岩手から旅日記・大阪編

週末、東北をあちらこちら。→17年春から大阪へ。さらに名古屋

2/11〜12 なまはげ&ハチ公のふるさと 東北冬まつり巡り(その1)

長い東北の冬も2月になると気候が安定してくる、らしい。雪も潤沢なこの時期にまつりが重なる。

たぶん、今回が最後の冬と悟り(これまでも思い込んでいたわけだが、3度目の総仕上げ。そしてその通りに。)手が届くうちにと、なまはげ〜アメッコ市〜雪灯籠をつなぐ年に一度の旅を組む。東京からきて来れた旅仲間に感謝

 

***

 

金曜に仕事を終えてから秋田に前日入り。始発だと東京からの飛行機と噛み合わない。とはいえ、着いたのは23時過ぎ。眠りかけた川反通り抜けて、安宿へ。

 

風が強い。明日は吹雪くという。着陸出来ない場合のプランも練る。

 

そんな翌朝、やっぱり風強く、雪は舞う。飛行機はどうなるか。上空待機と連絡が入る(機内Wi-Fiでどこまでもネットワークがついてくるのだ)先に車を借りて空港まで走ることに。

 

切れ間を縫って着陸した秋田空港で全員集合となる。どうやら僕らは幸運だった、後続の大阪便は着陸できずに引き返したらしい。

 

そのまま秋田道で市街地をパスして男鹿半島に入る。天気が良ければ寒風山や入道崎を候補になるのだけど、この天気なら、そのまま水族館か。

 

でもまずはこのなまはげさんに、ごあいさつ。

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約2年ぶりのGAOはもちろんこれといって変わった展示はないのだけど、ちょうど紫灯まつりにあわせて、なまはげダイバー、やってくれてました。

 

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やっぱりホッキョクグマは冬に見てこそ。

 

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烏賊を美味しそうと、この場において適切ではない眼差しを送る。 

祭りの日とはいえこの冬に混雑するともない。思い思いにレンズを向ける。

 

今宵の宿はコテージなので、食材を買い込んで。きりたんぽを作ろう。ハタハタも食べたい。燻りがっこも外せない。

あふれんばかりに秋田のいろいろ。

 

荷物を置いて、いよいよ祭りに繰り出す。時間的に厳しいかなと予想はしていたが、案の定臨時駐車場に回される。

バスで少しの時間だけど、帰りが少し、不安だよね。

 

祭りの方は、なまはげっていう俗世と行ったり来たりの八百万の神、酔っ払ったおっちゃんがささっと化身になる日本ならではの世界観を体現している。

外国人もたくさんで、さぞ不思議な世界だったろうと拝察

 

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カメラの方は人ごみとガチ勢で思わしくなかったが、空間を楽しむ祭りと気づけた、そして日本的な八百万を感じられてそれで十分なひと時だった。

 

帰りは予想通りの長蛇の列に苛まれながらも、思うことは皆同じ。バスに乗ってしまえばすんなりと。

コテージに戻って、遅いスタートながら秋田名物を楽しむ宴をば。 

 

高速バス乗車記録 関西空港→大阪駅

2017年4月30日

関西空港リムジンバス

関西空港第2ターミナル22:05 → 23:14ハービスOSAKA

阪神バス 運行便

 

ピーチで松山から到着して帰路につく。JRより数百円高くつくけど、第2から乗り換えなしで近くまで運んでくれるバスはこれから重宝する存在になりそう。

 

夜便のLCCはやっぱり遅れるもので、狙っていた50分発には際どく間に合わず。10分ほど列の先頭で待ちぼうけ。

やってきたのは阪神バス。神戸ナンバーの2012年式日野セレガ

 

同じく松山からの到着組と思われる10名ほどで始発地を発車してメインターミナルへ。バスで10分弱なのでやっぱり離れた場所にある。

 

横付けすると約20名がわっと乗り込んで、その後もぽつぽつ。座席はほぼ埋まる。発車間際になって係員より発券エラーで少し待っての声がかかるも、「すぐ次ありますけん、ええですたい」と20分になった瞬間発車の構え。せっかちな運転手、夜も遅いし早く帰りたいのか、お国柄なのか。

 

 

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湾岸線をかっ飛ばし、風を切り、時折ファっとブレーキが。おやおや、これは早着かなと。ありがたいけど、ちょっと怖い。眠れそうで、眠れない。ちょっとスピード落としたと思うとちょうど阪神高速降りたところだった。15分の早着で阪急ホテルに滑り込む。あれ?1本前の時間ですよと。その貯金そのままに、ハービスにも。

