岩手から旅日記・大阪編

週末、東北をあちらこちら。→17年春から大阪へ。

7/22〜23 どこかにマイル旅② 大雨の秋田から山形へ(その2)

2日目、やっぱり天気は荒れ模様・・・というか、秋田県は相当な水害になっているらしく、横手大曲方面はかなり浸水&がけ崩れという話。とはいえ、秋田空港に車を返して戻らなければならないので、もう一方の日本海側ルートを。羽黒山に参る時間はなさそうだし、鶴岡市内で少し立ち寄りつつ、北上する予定にする。

 

f:id:islandernx:20180115174747j:image

 

朝食にまたズッキーニを焼いてレトルトカレーを。本棚にあった、ゲストハウス巡りの本、確かこのイラストレーターって沖縄とか離島めぐりのイラスト旅本書いてたなっと。ただ羅列しているわけではなくて、ちゃんと自身でまわったのでしょう、率直な体験がゆるーく書いてあって一気に目を通す。鹿児島のガラムマサラがどーんと一章割いてて懐かしさこみ上げてくる。宝島の帰りに、なんとなく市内から対岸に流れて火山灰に降られながママチャリ1周したり、苦手な犬に追いかけまわされながらものんびり過ごしたっけ。
紹介されてる中で、南知多の「ほどほど」がとっても気になる。アクセスは名古屋まで近鉄でいって、あとはレンタカー?名鉄?まだまだ愛知県って旅的な感じでは全然回れていない気がする。

 

 

さて、早め早めでと8時過ぎには出発して鶴岡へ。梅雨らしく際限なく降ってくるけれど、災害になるほどではない・・・と思ってたがそれは後に間違いと気づく。この時点では小一時間は観光する時間あるだろう、泊まって帰るだけではね、という心持ち。

 

f:id:islandernx:20180115174850j:image

鶴岡アートフォーラムでの「東北画は可能か」展へ。東北芸術工科大学という山形の大学(仙台~山形の高速バスで通う学生も多そうな位置だが、それゆえに人をあつめるところもあるのか)で、山形ビエンナーレの仕掛けもここ。

震災前から始まっていたプロジェクトらしいけど、3.11があってこその存在感も正直あるかと。東北でだいぶ過ごしてから作品をみると、みちのくの民俗的なものを丹念に拾い集めているのが良くわかる。宮本常一の頃みたいにひたすら歩いて聞いて記しての手法から、いかに注目を引き寄せるかの視点を加えた現代的な表現への変化ということかな。

語らずの湯殿山が、割とはっきりかいてあったのは少し笑えるが。

 

f:id:islandernx:20180115175011j:image

f:id:islandernx:20180115175100j:image

f:id:islandernx:20180115175247j:image
全然混んでなかったので、いろんな旅先記憶を手繰りつつのんびり鑑賞する。
気が緩んだのか、折りたたみ傘を忘れて、引き返す。


そこから秋田空港へ。
高速が使えない・・・空港への道が割と封鎖されてて、一気に焦燥の感覚へ。
ともあれ、日本海東北道はつかえないので国道7号を淡々と流れに沿って進むしかない。御朱印集めたいなと寄りたかった出羽国一ノ宮(鳥海山大物忌神社)もスルーせざるを得ない。
道の駅岩城でつかの間の休憩&情報収集、どうやらここから県道44号で内陸に入るルートは使えそう。

ではなかった。数キロ進んだところで車止めが。でも、それしかない、他に情報がない。レンタカー屋に電話、とりあえず戻ってくればOKと。聞くに陸の孤島、というほどには至っていないらしいがだいぶ混乱している様子は感じる。
一旦8号線に戻り、ひとつ北のアプローチ、県道240→65号ルートで再び接近を試みる。雄物川手前でがっつり浸水した水田エリアあるが、停まらなければ大丈夫と徐行でやや強行突破。でも、渡ったところで南からは空港に入れない。

 

f:id:islandernx:20180115175209j:image

ここでJALにも泣きの電話。最初は最下位ランクのどこかにマイルチケットだからか、時間までに着かなければ放棄とみなすと突き放されるも、事情を話して(並行してダメもとで最終便の予約をとって)一旦電話を終える。彷徨っているとほどなくして折り返し連絡、予定の昼便が15分遅れになっているのを理由にして(これがいわゆる忖度なのか、偶然制度的にラッキーだったのかは不明だが)最終便に変更してくれることに。

これでどうにか帰る算段は立った。あとは空港までたどり着ける道を探すのみ。

 

