岩手から旅日記・大阪編

週末、東北をあちらこちら。→17年春から大阪へ。さらに名古屋

10/14〜16 どこかにマイル旅その3 東北の紅葉と忘れてた岩木山へ(その2)

雨は降ったりやんだり、そして晴れたり。冬のような天気

登れるかどうか、見極めつつとりあえず進む。

 

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まずは岩木山神社で登山の安全祈願を。思ったより、シンプルな造りで過度なきらびやかさはないけれど、多くの地元の方が参拝にきていて、素朴で土着な進行を実感する。本当はここの登山口からスタートのつもりだったけど、まだまだ雨は降り続いていて断念する。

 

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シンプルな御朱印を頂いて、もう一つの神社にも行ってみる。

 

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車で2,3分の高照神社は、弘前藩4代藩主の津軽信政を祀る。

無人の小さな神社だけど、一通りの造りはしっかりあって、こっちの方がのんびり心が安らぐ。

 


御朱印は向かいの商店で・・・と書いてあったけど、やっぱり張り紙はちょっとね。なんか違うと思うのでパス

でも、神社の先には鮮やかに赤く輝く山麓が。やっぱり登らないと気が済まなく。標準タイムから自分のペースを割りかえして、今から登ればぎりぎり8合目から下るバスにも間に合うと見込んで、シンプルなルートだけども嶽温泉登山口を使うことにする。

 

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10時半に登り始める。想定は12時に8合目、13時前に山頂で折り返して13:45に8合目を出るスカイラインのバスで登山口に戻る。脚の負担が大きい下りでは無理をせず、かつ時間を節約する算段を組む。

 


登りはじめは緩やかなブナ林の中の道で、はっきりしているので迷う余地はない。しかし、足元が落ち葉&このところの雨でかなり滑りやすくなっている。落ち葉を踏み外すと、そのまま赤土もつるんといって、もれなく転倒までが一括り。そういう意味でも、下りは何度か尻もちが不可避な気がしてしまうので、何とかバスには間に合わせないとと前のめりに登る。

 

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途中から視界が少し広くなる。春スキーのコースを進んでいるらしく、ある程度刈りはらわれたエリアを進む。1時間ちょっと登ったところで、尾根を巻くいかにも登山道のルートに変わる。

このあたりから、はっきりとスカイラインを進む車のエンジン音が届く。視界には入らないので少し離れてはいるが、風情のなさで半分、安心感半分


ちなみに8合目の手前までは本当に眺望は全くない。

ひたすら林の中を進んでいくだけ。

ようやく12時頃に振り返ったら景色が少し。

登山口よりももっと山麓のエリアと思われる。


さらにほんの少しだけ登って、12:10頃に8合目に到着、ちょうど登山リフトの脇をかすめていくイメージ。

 

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ここから山頂は拝めず。雲の中へ登っていく。

登るペースと歩調を合わせるかのようにガスが取れて、9合目につくまではあらかた景色あり。ただ、この直登が「リフト便利だろう」とささやくような地味に岩で足場をとりにくい、歩きづらい道なのだ。湿っているのも少しこわい。

カルデラ湖の縁を歩いてさあ山頂か、いやそんなに甘くない。小さい避難小屋と鐘を横目にもうひと登り。

あとで地図を見返したら8合目から山頂まで標高差400m弱あり。そりゃハードなわけだ。風も吹きつけるが、なにより足元が雪や霧氷におおわれている。夏山としてはほぼシーズン終わりかけ、ぎりぎりのタイミングだ。

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駆け足で登って、12:55山頂に到着

視界はないが、高校の登山部チームも含めて結構な人数が山頂に滞在していた。

さくっと岩木山神社の奥宮にも参拝し、10分足らずで折り返す。

 

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帰りは少しカメラを向ける余裕あり。

霧氷から紅葉に至る山容や、眼下の津軽平野を収めながら下る。

ここにきてようやくちょっと心にもゆとりが。

紅葉も5合目ぐらいから下までと思いきや、谷底で噴気があがっているあたりは巡り遅れてちょうど見ごろに。東北らしい、赤と黄色がくっきりと出る美しさ。

 

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最後、リフトに乗るか迷う。乗って10分、歩いて15分しかも悪路だ。でもここでリフトか、8合目からバスか。どちらが良い?と自問自答、もちろん後者に決まっている。歩くのはタダである。

 

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13時半過ぎに8合目まで戻ってくると、白く染まりつつある山頂がみえる程度には回復していた。45分発のバスに乗って、車を停めた嶽温泉に戻る。

 


温泉から今日の宿を電話で予約、1週遅いけど、行ってみることに。