温泉から戻り、夕食を待たず開宴に。思い思いに持ち寄った酒を開ける。
旬の終りかけだけど、塩釜市場から直送の栗ガニや、鮪のほほ肉がいきなり登場
合わせるは先ほどの新酒
今年も山菜の本番となる前に程よく赤くなる。持参した赤武の夏酒は冷蔵庫で冷ましたのちに。美味いので、翌週の酒合宿用にもう1本仕入れた帰り道。
さて、回ってきた頃からが本当の始まり。
今年も山菜づくしの夕食、おゆきさんの経験がなせる技と思う。解説をいただいたが、今年もウドとミズはどれがどれまでわかる、ハンゴンソウやらボンナあたりは、あっ、去年も聞いたことがある!に留まる。まぁ、そんなもの。でも、ほろ苦くて、とはいえ濃淡はそれぞれで、楽しい世界。だから今年も。(もっとも、マイレージを使って、があったからに他ならないわけだけれども)
タラの芽にウド、コシアブラの天ぷら、もちろん揚げたて。
いくらでも酒が進む。秋田のこんな山の中でも、旅人を引き寄せる。歴戦の面々が通うには当然理由あり。若輩は嗅ぎつける嗅覚を養う。
そんなわけで、今年も飲みすぎてひと休みしつつ、11時ぐらいまで。ウイスキーの怪しい箱も出てきたかな。
まだまだ続いていたけど、いつの間にか、ギブアップ。もう少し飲めるときには飲める様になりたいが。
翌朝、あまりの眩しさで目がさめる。
朝食も引き続き旬の味が並ぶ。常にこんなスローフードな食事はできなくとも、たまに噛み締めて、ひとつ本来の有り様だと認識していくのは重要なのかと。