岩手から旅日記・大阪編

週末、東北をあちらこちら。→17年春から大阪へ。さらに名古屋

3/10〜11 18きっぷで北陸高山ぐるっと旅(その4)

昼食場所を探しつつ、集落の反対側まで歩くと、どぶろく祭りのメイン白川八幡神社にたどり着く。そして、現地についてようやく「祭りの館」が冬季休業であることを知る。むむむ、どぶろく、飲みたかった。

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神社の由緒書きは白いペンキで手書き?されたもの。半分以上をどぶろく祭りに費やしている。奥深い白川郷では嗜好品も自給自足、どぶろく酒がまさに潤滑油だったと。酒税法の例外で造られているが、販売はできない、境内で飲むこと。と、いうことは祭りの時でなくとも、館が開いているときに行けば飲めるのか?でも、どぶろくか雪景色か、同時に楽しめないことも事実。どちらを先に取るか。確実なのは前者、より惹かれるのは後者 悩みは尽きない。

 

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そして、この神社、絵馬がけしから・・・いやすごいことに。アニメ(ひぐらしのなく頃に)の舞台らしく、聖地巡礼の対象に。でも、なかなかダークなシナリオみたいで地元の方々にはどう受け止められているのかなと。絵馬のデザインに使われているってことは、それなりに前向きな受け取り方をしている、と願いつつ。まま、神社で絵馬とかちょっと見るのは社会の鏡のようで、あまりお行儀良い所作ではないけど、軽く目を通すようにしています。

そういえば、直近、秋の京都縁結びの社で「誠実な金持ち医者と結婚できますように」という戦々恐々なネガイゴトを目にしたっけ。

 

 

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この神社が集落の端かと思いきや、まっすぐな街道が少し折れて先にも数軒、こちらはさらに人が少なくて(団体用の食事処とバス待機場所があったので、そういう意味では玄関口になっているが)、観光地感はさらに薄れる。ちょっと轍にそって雪原へ分け入ってみる。

ようやく、おまけ程度だけど雪乗せた合掌造りを発見!

近づいてみると他も脇に雪を落としたばかりで、名残のつららがびっしりと。

うーん、2月中であればみれたのかな?先月のアクシデントが悔やまれるが、今更どうにも。なんとなく歩き回って、結構楽しめて満足

 

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ただ、空腹は満たされず。残り時間30分ほどで、本格的に軽く買い食いで茶を濁すしかないと半分あきらめつつ、道すがら土産物屋の入口に「中華そば」の看板あったのを覚えていた。検索してみると、評価高いやないかと。よし、ここに行くしかない。

 


店に入って右手前部分は普通の土産物屋さんで、左奥が食堂になっている。ピークの時間は過ぎていると思うが、結構お客さんが入っていて、みな中華そばを啜っている。流れに続く。

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ほどなくして出てきたのは、本当に端正な、これぞ中華そば。透き通った醤油スープは出汁がきいていてにごりっけがない。自信はないけど、化学調味料的な風合いが感じられない。鶏と昆布で超正統派。650円は相当お値打ち。観光地にして非ツーリスト価格のちゃんとしたお店、この発見は嬉しい。

 


そんな中華そばに満足しつつ、再びバスに乗り込んで高山へ。

 

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ここでの乗り継ぎは約2時間、足跡的な意味で、どこかで御朱印を頂きたいと高山天満宮へ。そしてここで、3.11の14:46を迎える。この地でもサイレン境内で黙祷を。東京の地下鉄で揺れたこと、ひたすら歩いて帰ったこと。南三陸のいろんな風景、そして岩手へ。思い返すことは多い。

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昨日汗を流せていなかったので、銭湯にササッと立ち寄る。さっぱりして、いざ、酒を呑まん。

 

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と、思ったのだが、ええ、こんな観光地でタダで酒を飲ませてくれるなんて、酒蔵さんでもそんな甘い話ないです・・・よね。少しずつ課金しながら、むむむ、味的には・・・で、結局行きついたのは高山ではなく、古川の蓬莱だった。

そんな酒に溺れる自分と、飛騨牛の握りに列をなす人々。どちらが残念なのか。

さておき、やっぱり高山(とか阿蘇とか)観光地観光地した場所はやっぱりちょっと空気感が合わない。

 

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さて、帰りは18きっぷ2,400円にこそ意味がある。高山本線JR東海の快適だけど無味乾燥なディーゼルカーに揺られて南下していく。幸いだったのはずっとクロスシート車を引き当てたということ。

次は郡上八幡とか下呂温泉(川辺の露天風呂が気になって仕方ない)を目指してくかな。