岩手から旅日記・大阪編

週末、東北をあちらこちら。→17年春から大阪へ。さらに名古屋

高速パス乗車記録 THEアクセス成田

2018年10月7日

東京駅八重洲南口7:10 → 8:31成田空港第3ターミナル

平和交通 運行便

 

 

竹橋の宿から歩いて、東京駅八重洲口のJRバスターミナルに7時前に到着。北側に長い長い行列あり。サッカーの試合があって鹿島スタジアム行きが大盛況、まだユニフォームを見にまとっているのはごく一部だが、シーズン終盤で応援にも熱が入るか。

 


さて、成田空港行きは南寄り7番乗り場からの発車で、ちょうど1本前6:55発のJRバスが動き出したところ。事前予約してあるので係員に名前を告げて予約カードを受け取る。

東京駅からの乗車は予約あり・なしとも各5名ほどで思いのほか少ない。それは始発の銀座駅からの乗車が多かったからであり、30名弱で結構混み合ったバスが7:05に入線

梅田→関空のハービス閑散&阪急ホテル激混みとは逆の構図になっている。ヘビーユーザーが多くて、みな始発から乗った方が良いと流れができているのかも。アクセスは東京駅の方が良いはずなので。

ギリギリで後方窓側席を確保できた。

補助席なし40席がほぼ埋まった状態で定刻に発車する。

 


車両は18年式と新車の日野セレガ、中距離路線仕様で4列シート後方トイレ付き。座席もメーカー標準タイプと思われる、簡素なもの。トイレも使ってないが従来車よりコンパクトになっており、若干スペースを余している。

 


発車してすぐに宝町ランプから首都高速へ。湾岸線がディズニーランド渋滞のため、京葉道路経由とアナウンスあり。船橋の本線料金所あたりでかなり詰まるがこれも想定の範囲内なのだろう、早起きゆえ軽く目を閉じていた間、8時過ぎには成田空港エリアに入る。

 


それぞれのターミナルでほぼ均等に降りて行き、第3ターミナルまで乗り通したのは15名ほど。全体的に日本人が多い。朝出発の便だからか、インバウンドには鉄道のほうがわかりやすいのか。

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春秋航空で広島へ。

 


***

 

飛行機乗るなら、日の差さない窓側がベスト、ワンコインほど課金して座席指定する。

 

関東平野から南アルプスを抜けて西日本へ…なのだけど名古屋から先は雲の中

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ブロッケン現象は久々にみた
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連休中日ではあるけど、広島行きはほぼ満席、ただ運賃は直前でも1万円買っていたはず。東京駅から成田・広島空港となると新幹線よりも時間がかかる。バス代もかかるので1万円切らないと競争力それでも春秋航空債務超過らしい。

高速バス乗車記録 東海道昼特急 大阪→東京

2018年10月6日

東海道昼特急302号

大阪駅JR高速バスターミナル6:40 → 15:17 バスタ新宿

西日本ジェイアールバスJRバス関東 運行便

 


ついにバスで東海道を上る時がきた。

飲み会のために上京するのなら、別に昼間は移動時間に充てて良い。

8時間かかるけど、3列シートで6,200円しかも2階建なら安さにもバスにもワクワクする。

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***

 


早朝の大阪駅バス乗り場は夜行便の降車ひっきりなしで、いろんな表情をしてバスを降りていく人たち。

2階建の青春エコドリーム号は通路までスーツケースであふれていた。

 

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鳴門海峡が通行止めになってしまってる影響で四国行きの高速バスが軒並み運休になっている。松山とか高知行きは瀬戸大橋を迂回して走るらしい。さすがに徳島はそうもいかず。この場合、和歌山経由の南海ルートになるんだろうか。

 


とはいえ、前週の台風ほどは影響がなく、落ち着いた時間が流れている。

 

 

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ちょうど10分前に2階建の昼特急が入線してくる。予約で満席、難波には寄らず中心部の乗り場はここだけなので結構な列になる。

