岩手から旅日記・大阪編

週末、東北をあちらこちら。→17年春から大阪へ。さらに名古屋

高速バス乗車記録 九州号長崎→福岡

2018年5月12日

長崎駅前8:40 → 10:50西鉄天神高速バスターミナル

九州急行バス 運行便

 

金曜のうちに長崎に入り、土曜日帰りで福岡の所用をこなす。

福岡泊も選択肢だったが、神戸→長崎のスカイマークがお値打ちすぎるのと、福岡の週末宿は高い。

 


福岡へはかもめか、九州号か。

週末とはいえ、GWも終わり渋滞に巻き込まれるリスクは低いと考えて安い方で。どちらも定刻なら所要時間はかわらない。

 


福岡へ約2時間のスーパーノンストップ便は長崎市内を北回りか南回り。前者は昭和町経由で市内北部エリアからはわざわざ長崎駅まで出なくて良い。利用価値が高いのか。こちらが先に満席となっていた。

南回りといいつつも、大波止に立ち寄るのみなので後者は実質直行便だ。

 


ちょうどいい時間で席が空いてたのは直行便のみ。長崎駅前の交通会館から乗車する。

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交通会館=県営バスターミナルだが、県営バスも出資社に名を連ね、続行便も担当していて関係は深い。

地下道を渡った奥の島は九州号専用に割り当てられ約10分おきの発車に対応している。

 

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8時半過ぎに稲佐橋の車庫から西工ボディの九州号が改装されてくる。

最新型はセレガ・ガーラの見慣れた形だけど、西工車体が現存していた限りはこのタイプが入っている。

07年式の日産シャーシで、それなりに経年車の部類ではあるが、まだまだ主力を張るタイプだ。

 


と、いうことで、車内は九州特有の偏心3列シートに当たる。前回(17年元旦)は新しい車両ながら4列のよくあるタイプだったので同じ運賃なら広いに越したことはない。

 


発車時点で満席と案内されており、残り1席も大波止で埋まる。

11列シート最後尾4列なので、32席(右側1人席のA列中央に階下トイレが設けられている。一般的な夜行独立3列シートよりも1列分多いが、通路1本のみなのでシートが広くなる。

 

 

 

ほんの少しだけ市内を走り、出島道路から高速へ入る。大村エリアまでも30分かからず、インターに寄る便でもないので颯爽と通過していく。

9:30頃には佐賀県に入り川登SAを通過。その先の垂れ幕は「イノシシ飛び出し注意」 西の国で恐れる対象は熊ではなく猪である。そもそも、くまモン以外熊生息してないし。

 


9:50に佐賀大和インターを通過、徐々に車が増えてきたが渋滞に至るほどではない。片側3車線の九州道に入っても流れは淀まず太宰府インターから都市高速へ。

 


終始車内は穏やかに時が流れる。

若年層にとって、やっぱり2500円のかもめは高級なもの。より安く、天神直通のバスが有効活用されている。

 


10:35に天神北ランプから市内に入る。バスターミナルに上がるスロープで長旅を終えたはかた号とスライド、降車ホームが空くまでしばし待つが、ほぼ定刻で天神に到着した。

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***

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裏手の警固神社に立ち寄る。

その名の通り、天神の守り神如く、都心に鎮座する。

9/23 大峰山&大台ヶ原 駆け足はしご登山(その2)

弥山から八経ヶ岳へは少し下ってからなだらかに登りかえす。
眺望はなかなか開けない(開けても、濃緑と薄灰色の世界だけど)、ぱっと岩場の尖ったところにでると、そこが山頂だった。

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11:30、近畿最高地点に立つ。ガスにおおわれているも、立ち枯れた木々が幻想的でもあった。
これで・・・11個目?の百名山、意外と登ってないな。
まま、アルプス全く行けていないし、山本格的に始めたのもこの5年ぐらいだし、そんなものかも。百名山踏破って、ほんとすごいと思う。
(そう考えつつ、惰性でBSのグレートトラバース再放送をみている2018年4月)


