奥入瀬渓流に到着したのが15時前、陽の長い時期とはいえ奥まった奥入瀬渓流に日が差しこむ時間は意外と短い。そして、盛岡で打ち上げ飲みをすることを考えると、ざっくりと滞在1時間半かなと。
そうなると、やっぱり歩いて回るという余裕はなくて、ポイントを絞って間は車移動で三脚立てる時間を確保したい。
「そうだ京都」の言葉を借りれば、紅葉の名所がまさしく青もみじのスポット、なので、下流から上流へ、三乱→阿修羅→銚子大滝と順番に。
盛岡5年間で、雪と氷の1月には果敢にも閑散としたこの地まで(しかもケチって往復下道で)向かったのだが、この新緑は未開拓やったものでちょうど良かった。やっぱり7月にくらべて柔らかくて初々しいというか、7月夏盛りとはまた違う緑色があって、ちょっとむりくりスケジュールでも足をのばして良かったなといま振り返っても!
2019年、6度目の山菜は青森in/outで計画中、天気が良ければ八甲田越えかなと。いやでも古遠部&青荷の温泉めぐりも代えがたい・・・って少しは開拓してみようよ、という話でもあるが。
この日は盛岡まで戻って、懐かしの地酒を。観光客ホイホイな、長屋酒場を結構楽しんでしまう。いやはや、何かちょっとわかった気になってる文化を振り返ると、浅はかな郷愁にひたっちゃうのですよ。
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3日目は再び仙岩峠を越えて、田沢湖の下流にあたる抱返り渓谷に向かう。紅葉の時期に行ってみたいと思いつつ、5年間結局立ち寄ることはなかったスポットへ。角館の市街地手前でスススッと山の方へ折れていくと駐車場あり。盛岡からは1時間半ぐらい、八幡平よりも少し遠いかな、というところ。
快晴ではないけれど、柔らかな日差しを浴びて萌黄色とターコイズブルーがただただ素晴らしい!きれい!
平日だから人もほとんどいなくてのんびり。(帰り際に遠足?の小学生が押し寄せてきたけど、満喫したあとだったので、順番変わるね、ってレベル)
いやでもこの水の色は本当にすごい。
紅葉よりも、新緑の方がコントラストはちょうど良いかも。かたっぽ見てないけどね。散策路も、一番奥までは行けず、途中の「回顧の滝」というところまでだったけど、のんびり写真撮りながら歩いて30分ちょっとなので、ちょうどいい森林浴といったところ。流れの中にどーんと大きな岩が立ちふさがっていたり、ザーッと水しぶきに変わる滝(これは人工物)もあったり、流れは全体に穏やか、前日の奥入瀬とも対照的でこの旅のまとめにはぴったりだったなと。
帰りはちょっと早めの飛行機なので(花巻=シングルトラックなので、最終便はどうしても高くて・・・1本前にせざるを得ず)、ちょっと駆け足(というか、昼ごはんが小岩井のソフトクリーム・・・)で、田沢湖&小岩井農場のこれまた懐かしい景色巡り。
春夏秋冬、結局それぞれ行ってしまう東北たび、2度目の春はこんな感じ。
10か月後、この振り返りを書きつつ、来月のレンタカーを手配する。