さて、はじめての2階建高速バスはいかに。指定した座席は2階のA列、階段で上のフロアに。3×11列の作りで運転席の分、1列多い。1階席も含めると10席ほど輸送力が高い。シートはかなり大型のもので、その分通路が狭くて乗り降りには難儀するが空間としては快適そのもの。 どうやら初期のプレミアムドリーム号のシートを移植したものらしく。お買い得なやつ。車両は2003年式とかなり古いタイプだが、エアロキング自体がデザイン変わっていないこともあり、そこまで古さを感じない。

40席近い収容力が貴重な戦力なので、かやり大事に整備されている模様。車内に劣化を感じるような箇所はない。

 

 

 

始発時点でほぼ満席となり、定時出発で御堂筋を北上する。渋滞なく桃山台駅近くの千里ニュータウンバス停に数分の早着、2名乗り込んできっちり定刻まで待って動き出す。名神高速上の3ヶ所も乗車予約なくても(飛び乗りあっても満席で断るのみのはずだが)時刻通りに律儀な停車を繰り返す。

 


深草で乗車完了したのち、 早くも大津への峠越えで最初の渋滞にはまる。距離は5キロほどで3連休初日の朝、ピーク前に抜けれたと考えれば軽くて済んだ方かもしれない。

忍者の里、甲南PAに8:20着で25分間の少し長い休憩になる。前半の西日本ドライバー区間ではここだけなので、法律とかいろんな関係があるのかなと。

 

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予告通り45分に動き出す。カーテン付きということで人数確認はしない。

新名神を少し走ると夕立ような叩きつける雨が降り、雲の中を走るような白黒の世界になる。全体的にスピードもちょっと遅めになってくる。伊勢湾岸道との合流地点で再びの滞留が起きる。

 

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しかし、ダイヤに余裕があるのか三ケ日インターの運転手交代地点には定刻の10:37きっかりに入線する。ここで東西入れ替わり。ドライバーはJRバス関東所属に。

 


再び高速に戻ってすぐの浜名湖SAで二度目の休憩、今回は15分

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展望台から浜名湖一望も、天気にはあいにく。名物うなぎパイは「夜のお菓子」、朝と昼は?ちゃんとありました!スッポンとしらす。朝から威勢がよすぎる気もしますが。

 


東名高速を淡々と上っていく。牧之原PAの広大なトラック駐車場にびっくりしたり、所々の茶畑にさすが静岡とかみしめたり。昼寝を挟んで桜エビの看板が踊り出したら由比の街まで到達した証だ。だいぶ、東京が近くなってきた。

 


ちなみに静岡県内でも各停留所ごとに1名2名の下車はあり、それなりに区間利用もされている様子。大阪→静岡の完結便は少ないのでこうした使い方になる。

 

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足柄SAにもほぼ定刻の13:10着、25発とアナウンスされる。台風接近の強風ゆえか富士山は厚い雲に覆われている。食料補給なども済んでいるので車内で待機

 


この先の首都高速で事故渋滞発生の報が入ったと運転手より随時案内がある。その通りで東名向ヶ丘までは定刻を刻むも、ノロノロ運転となり池尻大橋には30分遅れで到着。ここで15人ぐらいのまとまった下車になる。渋谷まですぐなのと、時間が読める鉄道にすぐ接続する立地だからか。

 


一般道を北上して都庁前で右に折れると、新宿南口のバスタに入線する。こちらは混雑なく若干遅れを巻き返して+17分での到着になる。もっとも、7時間半走ってこの誤差なら文句ない。

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3列シートだと隣を気にせず寝て起きて本読んでなので、疲れはほとんどない。飲み会上京なら、全然ありの選択肢だ。

高速バス乗車記録 新潟→東京

2018年9月30日

万代バスセンター13:00 → 18:10池袋駅

越後交通 運行便

 


台風の影響で新潟→関空のピーチが欠航になり、新幹線でも同日中に大阪戻るのは不可能になる。新潟にいてもほぼ直撃コースで向かってくるので選択肢が多い都会に出た方が良さそうとみる。

 


確保できたのが1日朝の航空便なので、急いで東京に向かう必要はなく、半額で行ける高速バスにする。

 


***

 

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万代バスセンターに着いたのは出発の20分ほど前、カレーをかきこむぐらいの時間はありそうと期待したけど、店には遠目にも人だかりが。食券買う横列と、受け取りの縦列、さらに食べるスペースも埋まってて近くのベンチでの人多数

