岩手から旅日記・大阪編

週末、東北をあちらこちら。→17年春から大阪へ。さらに名古屋

'16 12/10〜11 18きっぷで北東北ローカル線めぐり(その2)

秋田で1時間ほど時間が空いたので駅周辺をふらりと。

市民市場の看板があり微笑ましくて1枚

 

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センスの良いバスターミナルとデパート立ち並ぶこの辺りはそこそこ栄えているが、飲屋街の方はかなり寂れていた印象があって…

高速や新幹線で支店経済も無くなってきているので出張族頼みになりつつあるか。

 

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駅に戻り、しばしのインターバルでリゾートしらかみに乗り込む。
あれあれ、閑散期でガラガラじゃないですか。

 

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ビールを流し込みつつ、こんな長旅でしか開かない小説を。
それも、かなりライトなものではあるんだけれど、黒野伸一の『経済特区自由村』
ストーリーよりも、自給自足と資本主義のバランスを問いただされるように読み進めていく。パッケージとしてはもちろん小説だけれども、ついこの前の大麻村的なコミュニティに成り下がってしまう解き放たれた空間になってしまうか、宗教的に理念に突っ走って八方ふさがりになるか、「新しき村」のようにひっそりと残り続けるか・・・

「都市」と「地方」住むならどちらか。
まだできるだけ大きな都市に居たい。
いつかは地に足つけて生きれる環境を見つけたい。
西に帰るか、新しくどこかに流れ着くかはわからない。

 

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いつの間に夕暮れをむかえて、そこそこ荒れる日本海を眼下に徐行運転
深浦で行き違った橅編成のバーカウンターに並ぶ日本酒に羨望のまなざし。

 

 

鰺ヶ沢につくころには漆黒の世界
駅近で平目丼食べられるところがあれば途中下車とも考えたけれど、そもそもこの時間帯に開いている食堂少なく、しかも片道20分では間に合わない・・・
そのまま目的の夜汽車撮りに入る。

 

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木造でリゾートしらかみを降りて、巨大土偶にこんばんは。時刻表とにらめっこして陸奥森田・撫牛子とジグザグに撮っては乗り、降りては後追い。

 

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雪が思いのほか少なくて、うっすらと積もる程度
それでも適度に待ってくれているので、なんとなく冬っぽくなればと。

 

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そして、もっと降りしきる雪の中を・・・という構図も狙いたい。

またリベンジをと次はカレンダーとにらめっこ、果たして。


その日のうちに盛岡に戻るか、日曜に八戸回るか悩み・・・
折衷案で、八戸泊~朝市よって高速バスで戻ることにする。

八戸→盛岡はどうやっても18きっぷでつながらないので、
もう1日分使うかも悩みどころ。

 

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20時半に青森に到着
いつものカウンターで軽くビールを飲んで
(大将に顔色悪いと言われたが、なるほど、寒風に曝しすぎたようだ)

もうひと区間八戸駅の近くで一泊。
しっかり計算してみると、この日の運賃だけで1万円近くてほぼ元は取った。
あと4日分、どう使うかな。