 

明日の仕事に、早いのはありがたいけれど、安全第一でお願いしたい。

 

高速バス乗車記録 大阪→高松

2017年4月28日

高松エクスプレス大阪27号

JR大阪駅18:50 → 22:10高松駅

ジェイアール四国バス 運行便

 

さすがに今年のGWはカレンダー通りの休みになってしまう。それでもどこかに出かけたい。プレミアムフライデーという早くも死語に向かいつつある言葉の理念を少しだけ胸に、定時で会社を飛び出す。何故か罪悪感を抱えつつ。

それでも身支度しているとこの時間がちょうどぎりぎり、大阪駅直結の乗り場がありがたい。

 

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ちょうど10分前の18:40に後方待機からのホームに入り改札が始まる。

この後の便はほぼ満席続きだがこちらは適度な密度、前日の予約時点で窓側最後の1席だった。確かに会社帰りでは厳しい時間だと思う。

 

定刻の50分に15名を乗せて出発、すぐに阪神高速環状線に入る。半周回ってOCATのなんばバスターミナルへ。5分ほど小休止しつつ、南側からの乗客を拾う。22名となり扉が閉まって隣席空きが確定、少し緊張が解けて落ち着く。

湾岸線を西にひた走る。工場夜景的な風景とタワーマンションが交錯し飽きない、だがしかし、昼間に浴びた書類の火の粉で消耗し、まぶたも重く…

バスのスピードが落ちた。どうやら神戸で一旦下道に降りたらしい。

 

再び加速してしばし、休憩は淡路島の室津PAにて。四国への高速バスの休憩基地になっているようで徳島行き・高知行きも停車中

 

高松行きも徳島行きもこのルートでバスが活況を呈しているわけで。昔は徳島〜伊丹の航空便もあったらしいからその短縮&経済圏拡大効果は絶大だろう。徳島側は必ずも両手を挙げて賛成ではないかもしれないが。

 

さて、この路線は四国&西日本のJRバス連合と、阪急&四国高速バスの私鉄チームの共同運行になってはいるが、ダイヤの発想はそれぞれの様で後者に比べて今回乗車したJR側は難波以降のダイヤで15分ほど余裕を持っている。組み立て方の違いだろうが、降車始まったあたりでやっぱり早着するんだなと。

 

大阪駅駅側の乗り場も阪急とJRそれぞれでわかりにくい。システム上、同じ大阪駅として出発地検索できないので見かけの本数が半分になってしまう。どちらか、歩み寄りを期待する。

 

高速道路上のバス停は停車と通過半々といったところ。目立って多かったのは高松中央インターでパーク&バスライトの拠点になっている。広大な駐車場がいかにも。

 

市街地に入ってからの栗林公園、県庁通りはともに通過となり、7名を乗せて高松駅脇の高速バス乗り場に到着した。高速道で作った10分の貯金はそのまま。遅れるよりは、気持ちに余裕がある。

高速バス乗車記録 福井→大阪

2017年4月23日

福井ー大阪梅田線

福井駅東口17:30 →  21:00大阪駅阪急三番街

阪急高速バス 運行便

 

西に移って最初の週末は福井へ。その帰路に節約のためにバスで帰阪することに。大阪〜福井はサンダーバードが圧倒的に強くて高速バスは申し訳程度に1日3往復のみ(+JRバスの金沢〜大阪昼特急が立ち寄るらしいが、ダイヤも所要時間も少し異質)

行きは割引きっぷで取れたのと、合流に遅れては申し訳ないとサンダーバードを活用させてもらう。帰りは時間に余裕あるゆえ、このバスを選択する。

ソースカツ丼で早めの夕食として、発車10分前に駅の東口、要するに裏側のロータリーへ。

 

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すでに車両は横付けされていた。ちょっとびっくりスーパーハイデッカーの夜行バス?と見紛う端正な出で立ち。

車内はトイレが中央床下に設けられており、本当に夜行バス仕様だったのかも。車内は簡素なシートで4×10列の36人乗り。シートピッチは十分、座席は少し硬いかな。

 

始発から乗り込んだのは18名ほど。ちょうど窓側が埋まるぐらい。乗り込む時に見た限りでは隣は空席の喜ばしい状況、やっぱりバス旅は窓側が埋まるぐらいがちょうどいい。

しばらく市街地を走って北陸道へ。西日が差し込んでくるのでカーテン閉めるとそのままウトウトと1時間、19時前になっていた。外はトワイライト・タイムに。何のことはない田畑と丘の景色も見とれる価値を持つ。