西側から時計回りに届きそうな路地を進んでは戻り繰り返す。

空港道路も土砂崩れで通行止め…だったが、その側道が何とか通れるようで、空港バスも迂回運行していた。

 

14時半にその側道と国際教養大学の構内を抜けて、なんとか秋田空港に到着。ちょうどカウンターで手続きしたころ、乗る予定だった飛行機が離陸していった。さて、3時間待ち。

売店も17時で早仕舞い。新幹線が止まってしまったようで東京行きは空席待ちにかなりの人数が。一方でたどり着けない予約客も多くてどんどん繰り上がる。

 

そんな光景を見つつ、ひたすら待つ。

最終便は予定通りやってきた。

f:id:islandernx:20180115175338j:image

空から見ると、雄物川流域ががっつり浸水しているのがわかる。何はともあれ、帰れて一安心。 

 

f:id:islandernx:20180115175421j:image

f:id:islandernx:20180115175457j:image

 

7/22〜23 どこかにマイル旅② 大雨の秋田から山形へ(その1)

大雨の秋田へ。

 

f:id:islandernx:20170724071328j:image

 

もっとも、着いた時点は確かに降ってるなという感触は有りつつ、梅雨最後にざっと降るいつものパターンのうち…と思っていたが、レンタカー受取に向かう送迎車、わずかこの区間にも小さな崖崩れあり、さらに空港周辺の高速は通行止めになっており…既に大雨になっていた。

 

f:id:islandernx:20170724071308j:image

 

高速がまだ止まっていない協和まで広域農道を走り、ここから乗るが路面は相当悪い。ところどころかなりの深さの水溜りになってて60〜70kmで走ってもハンドルを持っていかれる。まるで雪道

横手手前では落雷まで始まり恐怖を覚える。

 

この天気では北上は厳しいとみて宿は山形村山の「こめやかたゲストハウス」に取っていた。晴れていれば鉾立小屋に1泊して鳥海山で御来光を夢見ていたわけだけど、いまここにある現実は、何とか宿にはつきたい、というささやかな目標が限界といったところ。

 

湯沢横手道路の料金所を過ぎて山形県へ南下する。このタイミングで、せめて温泉にと鳴子峡に登って降りるか、もうそのままゲストハウスに入るしかないかという選択を迫られる。雄勝の道の駅で雨雲レーダーを確認・・・雲の切れ間とみて国道108号から宮城県側を目指す。

思いっきり山道を想像したけれど、ところどころ改良バイパスになっていて結構流れは良い。だいぶ登っているはずだが、標高を稼ぐようなカーブも少なく、鳴子温泉に行きつく。

 

f:id:islandernx:20180114204447j:image

 

目指すは一番山形寄りの中山平温泉・しんとろの湯。年季を刻んだ旅人が、秋田への行き来に寄るらしいと聞いて。その話の記憶から、よってみたいと。

その名の通り、アルカリ性で肌にとろっと纏わりつく印象深いお湯だった。源泉かけ流しで外の木筒を回して温度調整しているらしい。新しい建物で重厚感はない浴場だけど、足しげく通う気持ちがわかる。
それなりに濃いお湯だと思ったが、湯ただれ的な反動ないのも良い。

さて、18時過ぎには、とゲストハウスには伝えていたのでさくっと山を下る。18:20頃にチェックイン
二十歳で車日本一周&ゲストハウスしている青年と、18きっぷでやってきた老年に近いコーヒーおじさんとで今夜の宿泊は3人、あとは農場暮らしのウーフーで来ている欧米人がふたり。

f:id:islandernx:20180114204546j:image

f:id:islandernx:20180114204638j:image
館内は「こめやかた」の通り様々な百姓道具が散りばめられていて、外国人のすきな【ニッポン】を集めた感じ。お米と野菜は置いてあるもの食べ放題らしく、でも雨続きで野菜は少なく、とりあえず使えそうなのはズッキーニか。

f:id:islandernx:20180114204816j:image 

f:id:islandernx:20180114204708j:image

近所のおーばんへ買い出し。肉屋系のスーパーなので、焼肉的に晩御飯を。そして、キリンのご当地「山形」で。『づくり』を使えなくなったのは残念だが、乾杯というのもちょっと浮き足立っているような。小ロット生産は苦労多いと思うけど、いい取組だよね。2018年もやってくれるんだろうか。ちょっとした旅の動機づけになるし、変な地ビールに手を出すより、安定した冒険になってよい。

