岩手から旅日記・大阪編

週末、東北をあちらこちら。→17年春から大阪へ。さらに名古屋

関西桜めぐり② 大阪の夜桜と須磨浦公園

続いては夜桜も交えつつ。

 

③大阪/毛馬桜ノ宮公園

大阪城で観桜ナイターあると聞き、そちらを目指すがあまりの混雑に入り口で断念(三脚抱えて入れる場所ではない。そこはカップル集うテーマ―パーク)


ちょっと北側にあるこの公園で幻想的な構図を狙ってみる。

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背景のドンキホーテや、諸々ネオン輝く建物がある意味都会的・不躾な意味では幻想的だが、そちらには背を向けて、夜景としての桜を。

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④兵庫/須磨浦公園

姫路城は遠いので、三宮からもそう遠くないこちらに。
桜のシーズンは特急も臨時停車
混んではいるが、1か所に集中しないので人酔いするほどではない。
麓のほうは一本桜や、壮大な並木道があるわけではなく、散歩しつつ、シートを敷いて飲みつつ、適度に楽しめる空間かと。電線にさえぎられまくりだが、山陽電車と1枚

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鉢伏山を登っていく。標高200メートルちょっとなので、ちょっとしたハイキング、登山靴を要するほどでもない。30分ほどで山頂についてしまう。

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満開のバックには神戸市街地と、みごとなコントラストなんだけど、強い日差しもあり写真では桜の白がコンクリートに溶け込んでしまい、なかなかバランスが取れない。

 

播磨の国へは歩いてもすぐなのだけど、リフトからの桜が綺麗ということで、400円払って空中散歩

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対岸の桜並木が輝いている。その裏手には明石海峡大橋も。

 

このまま全山縦走できる時間でも装備でも体力でもないので、となりの鉄拐山から須磨に下る。

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関西桜めぐり① 和歌山エリア

関西へやってきてそろそろ1年
去年の桜は、関西終わり、東北はまだの頃。東北1年目に2回楽しめた清算を済ませた。予想外に早い満開、慌てて追いかける。

 

遅れ遅れの記録タイムラインだと、紅葉の頃に桜を載せる事態になりかねない
(むしろ、新緑の頃に、紅葉が濃厚になっている)
時空を飛ばして、桜の部分だけ、書いておく。

 

まずは、五月雨式にポイント軸で

①和歌山/有田川町鉄道公園

 

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有田鉄道の金屋口駅周辺を残し、一部の車両を保存しながら少しずつ朽ちていくという、割とありがちな観光施設
ちょうど春休みゆえ、弁当を広げる親子を横目にみつつ、線路にレンズを向ける。満開からちょうど散りはじめに差し掛かり、ほんの少し舞う花びらを追うが、存在感は薄い・・・

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もう動けないらしいが・・・キハ58も現存

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これぞレールバスもあり。

蒸気で動かない蒸気機関車の待機場所もこちら。

 

②和歌山/根来寺

和歌山近郊の名所、日本最大の多宝塔があるが、こちらは入場料かかるエリアなので今回はパス
門前町エリアの桜を中心に。

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みかん畑と桜並木が隣り合うのはさすが和歌山というべきか。

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ソメイヨシノあり、しだれあり、山には自生するヤマザクラありと楽しめました。そういえば、運転中で写真に残すわけにはいかなかったが、何気に一番美しいと思ったのは阪和道で紀ノ川から泉南に抜ける峠道
山桜が埋め尽くし、その密度がすごい。
吉野の千本桜ってこんな感じなのかな?もしかして引けを取らないレベルかもしれない。

9/3 残暑の京都散歩③ 早朝の稲荷山登拝へ

仁和寺を登った翌朝は対角線側、稲荷山に登ってみることに。
伏見稲荷の鳥居の写真を撮るなら、混みだす前に行くしかないだろうと。何より少しでも涼しい方が体力的にも楽である。

朝最初の京阪特急で一気に京都方面へ。途中で乗り換えて7時半に伏見稲荷駅に到着した。八ッ橋やらちりめんやら、いかにも京都な土産物屋がたくさんあるけどまだシャッターを下ろしている時間。空いてはいるけど、思っていたよりも人がいる。

