岩手から旅日記・大阪編

週末、東北をあちらこちら。→17年春から大阪へ。さらに名古屋

高速バス乗車記録 アーバン号仙台→盛岡

2016年12月18日

仙台宮交バスターミナル17:40 →  20:07盛岡駅西口

JRバス東北運行便

 

いわきからの帰り道、こちらのバスは宮城交通が絡んでいないので東口到着となってしまう。乗り換えに不便なので広瀬通で降りて40番まで歩く。

5分前に到着したタイミングでちょうど入線、先ほどと同じJRバスだがこちらはトイレなしの11列シートでこのアーバン号をベースに、米沢とか若松線も担当しているらしい。

 

夕方の混む時間帯だが乗車整理もなくそのまま乗り込む。窓側の席は取れなかったが、総勢30名ほどの乗客ゆえ思いのほかゆとりが流れる車内に。

 

ひとつ前の35分発の茨城交通日立・水戸方面行きが2台運行でかなり盛況の様子。ダイヤを見ると水戸辺りを朝6時に出て、折り返しのこの便は到着23時過ぎとかなり極端なダイヤを組んでいる。いや、車両は折り返すにしても乗務員はワンマン片道ずつの行路とすれば…可能なのか。

たぶん使うことはないが興味を引く路線だ。

 

そんな茨城行きと同時に出発、広瀬通からの乗車はなし。

今日はかなり暖かかったので見える範囲には雪が残っていない。乾いた路面を北上していく。

運行表よりも少し早めに中尊寺PAに到着しての開放休憩、ここまでくるとやっぱり多少行きは残っている。しかし、ささやかに落ちてくるものは雨でちょっとこの時期としては不釣り合いでもある。

 

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その後も安定した走りで快調に北上していく。思いのほか車内が明るく、読書が捗る。あとは溜まり過ぎている旅の記録を書きとめたり。こんな風に時間を有効活用できるならバス旅も決して非効率ではないと思うのです。

 

減速したかと思えばすでに盛岡南インターまで到達してて、車通りが引いた西バイパスを快調に。冬季ダイヤもなんのその、普段と同じ定刻で盛岡駅に到着した。

 

高速バス乗車記録 いわき→仙台

仙台ーいわき線

2016年12月18日

いわき駅前14:25 → 17:23 広瀬通一番町

JRバス東北運行便

 

福島での忘年会旅、帰りにふと塩屋崎灯台に立ち寄ることになり浜通りエリアに初上陸する。

その帰り、青春18きっぷ乗り継ぎでは間に合わないので、かといって往復新幹線は財布にダメージ大きいとみてバスを乗り継いで帰ることにする。

発車40分ほど前に新常盤交通のセンターに電話して予約完了、ネットが締め切っていたのでもう駅で出たとこ勝負かと思いきや、すんなりと窓側の席を確保した。

 

いわき駅で昼食がわりにいちばんお値打ちな駅弁を買って、階段下のバス乗り場へ。発券時の座席表を見ると窓側は少し埋まっての一部通路側使って25名ほどの予約が入っていた。

 

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初めて目にする常盤交通のバスたち。新〜に社名変更した方のデザインはなかなか洒落ていると思いますがどうでしょうか?

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いわきからは東京行きがメイン路線で、仙台、郡山・会津若松、福島の各路線が続く路線体系になっている。東京行きは早朝から深夜まで40往復近く、3時間で片道3,500円だから完全に日帰り圏内といえそう。買い物やレジャーもそっちに流れるか。

対して仙台線はJRが不通のため唯一の直通ルートとして機能、県内は比較的流動少ないようだがJRの本数がかなり限られているので、106急行的な補完関係にありそう。

 

さて、肝心の仙台行きバスは市内混雑で定刻過ぎた21分ごろに入線、ほぼ全員が駅前からの乗車で改札を受けて乗り込む。

後方トイレ付き11列シートの13年式で、青森や秋田方面など中距離線に多用されているタイプの車両

 

乗務員は仙台の白沢事業所とあり、普段は仙台市バスの運転をしている?のかもしれない。JRバスらしい丁寧な案内、運行見通しの連絡が随時あり好感がもてる。

いわき市内を5分遅れで抜けた後、中央インターで高速前最後の停車となる。ここで人数確認あり。

 

高速に入って隣席の空きが確定したので遅めの昼食をとる。

 