おじさんこだわりのコーヒーを頂きつつ、酒飲みはいなかったので、持参した蒸溜酒は封印、穏やかに、でも天気には常の心配まま。

夏祭りを少しのぞいて、床につく。

7/15〜17 津軽海峡はしご旅・夏編(その3)

f:id:islandernx:20180114191032j:image

蔦温泉旅館も、16年秋に続いて2回目(しかも、前回の11月函館の前週という・・・我ながらどれだけ同じ旅をしているのか)だけど、暖かい緑の季節にもう一度と、安くはないのだけどまた背をのばしてみたというわけ。

夕食の前に底から湧く泉響の湯に入る。この前のときは、朝赤く輝く蔦沼を、がくがく震えながらとって飛び込んだので全く楽しむ余裕はなかった。落ち着いて浸かると、東北の5年で実年齢を飛び越えて温泉を嗜むようになった自分の成長?老化?を感じながら、やっぱり落ち着くよね。

夕食は青森の地物メインで変わらず軽め。八分目でちょっと足りないけど、食べてばかりでは。

 

f:id:islandernx:20180114191155j:image

f:id:islandernx:20180114191114j:image


三脚を構えて夜の本館を撮る。木造建築と白熱灯は闇に映えていい感じになる。
適度に涼しいからこそ、さくっと外に出れていい。


3日目は盛岡を目指して南下していくことに。
帰り、東京経由で大阪まで新幹線なので、逆算すると17時ぐらいにはついておきたい。

 

f:id:islandernx:20180114191402j:image

朝の蔦沼をぐるっと散歩、緑は鮮やかに、というよりはだいぶ深くなってきている。すかっとした青空とともに鏡の湖面にも広がってて、待たずに気軽に見れる点をプラスすると真っ赤の景色よりおすすめかもしれない。

f:id:islandernx:20180114191544j:image

 f:id:islandernx:20180114191644j:image

いったん登りかえして睡蓮沼からどーんとひろがる八甲田を収めつつ(さすがに、今年は登れないだろう、そしてやはり。でも対岸の津軽富士にはシーズンぎりぎりで滑り込めたので○かな)、猿倉温泉の程よく豪快な、そして少しぬるい湯につかる。青空がまぶしい。

f:id:islandernx:20180114191746j:image
昼食がてら、これも恒例ルートになっているけど、奥入瀬渓流ホテルのラウンジへ。前年も全く同じ暦の回りのときにまさに同じ場所にいるわけだけど、青森観光するときの、個人的にはもてなしポイントだと思うがゆえ。今回もコーヒーとミルフィーユで、心豊かな昼食代わりに。そもそも、この辺りは昼食難民多発地帯ともいうべき場所で、十和田湖から八甲田までの区間、ランチをちゃんと食べれる場所はこのホテルの向かいちょっと下流側にあるピザ屋ぐらいしかない。

 

f:id:islandernx:20180114191842j:image

それはさておき、今回も軽く、奥入瀬を巡っておく。もうだいぶおなか一杯感はある渓流の景色で、定番の構図はおさえずみ。とはいえまた4,5年たったら来たくなるんでしょう。関西からは、遠いけど。

f:id:islandernx:20180114191926j:image

f:id:islandernx:20180114204231j:image

f:id:islandernx:20180114204325j:image

少し時間が余ったので、十和田湖の美術館に立ち寄る。企画展が撮影OKだったので写真をいくつか。
道の駅十和田の無添加ソーセージ、ちょっと持ち運び距離長かったけど買い込んで帰る。

7/15〜17 津軽海峡はしご旅・夏編(その2)

塩ラーメンの後は、駅へ向かって北上する。静まり返った朝市を通過して、駅前広場へ。ここから一番近いラッキーピエロ棒二森屋の角にある駅前店だ。ここで悪夢の待ち時間が・・・

 

f:id:islandernx:20180113125611j:image
ひとしきりバーガーを頼んでテイクアウトの注文を完了、待ち時間は30分ほどといわれ(割と長いが・・・それなりに混んでいるのでと仕方ないかと)、斜向かいのローソンで時間を潰す。20分ほどして戻り、しばし待つ・・・が30分たっても呼ばれない。おおらかにのびのび仕事をする店員は、さすが北海道と少しうらやましく思うのが普段だけど、すこし苛立たってこずにはいられない・・・なぜだかわからず、出てきたのは注文から50分後だった・・・

確かに盛況ではあったけど、捌ききれないほどではなかったと思う。
観光シーズン最中だったことが災いしたのか。
ここでしか食べられない、ご当地ものだから仕方ない…が、次は他の店舗にあたろう。

