岩手から旅日記・大阪編

週末、東北をあちらこちら。→17年春から大阪へ。さらに名古屋

高速バス乗車記録 八盛号 八戸→盛岡

特急八盛号

2016年12月11日

本八戸駅10:07→ 12:35盛岡バスセンター

岩手県北バス運行便

 

前日解禁になった青春18きっぷの冬シーズンは曜日周りが良く使いきれると見込んで2年ぶりに購入、さっそく北東北をぐるっと。

仕上げの八戸→盛岡はIGRで使えず、天候もいまいちだったので久慈経由も諦めておとなしくバスで戻ることにする。

 

この路線は曲者で1日2往復なんだけどフェリー接続もあって八戸午前発/盛岡午後発の設定しかない。新幹線が30分・3500円で結んでいるのでフェリーと市街地直結に活路を見出している状況

 

県北バスも八戸泊まりの滞泊行路(弘前ヨーデル号にも同様にあったはず)で採算はかなり厳しそうとみるが果たして。

 

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途中の本八戸駅でバスを待つ。

やってきたのは日野セレガの、おそらく2000年代初頭のタイプ。4列シートで後部トイレ付(ただし、使用不可)の11列シート40人乗り。

ナンバーから察するに、どこかの中古で10年強使ってから転入してきたと推測される。

 

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始発のバスセンターから5名、本八戸駅からは自分のみ。市内と軽米インターで1名ずつで計8名…思ったよりは多いのだけど、やっぱりこのくらいかと。

 

 市内をぐるぐると回り、軽米や九戸など各所で高速を下りてバス停に立ち寄るさながら各停便のルートを取るので盛岡まで2時間半かかる。アーバン号が同様の時間で都市間180キロに対してこちらは120キロ、その分運賃は安い。

 

車内は散らばって後列に誰もいないので、横に荷物を置きのリクライニングを最大限に倒してウトウト

 

八戸市内は雪で軽米は晴れ、また安代で吹雪いて盛岡はおだやかな晴天

いかにも冬の天気でめまぐるしい。岩手山は終始すっぽり雲の中

そんな天候を気にも留めない走りで「12月〜3月は到着が5分遅れ」ることもなく、ほんの少し早着で盛岡駅に到着するが、せっかくなのでバスセンターまで乗り通す。高速バスでは唯一市内を走る路線となり、県庁市役所前に泊まるなど両市街地を直結することで何とか路線を保つ姿が浮かび上がってくる。

 

そして、跡形もなくなりつつあるバスセンターに定刻で到着した。

'16 11/13 名残の紅葉、沿岸めぐり。

旅続きの秋を終えて、それでも紅葉が名残惜しく。

 

何もしない週末は罪だと思い、まだ葉が残ってそうな沿岸・釜石の仙人峠へ。

 

車で2時間、12時半に陸前大橋駅に着く列車をどこかで撮れればと盛岡を出発、遠野を越えて仙人峠の旧道へ。
こちらの道は初めてなんだけど、山道進んでも標高は稼がず、いつの間にか一気に下りはじめる。
峠といっても遠野側はある程度標高ある盆地ゆえ、釜石から一気に登って少し降りたところ、ろいう具合なのだ。仙人峠道路もほぼ遠野に向かって緩やかに登りっぱなしの道である。

20分ごろに陸前大橋駅についたが、駅前には郵便局併設の無駄に大きいコミュニティセンターあるのみで人の気配は無い。駅も側線とSL時代の給水塔が残り、たぶんかなり栄えた、ようには思えるんだけど駅舎はいまのスケールに合わせたプレハブ様の小屋しかなく。

ならばこの有り様を1枚

 

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紅葉はこのあたりの麓ならまだ十分に残っている。

 

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釜石鉱山は一通りの役目を終えて、建屋もほぼ撤去されてコンクリートの護岸のように。手前の施設は博物館になっている・・・らしいが人の気配がなくてどことなくパスということで。
落葉松が黄色く染まって、最後の花盛りといったところ。
このまま数ある炭鉱廃墟と同じく朽ちていくのか、世界遺産になった橋野高炉跡とあわせて観光地として盛り上がっていくのか、ちょっと後者は厳しい気がする。何分、アクセスが悪すぎるし風景も映えるものではない。