 

 

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鳥居は逆光だったので裏側から。本殿に参拝を済ませるが、御朱印所はまだ開いていないので山の上を目指す。

千本鳥居まではすぐだった。
定番の構図をおさえてとりあえず目的の一つをクリアする。

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帰り、下って行ったときにはごった返してて人がいない瞬間を収めるのはかなり苦労しそうな状態に。切り取ろうと待機するカメラマンも列をなし。

ここから先が九十九折で長い。登山道というほど険しい道ではないのだけど、とにかく鳥居だらけの道で、赤が濃いか褪せているかのコントラストしかない感じ。時折、社殿や売店あるも、まだ始まっていない。

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木漏れ日に輝くバイクが少し、美しかった。

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30分ほど登って四つ辻に到着、ここからの京都の眺めは確かに良い。斜めに順光でちょうどいい。分岐した神社からは一段上の眺望が得られるのかと外国人に続いて登ってみるが、全くなく。とぼとぼ下って登りかえす。

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時計回りにトレイルを進める。

5分ほど進んだ社務所で稲荷山の御朱印頂けるとあったが、開くのが9時なので先に登ってしまうことにする。汗が噴き出す。この時間でも蒸し暑かった。

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稲荷山の山頂も、景色というよりは神社のパワースポット感を楽しみましょう的な場所、奉納された小さな鳥居が折り重なって、夕暮れ時に来たらちょっと怖いかも。


稲荷山と伏見稲荷大社、それぞれに御朱印を頂く。スタート地点に戻りまだ10時ということでもう少し歩いてみる。道沿いに北上していって、三十三間堂の横を抜ける。入場料高そうだし、ままそのうち行くと思ってスルーした。ちょっと後悔している。

 

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代わりに休憩がてら(冷房にあたりたくて)京都国立博物館へ。本館は閉鎖中でこれぞ現代美術館なつくりの知新館のほうに。中の展示は確かにすごそうなんだけど、知識がなさすぎてただただすごいと思うのみ・・・
企画展示の登竜門、なるほどポケモンと。

裏手の豊国神社にもよってみる。国宝の唐門は率直に美しい。香取神宮の本殿に惹かれたのと同じ。歴史裏打ちの重厚感ある黒が好みのようだ。

 

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帰りものんびり京阪で。さすがに歩き疲れてがっつり昼寝で回復する。
立ち飲みで日本酒、のんびりとした週末を終える。

 

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9/2 残暑の京都散歩② 仁和寺のお遍路ハイキングへ

京都を巡る秋、まだ暑い日々
土曜日の昼下がり、上司に連れられて88か所を歩く。

 

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北西のほう、花園駅に集合
少し早く着きすぎて、謎の果物売り(いきなり話しかけてきて、高そうなマスカットを紹介してくる。新手の何かか?)をかわしつつしばし待つ。

駅のコンビニでサンドイッチを買って、仁和寺へ。
印象はあまりない。あるとすれば、徒然草の「仁和寺にある法師」の件


そしてその目的地たる岩清水八幡宮はここからだいぶ離れた場所だったのかと。この折に検索して初めて知る。ほどほどに暖かくなってきたこのタイミングで出かけてみるのもいいかもしれないなと。

やっぱり路面電車嵐電の踏切を渡って、すこし歩いて仁和寺にたどり着く。
壁の五本線は最高の格式を示すらしい。

 

 

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庭園や桜も美しいらしいのだけど(時期的にはこの3か月前まで、新緑の頃がやっぱりいいのかなと)、目的地はその先なので五重塔も少し見上げて1枚撮る程度で足早に(私が急いでいるわけではなく、上司の歩くスピードが速すぎるのだ)

 

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裏山にあたる成就山に88か所のお堂があって、そこを参ることでという富士塚のような発想、でも旅行が一世一代だったころはひとつ貴重な旅先だったのかもしれない。距離感やスケールも模してあるのかと一瞬期待したけど、そもそも地理的な位置関係が保たれているわけではない。ハイキングコースのちょっとした平坦地にお堂を立てているわけで。