風もなく、雲が流れる気配もないので足早に下山を開始する。

 

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標高1600mあたりまで下ると、霧が取れて視界が開けてきた。空は明るいが、日差しは最後までなく。

13:50に無事下山

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さて、ここからどうするか。
洞川温泉でゆっくりしてのんびり大阪に戻るか、向かいの大台ケ原を目指すか。もう一度山を登る!というのはきついけど、どうやら八幡平のようにほぼ散策コースレベルらしいので、ここまで来たから、もう少し。
トンネルを抜けて山を下り、再び登る(登り口を素通りしてしまい、慌てて控えす)こちらも負けず劣らず道は細い。バスが居たら閊えるようなヘアピン峠道だが、そもそもこの時間から登る団体がいるとは。

1時間ちょっと走り、15:10 大台ケ原駐車場に到着

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ぐるっとトレッキングする時間はないので、山頂までさっと行って戻る。
これから山に入る人なんてほとんどいない。すれ違いに少し不思議そうな視線を浴びながら、なだらかな遊歩道と木道を進む。

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山頂エリアまでは30分ほどで到着
やっぱり、曇っている。展望台の解説図には「富士山」なんて文字もあるが(本当に空気が澄んでる日は拝めるらしい)、手元の熊野灘さえ見えず・・・
秋分の日をすぎて、陽が落ちるのは早くなっている。レンタカーの返却時間もあるのでそこまで粘らずに、百名山ふたつを1日で!なんてアルプス縦走みたいな体験もできたのでそそくさと下りはじめる。

そしたら、晴れてくるといういつものパターンに。

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登りかえすことはしないけど、一段下の展望台から熊野灘ははっきり見えました。日本一雨が降ると言われてる大台ケ原で、青空見えたのは幸運かな!

次は、欲張らず1座ずつじっくり、温泉ゆったりまでを1仕業にと。
そそくさと高速飛ばして帰り、家のシャワーで汗を流す。

9/23 大峰山&大台ヶ原 駆け足はしご登山(その1)

少し暑さも落ち着いてきて、紅葉巡りに出かける前のふとした週末、関西から日帰り圏で登る山を探す。

六甲山は冬でも登れ、できれば百名山クラスとなると選択肢は絞られてくる。伊吹山大峰山か。今回は南の方を目指すことにする。大峰奥駈道という響きにも惹かれるが、日帰りだと縦走は現実的ではない。そぎ落として八経ヶ岳のピストンに落ち着く。

 

金曜仕事終わりに車を借りて、準備万端

 

***

 

まだ暗い朝5時に動きだし、ひたすら下道で大阪を南下する。阪神高速とかに乗れば確かに早くつくが、単独ではコストパフォーマンスが悪い。
渋滞にひっかかることはなくても、信号は守らねば。意外と時間がかかるがのんびりと。富田林あたりまで下ってくれば走りやすくなる。
途中のコンビニで朝食と行動食を調達して山あいへ。

 

目指す行者還トンネルの登山口まで、細くて荒れたいかにも山道に入りかけたところで右下の渓谷に目を奪われる。

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とにかく、水がきれい。なんだここはと。後で調べたら、みたらい渓谷という紅葉の名所らしい。
ふとした発見に心躍る。車を脇にやって、写真を撮る。
少し進んで、また。

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川迫ダムに貯まっている水でさえ、透き通っている。

関西にもこんな清流、景勝地があったとは。まだまだ未知の地は多いなと。

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ここで30分ほど時間を食ってしまったが、既に十分、好奇心は満たされている。8時過ぎにようやく登山口に到着した。駐車料金1,000円を納めて指定された場所へ。ハイシーズンというわけではなさそうだが、既に8割方埋まっている。

8:20登山開始 奥駈道の「本線」に合流すべく標高差400mを一気に登る。

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9:00奥駈道出合 ここからが世界遺産の道、ということだけど曇っててちょっと蒸した、率直に普通の登山道 ほら貝抱えた人が来るわけでもなく。

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それでも、ところどころにお札や仏像(のようなもの、というのか、仏像でいいのか)があってはっとする。9:45聖望の宿

