すでに4度目のどこかにマイル旅は、青森の温泉めがけて何度も引き直す。
「青森・秋田・花巻・鹿児島」が巡ってきて、ようやく3日間に及ぶ作業が終了。しばしの後に、『青森』の通知が届く。良かった、これで最少コストでりんごの国へ飛べる。
北東北3空港なら、車なり電車で移動できるうえに、秋田と花巻は既に7月・10月に到達済み(アルゴリズムに以前行った場所が反映されるか定かではないけれど)実質は鹿児島と青森の二択だったのでは?という思い込み。
その前の平日、青森時代の取引先に、今年は雪ねえよと聞いてはいたが。その通り、3月後半の、もう溶けていくステージのように道路は乾ききって、道端にかちこちの氷の壁があるのみ。パウダースノーは何処に。そんな北のまほろばへ。
主力チーム(彼らは、青森2泊、この前の鹿沼に1泊の筋金入りの酒と肴に溺れる旅人である)に合流するまでの間、市内を散策する。
御朱印帳を手にする前はまず寄らなかったであろう、だから存在を知らなかった善知鳥神社へ。ここが青森発祥の地、らしい。
本殿が強固な鉄筋コンクリート造りでさすが雪国仕様といったところ。そして、公立高校の合格祈願を大々的に。さすが、地方都市の光景と思う。
正月あけてしばらくたつのだが、久々の好天らしくようやく来れたと札を求める人がちらほら。青森市民の神社といえばここのようで。
合流場所のアウガに向かって駅方向へ向かう。
融雪のスプリンクラーも稼働していない新町通りは、冬の景色ではない。
今宵の酒は裏通りにある佐藤商店へ。ここは豊盃も八仙も田酒も、あとは全国の名だたる地酒が揃っているおススメスポット。
悩んだ挙句、豊盃の生原酒一升と、八仙黒ラベルひやおろしの4合を調達する。一升瓶は空くとして、4合の方は家でじっくり飲みたいという目論見もあり。
地上部分は廃墟にしないために役所を入れた、アウガへ到着。しばしピックアップまで散策する。市場部分はそれなりに活気はあるが、やっぱり観光客向けかな。カニとか塩蔵ものを中心に売る店が多い。
11時過ぎに拾ってもらって、宿がある五所川原方面へと進む。
昼食のおススメはと振られたので、個人的にはだいぶ定番で、でも、グルメな旅人を満足させる場所はここしかない。亀乃屋の天中華を目指すことにする。
正午過ぎに着いたときは、運よくテーブルひとつあり、ほどなく満席。滑り込み。あっさり醤油の中華そば(これだけでもまずまずだけど、いたって普通)に帆立かき揚げの天ぷらをしみこませていくと、磯の香りと油のうま味がプラスされていって、食べるほどに深くなる。
都会のスープにこだわりました!と千円札飛んでくようなラーメンにくらべれば圧倒的にコスパも良い。ここまでが遠いけど、来たときにはぜひ。
夕方明るいうちに宿に入ることにして、マルコーセンターと向かいの鮮魚店で鍋の具材を仕入れる。あとは刺身も。日本酒のあて。
アウガに比べると、2割ぐらい安くてきれいそう。地元向けを嗅ぎ付ける力を養わねば。
時間調整にと(個人的には少し狙っていたのだが)津軽鉄道のストーブ列車に。
途中の金木までいって折り返しで戻れば1時間ちょっとのアトラクション、1,500円だから結構バランス取れてると思う。
目的の便は1時間後なので、ちょうど折り返しになる便を撮り鉄する。
五所川原駅あたりだと、ちょっと雪国感に欠けるので二駅ほど進んだ辺りで。
よくよく振り返ると背景が地吹雪用の鉄柵でちょっと微妙だが、まあ編成写真としては悪くないでしょう。