 

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人気をまざまざと見せつけられ、あきらめておにぎりを買ってバスの到着を待つ。50分過ぎに入線してきたのは越後交通の車両、乗り込むと車内は後方トイレ付の独立3列仕様、ただしカーテンは無くて広い通路もA-B列側にある夜行バスタイプとは少し異なる座席配置になっている。シートはやや大型のもので昼行5時間ならこれが標準的な装備かなと。

まずまずリクライニングして、コンセント付き。

 

 

 

始発から乗車したのは3名だけど、運転手手元の座席表にはびっしりと名前が書かれておりほぼ満席になるらしい。

新潟駅からたくさん乗り込むのか?と思ったらそうでもなく、足して10名に満たない車内で高速に乗る。

上越新幹線は2時間で1万円ちょっと、本数も十分にあるので新幹線の方が優勢とみる。高速にのってからの停車地がかなり多い。途中からの利用が路線を支えている様子。夜行便は滞在時間をフル活用できるので、直通利用も多そうだが。

 


ぽんしゅ館で軽く飲んだ後なので程よく眠気がやってくる。14時過ぎに目が覚めると長岡を過ぎたあたり。座席が半分ほど埋まっている。

バス停によって、本線上だったりインターおりたりと様々ですさながら各駅停車の様相、まだ乗車が終わらないなか越後川口パーキングエリアで約20分の休憩

 


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どうみても三菱エアロエースだが、OEM供給を受けた日産スペースアローにあたるらしい。ということは年式は2011より古いことになる。たしかに、天井周りはシンプルでLEDとか凝ってない。

 


休憩後も乗車立ち寄りは続く。小出では「予約は次の便なんですけど変更できますか?」という親子連れ。まだ多少席は残っているが予約で満席ということで運転手が断りを入れる。

 

 

 

15:25に湯沢インターの乗り場に着くと7,8人が待っててまとまった乗車に。これで席が全て埋まる。2時間半かけてようやく乗車完了、新潟県は広い!

 


再び動き出すと長い長い関越トンネルを抜けて群馬県に入る。台風接近の影響もあってか日曜夕方だが道は混んでない。渋滞の表示も出ておらず快調に南下する。

 


埼玉県に入って上里サービスエリアで15分の休憩、外はどんよりと曇っていて気分転換には適さずなのでそのまま車内で過ごす。16:45出発

 

渋滞とは無縁なままひたすら池袋へ向かっていく。下道に降りても詰まっている感はない。時折夕立のように激しく雨が打ち付ける。出歩いている人もまばら。


練馬駅下落合駅で数名パラパラと降りていくが大多数は終点まで乗り通す。

新潟県内で生じた数分の遅れを巻き返し、運転手が宣言したとおりの「18時過ぎ」に早仕舞いした西武百貨店の横に到着した。

高速バス乗車記録 おけさ号 京都→新潟

2018年9月28日

京都駅八条口22:58 → 6:50+1 新潟駅

新潟交通 運行便

 

週末を新潟の粟島で過ごすことにして、移動手段を探るとなんやかんや夜の間に移動できる夜行バスが一番良いのでは?という状態に。新幹線なら東京経由だし、長野まで行ってもそこからが遠い、飛行機は単純に、高い。

 


バス自体は大阪発だが、京都駅にもよるし、運賃差はJR大阪→京都とほぼ同じ。バス車内にただ留まっているよりは、乗車までの時間を有効活用できるということで京都駅から乗り込むことにする。

 

新潟交通、2年前の仙台→新潟で使って以来ですがなかなか快適

シートもそれなりに大型のもので、木目調の床とか拘りを感じる車内装備だった。

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***

 


22時半過ぎに京都駅の八条口に到着すると、夜行バスが次々と発着していく。駅を出て左手のロータリーは旧ツアーバス系の発着ターミナルになってて、各社のバスがひっきりなしに発着していく。大方は東京方面行きだろうか。

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駅の正面あたりのG3乗り場からは阪急系列の路線が発車する。新潟行きもこちらから。その隣もツアー系高速バスの乗り場になっていてかなりの人が待っている。こちらに入線したのは貸切でよく見る帝産バス、一気に乗客が立ち上がり係員が捌いていく。