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しばらくはなだらかだった道も、弥山が近づくと再び標高をあげにかかる。


ちょっと登り階段に飽きた頃に山小屋が見えて、10:25弥山小屋に到着
ここまで標準タイムの7掛けぐらいだから、ほぼいつものペースで登れたか。

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奥宮に参拝した後、濃い霧が少しでも晴れないかと期待しつつ小休止でお湯を沸かし、ラーメンを啜る。ああ、晴れていれば尚良いのだけど。
登る前の渓谷美が焼き付いているゆえ、山に少しがっかり感も。1日としては、既に十分元を取れているのだけど。

天候は停滞気味なので、11時過ぎに八経ヶ岳山頂へ向けて歩き出す。

9/18 残暑の京都散歩④ 台風一過、鳳凰堂を覗きに

9月の3連休、前々から狙っていたのは秋の東北登山、暑さも落ち着いたタイミングで鳥海山や森吉辺りにふたたび。早々に予約していたのだけど、列島縦断の台風に阻まれ、今回は飛行機往復とも何とかなりそうだったが、行った先で何もできないと意味がない。やむなく断念と。
ちなみに、その行先もまた秋田で最近はちょっとした鬼門になっている。

16,17日と大人しく家で過ごすが、3連休まるっとどこにも出かけなかったことがあっただろうか。台風一過の好天を期待して、それでも最終日だけでの遠出は現実的ではないから京都へ。
今回は宇治エリアを回ってみようと。目的地は、ひたすら10円玉の建物である。

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中書島で乗り継いで、正午過ぎに宇治駅に着く。この天候だったし、一過の晴天、というほどではないので空いていると期待したが、さすが京都、それなりには混んでいる。

 

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宇治だから、通りはどこも抹茶をうりにした店ばかり。合間にスタバ
ほどなくして目的地の平等院に着く。拝観料600円は博物館に来たと思えば妥当な金額か(そういえば、このところの京都巡りでお金のかかるところにはあまり入っていないような)入口からほどなくして鳳凰堂がどーんと鎮座するのが見える。基本の正面からの構図を収めようとするのだが、池が小さくて引いて出ないと全体が映らない。でも、みんな我先にと水際に寄るので、全体を写すと人が入り込む。しかも逆光 ということでこれが限界

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まま、これは肉眼で楽しむべきものとして。せっかく来たので、内部の拝観も申し込む。1時間待ち。

ミュージアムや、浄土院を見学して過ごす。そして、建物の合間から鳳凰を拝む。凛々しい。

 

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のんびり見て回って、ちょうど1時間弱、ミュージアム出口のDVDをみて時間を調整する。

さて、その内部だが、壁画はかなり褪せていてはっきりとは読み取れない。
補修作業の足場が組まれてて一部は隠されてるが、古民家とか古刹とかそんなレベルを超えて平安時代から現存しているという事実にただ驚く。自然と背筋が伸びるというか。歴史的な建造物ってやっぱり重ねてきたものがある。もっと予習してから来いという話ではある。

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そう、鵜飼の川もこちらとは知らず。
写真撮るの難しそうだが、関西いるうちに見ておきたいスポットのひとつに浮上、2018年シーズン中に行ければと思うが果たして。でも、ちょっと遠出のペースは抑えた方が良いと自覚しているので、近場でこういうところを巡るのも良さそう。

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御朱印集めで宇治神社宇治上神社に参拝して駅に戻る。
天気のせいとはいえ、近場で過ごす3連休は久々だった。

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9/10 残暑の東京散歩、目黒線ルート(その2)

横浜の目的はトリエンナーレ、2011年に瀬戸内を旅して現代アートというものにひきつけられ、その年の横浜は図録も買ってしまう。14年も東京に出た折にささっと。3度目の横浜美術館はその雰囲気にも慣れてきた。

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回を追うごとに、世界がそうなっていくからか、国際関係をテーマにした作品が目につく。特に今回は中国か。

