仁和寺を登った翌朝は対角線側、稲荷山に登ってみることに。
伏見稲荷の鳥居の写真を撮るなら、混みだす前に行くしかないだろうと。何より少しでも涼しい方が体力的にも楽である。
朝最初の京阪特急で一気に京都方面へ。途中で乗り換えて7時半に伏見稲荷駅に到着した。八ッ橋やらちりめんやら、いかにも京都な土産物屋がたくさんあるけどまだシャッターを下ろしている時間。空いてはいるけど、思っていたよりも人がいる。
鳥居は逆光だったので裏側から。本殿に参拝を済ませるが、御朱印所はまだ開いていないので山の上を目指す。
千本鳥居まではすぐだった。
定番の構図をおさえてとりあえず目的の一つをクリアする。
帰り、下って行ったときにはごった返してて人がいない瞬間を収めるのはかなり苦労しそうな状態に。切り取ろうと待機するカメラマンも列をなし。
ここから先が九十九折で長い。登山道というほど険しい道ではないのだけど、とにかく鳥居だらけの道で、赤が濃いか褪せているかのコントラストしかない感じ。時折、社殿や売店あるも、まだ始まっていない。
木漏れ日に輝くバイクが少し、美しかった。
30分ほど登って四つ辻に到着、ここからの京都の眺めは確かに良い。斜めに順光でちょうどいい。分岐した神社からは一段上の眺望が得られるのかと外国人に続いて登ってみるが、全くなく。とぼとぼ下って登りかえす。
時計回りにトレイルを進める。
5分ほど進んだ社務所で稲荷山の御朱印頂けるとあったが、開くのが9時なので先に登ってしまうことにする。汗が噴き出す。この時間でも蒸し暑かった。
稲荷山の山頂も、景色というよりは神社のパワースポット感を楽しみましょう的な場所、奉納された小さな鳥居が折り重なって、夕暮れ時に来たらちょっと怖いかも。
稲荷山と伏見稲荷大社、それぞれに御朱印を頂く。スタート地点に戻りまだ10時ということでもう少し歩いてみる。道沿いに北上していって、三十三間堂の横を抜ける。入場料高そうだし、ままそのうち行くと思ってスルーした。ちょっと後悔している。
代わりに休憩がてら(冷房にあたりたくて)京都国立博物館へ。本館は閉鎖中でこれぞ現代美術館なつくりの知新館のほうに。中の展示は確かにすごそうなんだけど、知識がなさすぎてただただすごいと思うのみ・・・
企画展示の登竜門、なるほどポケモンと。
裏手の豊国神社にもよってみる。国宝の唐門は率直に美しい。香取神宮の本殿に惹かれたのと同じ。歴史裏打ちの重厚感ある黒が好みのようだ。
帰りものんびり京阪で。さすがに歩き疲れてがっつり昼寝で回復する。
立ち飲みで日本酒、のんびりとした週末を終える。