岩手から旅日記・大阪編

週末、東北をあちらこちら。→17年春から大阪へ。さらに名古屋

3/10〜11 18きっぷで北陸高山ぐるっと旅(その3)

金沢から白川郷経由で高山へ抜ける。高速バス乗り継ぎも考えたが、JRの観光つきバス(三ツ星街道バス)が値段的にもちょうど良いと発見、別に観光ガイドはいらないけど、五箇山にも寄れるしいいかなって。

 


金沢駅を結構な乗車率で発車したバスは、倶利伽羅峠を越えて富山県へ。今回は何事もなく砺波平野を南下して(さすがに、少し古い車両とはいえ煙吹くなんてこと再びは困る)長い長いトンネルに入る。抜けたらそこが五箇山、ってこの時になって、五箇山の合掌造りは点在していることを知る。まま、下調べせずにいろんな発見を、うん、中途半端に路線バス乗り継ぎ移動にしなくて良かった。

 

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インターおりてすぐが世界遺産の菅沼集落、こちらは車窓から。

十分な迫力あるけど、これでも白川郷にくらべると小さく、1軒にひと家族的な生活、そして環境が厳し過ぎて長男しか世帯を持てないという・・・まさに日本残酷物語な民俗の世界。マレビトが文化を持ち込む、ここでは流刑されてきた遊女だったらしい。

下車観光は菅沼から10分強走った、五箇山の総合案内所がある上梨にて。村上家の入場料は街道バスに含まれているので乗客皆で「こきりこ節」を鑑賞し、慌ただしく出発までの時間で周辺をみてまわる。

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多くは対岸の「流刑小屋」をみて戻っていくが(こちらも、朽ちかけた掘立小屋になかなかリアルな人形が座っててシュールな代物、ちなみに再建らしい。豪雪に負けたとか)もう少し足をのばして丘の上にある「羽馬家」の合掌造りまで行ってみる。こちらも村上家に劣らない立派な大きさの建物だが、いまは特に使われていないようで良く見ると痛みが各所に・・・使い道も難しい(宿にするとしてもいろいろ改修とか、何かと管理も大変だろうし)のだろう。このまま朽ちていくのはもったいないし、潔く取り壊すわけにもいかないだろうし、という宙に浮いた状態に感じられた。

その後、どうやら茅の葺き替えとか手を加えられた模様。

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再びバスに乗り込み白川郷へ。車窓からは・・・ちょっと期待していた雪景色も、屋根には乗っておらずでまま、残念。それでも集落はまだまだ雪深い。ここで昼食込とはいえ2時間のフリータイムは少し長い。

 

まずは、集落を見渡せる展望台へ。登っていく道は「立ち入り禁止」という看板立っているものの、誰も守る気配も、見張る人もない。とりあえずなんかあった時に責任問題にならないため、立てたのかな?レベル。展望台までのシャトルバスが出ているが、時間もかかるし、なにより全員がそれを利用したら瞬く間にあふれる。完全に二枚舌といったところ。

そんなわけで、てくてくと登っていく。基本は曇りだけど、一瞬日が差して影ができる、レンズを向けるもすぐに薄れていく。そんなのに一喜一憂しながら上まで。集落全体とか、路地にそってとか、合掌造りの密集地帯に絞ったりとか、いろんなアングルで撮ってみる。

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結論、雪が乗っかってる時に、また来たい。

 


確かにこれは美しい冬景色なんだけど、でも、もっと美しいはずだろうと。積もってても、展望台から見渡せるぐらいには視界があって・・・とか欲望は尽きないね。

集落にもどってきて、さて昼飯どうしようか、こんな超観光地で一人飯なかなか難易度高い、コンビニはない。だからといって団子で済ますのは、負けでしょう。そんなこと考えながら、ちょうどいい食事処がなくただただ集落を歩き回る。

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もう一つの目的地として楽しみにしていたどぶろく会館は・・・冬季休業中でしたとさ。