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アイ・ウェイウェイの群がる蟹はまさに権力へと我先にの中国的貪欲さと混沌を示している(そう解釈しなければ、ただの気色悪いアリ塚のようなものである)

 

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ウイグル自治区、つまり中国奥地の山奥で、砂漠でビールを飲もうと電線を敷き、冷蔵庫を運び・・・という不毛な、というべきインスタレーション(ザオ・ザオの作品)は自治区の孤立を表現しているというが、それでいての逞しさとか、執念深さも少し感じられる。漢族華僑の系統ではないのかもしれないが、多数にもまれると、巻かれていくのかも。


震災関連の作品も目につく。
陸前高田の風景が懐かしい。関西で「震災」といえば即ち阪神淡路だが、やっぱり私は東の側に立つ。(会津であの時の戦争、といえば何と戊辰戦争になると聞いたことがあるのだが、それは本当だろうか?)

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最後の展示はそれぞれの国について「Why is~」で検索されたワードが並ぶもの。ルクセンブルグの言われ様もなかなかだが、中国はさらに上を行く。

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赤レンガ倉庫エリアへのシャトルバスはトリエンナーレ用の広告塗装だった。「星と星座とガラパゴス」とは・・・「世界はどこまで知ることができるか」と、好奇心に満ちつつも、素朴であっけらかんとした2011年のタイトルからはだいぶ複雑な世界になってきたと振り返る。

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こちらのエリアの展示は・・・もはや記憶に残っていないのだが、さすが横浜港というべきで、この日も巨大な客船が寄港中。塗装をみるに中国人観光客メインのクルーズかと思いきや、調べてみたらHISとかJTBが普通に扱っており、よしもとお笑い芸人のステージありと結構日本人向けだった模様

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横浜港駅のホーム跡でのんびりしてから、羽田空港へと向かう。

9/10 残暑の東京散歩、目黒線ルート(その1)

岩手に住んでいたころから、東京に行くとゲストハウスに泊まり、予定の空いた日中は歩き回る(そして、主な予定は同期会であれ、結婚式であれ、夕方以降だ)何度も繰り返すうちに、自然とルートが固定されていく。
靖国神社あたりから渋谷へ出るか、目黒から東急で横浜まで抜けるか。

今回は後者、年に1度は行っている気がする温泉とラーメンを経由して、横浜トリエンナーレを駆け足で回る。

***

 

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異論は多いと思うが、大阪は温泉がない。少なくとも、気軽な範囲には。
東京は掘れば湯が湧く。それもがっつり温泉とわかる個性で。

結局辿るルートはかつて住んでいた範囲のちょっとした変化を楽しみたくて歩き回るということ。品川宿のゲストハウスから山手線・大井町線を乗り継いで武蔵小山へ。
駅前に出ると知ってはいたが、タワーマンション建てるための再開発の只中
商店街も少し抉られ、なにより駅出てすぐの独特の雰囲気を醸してた飲み屋街も、ちょっと目黒側にいったところにあった中華料理の「悟空」もなくなっている(検索したら、不動前に移転したそうな)ここは教授とよく飲み会で食べまくった場所。サラリーマンになって思うのは、やっぱり大学の教員は良く言えば自由人、要するにこだわりは強い。ゆえに、こんな穴場を探し当てて集っていたのだろうと。

「日本一感じのいい」タワーマンションというが、結局のところ(新今宮とか西成界隈とは比較にならないにしろ)ジェントリフィケーションというのか、不釣り合いなシムシティ的都市がつくられていく。


半年後に思い返そうと、そのタワマンのサイトを開くと、「感じのいい」根拠が商店街だったり、温泉だったりと、この開発がもたらす効果ではない。
そしてその価格(8,000万か・・・)に、東京はさらに遠くなった、将来的に仮に家族をもって住める場所なのかと気が重くなりもした。その点、関西は過剰に物価高くなく、生活しやすいと思う。