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この辺りでカジキマグロ有名なだったか?と不思議で手に取ったが、側面を読むと、福島ならではの事情が。

原発事故の影響で近海魚が出荷できず、回遊魚のカジキに目をつけ始めている様子。まだ使用している原料は「宮城または千葉県産」となっているが、試みとしてはとても応援したい。

 

炒めたキャベツが敷いてあって、ソースの浸り具合も駅弁向けでくどさもなく美味しかった。

 

食後は常磐道の山間を抜けるにつれて眠気も増していき、小野インター立ち寄りに気づかず松川PAの休憩前に小一時間から目を覚ます。

 

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発車時点で10分遅れの案内あり、すぐに外も暗くなり、読書しつつ、これを書きつつ過ごす。

 

17時過ぎに仙台宮城インターを退出、遅れを取り戻してほぼ定刻に広瀬通に到着した。

'16 11/19 東京散歩、さいたまトリエンナーレへ(その1)

秋の東京行き、これがおそらく年内最終便。日が暮れてからはいろいろと飲み予定あるものの、日中は行先を探してさまようスタイルが板についている。

この秋は現代アート展を割とみて回ったので、その流れで関東近辺ならと埼玉のへ。調べていくとTwitterでひたすらネガキャンやるアカウントありの、なんか期待外れだったという声ありのでうーんちょっと足が重いけど百聞は一見にと信じて宿を出発する。

まずは岩槻へ。東武スカイツリーラインからアーバンパークライン?に乗り継いで、ってこういう安直なネーミングやめてほしいが、その、団地で桜ヶ丘とか望洋台とか付けちゃうのと同義で地に足がつかないものはいかがかと。横文字なんとなくかっこいい症候群。

 

さておき、浅草から1時間強で岩槻駅に。ここから展示がある旧民俗文化センターまでは無料のシャトルバスあり。20分ほどで到着するが、このバス利用してきたのは私を入れて4名で、他に車で来たと思われる人も決して多くはなく、ボランティアに支えられてるとはいえ、盛況で活性化している!とはまではいえなさそうな予感はする。

 

作品はいかに埼玉に関連づけるか、というところを主眼に置きすぎている否めない構成だけれど、いくつか面白かったものを。

 

大洲大作

『車窓をあつめる』

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埼玉の地域特性を巧みに表してて、そしてキュレーションの面白さも感じられる。もちろんそれは、最近跋扈しているコピペメディアの意ではなくて。

 

もうひとつの、『Commuter/通う人』は映像がのっぺりとしてて、据えてしっかり見るに足らずちょっと消化不良…

 

多和田葉子『L字の部屋』

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角部屋のいろんなところに綴られていて、全体のストーリー性は知力が足りず見出せなかったのだけれど、この一角に強く惹かれてしまった。

 

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他にも、『水がありました』は意図がわからなかったけどとりあえず綺麗だった。『感覚の洗濯』のハッと琴線に触れるものがかり、『Elemental Detection』は曇りで魅力半減だったのかもしれないが、豊島美術館で感じた、心が浮遊する感覚を思い起こさせてくれた。

ネタバレ厳禁と注意しておきながら、会期終わると公式サイトで思う存分公開してるのはいかがかと思いつつ…

高速バス乗車記録 八盛号 八戸→盛岡

特急八盛号

2016年12月11日

本八戸駅10:07→ 12:35盛岡バスセンター

岩手県北バス運行便

 

前日解禁になった青春18きっぷの冬シーズンは曜日周りが良く使いきれると見込んで2年ぶりに購入、さっそく北東北をぐるっと。

仕上げの八戸→盛岡はIGRで使えず、天候もいまいちだったので久慈経由も諦めておとなしくバスで戻ることにする。

 

この路線は曲者で1日2往復なんだけどフェリー接続もあって八戸午前発/盛岡午後発の設定しかない。新幹線が30分・3500円で結んでいるのでフェリーと市街地直結に活路を見出している状況

 

県北バスも八戸泊まりの滞泊行路(弘前ヨーデル号にも同様にあったはず)で採算はかなり厳しそうとみるが果たして。

 

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途中の本八戸駅でバスを待つ。

やってきたのは日野セレガの、おそらく2000年代初頭のタイプ。4列シートで後部トイレ付(ただし、使用不可)の11列シート40人乗り。

ナンバーから察するに、どこかの中古で10年強使ってから転入してきたと推測される。

 

