岩手から旅日記・大阪編

週末、東北をあちらこちら。→17年春から大阪へ。さらに名古屋

7/22〜23 どこかにマイル旅② 大雨の秋田から山形へ(その1)

大雨の秋田へ。

 

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もっとも、着いた時点は確かに降ってるなという感触は有りつつ、梅雨最後にざっと降るいつものパターンのうち…と思っていたが、レンタカー受取に向かう送迎車、わずかこの区間にも小さな崖崩れあり、さらに空港周辺の高速は通行止めになっており…既に大雨になっていた。

 

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高速がまだ止まっていない協和まで広域農道を走り、ここから乗るが路面は相当悪い。ところどころかなりの深さの水溜りになってて60〜70kmで走ってもハンドルを持っていかれる。まるで雪道

横手手前では落雷まで始まり恐怖を覚える。

 

この天気では北上は厳しいとみて宿は山形村山の「こめやかたゲストハウス」に取っていた。晴れていれば鉾立小屋に1泊して鳥海山で御来光を夢見ていたわけだけど、いまここにある現実は、何とか宿にはつきたい、というささやかな目標が限界といったところ。

 

湯沢横手道路の料金所を過ぎて山形県へ南下する。このタイミングで、せめて温泉にと鳴子峡に登って降りるか、もうそのままゲストハウスに入るしかないかという選択を迫られる。雄勝の道の駅で雨雲レーダーを確認・・・雲の切れ間とみて国道108号から宮城県側を目指す。

思いっきり山道を想像したけれど、ところどころ改良バイパスになっていて結構流れは良い。だいぶ登っているはずだが、標高を稼ぐようなカーブも少なく、鳴子温泉に行きつく。

 

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目指すは一番山形寄りの中山平温泉・しんとろの湯。年季を刻んだ旅人が、秋田への行き来に寄るらしいと聞いて。その話の記憶から、よってみたいと。

その名の通り、アルカリ性で肌にとろっと纏わりつく印象深いお湯だった。源泉かけ流しで外の木筒を回して温度調整しているらしい。新しい建物で重厚感はない浴場だけど、足しげく通う気持ちがわかる。
それなりに濃いお湯だと思ったが、湯ただれ的な反動ないのも良い。

さて、18時過ぎには、とゲストハウスには伝えていたのでさくっと山を下る。18:20頃にチェックイン
二十歳で車日本一周&ゲストハウスしている青年と、18きっぷでやってきた老年に近いコーヒーおじさんとで今夜の宿泊は3人、あとは農場暮らしのウーフーで来ている欧米人がふたり。

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館内は「こめやかた」の通り様々な百姓道具が散りばめられていて、外国人のすきな【ニッポン】を集めた感じ。お米と野菜は置いてあるもの食べ放題らしく、でも雨続きで野菜は少なく、とりあえず使えそうなのはズッキーニか。

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近所のおーばんへ買い出し。肉屋系のスーパーなので、焼肉的に晩御飯を。そして、キリンのご当地「山形」で。『づくり』を使えなくなったのは残念だが、乾杯というのもちょっと浮き足立っているような。小ロット生産は苦労多いと思うけど、いい取組だよね。2018年もやってくれるんだろうか。ちょっとした旅の動機づけになるし、変な地ビールに手を出すより、安定した冒険になってよい。

おじさんこだわりのコーヒーを頂きつつ、酒飲みはいなかったので、持参した蒸溜酒は封印、穏やかに、でも天気には常の心配まま。

夏祭りを少しのぞいて、床につく。