岩手から旅日記・大阪編

週末、東北をあちらこちら。→17年春から大阪へ。さらに名古屋

2/1〜2 出張ついでの広島旅行(その3)

翌朝は旅の目的にしてた久々の宮島を目指して、まずは味っ気ない黄色い電車で宮島口駅へ移動する。ちょうどかかってきてしまった(この日は金曜日)仕事の電話を待合室でやり過ごして港へ。

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鳥居の近くを通るのはJR航路の方なので、行きは迷わずこちらを選択して9:40の便に乗り込む。乗船待ちの列はそれなりにのびていたが船が大きいので難なく景色を眺めるスペースを確保できた(外だと寒いので、結構みんな中に入っていたのはあるのかもしれないが)

出航してほどなく、広島側を振り返るとならだかな丘陵地に家がびっしり。広島駅までならJRで30分弱、広電ならもうすこし時間かかるが官庁街の中心部まで乗り換えなし。十分通勤圏内になる。駅前のマンションか、ちょっと歩く団地の中か、それぞれの価値観ということかな。

 

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ほどなくして鳥居の横を通りすぎる。潮が満ちいていてこれぞ宮島!な構図を収めることができた。まんまとJRの策略にのっている。

 

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上陸したら土産物屋街には目もくれず、海辺の道を歩いて厳島神社へ。

訪れたのは初めてじゃないはずなんだけど、前回の印象がほとんどない。限られた乗り換え時間でさっとスタンプラリーだったか。

境内は修学旅行の中学生で賑わっている。確かに平和学習と絡めて定番コース、関西圏からが多いのかな?

ここまできたなら御朱印も集めておこう。さすがに、これを集める中学生はおらず、すんなりと頂けた。迫力ある文字で嬉しい。こういうのに口出しするものじゃないのかもしれないけど、やっぱりずっしりとして達筆な方が、威厳もあってよいよね。

 

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時間もあるので神社のすみずみまで。海に浮かぶもその水はお世辞にもきれいなわけではないけど、千年の昔から続いてきた祈りの空間はやっぱりどことなく落ち着く。いま神道として祀っているのは宗像大社と同じ海の女神たち。そんなことは(この空間を守っていくための目的はあるとしても)もともと結びつける必要があったのかはちょっと疑問に思う。そもそもの、瀬戸内の、平家の鎮守としての役割に重きを置くべきなのかなって。とはいえ、神社単体で世界遺産になっている唯一の存在、やっぱり観光資源としてもこのままでありづつけてほしいもの。

 

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そんな風にいろいろ考え巡らせていると、後ろからバシャンバシャンと水建てる音が・・・って鹿が飛び跳ねて陸地に戻ろうとしている。水浴びしてたのか、行き場を失って必死に土を目指してたのかはわからない。ただただびっくりの光景

 

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さて、ゼロから535mまで登るそれなりの登山、宮島弥山を目指して。神社裏の大聖院ルートを進む。参道わきから始まっているんだけど、一応お参りしてから。弘法大師も立ち寄ったという由緒正しき寺院らしい。チベット仏教チックに摩尼車と鮮やかな色彩の幟が。半年前に雲南省とはいえチベット寺院行ってきたのでその記憶が蘇ってワクワクする。

 

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登山道は豪雨から復旧途上といったところ。小さな沢だけど、その分集中豪雨には弱いのかな、ルート上の神社はもともとの大きさでは再建されていないようで、こじんまりとした、脇の摂社にありがちな造りの「本殿」に留まる。

 

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体があったまってくるぐらい、20分ほど登ると厳島神社と港、対岸がちょうどいい具合に視界に収まってて、この景色見るためにちょっと登るのもありかなって思える。標高を上げていくと、積雪ってほどではないが脇に白いものが残っていたり、沢の隅っこ&日陰は氷っていたりと、それなりに冬の景色が垣間見える。

 

 

 

さらに30分ほど階段メインの歩きやすい道をのぼると頂上稜線にあたるエリアへたどり着き、仁王門がお出迎え。