 

多賀SAで15分の休憩となるがその前に運転手から「他の阪急バスもいるかもしれないので間違えないようにこのバスのナンバーは…」とあるが、そもそもバスはこの1台のみだった。売店で試食の海老煎をつまみ、そそくさと戻る。

今回の運転手はアナウンスが細かいのか丁寧なのか、いやまどろっこしい。いろんな予防線を張ったマニュアルで阪急バスの癖なのか、パーソナリティに帰するものなのかはまだ判断がつかないけれど、ちょっと疲れる。

 

出発のカウンターでは21名に。鯖江敦賀でも若干の乗車があったらしい。

それでも基本は福井と大阪の都市間移動

 

さらに40分ほど走ると京都に差し掛かり、少しずつ高速上のバス停下車が出てくる。交通量は明らかに増していたが渋滞するほどでもなくほぼ定時を刻み千里〜新大阪と下道を南へ。最終の阪急三番街にもきっちり定刻で到着した。

 

大阪方からは1日1往復のみで、使い勝手は?、そもそも福井に頻繁にとはちょっと考えにくいが、細くても長く続いて欲しい路線だ。

 

 

 

2/4〜5 津軽海峡冬景色、白い青森で温泉旅(その3)

だいぶ間が空いてしまったが、雪国旅の続き。

十和田湖から峠を越えて鹿角に抜ける。ここから高速で盛岡までは1時間、ただそれまで空腹には耐えられず(十和田湖冬物語の屋台があまりに貧弱だったゆえ)鹿角ホルモンで、ドライバー以外はビールを。だからと言ってノンアルコールでしのぐのは侘しい。ご飯にも合う…よね?

 

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駅前の商店街から一本裏の路地に発祥の店幸楽あり。ちょうどお昼のピークを過ぎたタイミングですんなりと入る。メニューはホルモン、豆腐、キャベツがバラ売りになっててん?足したら高くつきそう(セット、ってあったほうがなんかわかりやすくてお得感があるという安直な発想)だったが、全部でも1000円しない。2セットを3人で。

 

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ジンギスカン鍋に無造作にどーんとホルモン、まずこれを焼いて

 

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淵で豆腐を煮込む

 

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キャベツを乗せてしんなりしたら食べごろと。

岩手の玉山ホルモンは完全煮込み型だったが、こちらは焼き工程が入り若干早く仕上がる。それでもここまで20分ぐらい、広い店でもなく、混雑するとだいぶ待つ。席についても。東北のおおらかさと染みついた忍耐が店を成り立たせている。

お持ち帰りの営業もやってる。食べてる間にも4人前お買い上げ

 

さて、ようやく。

ホルモンも牛に豚にいろいろ?食感楽しい、シャキシャキなのは新鮮な証拠だろう。ご飯にも合う!けどやっぱりビール、飲みたかったな。ぬぬぬ、仕方ない仕方ない。

 

結局あっという間に鍋が空になってしまい、人数分で頼んでおけば良かったな、今更ね。外に出るとやっぱり寒い。安くてあったまる、これぞ東北メニュー

 

とはいえ、やっぱりお酒は待ちわびて。

盛岡戻って車放り投げてもっきりや。

 

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ここに来れば、熱燗です。

高速バス乗車記録 花巻&伊丹空港連絡バス

2017年4月2日

盛岡駅前17:20 → 18:07花巻空港

岩手県交通 運行便

伊丹空港20:40 → 21:04 なんば

大阪空港交通 運行便

 

大阪への長期出張、普段の週末レベルなら自家用車でさっと走って花巻空港に入るが今回は1週間出っぱなしなのでバスで向かうことにする。復路、場合によってはラウンジビールの選択肢を残しつつ。

花巻空港へは盛岡駅からの県交通連絡バスを使う、それを始発から乗るのか、花巻空港駅までJRでつなぐのか、という話。時間が合えばJRの方が自宅からは速くて安いのだがスーツケース抱えての乗り継ぎも億劫でのんびり寝て到着するバスを乗り倒すことにする。

 

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盛岡駅に到着したのはいすゞガーラの旧型タイプ。12列なのでアーバン号にも充てられる車両と推測、ナンバーから10年ほど他社で走って転入してした車両のようだ。