 

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釜石市内に入って駅前の市場で食堂のワンタン麺を。普通の丼を二回りくらい大きくしたような少し独特の器で登場
麺はつゆにしっかりと浸って、おこしてみるとそこそこボリュームがある。
昔ながらの、というか王道を行くラーメンで食べ疲れしない。

 

 

さてこのまま盛岡に戻ってもなので、いつも通過してばかりだった大槌の市街地に足を踏み入れることにする。ショートカットになっているかわからないぐらい迂回する三陸道を過ぎて、マストSCの角を右に折れると、ほどなくして大槌駅前(と、車の古いカーナビは示している)

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ただしそこに実際にあったのはだだっ広い砂利の広場、規則正しく並ぶ電柱、まだ必要性を感じない信号機
区画整理は終わったけれど、まだ何も街として形作るものはない。

 

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高台に登ると神戸から分けられたという希望のともしび。

 

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ぽつんと残る震災遺構は旧大槌町役場、生々しい爪痕を残す。曲がった鉄筋、津波の時刻で止まったままの時計。


こちらも解体するか否かの議論が巻き起こっているようだが、このひとつぐらいは残して、語り継ぐべきと思います。
「この下家を建てるな」という石碑は三陸各地にあって、それを守って被害を免れた集落もあれば、その逆も。利便性や権利問題など様々あるとはいえ、そのメッセージが小さすぎたことは否めないでしょう。
されば、忘れえぬものを。そして、ダークツーリズムや視察来訪である程度経済の潤いにも繋がるはず。

 

 

帰りはまだ雪は問題ないとみて土坂峠を越えて。木々は完全に葉を落としあとは雪とゲートの閉鎖を待つのみ。

'16 11/3〜6 秋の青森第3弾、津軽海峡はしご旅(その7)

旅の締めくくりは先週に引き続いての奥入瀬渓流へ。
今回は下流から順に上っていく。1週間で紅葉はかなり進んで、場所によってはほとんど葉が残っていないが・・・ぎりぎり楽しめるくらい。

イカー規制もなく、少し落ち着きを取り戻していて車停めつつ、三脚を構えつつ。石ヶ戸に売店があったが、軽くつまめる類のものはない。カメラを構えている間は寒さだけでなく空腹も忘れられると言い聞かす。

 

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適地はやはり阿修羅の流れ周辺で、ホワイトバランスを調整しようにも被写体が薄くなっていては効果がないのだけど、まだ紅葉の佇まいはあるのでいかに組み込んでいくか。

 

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時間を少し余したので、落ち葉を拾って集めてみたり、苔の山脈を切り取ってみたり。


15時を回ってくると日も陰ってきて、同時にかなり寒くなってくる。
雲井の滝と手前の流れを収めて、最後の銚子大滝につくころにはそもそも手持ちで撮影できる明るさはないほどに。 

 

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この場所も春夏秋冬一通り集めることができて、東北暮らしも仕上げにひとつ近づいた。

さて、空腹にも耐えかねて、青森市内に戻る。田代平をなんとか明るいうちに抜けて、青森駅前食堂の「おさない」居酒屋スペースで打ち上げ。

平目の刺身とか、じゃっぱ汁とかカスベの煮つけとかとにかく青森テイストのものを一気に並べて振り返り。

あとひと区間新青森まで数キロの運転を残し、ここはウーロン茶で我慢・・・

新幹線で、2本目のクラシック富良野ビンテージと、なぜかドライフルーツで充足する。

'16 11/3〜6 秋の青森第3弾、津軽海峡はしご旅(その6)

4日目、旅の最終日は奥入瀬渓流から青森へ抜けるプラン、そしてその前に昨日通過したもみじ山へも行くとして。


温泉は電波入らないので、道路情報も入ってこず。先週ダメだった酸ヶ湯の先の

八甲田表側は諦めるとして、田代平を抜けられれば何とかなる・・・

虹の湖で確認すると、まさかのの黒石~十和田湖も通行止め。八甲田山を大きく回り込んで向かわないとたどり着けなかったわけで、少し先が思いやられる。

 