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それでも結構登ると、小高い丘、というには高すぎるぐらいの場所には登りつく。小さな山でも、視界が開けるとスカッと心晴れて踊るものだ。

山頂は48番の西林寺に。裏手にベンチがあるけど、蜂の巣近くにありとここで休んではならぬらしい。少し下ったところに京都市街地を一望できる展望コースあり。こちらのベンチで食事休憩を。
やっぱりまだまだ暑かった。噴出した汗の分、水を飲む。

 

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蝉の声は落ち着き出していた。雲もちょっと秋っぽい。

ここからは下りがメイン、ちょっとした鎖場というアクセントもありつつ、1時間半ぐらいでこのアトラクションを「結願」する。
どれもお堂は朽ちていないまでも、しっかり管理が行き届いているとはいい難く、それなりの古さは否めない。それでも、昔の人々が憧れと願いを込めて作った道は歴史ある京都ならではと。富士山は遠い。少し近いけど誰しもが歩きとおせない88か所を手の届くところに。切実な願いも重なる。

 

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そういえば、大阪に降り立った4月の頃、本気で88か所を巡ろうとしていくつかガイドブックを買った。結局のところ、あちこち歩いてばかりで四国は2度しか足を踏み入れず、この先もスタートする見通しさえ立たないのだけれども、人生のうちに途切れ途切れ、目指す旅路として秘めておくのもありかもしれない。


汗を書いたら水分補給と。中心街に戻って、ハッピーアワーで1杯200円足らず(缶ビールを買うより安い!)の生を流し込んで、プラスマイナスゼロの一日を終える。こんな社内営業なら、いいよね。

8/27 残暑の京都散歩① 平安神宮から立ち飲みへ(その2)

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粟田神社を下りてきた時点で16:15頃、陽はまだ高いが諸々の施設は閉まりはじめる時間だ。出発が遅かったことを悔やむ。飲み始めの時間から逆算していたに過ぎず、あと1時間でも早く歩き始めていれば良かったのだ。

知恩院も16時で受付終了、今回はやむなく素通りする。そのまま円山公園へ。落武者的犬回し(?)なちょっと良くわからない大道芸をやっていた。足を止める人もまばら。

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八坂神社は観光客のピークが過ぎて少し落ち着いた佇まい。ほとんど並ばずに参拝できた・・・のだか、御朱印の受け付けはこれまた16時で終了していた。京都は朝早く、夕も早い。わかっていたことだが、ちょっとミスが続く。

 

気を取り直して、ここが今回の目的地だった祇園の立ち飲み「レボリューションブックス」へ。夏前にかったdancyuに載ってて気になったから。だし、なんとなく敷居が高そうな街・京都でも立ち飲みなら何とか滑り込めると思ったわけ(実際はその後も何軒か行ったけど、普段の大阪北側と何ら変わらないと感じ始めている。要するに、敷居の高いところに行かなければよいのか、はたまた、まだ本質を撫でるにはいたっていないのか)

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階段を上って店内へ。コの字カウンターのちょうど入口のところに空きがあった。いいタイミングで滑り込めたものだ。本には目もくれず、飲み始める。

 

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雑誌のままに、まずは豚皿を注文する。日本酒があうとは思えないので、無難にビールを並行して。完全に、二郎系ラーメンの豚、その皿。でも、脂の重さはなくて食べやすい。そういう意味では、二郎ではない。あれ、肉だと主張してなんぼ、ニンニクは要するに臭味取りだもの。
ちょうど17時を迎える頃になって、夜メニューへと切り替わる。

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ここからは、「早」→「夜」に注目してねと。焼いたり揚げたり、角打ちから居酒屋へ。

 

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隣の人が頼んだものにつられてみる、牡蠣のソテー
旬というよりは、まだまだはしりのものだけれど。ハイボールに切り替えてちょうどいい。ただ、あくせく歩きすぎて、回るのが早かった(もしくは、週末休まずに旅を続けていたものだから、夏バテのごとく体力が低下していた)ために・・・元気なうちに切り上げる選択をする。

