6年前は4月の平日、それも夕方近くでほぼ貸切状態、どう考えても贅沢な時間だった。そこからいわぬる現代アートの旅に浸っていく。
鮮烈な体験を再び求めてあちら、こちら。久々にスタート地点に帰ってきた。
タレルのオープン・フィールドも、モネの部屋もやっぱり心踊る好奇心世界だった。でも、やっぱり混んでると少し忙しなく。金箔と球体の部屋は正直噛みしめる余裕も無かった。
いや、でもこれがいつもの地中美術館なんだと言い聞かせる。再訪の価値があったのは疑いない。次は10年くらい時を空けて、また違った視座から。
そういえば、犬島に行きそびれている。早急に。小豆島も恒久展示多く残っていれば、フェリーで自転車抱えてのテント旅ができないものかと。構想は幾重にも。
色々と小言の様なことを考えつつも、瀬戸内海を見渡すカフェのレモネードでクールダウンして、12時代のバスなき時間前に滑り込み、本村エリアへ戻り始める。ちょっと乗り継ぎの時間もあるので屋外アートを散歩しながら。
黄色いかぼちゃ、外せない。
本村エリアは家プロジェクトの復習とANDO MUSEUMがどんなのなのか。行きそびれていた石橋にも今回は。
それでもこのエリア、価値の7割は南寺(「きんざ」に触れたことがないのでそこは未知の領域としてニュートラル)なのはわかっている。整理券配布で遅い時間に回されること覚悟してまずはこちらへ急ぐ。
予想外にも列は短く、10分待ちで13時からの回に入れる(しかも今回13名でまさかの定員割れだった。ちょうど昼食時だった故?)
何度でも感動する暗闇のマジックを楽しんで、農協前の真ん中へ戻る。道すがらANDO MUSEUMにも。コンクリートで無機質なんだけど、いろいろ考えてしまう世界というか。迫ってくるものはありつつも、やっぱり建築は難しくてわからないというのが率直な印象として佇む。
一応、神社にもよっておく。地下空間で何かが見れるわけでもないけど、沖縄・斎場御嶽の空間配置を思い起こす。係員曰く、GW後半の連休はここでも1時間待ちになるだろうと。待ってまでは…
南寺と地中美術館どちらもは厳しい、その二つに懸けるならなんとか、らしい。
芸術祭の頃もそれぐらい混むんだろうか。その時限りの作品は気になるけど、わざわざ飛び込んで揉まれなくとも。
この辺りで遅い昼食
欧米系の観光客も増えているので、こんなビール&ハンバーガーの店も登場している。雰囲気までは作り込んでいない、キッチン+αの店構え、島の雰囲気からは浮いている。観光地としてひと段階進化した姿と捉えたい。ゲストハウスもちらほら。
直島ビールは島内で作っているわけではないが、飲み応えのある陽気な味で気候にぴったり。バーガーは独自性出そうとハマチフライを挟んでて、まぁ、なんの変哲も無い代物よりは良いのだけど、捻るか味をもう少し。それなりに高かったので。
家プロジェクト巡りは続く。