 

f:id:islandernx:20180113125717j:image


北海道限定のクラシックなり、黒ラベルなりを買い込んで、待ちわびたバーガーを片手に1日目は更けていく。


***

翌朝は日曜日、観光客ホイホイの朝市には目もくれず、自由市場か中島廉売が・・・といいたいところだったがどちらも休み。
たまにはと少し重い足取りで朝市へ。でもっぱりカニ帆立ホッケの露店での買い物はうんざり。

でも、ひとつ忘れていた。
そういえば釣堀、やったことないぞ。

 

f:id:islandernx:20180113125751j:image

長い長い列で、しかもなんかイカ小さい気がするけど、函館の必修科目な気がするし、ちょっとワクワクしてしまうので、やってみる。
釣る、といってもひっかける、ぐらいがたぶん正確な表現
イカの頭?じゃなくてこっちがしっぽだったっけか、三角形の方に針をかけて引き上げる。
ちょっと残酷な気もするが、どのみち結論は同じなので。

大物で活きのいいのを狙ってさっと、流れもあるから結構引きは強い。
が、釣り上げてみると、水中ではレンズ効果あったのか、少し小さい。

 

f:id:islandernx:20180113125851j:image

まま、それでも美味しくいただきました。

昼過ぎまでの函館滞在、前回麓までいって登れなかった五稜郭タワーへ。
なるほどなるほど、星形のお濠を確かめて。そして空港かなり近いなと。空港と、函館山がほぼ同距離?ぐらいにみえる。

 

f:id:islandernx:20180113125930j:image

f:id:islandernx:20180113130005j:image


新幹線できても、東京圏からは空路の方に軍配ありか。

さっと降りて11時半、函館グルメその3の「しげちゃん寿司」へ。
11月の時は5人の団体旅行だったので、店を埋め尽くしてしまうと断念していたけれど、今回は身軽なので挑戦してみる。

先客4名ほどで、順番に握ってもらうのでしばし待つ。
注文したのは13貫セットのランチに、タコの頭とかがごめ昆布とかバター巻とか独自ネタをお好みで追加する。
大将に軽快に握ってもらい、できたてを頂いていく。

 

f:id:islandernx:20180113130051j:image
付加的な要素をそぎ落としてスリムに仕立てた(醤油のボトルはその端的な例と思うが)からこそのリーズナブルさで、これはできれば近くに!なんだけど、遠い地にあってたまに旅の目的に、がいいのかな。

さて、次の函館は・・・2018年中にもう一度、バニラエア、また飛んでくれと祈りつつ青函トンネルをくぐる。

青森で車にスイッチして走り慣れた八甲田山を田代平周りで。
17時過ぎに蔦温泉へ滑り込み。

 

f:id:islandernx:20180113130142j:image

7/15〜17 津軽海峡はしご旅・夏編(その1)

7月3連休の旅行は、ちょっと懐かしの(大阪行ってからもわざわざか、と思われるの承知で)津軽海峡エリアへ旅立つ。リゾート路線に触手を伸ばし始めたバニラエアを活用して、函館まで片道1万ちょっとで一気に。
成田からは上手くっているようにみえる函館&奄美関空からでは180人乗りをデイリーで飛ばすのはやはり重いのか。
奄美は今のところ(18年1月)毎日運航も土日で往復1万切るような投げ売り状態、函館にいたってはいつ飛ばすの?の運休に近いレベル

この3連休の時も、搭乗率は8割切るぐらい。値段もそこまであがらず、直前買いでも15千円レベルだったと思う。もっとも、函館の宿が完全満室状態で、着地の供給が追い付いていないのも要因といえそう。
新幹線できているゆえ、流れ込みの手段はいくらでも。とはいえ、LCCでさくっと大阪から北海道の地方都市へ飛べるのはありがたい。夏のピーチ釧路線にも大いに期待!といったところ(知床まで2泊3日なんてのも容易になるわけで)

***

f:id:islandernx:20180104221507j:image 

とはいえ、フライトスケジュールは15時発と旅行にはちょっと使いにくいタイミングではある。

 

f:id:islandernx:20180104221557j:image

 

f:id:islandernx:20180104221622j:image
函館について、駅までのバスに乗ったのは17時過ぎ、初日はほぼ夜景観光ということになる。もっとも、繰り返しだけど函館は、夜景とローカルグルメ(個人的には、この3つ)を楽しむに尽きるので、この時間でも十分かと。
ラッキーピエロのチャイニーズチキンバーガー
丸善瀧澤商店の鮭とば
・しげちゃん寿司