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まずは中野もみじ山、普段何気なく通過している集落の奥にあるんだけれど、カエデも紅葉も一番色づいてるタイミングにあたって賑わっている。

 

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神社の境内でちょっとした縁日があったり、「酒仙」と書かれた文学碑も。


作者を存じ上げず調べてみると、有名な詩人で終生酒と旅を愛したと。いいなー
その心持。

 

 

イザべラ・バードといい、東北の観光地には、『この人が○日から何日間滞在し・・・こう記している』的な記録が多いので一通り原著に目を通しておければもっと感慨もなんとやらなのかも。

いつか借りてこようと(つまり、たぶん忘却の彼方へ)

 

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山を登り切った広場が落ち葉の絨毯で輝いていて、そこに思いっきり時間を食ったのだけど、まったく期待していなかっただけに相当楽しめた観光地だった。調べてくれた仲間に感謝


登り慣れた山道を進んで、雪の手前で左折しての田代平経由八甲田越え、完全に乾いた道で普通に走れる。ガスってて山の全容は拝めない。

ちょっとそろそろと蔦温泉のヘアピンカーブを下り、このあたりも1週間で葉が落ちて別世界になってしまっている。

半年は雪の中、裏側への入口と。

 

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昼回るころに奥入瀬渓流ホテルに到着する。こっちはまだ葉が残っていて紅葉感を楽しめる。

ランチは要予約(当日の11時がリミットらしい)なので、ラウンジのスイーツがお昼代わり。

 

むむ、足りるかは不安だけど、奥入瀬近辺で他に食べ物はあまりない。そこが難点、なんかつまめるようなご当地スナックがない。ランチの場所も少ない。ホテルのレストランか、渓流の駅向かいのピザか。

 

さてミルフィーユじゃ面白くないので、フルーツグラタンを頼んでみる。

 

 

香りを楽しむもの、らしい。待つことかなり・・・だったがこれは同時に出すため、いや自分のが足を引っ張った?


とりあえず、そのグラタンがこちら。

 

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焼きリンゴの様な香ばしさと、芯をもったシナモン、あとローズ系の色合いも感じる一気に過ぎ去っていく。あっという間のできごとで、アイスを乗っけてできあがり。

 

甘すぎずくどくなくて食べやすかった。

コーヒーも頼んでのんびりも良かったんだろうけど、合わせて2000円超えるし、その先の奥入瀬に響くので少しばかり浮き足立ってか足早に上流へ。

'16 11/3〜6 秋の青森第3弾、津軽海峡はしご旅(その5)

旅の後半戦、3日目はいつもの青森から。何の変哲もなく、出張でも良く泊まる宿からのスタートでいつになく高揚感がない。

 

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まだぎりぎり林檎が実っているタイミングなので青森らしい光景を求めて弘前のアップルロードへ向かう。天気が良ければ青空と岩木山でえも言わぬコントラストだけれど、小雨模様でどうか強く降らないことを・・・


よく見るとカーブミラーがリンゴの縁取りで、外から来るには新鮮に映るらしい。リンゴは枝しならせての収穫間近、何とやらの詞が出てくるわけではないけれど、収穫の秋は夏よりも儚く過ぎていく。

 

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久々に行きついたのはりんご公園、主目的はりんご園の散策ではなく、シードル工房なのです。ええ、ドライバーなので飲めませんが。いわゆるマイクロブルワリー的なこういう地産もの巡るのはやっぱり好奇心くすぐられる。


なかなか天候も回復しないので、とりあえず今宵のお酒を調達と。日本酒で一番気に入っている「陸奥八仙」の緑ラベル=ひやおろし、もうすぐ新酒がやってくる。そろそろまた酒蔵で溺れたいなと。(見学にいくと、良くある「純米と大吟醸をひとくちずつ」ではなく、もっきりサイズで、今あるのがこのあたりで、順番に試してみますか!という天国(ある意味では混沌を招く地獄)なんです。)