 

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もう一つ目的もあり、ちょうど1週間前に走り始めた京阪特急のプレミアムカーに乗ってみたいと。運賃より実質高い金額を払うわけで、どれほどの価値があるかとものは試し。

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結論から言えば、JALのクラスJみたいなもので、ちょっと背伸びしてみたくてやってみたけど、短い時間なら必要?という程度
座れても7人掛けなロングシートか、倍払ってこのプレミアムならありかもしれない。たまに使うと思う。
でも、普通席が立派過ぎる。座れるなら、倍の回数京都に行く。

ちょっと背伸びした社会見学は、酔い覚ましの転寝に過ぎず。

8/27 残暑の京都散歩① 平安神宮から立ち飲みへ(その1)

夏の山を目指す旅がひと段落した8月末~9月はおとなしく近場を巡っていた。
秋は東北とか新潟旅がほぼ固まりつつあり、何より夏までの旅路でボディブローのように財布が痛めつけられていたからに他ならない。

大阪から近くで見どころある場所といえば、即ち京都
集め始めた御朱印も、京都の主要なポイントを押さえておいた方が箔がつくかもしれない(何かに追われているわけでもなく、ただ、心落ち着けたスタンプラリー的感覚だが)
歩き回る旅は得意とするところ。

8/27 平安神宮祇園
9/2 仁和寺・御堂八十八か所
9/3 稲荷山~国立博物館
9/18 宇治・平等院鳳凰堂

その後も、叡電エリアとか上賀茂とかちょくちょく
1日使うことはあまりなく、思いつきでサクッと。


***

京都へのアクセスは基本的に京阪特急を使っている。
早いのは新快速だが、片道400円レベルで京阪8000系での移動は贅沢というほかない。リクライニングこそしないが、はっきり言ってJR東日本グリーン車と引けを取らない。「エレガントサルーン」の名に違わない。ダブルデッカーの上階で景色を見ながら向かい、帰りは揺れが少ない下の階で夢見心地に帰る。

初回は祇園エリアで、とりあえず名前に興味を持っての平安神宮へ。
四条で降りて向かうが、まだ残暑厳しい。バス乗り場が誘惑してくるが、大阪からここまで40キロ以上、キロ10円で移動してきてここから2キロもない道のり、230円は高いと言い聞かせ(結局のところ、コンビニでお茶1本買ったら意味がない忍耐だが)ロームシアターなるちょっと洒落た建築物のある辺りにたどり着く。ここから左に曲がれば平安神宮だが・・・

 

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この時点から、少し期待外れ。歴史に裏打ちされた感がない、いうなればのっぺりとした建物しかない。慌てて検索。そもそも神社になったのが120年前(これはいい、ってか平安京を復元したものだから平安神宮なのか・・・予習しないスタンスがたまに引く外れくじとはこのことである)、上物は放火されて復元したの1980年頃とは。検索して起源を確認して、門をくぐって合点行く。

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せっかく来たので参拝はしておき、御朱印も頂戴してそそくさと。
花の季節は庭園がきれいそう。菖蒲の春先か、混んでるの覚悟の11月紅葉に期待して再訪・・・するかな。


〆の立ち飲み場所は決めているので、そこに向けて南下を開始する。
でも、既に時刻は16時近い。もろもろ閉まる時間でもあるような・・・

途中、ちょっとした写真美術館とかもあったけど、作品が…アートというか記号化された何かというところまで抽象化されていて難解な…率直に言えば、全くわけがわからない。

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八坂神社を目指しつつ、住宅地の中にあった粟田神社への坂を踏みしめる。

 

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調べたら旅立ち守護ということなので。
小高い丘の上にある感じで、西日の逆光ではあるけれど京都市街が見渡せた。本堂はそこまで大きな造りではない。地域の祭りの準備?か何かで人が集まっており、宴会して余ったと思しきドライアイスが手水舎に投げられ、結構面白い光景に。

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御朱印は、「京 粟田口」と墨書にて。
旅の祈りより、刀の神様の方が人気になっている様子だった。