始発から乗り込んだのは16名

最終の名古屋便、大阪便に接続するので1番乗客が多いはずだがこの程度、それぞれ80人乗りで搭乗率7割とすればこのバス利用者の割合は10パーセントに過ぎない。(注:実際には共に半分強の搭乗率だったので、2割ぐらいはこのバスは乗っていたことになる)

やはり車でのアクセスが柱になっている。高速のインターからも近いし、20分前に着ければ急がず乗れるコンパクトなターミナルも相まって。公共交通に誘導するにも、車のアクセス良さ&駐車場無料で利用客の仙台流出を食い止めている部分もあるだろうし、採算取れているなら現行のアクセスバスが必要十分ということになりそう。

 

高速に乗るのは20分足らずで花巻ICを退出、側道のアンダーパスで東北本線を潜り、花巻空港駅に立ち寄る。こちらは花巻駅からの空港行き路線バスが廃止されたことに伴って経由地に追加された。こちらからは3名が乗車

 

程なくして花巻空港に到着した。

 

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ここからはJALの最終便で大阪へ。名古屋行きもこちらも思いのほか空いていた。単身赴任の帰りが多いと思いきや、路線的には逆向きだったと気付く。

横が空いている席をどうぞと、座席変更頂くも冷静にシートマップ見返すと翼の上だった。まっ、夜の便だしいいかなと。どのみち、半分は寝て過ごす。

 

定刻に到着し、伊丹空港からは宿を取ってるなんばへ。

この時間帯は10分間隔なのでそこまで待つこともなく。

やってきたのは大阪

 

乗客は全部で18名、グループ以外は窓側に座れて快適な塩梅である。

 

都市高速を進んで、あっという間に気づけば下道へ。難波の少し東のほう。

いかにも大阪な景色を眺めつつ、何度か右に折れて、バス停に到着

今回も、時刻表30分に対して所要24分と早着した。空港ダイヤはかなり余裕をもって設定している模様だ。

 

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高速バス乗車記録 あすなろ号青森→盛岡

2017年4月2日

青森駅前7:20 →  10:01盛岡駅西口

弘南バス 運行便

 

青森飲みの帰りは早々から。

このあとの移動のことも考えて早めに発つ。7:20と9:20の2便あるが、目覚めた時点で6:45、これなら間に合うと青森駅へ。

途中、ついに空きビルと化したアウガを眺めつつ、いや外観は立派なものなんだけれど、空虚な箱物は虚しく佇む。

 

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7時過ぎ、東京からの高速バスが続々と到着する。弘南バスの高級・幹線ルートの津軽号が写り込み。

そんなバスに紛れて本日のあすなろ号も到着していた。今回も夜行バスの間合い運用的な車両

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現行型の三菱車で4×10列、レッグレスト付トイレなしの格安夜行バス向け車両、往路よりも1列少ないタイプで快適度up、いやそれでも満員のこの車で東京まで700キロはいささか辛いものがある。

シートポケットの案内は青森〜八戸〜東京線「えんぶり号」の時刻表がささったまま。春季運行が3/31までだったのでつい先日までこちらで使われていたものと推測する。

ずっとあすなろ号固定というわけではないだろうし、夏まではパンダ号やスカイ号に充てられるのだろうか?

 

さて、青森駅前からの乗車は4名、柳町通りで1名拾って5名をゆったり乗せて青森道へ。春霞多少ありつつも八甲田山岩木山がはっきりと。街中の雪はだいぶなくなってきた。いよいよ春の足音が聞こえはじめる。

 

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小坂までの停留所に律儀に寄っていくが人影なし。青森からの5名の体制に変わらなく花輪PAで9分の休憩に入る。誰も外に出ることなく再び本線へ。

 

高速バスもローカル部分は路線バス然りで縮小一途の感がある。

東京つなぐ夜行バスは活況呈しているが、地方の昼行路線はやっぱり運転してく方が便利だもの。

人口が減っていく以上に再編が進む予感

 

バス車両も特に観光・高速向けは納車までかなり待つ状態になっているらしいが、2020過ぎるころか、その前でも景気やインバウンドが下火になれば余剰車が溢れる。運輸業の人出不足で、モノを運ぶ仕事の方が稼げれば、低賃金でヒトを運ぶ理由がない。かといって値上げも出来ない。弘南バスは高速中古車入っていないようだが、岩手県2社は新車の方が珍しいぐらい。

やっぱり都会の方が、生きてくのに楽なのかもしれない。

 

そんな思考実験を続けているうちに、前潟イオンの脇に降りていた。終点盛岡駅には定刻よりやや早めに到着、ちょうど1番目の青森行きが入線していたので一つ前の大館行き乗り場に横付けされる。

