明日葉うどんで昼食の後は出戻りジャージーカフェでプリンの時間に。建屋は簡素だけど、内装も、出てくるものも本格的だ。島で売ってるのがもったいない、は相当失礼な言い方だが、東京都心なら行列レベルだと思う。そんなガツガツしない商売だからの在りようだったらごめんなさい。
さて、ようやく島内ぐるっと走ってみる。温泉やら見所はひょうたんのうち、
南側に集中している。一番有名な温泉、みはらしの湯はいわば島の最南端に。普通に行くなら平地の西側ルートだが、ここは1周してみようと時計回りに。まずは登龍峠展望台へ。登り始めると峠道あるあるのヘアピンカーブが続くが、このネーミングにたいしては完璧なシンクロでハンドルを切りながらテンション上がる(そして、登りは効かないブレーキをそこまで意識しなくてよいのだ)
とはいえ、高低差以上に長い道のりだった。
展望台からは、底土港〜中心市街地・空港・八丈富士&小島と島のほぼ全てを一望できる、といっても過言ではない。(いや、温泉忘れてる。。。が細かいことは気にしない)観光バスがやってきてどわっと人が流れてくるも、ちょうど東京からの2便目が空港に向けて着陸するところで、望遠じゃない標準レンズで頑張って撮影、団体は足早に次の目的地へ向かっていくのですこしまた静けさの世界を楽しんでから我らは進む。
で、下り道でバスに追いつく。
そのバスが次の目的地!のはずたっだみはらしの湯へ吸い込まれていき・・・そんなに広くはない湯船なのはわかっているので、順番入れ替えてまずはいろいろ景色をみてまわることにする。
まずはすぐ近くの八丈島灯台へと。無人で、登れるわけでなくしたから眺めるのみなんだけど、吹き付ける風に耐えつつ、黒潮の番人として立ち続ける風格、決して新しくてきれいではないけど、年季を重ねてきたどっしり頼もしさがなかなか良い。
そのまま海辺に降りていくと小さな漁港と、武骨な水色の建物あり。
これも洞輪沢という温泉で、しっかり湯が湧いている&なんと無料!らしいのだが、この日は設備故障ということで閉鎖されており・・・パッと見、解放感在りまくりだけどちょっとためらいそうな、秘湯的な薄暗さをもってるので、実際開いてても浸かったかどうか。ただ、いろんな口コミみてみると、評判は上々
その先まであと少し道が続いていて、サーファー向けというべきエリアに。海に入っている人はいなかったが、ローラースケートでイメージトレーニングしている海の男がひとり。
しばし波をみつめる、撮る。海の透明度がすごい。
もう少し、時間調整してみようと地熱館にも立ち寄る。島の電力の何割かはこの地熱発電所で賄っているらしく、その紹介しつつ、島の成り立ちを図解して・・・結構こういう発電所近くの博物館って、まー、原発とイメージ結びついてしまうのですが、こちらは文字通りクリーンな自然エネルギーでして、包み隠さずの展示してくれてて、みんな幸せな結果だよねって。
ちなみに、入口でもらったはずのプレス用メダルをわずか十数メートルの間に無くしてしまうという、失態発生。恥ずかしくて、もう一度欲しいとも言わず、さもやったように通り過ぎた。
一段下の敷地には農産物の直売所があって、駐車場では寒桜?が満開、小さな木にみんなでレンズを向ける傍目に奇妙な光景を展開する。
売っていたのは、明日葉とか青パパイヤとか。ストレチアの花もあって、出で立ちは見れば見るほど不思議なもの。温室には食虫植物とかコーヒーの木とか。けっこう見てて楽しめる。ちょっとしたカフェスペース(もちろん、内装は一切凝ってない)もあって、地元憩いの場的な役割もあり。
さて、さすがにもう空いているだろうと温泉に戻る。みはらしの湯は、名物の海が見渡せる側の湯船が男女1日交代なので、結局滞在両日とも向かうことに。海を見ながらのお湯は豪快でなんとも最高!風が吹き抜けてお湯も適温になってて、いつまでも浸かっていられるバランスの良さも。
沖にクジラが回遊してて、タイミング良ければ潮吹きとか飛び込んでいるの見えると言われ、目を凝らすも見つけられず・・・見逃したのではなく、この時は現れていなかった模様
さらに温泉をハシゴして、集落の中にある、ふれあいの湯へ。こちらでは文字通り島の方にいろいろ話しかけてもらえたのだが、島言葉はなかなか強烈な方言でわかったのは3割くらいかも。うん、津軽弁レベル。
そろそろ夕暮れ、飲みの時間が近くなってきたので中心部に戻る。大坂トンネルの展望台にちょっと途中下車、景色を楽しむにはちょっと時間が遅かったものの、八丈富士と小島が並んでて画になる。相変わらず、接岸せずに漂う、あおおがしま丸