8/19〜20 高原の夏合宿、上高地へ(その3)

嘉門次小屋、名物は岩魚の塩焼き
ということらしい。登る人としてはまだまだ調べというか、アルプスへの探求心が足りないのだろう。今日は、観る人歩く人ゆえ。そうごまかす。

ため池に泳がせている岩魚を次々と捌いて囲炉裏にぐるっと。これは壮観
でも、1匹1,000円は高い。山の食事だから仕方ない・・・そう考えていたわけだが、頭から全部食べられるほろほろの岩魚が最高!どうやったら炭火で焼くだけでここまで均一に、絶妙に焼き上げることができるのやら。

 

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いうなれば、岩魚以外は下界にあったら続けられないレベルだけど、名物があるっていいよね。山のゆるさと厳しさ、独特の戒律を解するものとただの観光客、その軋轢が諸々の口コミを呼ぶのでしょう。

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さて、奥宮に戻って明神池へ足を踏み入れる。
狭い行き止まりの道ながら、なかなかフォトジェニックな風景が広がる。

 
日光が少し弱めでホワイトバランスに苦労する。それでもこちらはまずまず撮れたのではないかと。少々人工物や、もっといえば文字が入っている写真が得意、それはつまり、まだまだ洞察と発見を切り取る力が及ばないということなのかもしれないが・・・

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結局、桟橋と舟を絡めて1枚、これが一番良かったかな?

 

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復路は左岸の登山道的な色合いが濃い(涸沢カールへのアクセスルート)側で戻る。何でもない川岸に石が積み上げられててなんちゃって賽の河原状態に。みんな面白がって積んでくのかな・・・よくわからない・・・

 

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山を下るまで多少時間があり、行列にならんでりんごソフトを。やっぱり夏でした。スイーツ買うか、いつも躊躇してしまうんだけど、結局2日連続でソフトクリームを手にしている辺り、意志が弱いのか、単に甘いもの好きでよくわからない。再びタクシーの列に並び駐車場へ戻る。土日で(陸路)行くには一番奥地で、のんびりできるいい目的地だと思いつつ、やっぱりその先・登山の起点として活用できるようになりたい。まだまだ遠い目標ではあるけれど。

 

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帰りも車で一路5時間の道のり。高山への寄り道は東海北陸道の赤いラインをみて即座に諦める。夕方まで長くなることはあっても、短くなるわけはないだろうと。行きとおなじくひるがの高原でひと休み、というか渋滞に向けてのマインドセット。2車線だからやっぱり混む。途中、下道かと思うぐらい。走って止まって少し進む、繰り返す。結局渋滞を抜けたのは郡上八幡あたりか。ここも気になる街のひとつ。

渋滞と休憩もあり、新大阪に帰ってきたのは22時過ぎ
土日を最大限活用した旅路だった。夏の長野、2018年も。

8/19〜20 高原の夏合宿、上高地へ(その2)

朝の散歩は、5時出発

 

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朝霧留まる上高地(山の上から見ると、雲海なのかもしれない)
大正池までは距離感良くわからないが向かうことに。行きはバスセンターからタクシーで。1000円ぐらいかかっており、結構な距離があることを思い知る。旅先について調べない癖がついている。好奇心のままに、なのか、単に旅が日常化してしまった結果なのか。プランニングが楽しい、という感覚も少しずつ忘れつつある気がする。その意味では、純粋な好奇心は失いつつあるのかもしれない。・・・だいぶ逸れた。

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タクシーを降りる頃、東京名古屋大阪からの高速バスと次々にスライドする。
スキーバスのようなダイヤだが、これが足としては一番よいのかな。大阪からは3列と4列があるらしい。その場で調べた。秋まで週末は完全満席だった。穂高への道は遠い。

大正池のほとりへ。だか、完全ホワイトアウト

 

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そのままじっと待つ。明るくなるにつれて、確かに遠くのものが見えるようになる。白い世界に浮かぶように。

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1時間ほど粘ったが、最後まですっきりとした景色にはならず。
雨よりは良かったと思うしかない。