県北バスの青森行きは新車ピカピカ、乗客は10人ちょっと。

 

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 やっぱり鯖のない綺麗なバスに乗りたい。 

高速バス乗車記録 あすなろ号盛岡→青森

2017年4月1日

盛岡駅西口15:50 → 18:36青森駅

弘南バス 運行便

 

締めくくりの春、飲むかと誘われ青森へ。平日のように新幹線で一気に、いや財布と相談して地道に。

ひと月ぶりに再び、あすなろ号の世話になる。往復だと5,500円で新幹線の半額以下で済む。それはアーバン号と同じ。しかしやっぱりこの区間は需要が細い。特に高速バスのメイン顧客層たる若年層は青森からなら東京や仙台を目指すだろう。ほどよく都会とはいえ、青森にもあるイオンモールを目指して盛岡へ。あるいはその逆はやっぱり魅力的な選択肢とはいえない。

 

往復券=2枚回数券はどこで買える?

駅のJRバスの案内所→(バス乗り場で買えますよ)→バス乗り場(券売機は「発売中止」人おらず)→バス車内(あっ、じゃあ花輪で休憩の時ね)

でようやく目処が立つ。

 

12名の車内で盛岡を出発する。やはり年齢層は高い。ちょっと遠くにすむ親戚に会いに。そんな感じか?

アーバン号にいそうな年代は3、4人

スーツケースも手元で十分だ。床下を使うまでもない。

 

新幹線の窮屈さと比べると、時間はかかるがバスも有力な選択肢になると思うのだが。冬場でなければ定時制も悪くない。混むほど車、走ってない。

 

東北道は完全に夏道に戻っており、秋田入る辺りの山肌も雪化粧は終わりかけ。ここから新緑まではあと少し。季節は着実に巡る。ウトウトしながらも、反対車線を違反刺しにいくパトカーサイレンが切り裂くように響き流れる。

そんな時間を過ごして花輪に16:52着

時間調整を兼ねて17:05まで休憩となる。切符は無事に購入できた。

車内で買えない路線も多いので、混乱しないよう券売機に揃えて欲しいが運行会社の枠組みなり、システムの許容量なり色々と背景はありそう。

 

後半戦もシート倒し切って熟睡したまま。カーブの遠心力で目を覚ますと青森中央ICを退出するところだった。大野・柳町通りでちらほら降りていき、駅まで乗り通したのは5名

 

さて、そのまま夜の街へ。

 

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2/4〜5 津軽海峡冬景色、白い青森で温泉旅(その2)

翌朝、晴れ空で目が覚める。
午前中はこの空が続くらしい。荒れてくるのは夕方から、青空のうちに抜けれれば八甲田越えも問題なさそう。

十和田湖から鹿角に抜けて、高速で戻るプランを組む。

朝食は「イートファン!」の塩パンと甘食を。甘食って全国的に食べられている?らしいとクッキングパパにも書いてあったけど、青森でしか見たことない。
ここではスーパーのインストアベーカリーにも普通に売っている。カロリー高そうだから、いつも手をつけるのはひとつずつ。

八甲田に登っていく車は思いのほか多い。行き違うのは県外ナンバーやレンタカー、酸ヶ湯や城ヶ倉で1泊して市内に降りてきたのだろう。
田代平に回り込んで谷地温泉を目指す。分岐からは下り直線続いてからのカーブ多く神経をすり減らす。

 

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枝道に折れて、いま対向車来たら交差点までバックしないといけないよな、どうか、と祈りつつ・・・雪に埋もれた小屋が温泉宿

 

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駐車場は思いのほか埋まっている。山スキーの起点(終点?)にもなっているみたい。ゆっくり浸かれて、底からプカプカと湧いてくる不思議な空間にちょっとハマっている。八甲田エリアでは一番だと思う。
30分のつもりが、1時間近くくつろいでしまったみたい。
昼の時間が宙に浮きかねず、先を急ぐ。

 

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何度目かわからぬ奥入瀬渓流は昨年よりも雪・氷ともに少ない。馬門岩も迫力に欠ける。とりあえず銚子大滝だけよって、湖に出ることにする。冬まつりの会場で何か食べれるものがあると期待して。

そんな期待は脆くも崩れさる。一応、横丁っぽくはなっているのだけど、あるものは要するに的屋の出店レベルで落ち着いて食べられる感じではない。かまくらバーは雰囲気あって惹かれる(結局、酒に靡くのが実態)のだけれど、家族連れが楽しむような祭りで(もしくは、日が暮れてからの花火とホットワイン(また酒である)で過ごす)ちょっと昼間によるところではなかったか。