あとは、ちょっとワインを意識したようなデザインの鳩正宗を部屋飲み用に買っておく。

 

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雨が降ったりやんだりだけど、弘前城の紅葉も外堀からひととおり。
桜並木の紅葉を、ちょっと赤強く加工したら、JRの城ヶ倉大橋ポスターぐらいの現実感の無さになってしまったけど、まあこれも遊びのひとつとして。
実際にもかなり染まっていたので、春だけでなく秋もおすすめ。

 

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黒石のもみじ山もちょうど見ごろの時期でこちらに寄ってから青荷温泉に入ろうとしていたが、雨は強くなる一方にて明日の回復を期待して直行する。
「どさ?ゆさ。」の看板迎えるランプの宿へ。
雨は雪に少し変わってきたか。電波の全く届かない世界、落ち着ける。

 

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市内で買い込んだアップルパイを品評、リンゴの甘さとかシナモンの利かせ方、サクサク具合が全然違っててどれが好みと探してみる。何か不思議な体験…やや酸味があって(たぶん紅玉で)、控えめなパイ生地のものが特に美味しかった。

 

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 さて3か月ぶりの青荷温泉、ひととおりは回っているので今回はスタンプラリー的にせかせか浸かる必要もない。

木造の雰囲気があってほっとする健六の湯にふやけるまで。あとは夕食後に露天と内風呂、滝見の湯は相変わらず冷たかったらしい。

 

'16 11/3〜6 秋の青森第3弾、津軽海峡はしご旅(その4)

紅葉の名所だけど、もしかしたらもう終わりかなと思いつつ大沼へ。
レンタカー借りたら、なんとなく100キロぐらいは走っておきたいよねという思いもあり。

夕暮れ前にして、でも雲が厚くて焼けそうにはない。

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駒ケ岳は見事に雪化粧して、手前の木々は桜でいうところの花吹雪

 

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骨格と風景のコントラストを狙う。
色々と
歩いて回ると構図が尽きないような気もしたけれど、ラッキーピエロを逆算すると時間がないので
ささっと切り上げて、次へ。

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というわけでの峠下総本店、インテリアも総本山、なんでもあり。

 

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遊園地のようでもあるし、ともすれば物置小屋に迷い込んだようにもみえる。

メニュー表は「本日は人気の限定メニューで営業しています」とごく一部だけのメニューが
載っているだけで、狙っていた組み合わせができずしばし困惑も、レジに並んでみたら、いたって普通のメニューで頼める様子、
チャイニーズチキンバーガー+ハンバーガー+ラッキーガラナの組み合わせ
チキンはやっぱり発つ前にもう一度食べておきたかったのと、ハンバーガーの肉ぎっしり感もどうも捨てがたく、
この組み合わせをやっておきたかった(セットにしても、ポテトには惹かれないので値段少し高くても、ね)

 

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さすがに夕方なってすきっ腹でもあり、さくっと平らげて、
そういえばとまだ行っていなかったセイコーマートへも。
サッポロクラシック富良野ビンテージを6館パックでまとめ買い。
スーパーの特売ほど安くない(1000円は切らない)けど、コンビニにありがちな「定価」よりは安い、
1100円切るぐらいだったので、ある意味最強のインフラで絶えることはなさそう。
いつの間にか、社名が「セコマ」になってたけど道民はこう略しているのか?
うーん慣れない、でも、短くしたくなるのもわかる。

レンタカーを返して、新幹線で青森に戻る。
富良野の味が気になって、早速紙をほどいて1本目
クラシックの軽さ+後に抜ける香りで確かに美味しい。
このところ、ノーマル品は普通に道外で売ってるので限定の意味?
(いや、そうしないと10何年連続売上増はできないだろう)なので、地酒を手に入れたのと同じよろこび。

青森でまた軽く飲んで、この2日で魚貝は食べつくした感ある。

'16 11/3〜6 秋の青森第3弾、津軽海峡はしご旅(その3)

