最初の来島海峡大橋がやっぱり一番壮大だった。スタートの浮き足立った気持ちもあるのだろう。テンションあがりっぱなしである。
何もないとわかってて、馬島に降りる。
何もないとわかりつつ、行き止まりまでいって折り返す。階段を持ち上げて上り下りする。結局、消耗する。
まっ、いっか。
ちょっとした冒険として。
民宿は冬季休業なのか、完全にやめてしまったのか・・・人気がない。設備も少し朽ちた感がある。裏手のビーチは誰もいなくて、波で洗われて形跡も無くてちょっとした秘密基地のような。
ビニールハウスで花卉栽培を多少やっている以外は、これといって産業はなさそう。漁業は街の港に水揚げしているのだろうけど、どれだけの人がいま稼ぎにでているのか。杖を立て掛けたオンバを前に、考える。
結局30分くらいは滞在していたみたいだ。エレベーターで橋に戻って最初の本格的なホッピング、大島へ。
標準コースのブルーラインは島を縦断するルートになっているが、まだまだ元気だったので、やっぱり海岸線に沿って進むのが良いと時計回りに。
「Island explorer」の文字にさらに気分が乗ってくる。
勢いに任せで神社に登る。反動は間もなく・・・
北側に抜ける峠で早速漕いで進むことを放棄する。少し押して歩く。やっぱり相応に持久力は落ちているのだと理解する。
目の前に赤いタンカーがどーんと現れる。しかも、かなり近い。
造船所って、わりとこう高い塀に囲われてて、軍艦じゃなくても何造ってるかあんまり外からわからないようにしているイメージだったが、もうここは見ての通り、である。
進水式を終えての最後の仕上げに来ているのか、そもそもメンテナンスでドック入りしてるだけなのかもしれないけど、造船業にこの島々は支えられてるってのがありありと。ここまで大きな船はいなかったけど、走っている間にも大きなクレーンがあったり、巨大な鉄の塊を輸送するタグボートをみかけたり。
10時半過ぎに3つ目の島、伯方島にわたる。
ここは前回のGW旅でクルマでやってきたところ。さすがに裏側の塩ラーメンまで食べに行く時間はないので、ルート上&チェックポイントの道の駅でひといき。また浜辺でみかんジュース
この島は縦断せずに左下をかすめるような感じで通過する。大三島への橋は、距離が短いこともあって、巨大つり橋系の造りではなくて普通のアーチ橋だった。
4島目の大三島でちょっと寄り道を計画する。
だいぶハンガーノックに近づいてきたので、峠越えを前にしてわらび餅を。あとから思った、全然カロリー補給になってない・・・
忘れないように、光線状態が良いうちに「サイクリストの聖地」碑も写真に収めておく。ご丁寧に「ここから!」てきなフットサインまで。
さて、しばしルートを離れて、伊予国一ノ宮を目指す。