もう何度も行ってるけど、年に1回は寄りたいと思ってしまう。
宿にサッと荷物を置いて、函館山行きのバスが出るまでと立ち飲み。

 

f:id:islandernx:20180104221700j:image

 f:id:islandernx:20180104221738j:image

もちろん駅裏手の瀧澤商店にて。
完全には乾かしていないソフトな口当たりで、ビールのアテに最高だ、やっぱり。北海道来てもここでは赤星で。今回はイカ刺しおいてなくて、他は乾きもので済ます。にしても、明るいうちから混んでますわ。

 

f:id:islandernx:20180104221819j:image

 

18:45のバスで函館山を目指す。ロープウェイで行くのが王道だけど、やっぱり高いし、今日はどれだけの待ち時間になるのか・・・気が遠くなるのでバス一択である。同じ考えの熟練した旅人もそれなりに居て、さながら通勤バスの様相で山を登る。

展望台に着くころにはだいぶ暗くなって夜景が輝き始める。にしても、ひたすら人が多いので、上の段の方から賑わいも入れての構図で無理をしない。

 

f:id:islandernx:20180104221859j:image


前回(11月)のような凍てつく寒さはなくて、人込みの熱気あれど涼しい風が吹く。

 

f:id:islandernx:20180104221950j:image

20時過ぎのバスで下って赤レンガ倉庫エリアへ。ロープウェイはやっぱり相当長時間の待ちを強いられている状況だが、こちらは1本飛ばせは10分前後並ぶ程度で済む。函館山へは、このバス一択だと思います。


降り立った赤レンガ倉庫街はもう1日の終わり感が出ていて活気がない。函館山に居た数多の観光客はどこへ?

 

f:id:islandernx:20180104222017j:image
空腹もあり、塩ラーメンといえばの「あじさい」へ。中国(台湾?)からの団体の合間に入って、しばし待つ。

この後にラッキーピエロも外せないので軽めにハーフサイズを。

高速バス乗車記録 有馬急行線

大阪-有馬温泉 有馬急行線
2017年12月24日
阪急三番街13:00 → 14:05有馬温泉
阪急バス 運行便


発車10分前に窓口でチケットを購入すると、最前列をアサインされる。つまり、それなりに空いているのかと推測しつつ。意外にも運転手の手元にある座席表では、6割ぐらい事前予約で埋まっている。

同じく直前購入組も多くて昼間の微妙な時間の便ながら、ほぼ満席という結果に。 

 

車両は11年式のセレガーラで11列トイレなし近距離タイプ。乗車口上には有馬温泉線の運賃表が埋め込まれていて、ほぼ専用運用の様子。テープ&方向幕(LEDだけれども)はこれに加えて三次線もあるけど、トイレないし、続行便用?


新大阪で乗り込むだろう、10席ほどの空席を残して三番街を発車、ひとつ前のアルピコ長野行きに続く。だが、渋滞に巻き込まれ信号の度に2分停まる、すぐ次の信号を繰り返すという。

定刻の倍以上かかって、13:20過ぎに新大阪に着くと、待ちわびたようになだれ込んで、係員と渋滞諦めの言葉を交わしてさらに北上する。千里ニュータウンからの乗車はなし。交差点をかき分けて、中国池田ICまで48分もかかる。
これはけっこう遅れるのか・・・と思いきや、高速走るのは20kmちょっとで14時過ぎには一般道へ。

 

ここから有馬温泉まで残り3km、終点間際で阪急バス・・・だけどしゃっとした新車風の、高知線とスライド

 

なるほど、高知から直接誘客とは。バスと飛行機、所要時間と運賃ではっきり区分けがついているからこそ。ここで1泊して、神戸大阪回って戻るルート組めるわけで。

市内の渋滞の割にはそこまで遅れることなく、さっくりと有馬温泉のバスターミナルに到着する。三宮回りで電車乗り継ぐより早く、同じ値段で直行できるのはやっぱり明らかな強みだと。歴史は70年近くに及ぶ老舗ルートだけど、高速使って時代にうまく乗って、それなりの車両で回せているのは稀有な例だと感じる。