2日目はレンタカーで函館周辺を巡り、青森に再上陸の予定
まずは朝食なんだけれど、朝市でイカが歩いて飛び出す残酷な丼を少し楽しみに…していたが、滝澤商店の店主からやっぱり朝市は観光客の行くところ、と言われて自由市場に行先を転換する(ひねくれ者である)

ちなみに、北海道新幹線開業して観光客増えたか尋ねてみると、街には増えたけど、うちは減ったと。
青森からの競馬とかちょっと出かけての需要が減っているらしい。やっぱり高くなったから。
ごりごりの観光地は潤っても、足元では素朴な世界が褪せていくわけで。


というわけで、レンタカーのオープンと同時に手続し、まずは自由市場へ。

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思ったより広くない(昨日の古川市場をすこし広げたくらい)、食堂もあったけど、良く見るとところどころ刺身を売っているので、これを合わせれば海鮮丼になると!

 

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巡り巡って、ご飯を買って、これでひとり1000円ちょっと。だいぶ得した気分
新巻き鮭、気になったんだけど買っても1尾はおろか5切れぐらいも食べ切れる自信がなくて断念する。

そして昨日夕方に立ち寄った「アンジェリック」を再訪する。駅前を抜けて15分ほど、開店の10分前の到着だったが先客は3人、助かった。
休日はそれなりに並び、今日は休みに挟まれてなので自分たちと同様の観光客数多では?と心配していたわけだけれど。
と、いうことで『スープクレープ』という何とも想像できないスイーツを注文してみる。

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スープは、甘いクリームのようなソースで、クレープを満たしている感じ。
くどくないぎりぎりの甘さで、うん、結構甘い。
不思議な食べ物だった。

そこから五稜郭へとまた戻る。
紅葉みて、タワーに登って・・・の予定だっだけど、一時離脱でちょっと仕事にさえぎられる。

 


さてひと段落、気を取り直して香雪園へ。


ちなみにもう昼時だけど、クレープがまだ鎮座していて食事は暗くなってからでも何とかなりそう。

函館でタイミングぴたりの紅葉に出会えるとは。

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黄色に赤に見事に染まっている。あとは晴れていれば・・・多少は腕をごまかせたのかもしれないけれど
まだまだ勉強が足りないと思いつつも、ちょっと遊んでとってみたり楽しいひととき。

'16 11/3〜6 秋の青森第3弾、津軽海峡はしご旅(その2)

函館についた時点で15時過ぎ、今日はこのまま市内の観光として、まずは宿に荷物を置く。

朝食が有名なラビスタは1泊1万を超えていたので、差額5千円で美味しい海鮮食べた方がトータルの幸福度は高そうと、味気もなく東横インを選択
その宿が目的の旅でもなければ、最近は宿泊費を削ることに没頭している。

朝市で活イカ1,620円の立て看板にびっくり。
不漁で高騰しているのは知ってたけれど、この値段だと、都内で食べても変わらんじゃん(都内はその倍ぐらいになっているのかもしれないけれど)

 

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そのままベイエリアへ流れて。
昼食のっけ丼から既にしばし時間が経っていたのでまずは函館塩ラーメン(といってもハーフサイズ)

 

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間髪入れずにハセガワストアのヤキトリ弁当

 

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勝手に函館三大グルメと思う(いや、『函館はぐれ本』にも書いてあったから独善ではないよ)
ラッキーピエロ
・ヤキトリ弁当
・シスコライス

だけど、最後の一つだけは最近寄っていない。
代わりに、「しげちゃん寿司」を追加したのが、個人的な函館三大グルメ(今回は行ってない)あとは丸善瀧澤商店の鮭とばを加えて・・・もはやカオスだけど函館の美味しいものリスト

 

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次第に日が暮れてきたので坂のエリアを散策しつつ、夜景撮影ポイントを探る。

 

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前に寄り道でスイーツ「アンジェリック」に閉店間際立ち寄るとやっぱりクレープはないらしく、リンゴのシブーストを手に取る(ただ、散々持ち歩いた揚句口にしたのは青森だった)
翌朝、開店に合わせて立ち寄る予定に組み込んで、どこまで並ぶかは賭けになる。

