岩手から旅日記・大阪編

週末、東北をあちらこちら。→17年春から大阪へ。

11/13 名残の紅葉、沿岸めぐり。

旅続きの秋を終えて、それでも紅葉が名残惜しく。

 

何もしない週末は罪だと思い、まだ葉が残ってそうな沿岸・釜石の仙人峠へ。

 

車で2時間、12時半に陸前大橋駅に着く列車をどこかで撮れればと盛岡を出発、遠野を越えて仙人峠の旧道へ。
こちらの道は初めてなんだけど、山道進んでも標高は稼がず、いつの間にか一気に下りはじめる。
峠といっても遠野側はある程度標高ある盆地ゆえ、釜石から一気に登って少し降りたところ、ろいう具合なのだ。仙人峠道路もほぼ遠野に向かって緩やかに登りっぱなしの道である。

20分ごろに陸前大橋駅についたが、駅前には郵便局併設の無駄に大きいコミュニティセンターあるのみで人の気配は無い。駅も側線とSL時代の給水塔が残り、たぶんかなり栄えた、ようには思えるんだけど駅舎はいまのスケールに合わせたプレハブ様の小屋しかなく。

ならばこの有り様を1枚

 

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紅葉はこのあたりの麓ならまだ十分に残っている。

 

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釜石鉱山は一通りの役目を終えて、建屋もほぼ撤去されてコンクリートの護岸のように。手前の施設は博物館になっている・・・らしいが人の気配がなくてどことなくパスということで。
落葉松が黄色く染まって、最後の花盛りといったところ。
このまま数ある炭鉱廃墟と同じく朽ちていくのか、世界遺産になった橋野高炉跡とあわせて観光地として盛り上がっていくのか、ちょっと後者は厳しい気がする。何分、アクセスが悪すぎるし風景も映えるものではない。

 

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釜石市内に入って駅前の市場で食堂のワンタン麺を。普通の丼を二回りくらい大きくしたような少し独特の器で登場
麺はつゆにしっかりと浸って、おこしてみるとそこそこボリュームがある。
昔ながらの、というか王道を行くラーメンで食べ疲れしない。

 

 

さてこのまま盛岡に戻ってもなので、いつも通過してばかりだった大槌の市街地に足を踏み入れることにする。ショートカットになっているかわからないぐらい迂回する三陸道を過ぎて、マストSCの角を右に折れると、ほどなくして大槌駅前(と、車の古いカーナビは示している)

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ただしそこに実際にあったのはだだっ広い砂利の広場、規則正しく並ぶ電柱、まだ必要性を感じない信号機
区画整理は終わったけれど、まだ何も街として形作るものはない。

 

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高台に登ると神戸から分けられたという希望のともしび。

 

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ぽつんと残る震災遺構は旧大槌町役場、生々しい爪痕を残す。曲がった鉄筋、津波の時刻で止まったままの時計。


こちらも解体するか否かの議論が巻き起こっているようだが、このひとつぐらいは残して、語り継ぐべきと思います。
「この下家を建てるな」という石碑は三陸各地にあって、それを守って被害を免れた集落もあれば、その逆も。利便性や権利問題など様々あるとはいえ、そのメッセージが小さすぎたことは否めないでしょう。
されば、忘れえぬものを。そして、ダークツーリズムや視察来訪である程度経済の潤いにも繋がるはず。

 

 

帰りはまだ雪は問題ないとみて土坂峠を越えて。木々は完全に葉を落としあとは雪とゲートの閉鎖を待つのみ。