岩手から旅日記・大阪編

週末、東北をあちらこちら。→17年春から大阪へ。さらに名古屋

'16 11/3〜6 秋の青森第3弾、津軽海峡はしご旅(その1)

金曜休めば4連休なら、躊躇なく休みを取るのが旅人の発想と悪気なく出かけていく。

行先は2週連続での青森だけど、その前哨戦に函館をつなげての3泊4日に仕立ててみる。
最近は土日旅が多かったので、少し長めにとってみるのもまた新鮮で楽しみなもの。行先は骨格決めてからの肉付けがとめどなく、時間は有限の大前提は脆くも崩れ去る。ひとりで気の向くままも良いけれど、n=1じゃ視野が狭すぎる。ましてやスイーツめぐりなぞ。

 

 

まずは新幹線でいつもの新青森駅に向かう。初日はレンタカーを使わずの徒歩観光に。
自分は何度行ったかだけど、ガイドしてると新たな発見もあり楽しいのです。というわけで飽きもせずのっけ丼とワ・ラッセヘ。

 

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のっけ丼はその度にどんどんシステム化されていくのに困惑するばかり、まだ根は市場のおすそわけ感を残しているけれど、いつか釧路の様な俗化されまくった観光地に成り下がってし

まうのではないかと不安は増していく。いま入っている商店はどこもやはり経営楽でない様子で、この2,3年で数件が消え、テーブルが置かれている。
目をつけた観光客ありきの業者が入ってくると、どうだろう相場も吊り上って2000円だしても埋まらない丼になってしまうかも。

青森のリトル横浜エリア(と勝手に読んでいる、ベイブリッジと赤い箱となんちゃってマルシェのあたり)へ向かう途中でGelato Naturに立ち寄る。
いつも車で過ぎる通りに、ジェラート売っていたとは知らず、嶽きみとか毛豆とかこれぞ青森な味が並んでて、しかもリンゴの食べ比べ(あかねとジョナゴールド)まで。

 

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甘いもの好きだけど、こういう機会でないと立ち寄れない(道の駅でアップルパイが限界)ので調べることもなく、まったく素通りの場所だった。
でも、こういうローカル感ありつつしっかりしたものを出している店があるのは本当に良いこと。もっと広まると…おっと俗化の足音が…

 

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ワ・ラッセは今年のねぶたに切り替えられてからは初めて。やっぱり青森のものが一番造りが細かくて美しさがある。
五所川原の迫力は大きさが成すもので、展示方法とかは一枚上手だけれど本場は青森と高らかに主張する。

A-FACTORYではリンゴをいくつか買ってみて、初めて見るのは「ホワイトジョナ」、あとは星の金貨とかぐんま名月、サン陸奥「おいらせ」も売ってたんだけど、おそらく旬は過ぎてて1個500円は高すぎると見送り。

奥入瀬ビールを片手に津軽海峡を渡る。乗っているもの自体は東日本のE5系で見慣れた車内なんだけど、
アナウンスが観光列車並みの丁寧さでこれが北海道新幹線と知る。
八戸以北の区間と同じで、ほとんどトンネルや防音壁であまり外の世界はうかがい知れないまま終点の新函館北斗に到着

ここからまた乗り継いで、結局青森駅から2時間をかけて函館駅に到着する。

 

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時間だけなら、白鳥と変わらない。
それでも人が増える(もちろん青森からだけではない)のだからレールの力は良くわからない。


金沢は明らかな時間短縮効果があったけれど、函館はせいぜい仙台都市圏からの短縮に過ぎない(だから開業時のポスターがサンドイッチマンだった)のに地域の象徴としての効果がかなり大きいとみる。
春からはLCCも函館に就航するので、飛行機&新幹線の周遊ルートが定着するのか、いや、おそらく東京からなら飛行機が半値の状態…
青森にも片道10~15千円ぐらいでデイリーの成田便あればだが(ほぼ岡山と同じ距離感で、広島ほどは離れておらず、大きくない)青森の方は新幹線に分がある&夜行バス文化圏(上京=時間がかかる、夜行のイメージ強いと推測、ノクターン号やスカイ号を例に引く)
ので成立するかどうか。そういえば夏の一時期春秋日本が訓練に使っていたが。