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始発のバスセンターから5名、本八戸駅からは自分のみ。市内と軽米インターで1名ずつで計8名…思ったよりは多いのだけど、やっぱりこのくらいかと。

 

 市内をぐるぐると回り、軽米や九戸など各所で高速を下りてバス停に立ち寄るさながら各停便のルートを取るので盛岡まで2時間半かかる。アーバン号が同様の時間で都市間180キロに対してこちらは120キロ、その分運賃は安い。

 

車内は散らばって後列に誰もいないので、横に荷物を置きのリクライニングを最大限に倒してウトウト

 

八戸市内は雪で軽米は晴れ、また安代で吹雪いて盛岡はおだやかな晴天

いかにも冬の天気でめまぐるしい。岩手山は終始すっぽり雲の中

そんな天候を気にも留めない走りで「12月〜3月は到着が5分遅れ」ることもなく、ほんの少し早着で盛岡駅に到着するが、せっかくなのでバスセンターまで乗り通す。高速バスでは唯一市内を走る路線となり、県庁市役所前に泊まるなど両市街地を直結することで何とか路線を保つ姿が浮かび上がってくる。

 

そして、跡形もなくなりつつあるバスセンターに定刻で到着した。

'16 11/13 名残の紅葉、沿岸めぐり。

旅続きの秋を終えて、それでも紅葉が名残惜しく。

 

何もしない週末は罪だと思い、まだ葉が残ってそうな沿岸・釜石の仙人峠へ。

 

車で2時間、12時半に陸前大橋駅に着く列車をどこかで撮れればと盛岡を出発、遠野を越えて仙人峠の旧道へ。
こちらの道は初めてなんだけど、山道進んでも標高は稼がず、いつの間にか一気に下りはじめる。
峠といっても遠野側はある程度標高ある盆地ゆえ、釜石から一気に登って少し降りたところ、ろいう具合なのだ。仙人峠道路もほぼ遠野に向かって緩やかに登りっぱなしの道である。

20分ごろに陸前大橋駅についたが、駅前には郵便局併設の無駄に大きいコミュニティセンターあるのみで人の気配は無い。駅も側線とSL時代の給水塔が残り、たぶんかなり栄えた、ようには思えるんだけど駅舎はいまのスケールに合わせたプレハブ様の小屋しかなく。

ならばこの有り様を1枚

 

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紅葉はこのあたりの麓ならまだ十分に残っている。

 

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釜石鉱山は一通りの役目を終えて、建屋もほぼ撤去されてコンクリートの護岸のように。手前の施設は博物館になっている・・・らしいが人の気配がなくてどことなくパスということで。
落葉松が黄色く染まって、最後の花盛りといったところ。
このまま数ある炭鉱廃墟と同じく朽ちていくのか、世界遺産になった橋野高炉跡とあわせて観光地として盛り上がっていくのか、ちょっと後者は厳しい気がする。何分、アクセスが悪すぎるし風景も映えるものではない。

 

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釜石市内に入って駅前の市場で食堂のワンタン麺を。普通の丼を二回りくらい大きくしたような少し独特の器で登場
麺はつゆにしっかりと浸って、おこしてみるとそこそこボリュームがある。
昔ながらの、というか王道を行くラーメンで食べ疲れしない。

 

 

さてこのまま盛岡に戻ってもなので、いつも通過してばかりだった大槌の市街地に足を踏み入れることにする。ショートカットになっているかわからないぐらい迂回する三陸道を過ぎて、マストSCの角を右に折れると、ほどなくして大槌駅前(と、車の古いカーナビは示している)

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ただしそこに実際にあったのはだだっ広い砂利の広場、規則正しく並ぶ電柱、まだ必要性を感じない信号機
区画整理は終わったけれど、まだ何も街として形作るものはない。

 

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高台に登ると神戸から分けられたという希望のともしび。

 

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ぽつんと残る震災遺構は旧大槌町役場、生々しい爪痕を残す。曲がった鉄筋、津波の時刻で止まったままの時計。