G3乗り場にはいつかは行きたい上高地行きが2台、時刻表からは3列と4列シート各1台と推測、ハイランドシャトルアルピコ交通カラーで目を引く。運行は大阪分社の様子。

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50分過ぎになって新潟行きが1号車:阪急、2号車:新潟交通の連隊で到着して同時に改札が始まる。

乗車するのは予約時に窓側座席を指定できた2号車のほう。1号車は満席だったようだがこちらはちらほら空席あり。大型シートは専用モケットでカーテン付き。車両は16年式でこの路線をベースに運用されている様子。増車にしては設備がいい。週末とかは2台運行が基本パターンになってると推測

 

 

 

ちょっと改札に手間取ったのかやや遅れて京都駅を発車する。深草で数人乗車したところで交代運転手よりアナウンスあり。明るくハキハキとしていてとても感じが良い。23時半に草津サービスエリアに到着して15分の休憩、その後に消灯となる。京都から乗車すると自然な流れだが、「まだ消灯じゃないの?」といった声も車内では聞こえていて21時半の大阪発ではなかなか就寝へのリズムが取りにくいのかもしれない。

 


消灯後はそれなりにリクライニングを倒して目を閉じる。隣席とはカーテンで区切られててスペースも申し分ない。

夜行バスにしてはけっこう休めたと思う。完全に熟睡とはいかず、時折の振動にヒヤッとしたり、パーキングエリアに停車したりといった動きには反応してしまう。そしてやっぱり車内は乾燥している。喉が乾いて何度かペットボトルに手を伸ばす。

 


消灯前のアナウンス通り、明け方一部区間が工事で通行止め、迂回をしたみたいで、ちょっと小刻みな停車を繰り返す時間があった。


5:30に栄パーキングエリアで早朝の開放休憩になる。ここまでほぼ定刻で走ってきている。

今回は外に出て目を覚ます。


まもなくの燕三条で数名が降りていった様子(まだカーテン閉めっぱなしだったので全体はよくわからない)、降車予定のない停留所は通過となり、次は新潟駅前に。

 

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早朝ゆえ市内の混雑もなく、ほぼ定刻で新潟駅前に到着した。ここで8割方の乗客がおりる。

ピーチが就航して昼間にさっと移動する手段が増えたが、夜行バスにちょうどいい距離感持った路線と思う。飛行機高くて、新幹線は迂回で時間かかる。バスで直行のメリットも最大限に発揮して、3列で片道1万円ならお値打ち。

 


カーテン付き3列なら、まま翌日の行動にもほとんど影響はない。

2/11 樹氷とイルミネーションを巡るバスツアー(その2)

御在所ロープウェイが運休になってしまったので、予定より早く15時半になばなの里へ到着した。広大な観光バス駐車場へも一番乗り。ここから19時半まで4時間のフリータイムに。

 

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と、いうわけだが18時のイルミネーション点灯まではまだだいぶ時間があり・・・まずはベゴニアガーデンをふらっと。ベゴニアってどんな花だっけ?イメージはあまりなかったが、鉢植えに顔でっかちにどーんと大輪を咲かす。並べれば壮観というもの。これぞ、テーマ・パークと言ってみるが純粋に結構面白い。

インスタ映えなのかは知らんがな、だけど結構画になるもの。

 


しかも温室なので、外は寒いしビール飲むでもない待機組がのんびりと談笑するスペースとしても機能していた。

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水に浮かべた花って、なかなか良いものだとここで知る。そして、GWには浮かんだ牡丹を求めて寄り道するわけだが。

 


イルミネーション点灯1時間半前・・・に行ってもただそこには白い骨組みとスイッチがあるだけ。最前列とはいえさすがにこのまま待ってるのも寒いだけ・・・アルコールで暖まれば良いじゃないか、ということで行列してるビール園へ。外でなら、すぐっぽいけど、夏じゃないし。中は広いみたいで結構列は進んでいく。予想に反して20分ほどで案内される。

 


さて、ビール、ビール!である。まま、理性の保つ範囲にググッと数杯。

普段はなかなかソーセージには手を出さないけど、こういうところでは。

 

