GWから1週外して九州に戻る週末、帰り日曜の予定がぽっかりと空いたので気になっていた場所へ。世界遺産沖ノ島と宗像大社のあたり。
最初の狙いは筑前大島にわたって中津宮と沖津宮・つまり沖ノ島遥拝所までじっくり巡ろうとしたのだけど・・・天気はあまりよくないし、何より天神での乗り継ぎに失敗し、「むなかた号」の後姿で諦める事態に。1時間後の便で神港までいっても十分な観光時間は確保できないので、島に渡ることは断念して、手前の宗像大社周辺に絞り込むことに。
そうなると逆に時間が余ってしまい、天神周辺を散策して博多駅からJRで東郷へ。バス乗り継いで宗像大社へ向かうのだけど、この日は帰りが「バリ得こだま」で最終便固定してしまっているので、閉館時間近くに後ろ倒しして歩き回る想定で。近くに九州一の売り上げという道の駅【むなかた】があるのでこちらは見ておきたいなと。
でも、駅からの路線バスは午前しか立ち寄らないので、牟田尻のバス停から10分強歩いて向かう。
道の駅といっても、とりあえず既存の施設にちょっと手を加えて・・・レベルの多々あれど、ここはやっぱり気合が違う。駐車場も広くて、建物もデザイン性が高い。そして天井が高いので解放感がすごい。かなり大胆で戦略的に展開している。
午後だったので、鮮魚は売り場だいぶスカスカになっていたが、総菜コーナーも充実。鶏の炭火焼きとか、ふぐ飯とか、やっぱり九州だなって。野菜とか買って帰ろうかと思ったけど、スーツとか色々リュックに詰め込んでいたのでそれは断念して・・・食堂へ。地魚の丼、これは可もなく不可もなく。
そして、この日道の駅に立ち寄る最後のバスで宗像大社へ。
先に社務所が閉まってしまいそうだったので、順序違えどまずは御朱印から。
力強くはっきりとした書体で頂き、1冊目は残り2社に。
(その後、天川村の天河大弁財天神社・大阪の今宮戎神社でほぼ1年かけて1冊終わり。2冊目は年明けてからの折り返しで停滞中・・・)
心して向かったのか、本殿の写真は撮っておらず。
神宝館で沖ノ島からの出土品を見学して(この複製だけは写真OKだった)、夕暮れの時間、宮司さんがお賽銭を集めに来ているのと前後しつつ、高宮・二宮・三宮とお参り。
18時までやっている、宗像市の学習交流館で仕上げ。
諸々をつなげていくと、もともとの信仰の中に沖ノ島があって、祭祀が執り行われるようになり、それを護るため、国のストーリーに載せるために宗像三女神を合流させたというのが明白かなと。その点において、世界遺産登録で、「海の正倉院」=沖ノ島にフォーカスされて神道的な宗像大社とかが最初は除外されかけたのも頷ける。いわば警備員だし。(という表現はあれか、もっとも千年単位で守りつがれて、かつ全国で海の神様としてまつられるに至ったストーリーは別個として、地に足ついたものだとは思うが)
ともかく、地元としては結果オーライがなりより。
帰りは小倉に抜けて、これぞ九州な、かしわごぼ天うどんを。