 

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夜景撮影は結局、有名どこの八幡坂が一番良かった。
辺りに住んでいる人はいるはずなのに車通りはほとんどなく、観光タクシーが列をなして立ち寄るスポット。道の真ん中に三脚立てても、違和感がない。

そこで話しかけられた地元のおじさんにヒントをもらった、教会が入る夜景スポットを捜し歩く。

 

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坂の上ではなく、丘の空き地からだった。たぶん、ここで正解のはず。

 

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横に流れて函館山ロープウェイへ。だいぶ夜が更けた気がするけれどまだ19時回っていない。
だいぶ並ぶと覚悟したが、既に上りはピーク過ぎててサクッと乗れる。
黄昏時からそのまま夜景が一番混む時間帯なので既に下りが混み始めているわけで、こちらはかなり並んでいる。


手持ちでぶれるけど、ロープウェイで上ったことがないので(過去2回はバス往復)ちょっとテンションあがって
無理矢理撮ってみる。

そして山頂へ、ひたすら寒いのだけどシャッターを押す間だけは忘れている。

 

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帰りは函館駅への直行バスで下る、少しずつ景色が変わる夜景をみながら。
コストもアクセスもこっちに分があると思うのだけど、やっぱり他の期間に比べるとなぜかバスは弱い。

駅に戻って先ほどの立ち飲み、丸善瀧澤商店へ。

 

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ここでイカ刺にありつける。なんと1匹分で500円、値段に酔いしれ、もちろん味も◎

 

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そこからまだ残ってて良かった!の鮭とばへ。春先のしっとり品ではなく、乾物系のものだったけれど
やっぱりここのが一番美味しい。乾きすぎずでそこらの土産物屋のものはもう買えなくなっている。

来月には次のを吊るすという、食べられるのは3月ぐらい?


屋台村の店には足が伸びず、イカも食べたことだし観光客向けの居酒屋に行く気にもなれず
ふらっと入った小さい店が割とあたりでここで飲む。
〆にチャイニーズチキンバーガーで1日目は終わり。

'16 11/3〜6 秋の青森第3弾、津軽海峡はしご旅(その1)

金曜休めば4連休なら、躊躇なく休みを取るのが旅人の発想と悪気なく出かけていく。

行先は2週連続での青森だけど、その前哨戦に函館をつなげての3泊4日に仕立ててみる。
最近は土日旅が多かったので、少し長めにとってみるのもまた新鮮で楽しみなもの。行先は骨格決めてからの肉付けがとめどなく、時間は有限の大前提は脆くも崩れ去る。ひとりで気の向くままも良いけれど、n=1じゃ視野が狭すぎる。ましてやスイーツめぐりなぞ。

 

 

まずは新幹線でいつもの新青森駅に向かう。初日はレンタカーを使わずの徒歩観光に。
自分は何度行ったかだけど、ガイドしてると新たな発見もあり楽しいのです。というわけで飽きもせずのっけ丼とワ・ラッセヘ。

 

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のっけ丼はその度にどんどんシステム化されていくのに困惑するばかり、まだ根は市場のおすそわけ感を残しているけれど、いつか釧路の様な俗化されまくった観光地に成り下がってし

まうのではないかと不安は増していく。いま入っている商店はどこもやはり経営楽でない様子で、この2,3年で数件が消え、テーブルが置かれている。
目をつけた観光客ありきの業者が入ってくると、どうだろう相場も吊り上って2000円だしても埋まらない丼になってしまうかも。

青森のリトル横浜エリア(と勝手に読んでいる、ベイブリッジと赤い箱となんちゃってマルシェのあたり)へ向かう途中でGelato Naturに立ち寄る。
いつも車で過ぎる通りに、ジェラート売っていたとは知らず、嶽きみとか毛豆とかこれぞ青森な味が並んでて、しかもリンゴの食べ比べ(あかねとジョナゴールド)まで。

 