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一通り飲んで収めてちょうど店頭30分前に。外も暗くなってきてささ、イルミネーション!道すがら、展望アトラクションが空飛ぶ円盤のように。

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ちょっと乗り遅れたか、連休中日だからか長い長い交通整理の後ろにつく。点灯の瞬間は、歓声で知る。光のトンネル、やっぱりいいね。

 

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奥に進むと、今年のテーマは熊本サプライズ

要するに、くまモン

 


四季折々、くま同じ。とはいえここまでのスケールで投影されると迫力は十分

人影もLEDに照らされるといい感じになる。これぞ冬の景色、ではある。いつかは工場夜景、でもその前に技量を積まないと。


帰りの2時間半はひたすら眠りに徹して、梅田に戻る。

うーん、メインがなかったのは残念だけど、それはHISのせいではないし、代替手段まで含めて造成は大変だっただろうと推察し・・・まま、なばな往復でも個人ならこれぐらいかかるから良い手段だったかなと。

2/11 樹氷とイルミネーションを巡るバスツアー(その1)

1月の金剛山に続いて、関西で冬山気分を味わえるところを探すと、三重の御在所岳がヒットした。大阪から車で3時間+ロープウェイで、レンタカーで行くとそれなりに費用もかかるし、冬道の運転はできれば避けておきたい。経験は積んでいるが、今シーズンあまり実地を積んでいないゆえ。

いろいろ調べていくと、HISのバスツアーを発見、なばなの里のイルミネーションと合わせて日帰り9,800円と1万円を切る。霧氷プラスαでイルミネーションが見られるならこれもありと今回はこのツアーを使ってみることにする。

国内で旅行会社の観光バス乗って旅するのっていつぶりだろう・・・下手したら修学旅行までさかのぼる・・・のかもしれない。

 


東北の蔵王とか八甲田のいわゆるスノーモンスターも、関西圏でみられる華奢な白い柱も、どちらも同じ樹氷というらしい。見かけは違えど、造りは同じということかな。御在所岳はさえぎるものがないがゆえに三重県でも日本海からの風が直接吹き付けてこうなるらしい。非常に楽しみにして出発した・・・のだが、まさかのメイン目的地には行けずの旅

 

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***

 


出発は西梅田のハービス近くより。行ってみると貸切バス3台の大所帯で総勢130名超といったところ。乗り込んだ3号車には香港などからのインバウンドもあって英語ガイド付き(添乗員が日本語に続いて英語でフォローするだけだが)調べてみると、こちらの方は12,800円とちょっと高めの設定。まま、受付や添乗員にかかるコストとか、彼らが自力でこのコースを回ることの難易度と比較してこのプラスは妥当なのかな。僕らも海外では同じようなことあってそうだし。

 

 

9時前に出発して、一路名阪国道を東へ進む。高速道路ではないだけあって、スピードは緩やかだがそれ以上にカーブが多い。警察24時で交通事故現場として度々出てくるのも納得できる。亀山の関ドライブインで昼食、すき焼きや地元名産の云々と書いてあったが、団体旅行のご飯ってこんな感じだよね、っていう典型な感じ。書いてあるものの最少公約数まで削りきったものになる。まま、これだけの人数を一度に捌くにはこうなるの仕方ないけど、うん、まあね。

 

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その後土産物屋をふらふらしながら、御在所ロープウェイのサイトをみると・・・強風で運休中とは!結構不安がよぎる。

 

1時間の休憩を経て、バスは再び動き出すが、その中でロープウェーが動いていないので、現地に近づくまでの間に再開できなかった場合について案内される。(確かに行程表にも小さく書いてあったが)アクアイグニスという施設に立ち寄ってフリータイム、ということになるらしい。

こちらにはカフェと温泉があって、そちらでゆっくりとということに。イチゴ狩りの温室もあるけど、そちらは予約で埋まっているらしい。そして、滞在用に800円のバウチャーを配る旨案内あり。うーん、元々の御在所岳ロープウェイの料金と比べて差がありすぎるのは否めない・・・が、ロープウェイを団体料金いくらで仕入れたのかという問題か、アクアイグニスを代替として確保するコストとキャパシティの問題か。どのみち、天候には勝てないしやむを得ない。

 