さて、本題、目指した温泉はもちろん清水湯
いつ行っても混んでいる、浴槽にすし詰めなんだけど、この濃くて、がっつり効きそうな2つの源泉で500円切るのはどう考えても安い。そして2階の寝転び処もありがたい。
金の湯の方は、海の近くならどこにでもありそうな海水と鉄分がまじりあったタイプ(要するに有馬温泉)、黒湯は関東に多いらしい。天然ガス層が関係しているのか。ちょっと油っぽいと思わなくもない独特さ。どちらかといえば、後者を楽しみに来ている。金の湯は浴槽ひとつで、ほぼ順番待ち状態になるので。

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やっぱりちょっとずつ、チェーン店が侵食し始めている商店街を回って、駅に戻る。お昼は武蔵小杉のラーメン「然」へ。一つ手前の新丸子で降りて、こっちも商店街観察。日曜で休みだけど、焼き鳥とコロッケが安くて美味かった惣菜屋もたぶんまだ健在の様子。「たから舟」もまだやってるみたい。大盛りのちらし寿司とか握りランチをちょっとしたご馳走に食べてたっけ。(学生の頃、武蔵小杉の奥の方に住んでいたので、チャリでこの辺までよく出て来ていた)

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「然」もその時から。とにかく魚介系がしっかりした味で、くどさはなくてこちらもふとちょっと贅沢したい日に並んでた。豚骨で塩味はさほどでもなく、青森煮干し系よりは万人受けするタイプ。具が溢れんばかりの特製ラーメンを平らげて、全く違う街になった武蔵小杉から横浜へ。

関西桜めぐり⑤ 4/7吉野桜ハイキング(その2)

水分神社からさらに30分ほどで奥千本エリアの入り口、金峯神社の修行門鳥居に到着する。

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ここまで寄り道しながら歩いて2時間弱、シャトルバスも中千本エリアから出ていたけどそれなりに行列していた。バスツアーで来ている観光客も多かったけど、多くが滞在時間2時間程度と、奥千本までいける設定ではない。やっぱり観桜ツアーは難しい。

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ここまで来るとようやく満開の桜に会える。
本堂へと続く坂にはまだまだ若いがソメイヨシノが植林されていて、ちょうど見頃を迎えている。丘の上の展望地からは緑とのコントラストが映える構図に。

立ち入り禁止的な看板がありつつ、結局は3月に行った白川郷展望台への巻き道と同じで、管理者として責任負わない意思表示レベルかと思われる。それくらいに、皆立ち寄るし、奥に行かなければとくに危険はない。植生的にも木のそばまで行くわけでなく、問題はなさそう。しいて言えば、1mほどの段差や木の根につまずくリスクを懸念してのことかと。

 

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神社の本堂は、満開の桜がお出迎えで一番いいタイミングに来れた。横から見ると、そのもう1段上に真新しいお堂があったのだが、前から見える方が、それなりの歴史観と寂れかたがあって山奥の寺社っぽさがある。

手前の社務所御朱印いただけると列に並ぶ。が、一向に進まない。
車で登ってきた神職が一枚一枚、本当に丁寧に墨書しており、ありがたい話だが、15人ほどの列で20分強待ち。帰りにはさらにのびていた。交代要員もなく、いつ手を休めるのか、その時並んでいる人は・・・と考えは尽きないが。

そんなわけで時間がかかったので駆け足で奥千本を目指す。急坂を登って下る。

 

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谷間に背の高い桜が密集したエリアあり、そこが目的地だ。山桜のようで、一気に咲き誇るという感じではないがこれもちょうど見ごろだった。欲を言えば、晴れていれば!だけど、山の天気ゆえ仕方ない。このあと、少し降られる。

この一帯を桜で埋め尽くそうと杉林を伐採して植林が進んでいる。数年前に始めたばかりなのか、まだまだ木が細く、花をつけるほどでもないが長い目でみて、ということ。

帰り道、金峯神社で時間を取ってしまったので、水分神社は泣く泣くスルーして一気に参道エリアまで戻る。

 

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ランチはここまで来たのでやっぱり、葛と柿の葉寿司を食べないと。葛うどん(麺にも織り込まれていたかは?だが、だしがあんかけになっててやさしい味)と桜菓子、お寿司は定番の〆鯖

