翌朝は目覚まし酔い覚ましにふたたび、琥珀なる秘湯に浸かる。
湯船が対流していないので、表層は凄まじく、深層は穏やかに。
さっと入ってかき混ぜると落ち着いて楽しめる感じには。慣れもあるが。
前日の残りをリメイクして朝食を済ませ、鹿沼へと下るメイン部隊を新青森駅へお送りする。ここから半日、車はある。しかし今日は雪だ。
八甲田界隈の温泉を目指すにも、ちょっと今年は雪道運転の技量に不安がある。手前の酸ヶ湯で茶を濁すのも、なんとなくもったいなくて。
帰りの飛行機間に合わないのは禁じ手なので青森市内の気になってて行けてなかった博物館・美術館を巡ることにする。
八甲田山に登る手前、大学キャンパスの一角にあるギャラリースペース
定期的にアーティスト・イン・レジデンスやって作品を展示しているのはサイトやフライヤーでみていたのだが、仕事を寄り道していくにもよくわからず、週末観光の目的地にしては粒が小さくて、これまえ素通り。
「AOMORIトリエンナーレ」と称して現代アート展を開催していた時期だけど、冬の青森の立地条件か、広報不足か、話題になっているとは・・・雪深い駐車場をかき分けて、展示室では思う存分、作品と対峙できる人口密度だった。
生命とは何かを思索する展示構成
同性カップルの娘を仮想した作品は、前にもどこかでみたような気がしつつ。
別棟の展示室まるっと使って実験室
思いっきり理系に触れててわからない部分も多いのだが、確かに生命体はあやふやな存在なのかもしれない。
②三内丸山遺跡
駐車場は、昼寝&休憩場所に良く使っていたが、中の展示をみたことはないまま。実は無料の施設。世界遺産登録を目指してか、展示室の増改築が進んでいる。
こんな、真冬に訪問して、全体像がつかめるのやらだったが、こんな環境の厳しいところでも古代からヒトが住んでいたことを知る意味では、いい時期だと思うことにしよう。
そして、結構広い。
③北のまほろば歴史館
青森の地銀・みちのく銀行が立てた「北方漁船博物館」がおおもとで、こちらが経営悪化と合理化で撤退して青森市が引き継いだ。なんとこちらは入館料がかかる(三内丸山遺跡と比較して、の問題)
展示物は漁船、それも昔の川舟のような小さな木造漁船がメインで、元々の名前ならしっくりくるが、とりあえず「北のまほろば」と言われてもピンとこない。
以前は、JAS塗装のYS-11が屋外に展示されてて目を引いたが、いつの間にか(リニューアルのタイミングで?)撤去されてしまった。
入るときにホッカイロを渡されたが・・・なるほど寒い!
どうやら、展示室が広すぎて、空調をかけると割に合わないようだ。
うーん、観光名所ともなってなさそうだし、とりあえず引き継いだものの、このまま市の施設として活用できる余地もあまりなさそうで、宙に浮いた感じの場所
10月の岩手に引き続き、名物だけど食べてなかったラーメンを飛行機のるまえに。「味の大西」の味噌カレー牛乳ラーメン!
バターも載ってて、海を隔てた北海道をちょっと感じる雪国の味
除雪でちょっと離陸が遅れる。これでこそ?、青森