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こうして到着した、温泉でのんびりと過ごし(お湯は至って普通、当たり前だがちょっと混んでる、他のお客さんに申し訳ないと思いつつ・・・)残り300円のバウチャーでケーキを買ってバスに戻る。

 


せっかくなので早めになばなの里に向かいましょうということで、早々にバスは動き出す。

高速バス乗車記録 いしづちライナー西条→神戸

2018年9月22日

いしづちライナー上り9便

伊予西条駅前18:07 →  21:56神戸三宮

瀬戸内運輸 運行便

 


シルバーウィーク初日に弾丸で石鎚山へ。大阪南港から東予港に渡り、バスとロープウェイ乗り継いで弾丸登山

鎖場は予想以上にハードだったが、時間的にはけっこう快調に登れたので予定を前倒しして当日中に大阪に戻ることに。夜行バスより、家で寝たほうが回復も早い。

 


***

 


石鎚山→大阪は、一応下山時刻を遅い方のバスで見ておくと伊予西条駅に18時半ごろ。当日中に帰るなら岡山乗り継ぎの新幹線か、高松で接続6分というかなり現実的ではない選択肢で特急からバスへの乗り換えか。前者も費用的に現実的ではない(と思って調べなかったが実は9,000円ちょっと、岡山で軽くいっぱい途中下車とか考えるとありだったかも)のでフェリーか夜行バスか。

フェリーは新造船の「えひめ」の日だったゆえ、連休中日だけど満席とでてる。駆け込みいしづちライナー夜行を予約すると、10列目一番後ろの4人掛けか、真ん中B列ごくわずかと告げられとりあえず真ん中でも独立した席を選ぶ。

 


金曜になって増車されて3台運行に。おそらく、折り返しの大阪→今治が連休明けでギリギリでも埋まると踏んだのだと推測。すかさず3号車の窓側に変更しておく。

 

 

さらに当日、1本早い下山バスに乗れるの確実になった時点で再変更、特に席の希望聞かれなかったのでまま空いているのだなと推測しつつ、コンビニで乗車券に引き換え。

 

 

温泉で汗を流し、地酒「石鎚」を調達してるとちょうどいい時間になってきた。18時ちょっと前にバス停に到着する。待ちの先客が5名ほど。


ほどなくして高速バス車両がやってきてちょっと慌てるがこちらは松山行きの県内短距離便、3名が乗り込む。JR特急は今治を回り込むのでその分バスにも時間的な優位性が生まれる…のだが、高速は使わないらしい。それでも競争力はあるようで駅ポスターにあった10枚回数券、JRにしては思い切った割引率(実質、特急料金がタダになるぐらい)だった。

 

今治からここまでずっと下道なのでそれなりに遅延してくるのかと思いきや、ほぼ定刻でさっきより新しい車両が到着した。こちらが乗車する「いしづちライナー」大阪行き。さっそく改札が始まり4名が乗車、車内先客は10名ほどでグループ以外は隣席なしのゆとりある車内になりそう。

 

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車両は現行型のエアロエースでナンバー新しいので結構最近のものかと。トータル6時間になる長時間路線だが、11列後方トイレ付きの標準的な仕様、シートもおそらくメーカー純正かなと。欲を言えば、コンセント付いててほしいところ。

 


さて、続く済生会西条病院と新居浜営業所からは乗車なし。新居浜駅前からは4名ほど。車内は個々に隣席を使える4列シート車の利点を最大限に生かした密度に落ち着く。18:50に新居浜インターから高速へ。三島川之江インターからの乗車はなく、徳島道を東に進む。

 

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最初の休憩は吉野川サービスエリアで10分、19:32発

サービスエリアとなはついているが、それは食堂がついているからで売店の方は土産物と飲料ばかりでぱっとつまめるものがない…外の売店が開いてる昼間なら「阿波尾鶏クリスピーチキン」に迷わず手が伸びていただろう。

他にも3台のバスが休憩していてちょっと室津っぽい。高知からのJRバス2台と、松山からの神姫バス

 


藍住インターで一旦退出してすぐさま板野インターで復帰するというショートカットをしつつ、いつのまにか淡路島に上陸している。そして、以外と長い淡路島。車窓は真っ暗だが、休憩の定番、「その」室津パーキングエリアで2回目の休憩で21:10着目の前に煌々と輝くファミマの看板、駆け込んで肉まんを調達