こちらも解体するか否かの議論が巻き起こっているようだが、このひとつぐらいは残して、語り継ぐべきと思います。
「この下家を建てるな」という石碑は三陸各地にあって、それを守って被害を免れた集落もあれば、その逆も。利便性や権利問題など様々あるとはいえ、そのメッセージが小さすぎたことは否めないでしょう。
されば、忘れえぬものを。そして、ダークツーリズムや視察来訪である程度経済の潤いにも繋がるはず。

 

 

帰りはまだ雪は問題ないとみて土坂峠を越えて。木々は完全に葉を落としあとは雪とゲートの閉鎖を待つのみ。

'16 11/3〜6 秋の青森第3弾、津軽海峡はしご旅(その7)

旅の締めくくりは先週に引き続いての奥入瀬渓流へ。
今回は下流から順に上っていく。1週間で紅葉はかなり進んで、場所によってはほとんど葉が残っていないが・・・ぎりぎり楽しめるくらい。

イカー規制もなく、少し落ち着きを取り戻していて車停めつつ、三脚を構えつつ。石ヶ戸に売店があったが、軽くつまめる類のものはない。カメラを構えている間は寒さだけでなく空腹も忘れられると言い聞かす。

 

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適地はやはり阿修羅の流れ周辺で、ホワイトバランスを調整しようにも被写体が薄くなっていては効果がないのだけど、まだ紅葉の佇まいはあるのでいかに組み込んでいくか。

 

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時間を少し余したので、落ち葉を拾って集めてみたり、苔の山脈を切り取ってみたり。


15時を回ってくると日も陰ってきて、同時にかなり寒くなってくる。
雲井の滝と手前の流れを収めて、最後の銚子大滝につくころにはそもそも手持ちで撮影できる明るさはないほどに。 

 

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この場所も春夏秋冬一通り集めることができて、東北暮らしも仕上げにひとつ近づいた。

さて、空腹にも耐えかねて、青森市内に戻る。田代平をなんとか明るいうちに抜けて、青森駅前食堂の「おさない」居酒屋スペースで打ち上げ。

平目の刺身とか、じゃっぱ汁とかカスベの煮つけとかとにかく青森テイストのものを一気に並べて振り返り。

あとひと区間新青森まで数キロの運転を残し、ここはウーロン茶で我慢・・・

新幹線で、2本目のクラシック富良野ビンテージと、なぜかドライフルーツで充足する。

'16 11/3〜6 秋の青森第3弾、津軽海峡はしご旅(その6)

4日目、旅の最終日は奥入瀬渓流から青森へ抜けるプラン、そしてその前に昨日通過したもみじ山へも行くとして。


温泉は電波入らないので、道路情報も入ってこず。先週ダメだった酸ヶ湯の先の

八甲田表側は諦めるとして、田代平を抜けられれば何とかなる・・・

虹の湖で確認すると、まさかのの黒石~十和田湖も通行止め。八甲田山を大きく回り込んで向かわないとたどり着けなかったわけで、少し先が思いやられる。

 

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まずは中野もみじ山、普段何気なく通過している集落の奥にあるんだけれど、カエデも紅葉も一番色づいてるタイミングにあたって賑わっている。

 

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神社の境内でちょっとした縁日があったり、「酒仙」と書かれた文学碑も。


作者を存じ上げず調べてみると、有名な詩人で終生酒と旅を愛したと。いいなー
その心持。

 

 

イザべラ・バードといい、東北の観光地には、『この人が○日から何日間滞在し・・・こう記している』的な記録が多いので一通り原著に目を通しておければもっと感慨もなんとやらなのかも。

いつか借りてこようと(つまり、たぶん忘却の彼方へ)

 

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山を登り切った広場が落ち葉の絨毯で輝いていて、そこに思いっきり時間を食ったのだけど、まったく期待していなかっただけに相当楽しめた観光地だった。調べてくれた仲間に感謝


登り慣れた山道を進んで、雪の手前で左折しての田代平経由八甲田越え、完全に乾いた道で普通に走れる。ガスってて山の全容は拝めない。

ちょっとそろそろと蔦温泉のヘアピンカーブを下り、このあたりも1週間で葉が落ちて別世界になってしまっている。

半年は雪の中、裏側への入口と。

 

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昼回るころに奥入瀬渓流ホテルに到着する。こっちはまだ葉が残っていて紅葉感を楽しめる。

ランチは要予約(当日の11時がリミットらしい)なので、ラウンジのスイーツがお昼代わり。

 

むむ、足りるかは不安だけど、奥入瀬近辺で他に食べ物はあまりない。そこが難点、なんかつまめるようなご当地スナックがない。ランチの場所も少ない。ホテルのレストランか、渓流の駅向かいのピザか。

 

さてミルフィーユじゃ面白くないので、フルーツグラタンを頼んでみる。

 

 

香りを楽しむもの、らしい。待つことかなり・・・だったがこれは同時に出すため、いや自分のが足を引っ張った?


