部屋が照らされるとともに目が覚めるが、明らかに酒が残っている。
二日酔いではない、単にまだ抜けていない。二度寝して、教えてもらった前の方は諦める。
8時半の2本目を目指して宿を出発、台南駅で切符を買ってセブンイレブンのサンドイッチで朝食を済ます。数食ぶりに、手抜きした。
朝の駅前ロータリーは通勤時間帯が過ぎた?まだ?よくわかんないけど8時過ぎでなんとなく閑散としている。ビジネス街はこのあたりではない?
ちょっと、地に足がつかない気分
列車は意外と満席近く、すんなり買えたけど空席があってよかった。彰化まで2時間弱、サンドイッチを食んだらそのまま眠りにつく。ようやく、抜けてきた。
彰化駅は台南より北にあるんだが、駅前でっかいヤシの木でこちらの方が南国気分だ。そのまま鹿港に向かってもいいんだが、逆算すると台中で見どころなさそうだし、少し歩いてみることに。見開きひとページにあったのは、「八卦山」、「孔子廟」、「猫鼠麺」全部行く。
八卦山に向けて進んでいくと駅前にベトナム語が目立つ。越南料理と掲げた店も。出稼ぎで入ってきてる人が多いみたい。
続くは学習塾の看板たち。アパホテルのように顔写真が目立つものばかり。
とてつもなく競争過熱してるんだろうな。学問の神様祀っている廟には受験票のコピーはった絵馬もあったし(個人情報とは、いや神様が誰かわかってくれないと意味がないということか)
通り道に孔子廟
ここはたちよる人もなく静かなタイミングに寄れた
ちょっとこういうの飽きてきて、量産型な印象を受けてしまう・・・
思いのほか近かったが最後ののぼりで汗止まらず。30分ほどで八卦山に到着する。りっぱな展望回廊は建設中?メンテ中?で入れずだが大仏を拝み、一応中の展示・・・はありがちな短絡的な取ってつけた感で、しかも異様に蒸し暑くて(冬でこれだと夏は完全にサウナ)どうなんだろ?
園内は野犬が多い。温厚なんだとは思うし、基本人には関心を寄せてこないが、そもそも苦手な動物なので、弱みを悟られないよう気を張り詰める。
戻ってきて猫鼠麺、貝出汁の沖縄そばみたいな感じ。
相変わらずつみれは異様にプリプリしてて不自然で苦手なんだけど、麺とスープはとても美味しくいただきました。
鹿港へは路線バスで1時間ほどらしい。48元、車内払と告げられ乗り込むが、そこまで細かいお金はもっていないし、両替機があるわけでもないので、やむなく50元入れて奥の席へ。
GPS追いながらこの辺走っているのかと辿っていき、少し寝落ちする間に鹿港の街へ入っていた。
終点はもう少し先のようだが、中心の交差点らしきバス停で止まり、半分ぐらい降りていくのでその流れに沿って。
そのまま北の方に歩いていくと、10分ほどで右手に天后宮が。港町ゆえに、媽祖様を祀る。福建省から船で運ばれてきた女神、航海の安全を祈る。
日本でも中華街にあるし、沖縄にもあるらしい。どれも江戸時代の交易ルート上にあたるわけで。福建商人は縦横無尽だ。