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8時の朝食へ向けて、割と急ぎ足で戻る。やっぱり歩くと3キロぐらいあった。

 

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ずっとずっと朝霧の中だったが、帝国ホテルのあたりで一気に清々しい晴天になる。振り返ると焼岳の雄姿が。(こちらは日帰りできるらしい。手始めに・・・いや、せっかく上高地まできたら穂高だよな・・・と、イメージは止めどなく)
河童橋あたりもまだ人が少ないので清々しい感じ。やっぱりここはリゾートなんだ。

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朝食は奇をてらっておでん定食にする。どのみち、この立地&業態だとパウチ品なのはわかっているが、やっぱりそれなりに冷え込んだ朝なので、こう温まるのも悪くない。
荷物をまとめて、チェックアウトしてから明神池を目指してハイキング

 

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清らかな水にキノコに、足が止まる。カメラマンそれぞれに(腕に比例するところはありそうだが)構図のとりかた違っており・・・最下層に近い人間はこんな感じになります。

 

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1時間半ほど歩いてようやく穂高神社の奥宮へ。予約の嘉門次小屋(11時半)までは少しあるので先に参拝を済ませる。そしてまた、御朱印帳を忘れる。奈良はすぐに行ける、ここは痛いミスだ。山の人らしく、山の安全をお祈りする。

8/19〜20 高原の夏合宿、上高地へ(その1)

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 2017夏の集合は上高地にて。


去年の清里は夜行バスで東京に下って(上って?)から中央道だったが、今年は西側にいるのでどうするか。名古屋発と両にらみしつつ、最終的には大阪から車を走らせることに。片道360キロの車移動で久々の長距離&初ルートでやや緊張している。前日の飲み会は早々に脱出しておいた。

朝7時に新大阪で車を借りて出発、途中京都のピックアップをどこにすべきか。深草の本線上、というわけにはいかないだろうし、京都駅まで行き来するのはロスが大きい。ゆえに、京阪の鳥羽街道駅という微妙な選択をした。
こちらにしても、結構回り道を要したし、結局どこがベストだったのかはわからないまま。

 

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わかってはいたが、大津と一宮で多少渋滞に巻き込まれる。高山市内に立ち寄ると13時半の集合に間に合うかきわどくなってくるのでひるがの高原SAで長めに休み、ソフトクリームと昼食を。でもって時間きっちりに集合場所のさわんど駐車場へ滑り込む。駐車場もだいぶ埋まっており、奥の奥に、ぴったりと押し込む感じ。関東・名古屋組と合流してタクシー乗り合わせ、いざ上高地へ。

上高地へは家族旅行以来・・・約15年ぶりになるのか。あの時はツアーで九州から上高地アルペンルート黒部峡谷鉄道を、2泊3日でまわるという(今思えば無茶苦茶な)行程だった。どれも駆け抜けるような印象しかないが、それなりに大人になってそれぞれをのんびり訪問するのも、いいかなと思っている。(ちなみに、黒部峡谷鉄道は大学のゼミ旅行で再訪、土砂降りだった)

 

大正池を過ぎるあたりで運転手がさらっと「左の焼岳、お盆前に噴火して、普通ならここも閉鎖なのかもしれないけど、そんなことしてたらみんな生きていけないからね」となめらかに。実際には、そこまで規制するほどの火山活動ではないようだが、観光ってやっぱり脆弱なものである(と、白根山の噴火&草津温泉をみていて思う)

 

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14時半ごろ、まだ陽も高いうちに上高地バスターミナルに着く。少し歩けば河童橋、そう、これが上高地の景色です。
これぞ高原リゾートのあるべき姿、というべきか、山の人的にはここはスタート地点なんだけど、まだその領域に足を踏み入れるには技量も経験も伴っていないので、今年ここは、目的地

それでもやっぱりいつかは涸沢カールへ穂高へと、行ってみたいと思うのです。まだ若くて体力あるうちに。

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宿は小梨平キャンプ場のコテージといつもながら質素な旅、でも、宿代は抑えてお酒と食べ物と、何より今回は集いに重きをおいて。

