10日ほど前に上司と飲んでて、「岩手山のトレーニングにどっか山連れっててくれ」と言われ、どのみち秋田駒に行くつもりだったのでガイド役を引き受ける。
ちなみに本丸の岩手山はあまり乗り気ではない(景色が一辺倒で面白くない、馬返コースだから)のだけれども、こちらは手軽に登れる割にコースも景色も多彩で価値ある山と思っている。
8合目から登るか、国見温泉から登るかで評価わかれるみたいだけれども。
さて、8時半に登山開始
いつもなら30分かからずに横長根まで上がるが今日はのんびりと。ブナの木が新緑から少しばかり深い緑変わりつつある。
横長根に出ると今日風がない。この先も快適に進めそう。そして快晴が迎えてくれる。
ここからいつもの尾根歩き、大焼砂のコマクサはまだごく数輪にとどまる。誰が呼んだかムーミン谷のチングルマは満開で迎えてくれる。
火山の急峻な風景にまた来て良かったと。今年はもう一度、草紅葉の時期にも訪れたい。
男岳分岐までの急登、運動慣れしていないおじさま方には相当堪えたようなので、残念だが男岳への登頂は断念して高い方の男女岳へ。
こちらに登るのはかなり久々な気がする。(いつもは男岳に登ってそこでコーヒーにて満足している)
阿弥陀池で昼食休憩、この時点で13時半なのであと下山を考えればほぼスケジュール通り。
下りは風向きなく快適に焼けた尾根を下る。じゃりじゃりと。滅多に登りで使うことはないけれど、足が埋まってくからムーミン谷の急登の方がいいな。
15時半に国見温泉口に下山して湧き水で喉を潤す。
石塚旅館の日帰り温泉に滑り込む。エメラルドグリーンのキレイで果てしなく苦いお湯を楽しむ。
翌日も登山なので打ち上げるまでもなく惰眠をむさぼる。