岩手から旅日記・大阪編

週末、東北をあちらこちら。→17年春から大阪へ。さらに名古屋

4/22〜23 春うららか、福井散策の旅(その3)

旅の2日目は内陸の小京都、越前大野を目指す。

こちらは正直ノーマークだった(福井=ソースかつ丼東尋坊永平寺。以上が事前データ)のでどんなところかと期待2割、不安がほぼ全て。

 

山々を分け入っていくような道を抜けて、長いトンネルを抜けると盆地に。ここで景色が一変する。

 

光り輝く田園風景、その前方に見えてきた小高い丘と小さな天守閣が越前大野城らしい。いくつか登りルートがありそうだが、一番近かった直登ルートを選択する。

 

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最初は良い、最後はあと少しと言い聞かせながら。その先はまだ早春、芽吹きの季節。透き通った黄緑が迎えてくれる。
あと、藤棚から舞い上がってきた熊蜂も・・・


天守閣の部分は鉄筋コンクリートで再建された郷土資料館&展望台
まだまだ雪深い経ヶ岳&荒島岳が囲うのどかな盆地の風景

 

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そして、雲海が発生した朝にはこの城も向かいの丘から「天空の城」のように見えるらしい。竹田城跡から波及したいわゆる絶景ブームがこちらにも。
さすがにその丘に登る元気もなく、下って腹ごしらえなり。

 

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朝市は11時までらしい。既に残り15分、通りを進む間にも、少しずつパラソルがたたまれていく。売っているのはやはり山菜で、コシアブラが一山200円、タラの芽はもう少しだけど、どっちにしてもかなり安い。家で揚げ物できれば買い込んでいたに違いない。

通り沿いにある伊藤順和堂はスイートポテトのようなきんつばが有名、その斜向かいには「花垣」の酒蔵が。今日は運転しないのをいいことに早速試飲に走る。昨日飲んだ銘柄と比べて、飲んで、色々と。旅の散歩道って酒に近い方が至福

つまみが欲しいと笑人堂で里芋コロッケ&しょうゆソースカツ、これならビールが、とはつながらないが、楽しい連鎖だと。

 

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この界隈にはいくつか酒蔵があるということでもう一軒、「一乃谷」の宇野酒造場へ。こちらもこれぞ酒蔵な歴史を感じる出で立ち。

 

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中に入ると、売店らしきスペースだけど、ディスプレイのお酒は埃をかぶっていて(売り物はしっかり管理されていますが)、とりあえず試飲とかはさせてくれなさそうな感じ。何よりも無人、商売っ気がない。
しばらくたって奥からのっそりとご主人?らしき人が。
酒を語るでもなく佇む。根っから職人気質の蔵とみた。
仕方がないので、一番特徴が分かりそうな純米のワンカップを買ってみる。
そしてそれは、まだ冷蔵庫で熟成中である。 


大阪は立ち飲み屋が充実しているが故、日本酒が飲みたくなればそっちにでかけてしまうのだ。晩酌はビールと蒸溜酒な昨今でまだ出番がない。 


意外と楽しいやん、越前大野(酒を呑めたことによる効用が大きいです)

 

次は勝山へ。ここも掘り出し物な観光ルート…あっ、恐竜博物館には、行っていません。