翌朝、晴れ空で目が覚める。
午前中はこの空が続くらしい。荒れてくるのは夕方から、青空のうちに抜けれれば八甲田越えも問題なさそう。
十和田湖から鹿角に抜けて、高速で戻るプランを組む。
朝食は「イートファン!」の塩パンと甘食を。甘食って全国的に食べられている?らしいとクッキングパパにも書いてあったけど、青森でしか見たことない。
ここではスーパーのインストアベーカリーにも普通に売っている。カロリー高そうだから、いつも手をつけるのはひとつずつ。
八甲田に登っていく車は思いのほか多い。行き違うのは県外ナンバーやレンタカー、酸ヶ湯や城ヶ倉で1泊して市内に降りてきたのだろう。
田代平に回り込んで谷地温泉を目指す。分岐からは下り直線続いてからのカーブ多く神経をすり減らす。
枝道に折れて、いま対向車来たら交差点までバックしないといけないよな、どうか、と祈りつつ・・・雪に埋もれた小屋が温泉宿
駐車場は思いのほか埋まっている。山スキーの起点(終点?)にもなっているみたい。ゆっくり浸かれて、底からプカプカと湧いてくる不思議な空間にちょっとハマっている。八甲田エリアでは一番だと思う。
30分のつもりが、1時間近くくつろいでしまったみたい。
昼の時間が宙に浮きかねず、先を急ぐ。
何度目かわからぬ奥入瀬渓流は昨年よりも雪・氷ともに少ない。馬門岩も迫力に欠ける。とりあえず銚子大滝だけよって、湖に出ることにする。冬まつりの会場で何か食べれるものがあると期待して。
そんな期待は脆くも崩れさる。一応、横丁っぽくはなっているのだけど、あるものは要するに的屋の出店レベルで落ち着いて食べられる感じではない。かまくらバーは雰囲気あって惹かれる(結局、酒に靡くのが実態)のだけれど、家族連れが楽しむような祭りで(もしくは、日が暮れてからの花火とホットワイン(また酒である)で過ごす)ちょっと昼間によるところではなかったか。
夏も秋も時間がなくて乙女の像までたどり着けていなかった。3度目の正直で雪道を踏みしめて。結構、奥にあるのね。
発荷峠の展望台は冬季閉鎖、というか完全に埋もれててもはや廃墟感さえ漂う。
少し曇り始めたとはいえ、八甲田を背にしてなかなかの景色と期待していたのだが・・・と、ここまで1勝3敗の旅路