登山で良くあること、下りてくると、晴れる。こればかりはまた登るわけにもいかない。
麓の中荘温泉で汗を流して、ちょうど1日の日帰り旅でした。

関西桜めぐり④ 4/7 吉野桜ハイキング(その1)

関西の桜名所、吉野へハイキング旅
最初は次の週(4/14,15)あたりで計画していたのだけど、開花があまりに早まっているので前倒し。それでも、結局奥千本まで行かないと桜並木にはたどり着けず。

 

早朝に大阪を出て、吉野に着いたのは9時前
まだ電車や観光バスでやってくる一団は不在とはいえ、やっぱり早くから来ている車は多く、下千本の臨時駐車場に入れたが一番奥になんとか。


吉野温泉元湯の脇から九十九折の急坂を踏みしめて、メインの通りへ合流する。

参道にはやっぱり吉野葛を掲げる店が多い。「ダラニスケ丸」は初めて聞いたが、奈良では有名な胃薬らしい。

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くず餅を売る店がずらり。どこまでが本葛で、どこからが馬鈴薯の片栗粉やらと考えたくなるが、それを思いつめてるのは無粋だなと。葛こんにゃくが結構面白い食感で新発見(でも、試食するだけして、買ってない)

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桜を通り越して、藤が咲き始めている軒先もあって、やっぱり今年は季節の巡りが早すぎる。
商店街を抜けると、中千本から上千本といわれるあたりに。
やっぱり、という感じだが、既に葉桜すこし花びら残る。
ピークは先週末、つまり3月中に過ぎていた模様

それでも、対岸のそれなりに残っている箇所に絞り込んで写真を撮る。

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それか、いっそのこと新緑の風景として捉えてみようか。

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上千本まで進むと吉野の集落を俯瞰する高さまで来ていた。天空の集落というには大げさだが、古くからの門前町の雰囲気はやっぱりある。

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ここから奥千本までは、長い道のり。残りの距離はしっかり道標に印されているので、少しずつでも近づいているのはわかるけど、舗装路を登山っぽく進んでいくのはなかなか気分が乗らない作業だなと。

登り始めてから1時間ちょっとで、水分神社に到着
とりあえず、参拝は下り道でかなと、先を急ぐ。

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高速バス乗車記録 金沢→大阪

2018年4月15日

北陸道グラン昼特急大阪10号

金沢駅東口18:00 →  22:37大阪駅JR高速バスターミナル

西日本ジェイアールバス 運行便

 

3ヶ月連続で週末金沢旅行へ。

今回は行きサンダーバードの帰りは高速バスの組み合わせに。現地での滞在時間を出来るだけ長く取ろうとすると、やっぱり特急でさくっと向かいのがベストになる。夜行バスでも値段はあまり変わらず、現地で酒を飲みまくるのでスタート時点での体力消耗は出来るだけ避けたい。

 

2月の時は往復割引を活用するため阪急バスを使ったが、今回は片道利用なので出発が遅いほうでJRバスを使う。何より、早割で片道3,300円の安さがポイントだった。

そして、新型シートのグランドリーム車両に乗れるならありかなと。

 

***

 

発車15分ほど前に金沢駅東口のバスロータリーに到着する。バスはさすがにまだ来ていないが、乗車待ちの列もない。

 

これは少し意外だったが、京都深草に22時はまだ色々と乗り継ぎができるにしても、23時大阪駅で遅延リスク考えると、そして翌日からまだ1週間が始まるとするとちょっとハードな行程なのかもしれない。

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ほどなくして入線して改札が始まるが、どうやら金沢駅から乗り込んだのは12名ほどだった様子。後ろの席も空席で定刻に発車する。

 

車両は金沢ナンバーだが、14年式のグランドリーム初期の車両で、この路線の車両グレードアップに伴って金沢営業所に転属してきた様子。つまり、投入からは4年弱が経過しているが、くたびれた箇所は特になく、快適な車内を保っている。シートも確かに体を落ち着ける位置がはっきりしており、通常のシートと比べて安定感がある。

