関西シリーズ2日目は奈良方面に。これで残すは徳島県のみ。
というか、この期に及んで奈良が残っていたのが我ながら不思議ではある。
大和路快速でJR奈良へ。既に観光地循環の「ぐるっとバス」は大混雑でいつ来るかわからない云々の案内が。諦めて表口の路線バスで東大寺方面に向かう。
しばらくは順調に進んだが、市役所の先のエリアに入ると人でごった返す。やっぱり観光名所のGWだなと。
わかってても、その人酔いしそうな密度には少し気がまいってしまうもの。歩くようなスピードで進み、定番だけど大仏様と、煎餅を食べつけた鹿たち。
その密度がすごい、そして煎餅を持っているか否かを瞬時に見極めて。野生の感の無駄遣い感はあるけれど…
そのまま脇の参道を春日大社に向かって登っていく。二月堂からの展望にはっとしたり、谷間に佇む茅葺きの茶屋にホッとしたり。この時期にしては十分に熱いのだけど、合間にこころ休めつつ。
春日大社まで一通り参拝して、茶屋で休憩にする。だいぶ空腹に達していたので、ある程度食べられるものを。
万葉粥と柿の葉寿司のセットをいただく。
後に柿の葉寿司を和歌山名物(の鯖寿司と勘違いして)と思い込んで買ってしまうわけだけれども。こうしてこまめに旅の記録を残しておくべきと反省
ここから法隆寺などさらに回っていく時間もないので、最初の「ぐるっとバス」を使って駅の反対側、平城京跡に行ってみようかと思う。
起終点の市役所前は混んでいると見込んで、ひとつ前の奈良ホテルから乗り込む。これが正解!40分間座りとおすことに成功した(そして、ほぼ夢の中・・・)
そうして到着した平城京は、サッカー場よりも広い空間に、門と、広場と、広場と、御殿がひとつ。
もちろん、すべてを再現するにはそれこと一大テーマパーク的な規模になってしまうのかもしれないけれど、いくらなんでもこれは寂しすぎるだろうと。
何かしまいに外れくじを引いてしまった感が否めず、曇り空な気分のまま近鉄の大和西大寺駅まで歩く。
モヤモヤをビールで晴らすべく、大阪に戻って串カツで一杯。半年前は次いつか来るかわかんないからと立ち寄った通天閣も、住んでみるとまた表層の大阪のひとつでしかないとわかりつつ、でも、麓には美味しいものがあるという。
まだまだ天王寺側のアーケードにあるディープなエリアに踏み入れる自信はない、当面の目標にとして。