長い東北の冬も2月になると気候が安定してくる、らしい。雪も潤沢なこの時期にまつりが重なる。
たぶん、今回が最後の冬と悟り(これまでも思い込んでいたわけだが、3度目の総仕上げ。そしてその通りに。)手が届くうちにと、なまはげ〜アメッコ市〜雪灯籠をつなぐ年に一度の旅を組む。東京からきて来れた旅仲間に感謝
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金曜に仕事を終えてから秋田に前日入り。始発だと東京からの飛行機と噛み合わない。とはいえ、着いたのは23時過ぎ。眠りかけた川反通り抜けて、安宿へ。
風が強い。明日は吹雪くという。着陸出来ない場合のプランも練る。
そんな翌朝、やっぱり風強く、雪は舞う。飛行機はどうなるか。上空待機と連絡が入る(機内Wi-Fiでどこまでもネットワークがついてくるのだ)先に車を借りて空港まで走ることに。
切れ間を縫って着陸した秋田空港で全員集合となる。どうやら僕らは幸運だった、後続の大阪便は着陸できずに引き返したらしい。
そのまま秋田道で市街地をパスして男鹿半島に入る。天気が良ければ寒風山や入道崎を候補になるのだけど、この天気なら、そのまま水族館か。
でもまずはこのなまはげさんに、ごあいさつ。
約2年ぶりのGAOはもちろんこれといって変わった展示はないのだけど、ちょうど紫灯まつりにあわせて、なまはげダイバー、やってくれてました。
やっぱりホッキョクグマは冬に見てこそ。
烏賊を美味しそうと、この場において適切ではない眼差しを送る。
祭りの日とはいえこの冬に混雑するともない。思い思いにレンズを向ける。
今宵の宿はコテージなので、食材を買い込んで。きりたんぽを作ろう。ハタハタも食べたい。燻りがっこも外せない。
あふれんばかりに秋田のいろいろ。
荷物を置いて、いよいよ祭りに繰り出す。時間的に厳しいかなと予想はしていたが、案の定臨時駐車場に回される。
バスで少しの時間だけど、帰りが少し、不安だよね。
祭りの方は、なまはげっていう俗世と行ったり来たりの八百万の神、酔っ払ったおっちゃんがささっと化身になる日本ならではの世界観を体現している。
外国人もたくさんで、さぞ不思議な世界だったろうと拝察
カメラの方は人ごみとガチ勢で思わしくなかったが、空間を楽しむ祭りと気づけた、そして日本的な八百万を感じられてそれで十分なひと時だった。
帰りは予想通りの長蛇の列に苛まれながらも、思うことは皆同じ。バスに乗ってしまえばすんなりと。
コテージに戻って、遅いスタートながら秋田名物を楽しむ宴をば。