阪急バスは高速路線、それなりに長距離で明らかに需要見込める王道ルートばかり(微妙なものは観光の方にアウトソーシング)の中で片道1時間、高速を走るのは20分程度に過ぎないこの路線が残っているのは意外ではある。

 f:id:islandernx:20180104221159j:image

 

f:id:islandernx:20180104221221j:image 

名物、炭酸せんべい

 

 f:id:islandernx:20180104221340j:image

温泉街を一通り散策して、太閤の湯でのんびり汗を流す。
金泉の濃さがずっしりと効いた。

高速バス乗車記録 茨城空港ワンコインバス

2017年11月24日
茨城空港9:40 → 12:40東京駅日本橋
関東鉄道 運行便


飛び石連休の黒い日は有休で埋めて、東京へ。出発のタイミングが掴めなかったのでその週に入ってからの予約手配になってしまう。最終手段は、するっお新幹線なんだけど、これよりも安くて、それなりに早い手段があれば。
電話とかかかってくるリスクを考えると東海道昼特急は不安が大きい。LCC成田は言うほど安くない。
伏兵的に浮上したのが茨城空港経由
スカイマークの神戸発で6100円ときた。
500円バスに乗ってみようじゃないか。

 

***

f:id:islandernx:20171230150512j:image

 

飛行機は早着して8:50に外に出る。
スカイマークと春秋しかこないこれぞLCC専用な茨城空港ターミナルはかなり簡素なつくり。
出口でYOUは何しにの取材陣が待ち受けるが、この空港にお目当の欧米系外国人がやってくるとは…

 

f:id:islandernx:20171230150619j:image

ターミナルで時間を潰して乗り場へ。
9:30発の水戸駅行きに長い列ができている。なるほど、朝一で関西から水戸に出ようとするとこれがベストルートなわけか。
年間7000万の補助金(と、HPの運行会社募集要綱ではお見受けする)でワンコイン空港バス走らせてまで維持する空港の、微かな存在意義を見た。

 

さて、本題我々が乗るバスは10分前に横付けされる。11列後方トイレ使用の中距離高速バスとしては豪華な設備と思う。車両も新しい。
デザインナンバーつけていて、一瞬白バスにも、思えるが。

 

予約13名+飛び乗りで総勢20名弱を乗せて東京へ。
7日先までの航空券有効だからと、来週茨城発のチケットみせてワンコイン乗車する人も。策士ですな。

定刻きっちりに発車したものの、高速に乗るまで、石岡が遠い。下道でダラダラと進んでは詰まるの繰り返し。
高速に乗ったのは10:25頃で、さらに首都高方面は渋滞の旨、自動無線が流れる。

茨城空港行きが1時間40分の所要時間に対して、東京駅行きは2時間半と極端な時間差がダイヤ上ついている。いくらなんでもと、早着すると期待してたがどうやら雲行き怪しい。

八潮PAの手前で完全に渋滞にはまる。だいぶ先の事故&金曜日でかなり滞っているようだ。1時間で10キロも進んだだろうか。
11:20頃に運転手より大幅延着見込みとアナウンスが入る。正直、八潮PAからつくばエクスプレスへの乗り換え対応を、と思いつつだったが日常茶飯事なんだろう、皆冷静に(ほぼ寝て)過ごしている。

正午過ぎに渋滞を抜けるとそこからは快調に南下していく。冬の晴れ間の様にスカッとした空にスカイツリーが大きく鎮座している。その脇を抜けて12時半過ぎに一般道におりる。
程なくして日本橋口に到着

定刻から30分遅れの到着となったが、皆疲れも無く目的地に散っていく。

 

f:id:islandernx:20171230150420j:image

明らかに補助金主体のコストとバランスが取れない運賃設定、しかも飛行機利用者以外も1200円で使用可(駐車場はそもそもタダ)という大盤振舞いしてまで維持する必要があるのかだが、そうでもないと茨城空港で737とかA320クラスの路線維持はできないのだろう。

今回は神戸空港から東京駅まで6,600円だったのでコスト優先でこのルートを選択した。スカイマークが1万を超えるなら新幹線なり羽田からJALを選択するだろう。タイミングの問題

6/24 夏山登山、武奈ヶ岳&鯖街道へ(その3)

御朱印帳を手にしたことだしと、神社に立ち寄ることに。若狭国一之宮は意外にも小浜にあるらしい。まずは上社へ。織姫彦星の如くか、こちらは若狭彦神社という。

 

f:id:islandernx:20171229173509j:image

 

人気のない、無人の寂れた社なんだけど、脆さを伴いつつも端正な古さというか、やっぱりこのような場所は空気が引き締まっている。

 

f:id:islandernx:20171229173544j:image


門をくぐって鎮座する本殿は、瓦や銅板できっちりした屋根ではなく、ともすれば雨漏りしていそうな、薄い茅や板に守られた建物、つまり一見粗末
でも自然と背筋が伸び、心洗われるというか、しばらく深呼吸して落ち着ける空間を演出する。

 

f:id:islandernx:20171229173631j:image

 f:id:islandernx:20171229173719j:image

 