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甘いもの好きだけど、こういう機会でないと立ち寄れない(道の駅でアップルパイが限界)ので調べることもなく、まったく素通りの場所だった。
でも、こういうローカル感ありつつしっかりしたものを出している店があるのは本当に良いこと。もっと広まると…おっと俗化の足音が…

 

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ワ・ラッセは今年のねぶたに切り替えられてからは初めて。やっぱり青森のものが一番造りが細かくて美しさがある。
五所川原の迫力は大きさが成すもので、展示方法とかは一枚上手だけれど本場は青森と高らかに主張する。

A-FACTORYではリンゴをいくつか買ってみて、初めて見るのは「ホワイトジョナ」、あとは星の金貨とかぐんま名月、サン陸奥「おいらせ」も売ってたんだけど、おそらく旬は過ぎてて1個500円は高すぎると見送り。

奥入瀬ビールを片手に津軽海峡を渡る。乗っているもの自体は東日本のE5系で見慣れた車内なんだけど、
アナウンスが観光列車並みの丁寧さでこれが北海道新幹線と知る。
八戸以北の区間と同じで、ほとんどトンネルや防音壁であまり外の世界はうかがい知れないまま終点の新函館北斗に到着

ここからまた乗り継いで、結局青森駅から2時間をかけて函館駅に到着する。

 

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時間だけなら、白鳥と変わらない。
それでも人が増える(もちろん青森からだけではない)のだからレールの力は良くわからない。


金沢は明らかな時間短縮効果があったけれど、函館はせいぜい仙台都市圏からの短縮に過ぎない(だから開業時のポスターがサンドイッチマンだった)のに地域の象徴としての効果がかなり大きいとみる。
春からはLCCも函館に就航するので、飛行機&新幹線の周遊ルートが定着するのか、いや、おそらく東京からなら飛行機が半値の状態…
青森にも片道10~15千円ぐらいでデイリーの成田便あればだが(ほぼ岡山と同じ距離感で、広島ほどは離れておらず、大きくない)青森の方は新幹線に分がある&夜行バス文化圏(上京=時間がかかる、夜行のイメージ強いと推測、ノクターン号やスカイ号を例に引く)
ので成立するかどうか。そういえば夏の一時期春秋日本が訓練に使っていたが。

高速バス乗車記録 アーバン号仙台→盛岡

2016年11月20日

仙台宮交バスターミナル 17:00 → 19:25 盛岡駅西口

岩手県交通 運行便

 

新宿から到着して足早に駅を横切り、いつもの長蛇の列へ。今回もかなり長く…補助席でないことを願うばかり。

何かと避けてるつもりで、やっぱり次の便を待つ気にもなれず…結構乗っている気がする県交通便、今回は初の11列シート車が入線

 

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明らかに中古だけれど、ナンバーからやってきて日は浅そうでまだ塗装はピカピカです。

車内は簡易的なシートで厚みはないタイプ。元々どこ走ってたんだろう?短距離路線の様ですが、痕跡で辿れるような知識は持ち合わせておらず…

くたびれた小物入れのネットが何ともいえず、というか、使い物になりませんでして。

 

40数番目で辛うじて通路側の席は取れて、満席+補助席1でスタートし広瀬通でさらに1名乗車、ということは47名乗っててやっぱりかなりのドル箱路線ではないかと。

 

外はすでに真っ暗で車窓楽しむわけにもいかず、本読んだり、考え事してたら眠りに落ちてたり。

まだまだ雪はないので安定運行ですが、さすがに年末以降は新幹線活用も考えていかないと。そうなるとコストが嵩んで引きこもりになってしまう。

 

あとは、増便なり競争がもう少し働く環境になればと思うのですが、共同運行相乗りでどこが参入する?ツアーバス系は拠点がなくてコストを賄えないようですし(仙台の桜交通にしても、メインの需要は盛岡発なのでこちらに拠点がないのは割に合わないはず)、盛岡方で貸切系のどこか…日帰り行路組める路線ですがいかがでしょうか?

運賃はあまり変わらなくても受け皿が増えれば良い方向に循環進むと考えますが果たして。