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散策しつつ、川で西瓜とビールを冷やし、早めの夕食(の前にまだ冷え切ってはいないビールがどんどん減っていくわけだが)、日暮れの山並みを撮れば夜は更けていく。わざわざ三脚を持参したのは、夜景を撮ってみたいと思ったから。

 

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21時、もう涼しいを通り越して少し寒さを感じたの覚えている。
まだまだ星を撮る技量はない。河童橋をメインに、すこし映り込むまで。
ああ、明るいレンズが欲しい。

飲んで、飲んで、翌朝早いと(朝も早かったし)いつの間にか切り上げる。

8/5〜6 奈良を巡る旅ラジオ、古都と高原へ(その3)

御朱印帳を忘れたことを改めて後悔しつつ、大神神社に到着した。

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午前中とはいえ、すでにだいぶ暑い。だが鳥居脇の駐車場は満車状態とかなり賑わっている。とてつもなく歴史のある場所で、ご神体の三輪山にはさすがに登るの仰々しすぎるので遠慮しておく。

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たくさんの末社が点在しているので境内は広いけど、建物的には正統派というか、どっしりと構えた本殿以外には何かこう、大きくあるわけでもなく。

 

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むしろ惹かれたのは展望台からの景色のほう。手前に大鳥居があって、生駒山地と夏の雲、長野のようなスカッとした高原の風景には至らないものの(夕方、曽爾高原でこの感動を味わうことになる)、昔から人々が暮らし、信仰が根付いた里山の風景的な素朴さあり。

 

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もっと心安らいだのが、狭井神社の手前にある小さな茶屋
田舎のおばちゃんの家に上がり込んだような、タイムスリップしたテーブルで、氷がのっかった素麺をすする。これぞ日本の夏ともいうような。

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肉に酒に買い出しを済ませる。さらに山奥へと進んで、曽爾村へ。

 

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谷に沿った道を登って行って、左に折れてキャンプ場に荷物を置く。自分は今日帰る組に回らざるを得なかったけど、宿泊組はこちらのコテージで一泊の月曜解散(だが、豪雨で結構大変な帰路だったらしい。旅の天気は選べないが、間髪でカオスになる。2週前の秋田然り、これを書いてる2月の金沢行き然り)なので、いったん立ちより。奥に草原が見えた。これが次の目的地曽爾高原なんだけど、この時点ではただの牧草地にしか・・・


反対側へ登りかえして林間学校で賑わっていそうな少年自然の家をかすめつつ、一番奥が高原の入口、何でもない砂利場だけど、しっかり駐車料金をとるおじさんが座っている。ほかに車は、数台

 

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虻が飛びかかってきそうな轍を抜けると一気に視界が開ける。
真っ青な空と緑が輝く、という表現がしっくりくる草原
全く期待していなかった(というか、この日の行程も良く知らなかった。~最近は誰か任せの旅、どこのエリアに行くかしか、事前に確認していない)だけに、カメラを持って走り回る。分け入ると草負けしそうだとは、後で気付く。

 

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あれこれ数十枚撮ったが、結局は背高く伸びた濃緑の草原なので、ちょっと俯瞰してるのが一番良いと、写真整理するころになって。

 

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登って丘の上までも行けるらしいけど、時間もあるので中腹で折り返す。野焼きとか草紅葉の頃に再訪したい。その時は、駐車場も混むんだろうか。
けたたましく羽音立ててドローン飛んでた。練習にはちょうどいい場所だわ、そしてちょっと憧れる。

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 少し下の「お亀の湯」で汗を流す。普通のまちおこし的に作った日帰り温泉の造りながら、お湯が良い!しんとろ同様のアルカリ性でちょっとぬるっとしつつ肌に馴染む感じ。露天風呂からの景色も開放的で、お湯はぬるめなのでいつまでも入っていられる。

バーベキューに参加し、帰宅組は山を下りる。
ちょっと駆け足だったけど、市内だけじゃない奈良を知れたよい週末でした。

そして、新しいメンバーで旅するのも久々で、ちょっと新鮮な感覚を取り戻した気がする。