大阪、和歌山、神戸と巡って、京都の桜も見に行きたい。混雑は必至なので午前中に絞り込んで、エリアを考える。
バスは使わずに、大阪から直接アクセスできる範囲が良さそう。
西か東か迷いつつ、高台寺と知恩院に絞り込む。今回は阪急で河原町からのスタート
8時半に鴨川を渡る。
祇園への四条通もスイスイと歩けるぐらいに空いている。八坂神社に行き当たってから右に折れて住宅地を進めば高台寺への階段に行きつく。
登りぎわに苔に輝く椿の花あり。誰か置いただろ?というぐらいに見事な取り合わせ。レンズを向ける先客数人で帰りにと諦めたが、その折にはすでになく。
9時ちょっと過ぎに到着したら、やっぱりそれなりに行列が。600円を払ってまずは、バッテラ展なるものをみる。作家とかよくわからないのだけど、なかなか迫力ある構図で、見応えあり。桜の寺院とのマッチングは?のまま。
方丈庭園のしだれ桜へ。
今日のいちばんの目的地はこちら。
窓からの定番構図をおさえるため、列に並ぶ。
でも、石の波紋と合わせて全景で楽しむほうが良い。
しだれ桜は満開といいつつ、少しピークは過ぎている。今日までは!楽しめるかなというレベル。
窓の列は絶えないけど、腰を下ろして眺めるぐらいの余裕はあってこれぐらいの混雑なら全然いい。
(秋の瑠璃光院がちょっとしたトラウマである)
開山堂は内部の意匠が細かく、美しい。天井にしばし見とれる。
外国人に向けての英語ガイドを拾い、足りない知識を補完する。
撮影禁止だったから画像は残ってないけど、とっておきは焼き付けるのも大事だなと。
ねねの霊廟へと登り、その先の茶室まで行き着く。まだ、侘び寂びというか、質素の味わいを噛みしめるほどには人間深まっていないが、何となく心落ち着くのはわかる。
竹林を抜けて外に出る。
写真だと、結構新緑感がでてくる。
まだ10時過ぎだが、朝から何も食べていないのでお菓子を。
ちょっと円山公園寄りに戻ったところの「洛匠」へ入る。まだ1回転目が出ないところだったので、巨大な錦鯉を眺めつつ少し待つ。
抹茶と草わらび餅をいただく。
この前の金沢でも感じたんだが、抹茶はどう器を抱えて飲めばよいのなら?
茶道をしっかり学びたいとは思わないが、それなりに日本通な外国人から冷笑されない程度には、知っておきたいと。
とりあえず、両手で。添え方はよくわからない。
草わらびがめちゃくちゃ美味しくて、お土産にもと思ったが…日持ち一両日と聞いて断念する。同じものをまたおやつでは、ちょっと面白味がない。
円山公園のしだれ桜、まさかのすでに散り始め…
周りのソメイヨシノ中心にした並木道はそれなりにまだ満開と言える感じだけど、これは2週間早いらしい。宴会モードにはなっているが、みんなドタバタ前倒しで集まったんだろうと色々考える。
その先の知恩院は門の前まさに今が満開!という状況でみな競い合ってシャッターを切る。バリバリ順光で門の黒と折り合いがつきにくいので、潔く桜だけを切り取ってみたり(これはなかなかいい感じ)、舞う花びらを追っかけてみたり(こっちは存在感が全く感じられず失敗)
本殿を工事中の境内を一番上まで行き、折り返して仮本殿に参拝する。奥に方丈庭園の入口があったが、桜は散り始めとあったのでそこに払っていくのも外すとがっかりなので…今回はやめておく。新緑の頃に、出直してみようか。
夏に時間切れで頂けなかった八坂神社の御朱印を手に入れて、昼で賑わう祇園界隈へ。ここでお昼はやっぱり敷居が高すぎる。鴨川沿いのお手軽ランチに落ち着きて、サクッと大阪に戻り月曜に備える。