これが要するにパワースポットなのか、そんな横文字信じないけれど、日本人にとって良いところであるのは確か。

 

f:id:islandernx:20171229173832j:image


対を成す下社、こちらは若狭姫神社という方は1キロちょっと港寄りに。住宅地を抜ければすぐ。
なかなか巧妙に解釈した「安全運転の誓い」に少々戸惑いつつ、造りは普通の神社なので中に進めば落ち着きを取り戻す。
こちらの方は神職が常駐していて、人の目が届くはずなんだけど、それ故にか、上宮にくらべて古民家的な劣化が進んでいるようにも見える。それはつまり、うろこのようにはがれた屋根や、雷に抉られたままのような飾りの部分
寄進を募りつつ、いつかは修繕改築の構想有らんことを祈る・・・

 

f:id:islandernx:20171229173922j:image

 

f:id:islandernx:20171229174042j:image

御朱印はこちらでふたついただく。

ここまで来たら鯖寿司も手にしておきたい。港へと。

 

f:id:islandernx:20171229174010j:image
漁港の売店はいまひとつピンとくるものがなく(刺身やお寿司で、明らかに他で水揚げしたマグロやサーモンを売り込むのはどうかと。原料の鯖はもはやノルウェーに頼りきりとわかっていてもこちらは譲って文化的なルーツはあるとして、だ)隣の建物の売店にて1本購入する。少しその値段にたじろぐも他に客おらず対峙して、サッと試食ですと2切れも出されたら、そのままで帰れるまい。

f:id:islandernx:20171229174119j:image 


***

まだまだ陽は高い。
高速なら2時間強の道のりだけど、そのコストはもったいない。
下道で南下しつつ、少し気になっていた美山の合掌造り集落へ。

とはいえ、到着したのは17時前でちょっと店じまい始まっているような雰囲気も感じる。夏至過ぎたばかりでまだまだ明るい時間だけれど、行き交う人も多くはない。

だいぶ昔のことだけど、白川郷五箇山でみたそれよりは、二回りぐらい小さく感じる。そそり立つ存在感というよりは、昔はどこにでもあった、ニッポンの原風景的な。

 

f:id:islandernx:20171229174215j:image

 

f:id:islandernx:20171229174309j:image

 

汗は流したとはいえ、山帰りにのんびりと、腰を落ち着けるような時間でもそれを可能にするような店があったわけでもなく、15分ほど歩いて退散

冬の合掌造り、撮りに行かねば。
やっぱり本場に。

6/24 夏山登山、武奈ヶ岳へ&鯖街道(その2)

武奈ヶ岳山頂でのひととき。

 

f:id:islandernx:20171124121448j:image

 

澄んだ青空に浮かぶ雲、見渡す限りの樹林帯
という期待した風景には及ばず、薄曇りで、雲がわいてきて(梅雨だし、雨ふらすまで大きくなるとビビったが、そうでもなく、日常的なレベルだったよう)期待に対しては75点といったところ。
渇ききった喉にポカリを大量補給、体を休ませる。
ぼーっと、うーんでもこの天気だとコーヒーをという気分には。
秋田駒の男岳山頂が、やはり理想形である。

この後もいろいろ見て回ろうと考えて、早々に下山を開始するが、しばらく稜線でいろんな風景を収めてみる。

 

f:id:islandernx:20171124121619j:image

 

f:id:islandernx:20171124121656j:image


冬の晴れた日なんて、絶景に疑いないのだけど、そんな欲がいろんなものを招くのかなと。
この辺りはかなり遭難が多いエリアらしく、どうやらそれは積雪期に集中しているのだけど、夏も迷いやすい渓谷地帯ではそれなりに発生しているようだ。
冬山はまだまだ手を出せない。夏山もそれぞれの基本ルートに慣れてから、過信はしないように。

まあ、この山のメインは山頂付近の稜線帯に集約されているので、そこに至る過程は簡略な方が良い。されば、別の季節に登るとしても、同じルートか、北側からかでしょうか。


帰り道はわかり切っていた通りの急な下りが続く。踏ん張る足に疲労が蓄積し、膝が笑うほどではないが適度に休みつつ。
すれ違いに登ってくる人がかなり多い。閑散とした山だと思っていたが、コースタイム5時間半だから9時スタートでもちょうどいいのかもいれない。その数の割には車が少なかったので、路線バスでアクセスする組も割と多かったのかなと。

 