とりあえず、そのグラタンがこちら。

 

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焼きリンゴの様な香ばしさと、芯をもったシナモン、あとローズ系の色合いも感じる一気に過ぎ去っていく。あっという間のできごとで、アイスを乗っけてできあがり。

 

甘すぎずくどくなくて食べやすかった。

コーヒーも頼んでのんびりも良かったんだろうけど、合わせて2000円超えるし、その先の奥入瀬に響くので少しばかり浮き足立ってか足早に上流へ。

'16 11/3〜6 秋の青森第3弾、津軽海峡はしご旅(その5)

旅の後半戦、3日目はいつもの青森から。何の変哲もなく、出張でも良く泊まる宿からのスタートでいつになく高揚感がない。

 

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まだぎりぎり林檎が実っているタイミングなので青森らしい光景を求めて弘前のアップルロードへ向かう。天気が良ければ青空と岩木山でえも言わぬコントラストだけれど、小雨模様でどうか強く降らないことを・・・


よく見るとカーブミラーがリンゴの縁取りで、外から来るには新鮮に映るらしい。リンゴは枝しならせての収穫間近、何とやらの詞が出てくるわけではないけれど、収穫の秋は夏よりも儚く過ぎていく。

 

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久々に行きついたのはりんご公園、主目的はりんご園の散策ではなく、シードル工房なのです。ええ、ドライバーなので飲めませんが。いわゆるマイクロブルワリー的なこういう地産もの巡るのはやっぱり好奇心くすぐられる。


なかなか天候も回復しないので、とりあえず今宵のお酒を調達と。日本酒で一番気に入っている「陸奥八仙」の緑ラベル=ひやおろし、もうすぐ新酒がやってくる。そろそろまた酒蔵で溺れたいなと。(見学にいくと、良くある「純米と大吟醸をひとくちずつ」ではなく、もっきりサイズで、今あるのがこのあたりで、順番に試してみますか!という天国(ある意味では混沌を招く地獄)なんです。)

あとは、ちょっとワインを意識したようなデザインの鳩正宗を部屋飲み用に買っておく。

 

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雨が降ったりやんだりだけど、弘前城の紅葉も外堀からひととおり。
桜並木の紅葉を、ちょっと赤強く加工したら、JRの城ヶ倉大橋ポスターぐらいの現実感の無さになってしまったけど、まあこれも遊びのひとつとして。
実際にもかなり染まっていたので、春だけでなく秋もおすすめ。

 

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黒石のもみじ山もちょうど見ごろの時期でこちらに寄ってから青荷温泉に入ろうとしていたが、雨は強くなる一方にて明日の回復を期待して直行する。
「どさ?ゆさ。」の看板迎えるランプの宿へ。
雨は雪に少し変わってきたか。電波の全く届かない世界、落ち着ける。

 

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市内で買い込んだアップルパイを品評、リンゴの甘さとかシナモンの利かせ方、サクサク具合が全然違っててどれが好みと探してみる。何か不思議な体験…やや酸味があって(たぶん紅玉で)、控えめなパイ生地のものが特に美味しかった。

 

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 さて3か月ぶりの青荷温泉、ひととおりは回っているので今回はスタンプラリー的にせかせか浸かる必要もない。

木造の雰囲気があってほっとする健六の湯にふやけるまで。あとは夕食後に露天と内風呂、滝見の湯は相変わらず冷たかったらしい。

 

'16 11/3〜6 秋の青森第3弾、津軽海峡はしご旅(その4)

紅葉の名所だけど、もしかしたらもう終わりかなと思いつつ大沼へ。
レンタカー借りたら、なんとなく100キロぐらいは走っておきたいよねという思いもあり。

夕暮れ前にして、でも雲が厚くて焼けそうにはない。

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駒ケ岳は見事に雪化粧して、手前の木々は桜でいうところの花吹雪

 

