岩手から旅日記・大阪編

週末、東北をあちらこちら。→17年春から大阪へ。さらに名古屋

3/1〜3 しまなみ海道サイクリング&尾道迷い旅(その5)

尾道の宿でまず狙ったのは有名ゲストハウスの「あなごのねどこ」市街地のアクセスも良いし、尾道に行って外せない観光地だとも思いつつ。だが、そもそもこの旅を練ったのが3日前である。金曜だしあっさり満室で断念する。

Booking.comで検索していくと、山の上に系列のゲストハウスができているらしい。案内にはめっちゃ階段で登りますよ&ゲストハウスだからアメニティ類ありませんと丁重に記されている。「みはらし亭」気になるのでこちらを予約していた。

 


と言うわけで、アーケードから踏切を越えて千光寺のすぐ手前まで登る。脅されていたほど過酷な道ではない。雰囲気が長崎の寺町〜風頭山周辺に良く似ていてどことなく落ち着く。この季節なので適度に体が温まるくらいでいい運動になる。とはいえ、チャリでだいぶ走った後なので、これ以上の距離があるとちょっと恨み始めるところだったかもしれない。

 

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そんな感情を抱きつつ、天寧寺三重塔からこれぞ尾道!な夜景を収める。その少し上にあるのが「みはらし亭」その名に違わない場所にある。もともとは企業の別荘だったらしい。

ドミトリーは雑魚寝で9人分、あと個室と女性用があるが、足しても15人ぐらいが最大の小型ゲストハウスになっている。カフェ営業に力を入れている様子で、コーヒーとか飲み物系はかなり充実している。たしかに昼下がり、散策途中で疲れた体を休めるには最高の立地と眺望を兼ね備えている。

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箱としては小さいが、離れにしっかりしたキッチンやちょっとしたギャラリーもあって思い思いに過ごせる空間が充実している。この日はカフェが談話室として機能してて(一人旅の割合が多かった故かな、平日&大学生の春休みシーズンだし)宿泊者は持ち込み可(なのを勝手に予想して→その通りで得したが、登山前に買っていた)で缶ピール片手にその輪に入る。台湾やドイツからの旅人もおり、ああ、もう少し英語が喋れていたらといつも思う。

 


持ち込んでばかりでは恐縮なので、宴に任せて日本酒にも手を出す。300mlの小瓶で出てきてお買い得だがちょっと多い。でも、結局分けつつ飲みきった模様。そんな夜に自転車を担いで登ってきた自転車部の大学生チームも到着、尾道らしい、春休みらしい空気を吸って、流れのままに夢の中へ。

 

 

 

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やっぱりそれなりに疲れていたようで、翌朝はスロースタートで8時にようやく動き出す。街を見渡せるカフェでトーストの朝食、キッチンの無料インスタントコーヒーでもいいんだけど、ここはコーヒーもセットで。

 


心が穏やかになるのが手に取るようにわかる空間、朝のまぶしい光に照らされる尾道の街並みと、旅の本、そして、びっくりする美味しさの食パン

 


坂の中腹にあるパン工房で焼いているらしい、寄り道確定

 


朝食の後は部屋の軒先からぼーっと眺める。

電車が来たタイミングで、1枚

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そんなこんなで歩き始めたのは9時をだいぶ回ったころ。

目的地の千光寺までは既に8合目きているのでほんの少し。