がっつり食べるわけにもだしこの辺りが落とし所かなって。

 

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21:20に再び動き出し、ほどなくして明石海峡大橋を通過。神戸市へと続く夜景が美しい。この時点で早着確実という感じ。阪神高速も全く混雑しておらずスピードは落ちない。

 

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20分ほどの早着で三宮駅前に到着した。半分くらいの乗客が立ち上がる。阪神バス系統の乗り場を使うので、場所は阪神電車に近いとこ、路上だけど。

2/3〜4 大雪手前の金沢めぐり(その3)

昼時も近くなったので、ここから少しグルメ路線に。

寒くてどこもかしこも白い中で金箔ソフトという気分には至らなかったので、軽くまぶしてあるぜんざいで金沢っぽく。

 

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これだけじゃ面白くないので、カレーも食べたい。ゴーゴーカレーはどこでも食べれますよ?ということなので、チャンピオンカレーの方へ。地元ではチャンカレというらしい。

 

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昼のピークは過ぎていたので駐車場も店内も落ち着いている。

吉野家みたいにカウンターだけの回転重視、シンプルな造り。

いろいろメニューあったがやっぱり基本形のカツカレーで。寒い土地だからこそ濃いルーが根付いたんだなって実感を伴って理解できる。

外に出たらやっぱり寒い。そしてやっぱりどんどん雪は強くなってくる。

 

 

 

帰りのバスまでまだ少し時間があるので、雪景色を堪能できるだろうと兼六園へ向かう。雪の庭園は観光資源になりにくいのか、そもそもこの天候悪化でみな予定を切りあげて帰路についたのか(常識的に考えて、こちらと思われる)かなり園内は閑散としている。

 


サンダーバードなら、便を前倒して早めに金沢を発つところだけど節約のためのバスなんだし、阪急バスのドライバーも大阪まで帰りたいじゃんね!っていう思い込みで予約したバスで帰るのは曲げない。

 

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というわけで、バスまであと1時間半思う存分写真を・・・というつもりだったが、レンズにもバンバン吹き付けてくるし、さすがに厳しい。ポイントになりそうなところを駆け足で回って21世紀美術館に避難する。

 


皆、同じことを考えるもので。

こちらはかなり賑わっていて有料エリアをゆっくり見て回るのは難しそう。

無料エリアで時間を潰すが・・・さすがにタレルの部屋は過酷すぎる。

空調の利いた屋内から1枚、なかなか冬の厳しさ伝わる構図になった。

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予定通り金沢駅にやってきたバスは、なんとか発車したものの福井の峠越えで豪雪の影響を受けて1時間遅れで大阪着

それでも、無事に大阪に戻ってこれて良かった。このあと数日、北陸が雪に閉ざされたのは既報の通り。

2/3〜4 大雪手前の金沢めぐり(その2)

翌日も午前中の段階から雪はだいぶ積もっていた。しかも、九州で振ってくるような水をたっぷりと含んだ重いやつ。踏むと途端に水浸しに。

 


とりあえず歩ける範囲で歩き回る。これぞ観光地のひがし茶屋街と対を成す「にし」の方は短い通り1本、目の届くという感じのこじんまりとしたエリアに収まっている。料亭らしき店が多くて、平凡な観光客にとっての見どころは唯一、「甘納豆かわむら」といっても過言ではないかもしれない。

甘納豆も羊羹もめちゃくちゃ美味しい。原料にもこだわりがあって地場ものはそんなに多くないけど、金沢みやげとしてかなり使えると思う。

 


黒豆はちょっと塩をまぶすと日本酒のアテにもなる(と、この夏に岡山で学んだ)

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さすが冬の天気、店に入るときは鈍色の空に雪が舞っていたが、10分足らずして外に出ると青空が広がる。


とはいえ、予報通り徐々に下り坂らしいが。

 

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中心部に向かって歩く。バスに乗ってもよさそうだけど、バス停2つぐらいに初乗りを払うのは勿体ないと思ってしまう性なので。こんな文字通り、足元悪い中でも。

 