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骨格と風景のコントラストを狙う。
色々と
歩いて回ると構図が尽きないような気もしたけれど、ラッキーピエロを逆算すると時間がないので
ささっと切り上げて、次へ。

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というわけでの峠下総本店、インテリアも総本山、なんでもあり。

 

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遊園地のようでもあるし、ともすれば物置小屋に迷い込んだようにもみえる。

メニュー表は「本日は人気の限定メニューで営業しています」とごく一部だけのメニューが
載っているだけで、狙っていた組み合わせができずしばし困惑も、レジに並んでみたら、いたって普通のメニューで頼める様子、
チャイニーズチキンバーガー+ハンバーガー+ラッキーガラナの組み合わせ
チキンはやっぱり発つ前にもう一度食べておきたかったのと、ハンバーガーの肉ぎっしり感もどうも捨てがたく、
この組み合わせをやっておきたかった(セットにしても、ポテトには惹かれないので値段少し高くても、ね)

 

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さすがに夕方なってすきっ腹でもあり、さくっと平らげて、
そういえばとまだ行っていなかったセイコーマートへも。
サッポロクラシック富良野ビンテージを6館パックでまとめ買い。
スーパーの特売ほど安くない(1000円は切らない)けど、コンビニにありがちな「定価」よりは安い、
1100円切るぐらいだったので、ある意味最強のインフラで絶えることはなさそう。
いつの間にか、社名が「セコマ」になってたけど道民はこう略しているのか?
うーん慣れない、でも、短くしたくなるのもわかる。

レンタカーを返して、新幹線で青森に戻る。
富良野の味が気になって、早速紙をほどいて1本目
クラシックの軽さ+後に抜ける香りで確かに美味しい。
このところ、ノーマル品は普通に道外で売ってるので限定の意味?
(いや、そうしないと10何年連続売上増はできないだろう)なので、地酒を手に入れたのと同じよろこび。

青森でまた軽く飲んで、この2日で魚貝は食べつくした感ある。

'16 11/3〜6 秋の青森第3弾、津軽海峡はしご旅(その3)

2日目はレンタカーで函館周辺を巡り、青森に再上陸の予定
まずは朝食なんだけれど、朝市でイカが歩いて飛び出す残酷な丼を少し楽しみに…していたが、滝澤商店の店主からやっぱり朝市は観光客の行くところ、と言われて自由市場に行先を転換する(ひねくれ者である)

ちなみに、北海道新幹線開業して観光客増えたか尋ねてみると、街には増えたけど、うちは減ったと。
青森からの競馬とかちょっと出かけての需要が減っているらしい。やっぱり高くなったから。
ごりごりの観光地は潤っても、足元では素朴な世界が褪せていくわけで。


というわけで、レンタカーのオープンと同時に手続し、まずは自由市場へ。

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思ったより広くない(昨日の古川市場をすこし広げたくらい)、食堂もあったけど、良く見るとところどころ刺身を売っているので、これを合わせれば海鮮丼になると!

 

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巡り巡って、ご飯を買って、これでひとり1000円ちょっと。だいぶ得した気分
新巻き鮭、気になったんだけど買っても1尾はおろか5切れぐらいも食べ切れる自信がなくて断念する。

そして昨日夕方に立ち寄った「アンジェリック」を再訪する。駅前を抜けて15分ほど、開店の10分前の到着だったが先客は3人、助かった。
休日はそれなりに並び、今日は休みに挟まれてなので自分たちと同様の観光客数多では?と心配していたわけだけれど。
と、いうことで『スープクレープ』という何とも想像できないスイーツを注文してみる。

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スープは、甘いクリームのようなソースで、クレープを満たしている感じ。
くどくないぎりぎりの甘さで、うん、結構甘い。
不思議な食べ物だった。

そこから五稜郭へとまた戻る。
紅葉みて、タワーに登って・・・の予定だっだけど、一時離脱でちょっと仕事にさえぎられる。

 


さてひと段落、気を取り直して香雪園へ。


ちなみにもう昼時だけど、クレープがまだ鎮座していて食事は暗くなってからでも何とかなりそう。

函館でタイミングぴたりの紅葉に出会えるとは。

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黄色に赤に見事に染まっている。あとは晴れていれば・・・多少は腕をごまかせたのかもしれないけれど
まだまだ勉強が足りないと思いつつも、ちょっと遊んでとってみたり楽しいひととき。