岩手から旅日記・大阪編

週末、東北をあちらこちら。→17年春から大阪へ。さらに名古屋

1/7〜9 18きっぷで新潟へ、酒の国に浸る旅(その4)

月岡温泉「美人の湯」を出たのが13時半過ぎ、ここから帰りのバスまで1時間半あって、酒の試飲だけでは間がもたず。

かといってお昼には遅いしいっそ飛ばしてと考えていたら、行きに駐車場いっぱいのラーメン屋があったことを思い出す。

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温泉街の入口、ちょっと奥まったところに「きぶん一」、とんこつラーメンらしい。満席近かったがちょうど空いたところに滑り込む。名物という肉そばを。

 

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このところのローストビーフ丼路線で、見た目華やかさが売りのヒントと明確に。麺は普通の加水強めの中華麺(ざる中華でも美味そうなやつ)で博多系の豚骨とは似て非なるところも否めず・・・やっぱりインパクト勝負なのか、このくらいの優しさが土地にあっているのか。
うーん、850円はなかなか。

 

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観光協会運営(?)のコンセプトショップ3部作から「新潟地酒蔵」で飲み比べを開始、ここは500円で3種類選べる。プレミアムな地酒って?とよく線引きわからないが、並んでいるのは大体純米か純米吟醸だったので、いわゆる普通酒ではないということがひとつの基準なのかな。

 

どれを飲んでも同じ値段なら・・・なんとなく、限定とか少し希少度が高そうな銘柄からと狙ってしまう。

 


清泉→緑川→根知男山の順で。


前者ふたつがそんな考え方でだったんやけれども、一番しっくりきたのは根知男山の純米酒だった。新潟の酒は淡麗辛口というが、キレが良すぎるのか、余韻無さがちょっと引っかかる。これは芯の強さがあって、香りも強くて、かといってくどさはなくて。陸奥八仙の、ちょっと軽めの…漁火に近い気がする。

 

 

豊栄経由で新潟に戻って、「ぽんしゅ館」でその続き。

 

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500円で5種類、いろんな塩をなめつつ、小さいおちょこで勢い受け止める冷水で

和らげつつ。
地上の星→のぱ→恩田一本〆→カウボーイ→さんずい

 

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この中でのベストは「地上の星」、本醸造だけど精米歩合は48%と大吟醸レベル、価格も4合瓶で1,500円ほどとそれなりだが、日本酒のアベレージそのままというか、きれいな星形のチャートを描きそうなお酒


ネタ枠は「のぱ」、強烈な酸味と甘みが襲ってくる。知らない世界が迫ってくる。1本買って飲みきれないから、ここで楽しむのみにするが、鮮烈な体験だった。

あえて個性派ぞろいで試してみたが、新潟のお酒は全般に香り穏やかで端麗辛口、即ち余韻が薄い。

私の口に合うのは東北に多い、香りがしっかりしていて、どことなくフルーティーで甘みうま味が乗りつつもスッキリ流れていく(つまり、豊盃であり、陸奥八仙であり、秋田のお酒もろもろも)
その点を認識できたことも大きな収穫と。

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程よく飲んだところで、新潟名物「たれかつ」も食べておく。少し前にチェーン

店の季節メニューになった時、週1以上で食べていたこの味、本場だとちゃんと

した肉使ってるのも相まって。食と酒が旅の原動力

ゲストハウスに戻るか、しばし考えつつ、駅前の立ち飲みに吸い込まれていく。
生ビールでは飽き足らず、クラフトビール酒屋では1本350円、ここでは開けて飲んで390円

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ハムカツがいかにも安っぽいボロニアソーセージそのままで食べきるのに苦労し

たが・・・ビールは場所で裏切らない。

今回は流石にバスで戻る。BRTの連接タイプを待って乗る。

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ラウンジでの宴会に混じり、今日も風味爽快ニシテで締めくくり。
明日のルートも、起きてから。

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