースに荷物を上げてとりあえず出発準備完了。車掌(新幹線でも感じたが、まるでCAである)回ってきて車内用の切符へ交換する。この切符も座席調整で鉛筆書きあるが全く気にされず、おおらかな国。
発車とともに車内探索へ。
食堂車になんとバー車両まであり驚きの展開、バーでのんびり飲み明かすも、ビール1本頼めば酒も肴も持ち込み自由という。なんとおおらかな。
電光掲示板に速度が出る。110〜130キロあたりを行ったり来たり。路盤が良いのか、揺れも少なく快適な眠り。
翌朝、6時過ぎには朝日で目覚める。
定刻通りに間も無く蘭州の街。
朝日が眩しく、30階建てぐらいの背高のっぽマンションが都会に来たことを告げる。
定刻に蘭州駅に到着。
朝食を済ませて、水車公園と博物館へ。
午後に空港へ。
順当に上海で乗り継ぎ、出国手続きを済ませて日付が変わる頃に関空着。
そこからエアロプラザのソファーで夜を明かして、朝一のピーチで東北に幸か不幸か舞い戻る。
関空から全部込みで8万、大阪までの移動を考えても十二分にお値打ちな旅路でございました。
次の海外は…今年中に、もう一度と。