植林帯に戻るとはるか下に車の音が。見下ろす角度が今までにない鋭さ。
気を抜かずに慎重に、と。11:30に登山口に戻る。行が2時間強、下りが1時間45分あたり。

足慣らしには少し重かったが、秋は南の方で、大台ケ原か奥駈道か。


***

くつき温泉で汗を流して、小浜方面へ。
鯖街道なる道を北上していく。

京都に〆つつの鯖を担いで運んだらしい。いまは割と流れの良い山間の道

 

トンネルを抜けて道の駅熊川宿が左手に。街道当時の風情を残して…いるようないないような。旧道の風合いはそれっぽいのだけど、建物は今風の、いや寂れた郊外で面影はない。

 

f:id:islandernx:20171124121824j:image

 

まだ昼過ぎで時間はたっぷりあるので寄り道しながら進む。

続いて瓜割の滝へ。豪快な滝というより、名水の場所らしい。

 

f:id:islandernx:20171124121858j:image 

ちょっと高さのある渓流がメインで、湧き出る水を求めて多くのポリバケツが。

昔の人はこういう場所を崇めたわけで、鳥居ありつつ、少し日が差してくる風景…を写真にうまく収まることはできず。

 

 

 

6/24 夏山登山、武奈ヶ岳へ&鯖街道(その1)

梅雨の季節はやや抑制的に。土日で泊りがけは少し抑えて大阪で過ごす日々
とはいえ、予報が好転すれば落ち着いてはいられない。

 

 


ようやく今年1回目の登山にと、まず目をつけたのは奈良の大台ケ原~和歌山に下って木津路・十津川~那智あたり。金曜の朝まで悩んだが、梅雨前線が少しずつ侵食してくる予報に断念

 


秋に行けばいいか(と、いいつつ、紅葉に追われて冬になってしまうのは明らか)代替案として、関西の北の方へ。登る山は伊吹山にするか、琵琶湖の対岸にするか。高山植物の乏しい時期に伊吹山はいったんパスするとして、あとは稜線歩きが楽しめそうな山・・・目をつけたのは武奈ヶ岳
車借りる前に書店で登山マップを調達

 

コインパーキングに停めて、早めの就寝

高速代がもったいないのと、登山の基本は早朝出発と肝に銘じ朝焼けが少し不気味に赤く染まる4時半に出発する。

 

国道1号線をのろのろと(車は少ないが、信号は容赦ない)京都を目指す。大阪→京都は下道で1時間20分ほど。高速なら40分・・・やっぱり電車で移動すべき区間ですな。

 

f:id:islandernx:20171105200414j:image 

 

7時に坊村登山口の葛川市民センター駐車場に到着する。まだ車は数台レベルで閑散としている。準備を整えて7:15、出発!淡々と植林帯の山裾を登っていくが、局地的でなく、ほぼ常に急登を強いられる。

 

f:id:islandernx:20171105200559j:image

 

まだ日差しは強くないのだけど、風が通らないのでかなり蒸している。汗が噴き出す。瞬く間に水分を消費する。ここまで汗をかくのは、まだ体が慣れていないからか、あまりにも酷な坂道だからか。
九十九折を見上げる、首が痛く、頭が重くなる。先が見通せない。

 

30分ほど耐えると辺りが広葉樹に代わる。適度に手の入った雑木林といったところか。稜線に近くなり、穏やかなインターバルといった平坦路も交じるように。1時間ほどで一気に700mほど標高を稼ぐ。

 

f:id:islandernx:20171105200702j:image


このコースは比良山系では初心者向けで道がはっきりしている(とはいえ無雪期でも時折道迷い遭難が発生しているらしいが、確かに地面に緑が乏しいので、登山道かけもの道かの区別は悩むのかもしれない)のは利点だが、コースタイムが短い分、急登を強いられる。明らかに不慣れっぽいご夫婦が11時スタートぐらいで入ったと思わるすれ違いも帰りにあったが、これはちょっとまずいと思います。

 

f:id:islandernx:20171105200752j:image

 

さて、夏道・冬道が再び合流する地点を過ぎ、見上げると空!な坂を越えると御殿山(1,097m)に着く。一気に視界が開けて、武奈ヶ岳の山頂(と思ったがそのひとつ前の地点だった)まで、歩く先が手に取るように。これぞ目指していた稜線歩きである。

 

これまでは、森林限界を超えた岩場の稜線歩きがほとんどだったが、今回広がるのは青々とした風景、積雪によって木が育たず開けているのは東北と同じだが、荒々しさはなく、穏やかな散歩道を進む。

 

f:id:islandernx:20171105200842j:image

 

9:20、スタートから2時間ほどで山頂に到達する。しばし休憩、北の方に育っている雲をみて、お湯を沸かすのはやめておく。