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武家屋敷エリアの「野村家」に到着、ここは下調べて楽しみにしていたところ。庭園は広いものではないけれど、雪景色は京都じゃなかなかみれない。

御屋敷は結構入り組んでいて、スペースを効率的に活用したのか、隠れ場所を確保する意味合いもあったのか?ただ、どの窓からみても庭が美しくみえるように設計されている。やっぱりすごいよな〜って。

ちょっと寒さに震えながらも軒先で1枚

 

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2階の茶室ではお抹茶をいただけるので、せっかくなら。しかも300円だったかな?かなりリーズナブルだと思う。2,000円の入場料を取って、さらにお茶は1,000円かかる瑠璃光院、ちょっと反省を・・・たしかに、それでも観光客殺到だから経済的にまっとうな価格設計かもしれないけどさ。

 

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さて横道にそれたが、えっと、どういう所作がふさわしいものか。

座って気づく、全く分からない。横に座っていた欧米系バックパッカーが結構手慣れた感があったので、詳しい人だと信じて真似してみる。

 

 

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続いて尾山神社にも。神社に似つかわしくないステンドグラスが前日から気になっていた。加賀の一ノ宮は市内から離れたところにあって今回は立ち寄れないので金沢の足跡としてどこかで御朱印もらえればという狙いもあり。


市民に古くから親しまれた、というか前田利家公を祀った神社で金沢の総社という位置づけらしい。散歩がてらという感じでお参りする人もちらほら。

ステンドグラスの建物=神門は国の重要文化財に指定されている。約90年前の建造で日本最古の避雷針もこことか(一番上の尖ったやつ?)

やっぱりこの色彩が教会を思い起こさせる不思議な建物。昔は港に入る舟の灯台的な役割もになったという話しもあり。いまほど高い建物がなかったゆえ。


目的の御朱印も「加賀百万石金沢」というスタンプがおされていて、狙い通りありがたく。

2/3〜4 大雪手前の金沢めぐり(その1)

広島から戻ってきてまだ金曜日の夕方、まだまだ土日が残っている。雪が恋しいわけではないけど、銀世界の白川郷は大阪にいるうちに見ておきたいと(たぶん、金沢勤務は可能性として当分浮上しないので・・・名古屋ならあり得るけど、まま、目標としてね)

 

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梅田からバスで5時間、昼過ぎに金沢駅に到着するといつもの大きな門がお出迎え。ゼミの後輩と合流して、白川郷まで連れて行ってもらう。

金沢といえば回転寿司だが、やっぱりどこも大行列で1時間くらい待たされるんじゃないかというレベル。こっちは回らないけどお値打ちという薦めで「もりもり寿司」の回らない盛り合わせ&海鮮丼専門店の方へ。ほぼ並びにあるのに、こちらはすんなりと入れた。

握りの盛り合わせ=桶盛りと迷いつつ、北陸来たし、寒ブリかな!ということで「ぶり丼」にしてみる。かに汁付きなのもよいところ。

ブリも脂がのってて美味しい、のだけど色がちょっと綺麗すぎない?養殖??という気がしてならず、本場の寒ブリだったかは微妙

まま、美味いものはつべこべ言わず、だ。

 

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ここから北陸道東海北陸道白川郷を目指して・・・の道中、車の様子がおかしくなり、いろんな警告ランプがついてついにエンジンストップ。福光インターから退出を試みたがその手前で力尽きてしまった。同時に白煙もくもく、慌てて避難・・・

 

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車が火を噴くこともなく白煙で終わったが原因はわからず(オイル不足か?)、JAFで手配してもらったユニックで砺波市のディーラーに収容する。

とりあえず今日できることはなさそうなので、車を預けて城端線にて金沢まで戻る・・・

 

 

 

気を取り直して酒を呑む。

市街地の飲み屋街からは遠く離れて、卸売市場の近くにある「早舟」に連れて行ってもらう。長屋のように細長い店内で小上がりは寝台列車のように細い。何とか身を納める。観光客が来る立地でも雰囲気でもない。

だからこそ、本当に美味しいものがでてくる。ブリの色合いと帆立の甘みで確認。後輩の会社はここに役員でもだれでも連れてくるらしく、いい会社だな〜って思う。

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さて、翌日の天気予報はわけわからんことに。

 

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