岩手から旅日記・大阪編

週末、東北をあちらこちら。→17年春から大阪へ。さらに名古屋

'16 5/21〜22 雪深き八幡平と山菜の宴へ(その1)

5月3週は昨年に引き続いて秋田鹿角のゲストハウス「ゆきの小舎」の山菜パーティーへ。
その前に登山と早朝発の森吉山を計画していた。天気も申し分ない予報に心躍る。
だが金曜までの立て込みと旅路出張続きの累積疲労が叫び声をあげはじめる。
朝発は断念し、アラームかけない目覚めを選択する。

***

やはり天気は良く、アスピーテラインの茶臼岳〜八幡平ルートなら昼からでもそこそこ楽しめて時間的にも組めると出発、11:45頃に茶臼岳登山口に到着する。

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先客は車が4台、空いているスペースに滑り込む。
スタートからなかなかの急登、ただ両脇はササて視界開ける箇所も多い。
眼下に松尾鉱山のアパート廃墟が立ち並ぶ。緑が徐々に深くなりつつあるが足元は雪渓歩きに。
予想はしてたがそれ以上、アイゼン持ってこなかったけど取り急ぎは問題なさそう。先週に引き続き踏み抜き注意である。

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40分ほどで茶臼岳に登頂、360度の景色が広がる。岩手山早池峰は当然として今日は八甲田山にまだまだ雪化粧の鳥海山も拝める。


コロッケパンで当座の燃料補給を終えて八幡平山頂へのなだらかな丘陵を進む。
この道は完全に雪に覆われたまま。踏み跡多数なのでこれに沿って。
まだまだ積雪は1m位はありそう、登り坂に変わると少し足が重くなる。

何人かとすれ違い、まだ夏山半ばとはいえ入山している人は割と多い。

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登り返しをこえて、雪渓を横切れば源太森にたどり着く。この時点で13:45頃、当初の算段では14:30発のバスで登山口に戻るつもりだったが、雪多くコースタイム通りでの移動となっていた。

源太森からは森吉山や岩木山も見渡せ、一方で雲高くも灰色濃く。

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足早に湿原を進み、凌雲荘を左手にみて八幡沼の展望台へ。湖面がようやく解け始め、なんとも言えない風景が広がる。
この時点で14:05、何としてもレストハウス発のバスには乗りたい(1時間後にもあるが、それに乗ると温泉がカツカツになる)しかし山頂にもの葛藤の中、分岐を右へ。

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程なくして再びの雪渓歩き。
15分に八幡平頂上の展望台に到着、タッチアンドゴーで下山を開始する。距離短いとにらんで裏道を選択したが、やっぱりやっぱりの雪の中、ちょっとしたアドベンチャーになりつつも先を急ぐ。

澄んだ瞳の様な幻想的な沼をみつけ、慌てて写真を撮る。24分頃にレストハウスがみえて登山ルートの本線に合流する。ひと安全と歩を緩め無事にバスに間に合った。

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バスで10分、250円
茶臼岳登山口に戻り秋田側へと進む。