夏も秋も時間がなくて乙女の像までたどり着けていなかった。3度目の正直で雪道を踏みしめて。結構、奥にあるのね。

 

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発荷峠の展望台は冬季閉鎖、というか完全に埋もれててもはや廃墟感さえ漂う。
少し曇り始めたとはいえ、八甲田を背にしてなかなかの景色と期待していたのだが・・・と、ここまで1勝3敗の旅路 

2/4〜5 津軽海峡冬景色、白い青森で温泉旅(その1)

毎年冬に現れる後輩を連れて、雪景色を辿る4回目
前回は男鹿を回って入道崎まで分け入ったので、今回は竜飛まで走ろうかと。

盛岡の朝はどんよりとした曇り空だけど、これから晴れてくる予報で風もなく、北の方はすこし青空も。

岩手山は上3割隠れたままだが、まずは行ってみないとわからないと一路東北道を北上し、見慣れた津軽の国へ。

 

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浪岡ICから左上へ分け入って、旅人仲間から「ぜひ一度は」のおススメを頂いていた梅沢温泉へ。

たぶんこの辺りというエリアで徐行していると駐車場を発見、「9時に閉めます。悪く思わないでください」の目印看板も確認と。

 

さて・・・人気がない。管理人、いるのかな?とりあえず、中に入る。どーんと数々の湯道具に圧倒される。

 

地元の人しか、普段来ないのか?そうだよね。料金のことは良くわからないままだが、先客がいるので、そこで聞けばと。事前情報(名前を書いた紙切れと、200円をお盆へ)の通りなのか確かめよう。

 

湯は熱い。体が冷えているからか、いや、それを差し引いても。
蛇口から流れてくるのも温泉で、黒い湯の花をみかんネットで濾して使う。
さて、少しは湯になじめる程度には暖まって・・・いるはずだが、足をつけて3秒、これが限界。
地元のおっちゃんに笑われつつ何度も挑戦し、ようやく全身つかる。ここまでたぶん10分はかかっている。
熱くてしょっぱい、このままじゃ浜茹でになりそうなので、一息ついたらこれで

完了、ってことで。

鮮烈な温泉体験でした。

と、いうわけで同行者3人それぞれ名前を書いて(いや、書いたところで聞きなれない名字と筆跡あって困惑させるだけじゃ・・・とは思いつつ)200円をおい

ていく。
ちなみに隣接の民宿は、素泊まり1泊1000円で自炊し放題らしい。

昼下がり、夕陽を狙うのから逆算するとまだまだ時間がある。
ベタだけど五所川原立佞武多館へ。おっとその前に天中華

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こちらがかなりツボだったようで、この旅で一番美味しかったとの賞賛頂く。
いや、これ、帆立入っているとはいえ、うーん居酒屋でもっといい青森名物食べたよね?素朴なものほど印象に残るのかも。

 

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立佞武多は新作登場しててこれを1枚
3年後にくれば、ちょうど全部入れ替わってて時間を取り戻せる。
いやいや本音としては本番に来たいのだけれども。青森ほどではないしてもどこに泊まって、その前にロジが確保できるのかと。少しずつ西日になってきているので更に北を目指す。

 

小泊経由の絶景ルートは冬季閉鎖なので、除雪ままならぬ雪の山越えで奥津軽いまべつ抜けての陸奥湾沿いに出る。
海の先には雪の陸地が。これは下北半島?とすれば仏ヶ浦っぽい場所が・・・ん?ない。とすれば北海道か!右の端が函館??良くわからないけど、北の大地と悟った瞬間からそれが偉大なものだとアップデートされていく。

 

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そしてやってまいりましたの竜飛崎。
正面には北海道、間違いない(看板で答え合わせ)左手、天使のカーテンが海に突き刺さる。

 

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振り返ると荒涼とした冬の港町、海風強く吹き荒ぶのだけれど、ここまではっきり視界広がる日は少ないと信じて、喜びに浸る。到達感は夏の比ではない。津軽海峡のメロディはやっぱりこの季節に聞きに来べきと。

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暗くなりきる前に青森市内に戻り、ドミトリー同然の底値になっているビジネスホテルに投宿、やっぱり宿には金を使わない派なので。現地組も合流して居酒屋で一杯、二杯・・・五杯ぐらいで止めておく。

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明日も運転、あるはんで