岩手から旅日記・大阪編

週末、東北をあちらこちら。→17年春から大阪へ。

4/22〜23 春うららか、福井散策の旅(その1)

大阪に移っても旅の日々は続く。
むしろ、加速する恐れがあり、いかにブレーキをかけていくかが課題とも言える。日本にも、アジアにも、明らかに近くなったのだから。

諸々が落ち着いたので、土日旅のペースに戻す。

 
最初の行先は福井、以前に18きっぷ旅で立ち寄り、路面電車ソースかつ丼に触れた記憶はあるけれど落ち着いて歩いたことはない。1泊2日の定番ルートにて。

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正午に福井駅集合だったので、行きは定時性を優先してサンダーバードを使う。大阪駅の一番奥のホームが北陸特急の出発点、環状線や新快速でごった返す真ん中あたりホームからは一歩引いて、落ち着いた空間だ。残念ながら旅の高揚感はあまりない。ホームにあるはセブンイレブン、看板に我々待ち望むは新幹線と。683系自体が効率性重視のビジネス特急な出で立ちとくれば、それも仕方ない。

9:12に定期便が長く長く連ねて発車していく。まもなく入線してきたのが9:20発の臨時83号、こちらは6両編成と短い。所要時間はかかるのだが、割引切符の枠残っていたのは後者のみ。20分なら、1,000円の節約を取る。
まだGWの大移動には早く、車内は終始がら空きで極めて快適な空間、むしろさびしいぐらいだ。
味気ないと言いつつ、間際にやっぱり買ってしまったアイスコーヒーを少しずつ減らしながら、車窓に目を向ける。京都まではほぼほぼ市街地なんだけど、どれが山崎なんだろうかと(関西に来たからには近いうちに)目を凝らす。

 

京都を過ぎるとすぐに梅小路の機関車並び、少し目を離した(寝ていた)合間に湖西線高架を淡々と進む状態に。敦賀までくればもうすぐと。

最後まで旅路の風合いなく、福井にやってきた。

 

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集まるまで30分弱あり、駅前を散策する。
新幹線用の高架をとりあえず間借りしたえちぜん鉄道あり、路面電車として駅前乗り入れと先進な感出しているのにダイヤ30分ヘッドの福井鉄道あり。
駅前の一角を外れると、近くの大都市に吸われた地方都市の姿そのまま。山形とか、佐賀あたりと同じ閑散が漂う。
福井は幸福度No.1の県という。それでも、若い人はどんどん大阪に、そして何かの買い物は金沢とイオンに流れていくらしい。

 

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そして、秋田=なまはげ、岩手=宮沢賢治、この流れで福井とくればもちろん恐竜なのだ。駅前のモニュメントが子供受けするお出かけスポットになっているらしい。良いマグネット。


駅前の物産館に入っている郷土料理バイキングで軽く満たして、外せない観光地、東尋坊へ。道中すぐに小麦畑に車窓が代わり、河川敷を走ると河口はすぐそこ。30分強でいかにも昭和からの観光地、レトロな門がお出迎え。

 

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東尋坊といえば景勝地、というよりもやはり、ダークなイメージが先行する。
このところ多少は景気が良くなったとはいえ、福井の案内人からは奥に見える島にたまに漂着するから朝から見回りするって聞いたことが、と。
まだまだ陽が高い一番熱い時間なのでその雰囲気は微塵も感じられない。

 

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昭和の観光地にありがちな明らか観光客価格で海産物を売り込む店、とりあえず木刀を売っている土産物店などなど。突端には「IWABA COFFEE」・・・砂場にインスパイアされたことは即座に理解できる。ただし、ここでコーヒーを売る必然性も、スタバが来なかったからと言って逆転の発想的に建てる理由も(福井にスタバが開業したのは2003年らしい。意外と早い)存在しない。ただのパロディである。コーヒーカップも無地のものにステッカーでそれっぽいロゴをはって対応している。

でも、それでいいんじゃないかって思う。ともすればネガティブな印象漂う岬でちょっと笑える風景を提供する。こんな昭和な古めかしい観光地に話題を造る。
良い手段だと思う(クランチ、美味しかったです)

 

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さて、本体の風景は柱状列石がこれでもかと海にせり出す。
それなりに圧巻の光景だ。


歩き回ると、件の電話ボックスを発見した。中にはホットライン的な新聞記事や、落ち着けとたばこや(若者の喫煙率は落ちているが(以下、自粛します))、電話かけるための10円玉や。目を逸らしたいけど、オリンピックを終えるとフォーカスされるであろう世界がここには常に存在する。

斜に構える心を少しだけでもまっすぐにと、永平寺へ。