木曜に広島で仕事ということになり、ならばと迷わず金曜に休みを申請する。久々に宮島と合わせて観光してみようと思う。
青春18きっぷを使っていた学生時代、広島はちょうどいいチェックポイントだった。広島を昼ごろに出れば、ちょうど夜に実家に着く。中学の頃、初めて18きっぷで旅に出た時は、ムーンライト九州で名古屋を目指し、きしめんを食べてかえってくるという、なかなか不思議なものだった。復路はムーンライト山陽で広島下車、可部線で三段峡まで往復して・・・これら3つはもうすでになくなっているが・・・
宮島も、たぶん大学の最初の頃に立ち寄ったのが最後かな?その頃にくらべると、山登りも始めたことだし、空いてそうな平日で弥山にも登ってみようと思う。
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夕方に宇品で仕事を終えて、一足早い週末スタート
ちょっと歩いて宇品港の電停に向かうと、路面電車というワードとはなかなかつながらない近未来的なターミナルがそこに。ヨーロッパのライトレールそのもの
時間的にまだぎりぎり原爆ドームとか広島の平和祈念エリアをみて回れるかな、ということで中心部の紙屋町まで。おりづるタワーの1階にある土産物店にどんなものがあるのかなと道の駅的な楽しみで散策してみる・・・ほぼ、牡蠣と、レモン。最近だいぶレモン推しの様子
さて、本題の原爆ドームをじっくりと。
怒りか祈りか、私は祈りの側の人間だけど、やっぱり核廃絶の声の先頭にあったのはヒロシマであって、この世界遺産原爆ドームだと思う。
補強の骨組みもかなりの年月で果たしてこの先も支えていけるものなのか、覗き込むと気がかりになる。
目の前の川は、はだしのゲンで描かれた世界と重なる。
平和公園エリアでは平和記念碑が夕陽に照らされて輝く。
原爆ドームへと連なる一直線はやっぱり名設計・建築だとしみじみ感じる。
「過ちは繰り返さない」主語は誰か。原爆を落としたのは米国で、日本人の自虐史観けしからんという某グーグルマップの口コミがあるが、そんな脊髄反射ないわゆるウヨブタは黙ってもらいたい。といかけている相手は日本人だけじゃない、普遍的に人類すべてととらえれば、視界は変わってくるはず。
さて、つい感情的になってしまったが、追悼平和祈念館と資料館を駆け足で。
ちょうどこのころは北朝鮮情勢がどうのと緊迫していて、最後の核実験からまだ半年もたっていないのか・・・といろいろ悪い想像が駆け巡ったわけで。
資料館は改築工事の最中で展示はだいぶ省略されていた。でも、情報のアップデート、現代に訴えかける手法を取っていくことは大事なので、もう少したってリニューアル終わったころに。
広島に来たら、お好み焼きを食べないと。駅上やお好み村は観光客ホイホイと当地出身の旅仲間に言われていたので、その方おすすめの県庁近く、「よっちゃん」へ。17時半ごろでまだ夕食には少し早い時間、貸切状態だが、いろいろ調べると昼は結構ごった返すみたい。さすが、ソウル・フードである。
肝心の味は、思ったより甘口。麺がぱりぱり一辺倒でなく適度にふっくらしてて食べやすい。材料を考えると、結構ずっしりおなかにたまる。そういう意味で、コスパ良いよね。
食べ終えてちょうど夕暮れ。
赤く染まる原爆ドームにレンズを向ける。