要するに久々の里帰り。
ほぼ挨拶回りの駆け足、街並みの変化を辿る余裕もなくだが、マイレージがあったからこそ足が向く。
佐賀から福岡へはたぶん1番シェア高いのはJRの4枚きっぷで特急自由席、天神直行なら安いバスも選択肢、空港に直接移動もスーツケース抱えてならなおのこと。
あえての鈍行列車移動、旅が染み付き始めた頃、ひとつのチェックポイントだった鳥栖で一連の所作として。
九州にしかない「ごぼう天」(あの食感と土臭さがたまらない)、甘みのきいた「かしわ」(最後の底に沈んでるのまで掻き出すのである)が東北にいる今はさらに懐かしい。
鳥栖からは快速の811系を選択、気づけばこちらも登場からだいぶ歳月を経ている。このところの新車はロングシートが増えているようで…需要に応えるという名の下での簡素化、合理化、傲慢化となりはしないだろうか。