このシートに追加でいくらまで出せるか?というと答えに窮するが、安く快適に移動できるに越したことはない。

 

15分ほど市街地を走り、北陸道へ入る。少し走った松任海浜公園では2名の乗車、北陸小松にも立ち寄るがバス停は無人ですぐに発車する。この時点で後ろの空きが確定したので、シートを倒し、カーテンを閉めて我が城を作る。

 

1度目の休憩地点、南条サービスエリアには19:29に到着、45分の発車でアナウンスあり。到着見込みが19:35と案内されていたので若干早着気味と快調なペースを刻んでいる。

売店とコンビニにひと通り目を通すが、食べ物もお土産も調達済みだったので早めにバスへ戻る。隣の名古屋行きの名鉄は少し早めに動き出す。

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45分になってカーテンがあるため簡素な乗車確認で南下を再開する。外は完全に暗くなっているので車窓は楽しめない。峠越えなので、トンネルと暗闇を繰り返す。半分ほど寝て過ごして、20:50に多賀サービスエリアに到着する。ここでも15分の休憩となる。

 

今回は車内で待機、降りたのも数人だった様子。大阪駅までは残り115km、それなりの早着が見込まれる感じになってきた。深夜着なので、それは大歓迎である。

 

京都深草に5分ほど早く到着して1人降りていく。なるほど、早着する時は「お待ち合わせの方にはご面倒かけますが」という枕詞になのかとちょっとした発見あり。吹田インターでおりたあと、御堂筋が混むこともなくさらに早まって25分ほど前倒しで大阪駅に到着した。

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ターミナルには各地に向かう夜行バスがずらり。その中でなぜ、金沢駅が昼もグランシートなのかは定かではない。競合路線との差別化?いや、そこまでバチバチ感はないし、飛行機と競り合う四国方面に投入した方が良さそうなものだが。

 

とはいえ、3000円ちょっとで快適に移動できたのはお買い得だった。

 

高速バス乗車記録 伊丹空港行き&富士山の景色

2018年4月8日
大阪空港リムジンバス
ハービスOSAKA7:22 → 7:54 伊丹空港
阪神バス 運行便


同期の結婚式のため、東京へ。
前日に吉野桜ハイキングだったので多分初めての日帰りで向かう。

 

早期予約なら、飛行機の方が安い。
大阪来て、何度か上京しているが、プライベートで新幹線を使ったのは時間が読めなかった八丈島行きの往路ぐらいか。

帰りは滞在時間を確保するために神戸空港便だが、行きはいつも通りJALの伊丹発

出発時間から逆算すると、本当はもう少し早い便が好ましいのだが、要するに間に合わなかったということ。

 

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発車5分前にハービスに着くと、後ろの方で待機していた阪神バスが横付けされたところ。
ここから乗り込んだのは私1人。無理もない、2分前に空港行きの直行便が出たばかり、マルビルを経由して20分後に着くこちらに需要があるとは思えない。

 

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向かい側は貸切バスの待機場で、バスツアーだろうか、多くのバスと人々が集合している。


定刻きっちりに動きだしマルビルへ。日曜朝でピークを少し過ぎた時間ゆえそこまでの列はない。走って向かって来たビジネスマンを含め、総勢8人の乗客で空港に向かうことになる。

福島の出入口まではやや詰まりつつだったものの、高速に入ってしまえばいつも通り遅れる要素はない。

 

いつもどおり休む間も無く10分ちょっとで空港に着く。降り場は再びJALターミナル前に戻っている。

 

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検査場にも列は全くなく、バスを降りて5分で搭乗口の前に。伊丹空港らしからぬスムーズさだった。

 

***

 

8時半の羽田行きはボーイング777だが、後方真ん中の4列はほぼ空席で搭乗率はあまり高くない。

 

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早々に窓側A列を確保していたので、富士山や伊豆半島を眺めつつ。雪解けが思いのほか早い。桜が10日早かったし、目まぐるしく、夏へと向かっている。

 

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