岩手から旅日記・大阪編

週末、東北をあちらこちら。→17年春から大阪へ。さらに名古屋

8/19〜20 高原の夏合宿、上高地へ(その1)

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 2017夏の集合は上高地にて。


去年の清里は夜行バスで東京に下って(上って?)から中央道だったが、今年は西側にいるのでどうするか。名古屋発と両にらみしつつ、最終的には大阪から車を走らせることに。片道360キロの車移動で久々の長距離&初ルートでやや緊張している。前日の飲み会は早々に脱出しておいた。

朝7時に新大阪で車を借りて出発、途中京都のピックアップをどこにすべきか。深草の本線上、というわけにはいかないだろうし、京都駅まで行き来するのはロスが大きい。ゆえに、京阪の鳥羽街道駅という微妙な選択をした。
こちらにしても、結構回り道を要したし、結局どこがベストだったのかはわからないまま。

 

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わかってはいたが、大津と一宮で多少渋滞に巻き込まれる。高山市内に立ち寄ると13時半の集合に間に合うかきわどくなってくるのでひるがの高原SAで長めに休み、ソフトクリームと昼食を。でもって時間きっちりに集合場所のさわんど駐車場へ滑り込む。駐車場もだいぶ埋まっており、奥の奥に、ぴったりと押し込む感じ。関東・名古屋組と合流してタクシー乗り合わせ、いざ上高地へ。

上高地へは家族旅行以来・・・約15年ぶりになるのか。あの時はツアーで九州から上高地アルペンルート黒部峡谷鉄道を、2泊3日でまわるという(今思えば無茶苦茶な)行程だった。どれも駆け抜けるような印象しかないが、それなりに大人になってそれぞれをのんびり訪問するのも、いいかなと思っている。(ちなみに、黒部峡谷鉄道は大学のゼミ旅行で再訪、土砂降りだった)

 

大正池を過ぎるあたりで運転手がさらっと「左の焼岳、お盆前に噴火して、普通ならここも閉鎖なのかもしれないけど、そんなことしてたらみんな生きていけないからね」となめらかに。実際には、そこまで規制するほどの火山活動ではないようだが、観光ってやっぱり脆弱なものである(と、白根山の噴火&草津温泉をみていて思う)

 

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14時半ごろ、まだ陽も高いうちに上高地バスターミナルに着く。少し歩けば河童橋、そう、これが上高地の景色です。
これぞ高原リゾートのあるべき姿、というべきか、山の人的にはここはスタート地点なんだけど、まだその領域に足を踏み入れるには技量も経験も伴っていないので、今年ここは、目的地

それでもやっぱりいつかは涸沢カールへ穂高へと、行ってみたいと思うのです。まだ若くて体力あるうちに。

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宿は小梨平キャンプ場のコテージといつもながら質素な旅、でも、宿代は抑えてお酒と食べ物と、何より今回は集いに重きをおいて。

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散策しつつ、川で西瓜とビールを冷やし、早めの夕食(の前にまだ冷え切ってはいないビールがどんどん減っていくわけだが)、日暮れの山並みを撮れば夜は更けていく。わざわざ三脚を持参したのは、夜景を撮ってみたいと思ったから。

 

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21時、もう涼しいを通り越して少し寒さを感じたの覚えている。
まだまだ星を撮る技量はない。河童橋をメインに、すこし映り込むまで。
ああ、明るいレンズが欲しい。

飲んで、飲んで、翌朝早いと(朝も早かったし)いつの間にか切り上げる。

8/5〜6 奈良を巡る旅ラジオ、古都と高原へ(その3)

御朱印帳を忘れたことを改めて後悔しつつ、大神神社に到着した。

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午前中とはいえ、すでにだいぶ暑い。だが鳥居脇の駐車場は満車状態とかなり賑わっている。とてつもなく歴史のある場所で、ご神体の三輪山にはさすがに登るの仰々しすぎるので遠慮しておく。

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たくさんの末社が点在しているので境内は広いけど、建物的には正統派というか、どっしりと構えた本殿以外には何かこう、大きくあるわけでもなく。

 

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むしろ惹かれたのは展望台からの景色のほう。手前に大鳥居があって、生駒山地と夏の雲、長野のようなスカッとした高原の風景には至らないものの(夕方、曽爾高原でこの感動を味わうことになる)、昔から人々が暮らし、信仰が根付いた里山の風景的な素朴さあり。

 

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もっと心安らいだのが、狭井神社の手前にある小さな茶屋
田舎のおばちゃんの家に上がり込んだような、タイムスリップしたテーブルで、氷がのっかった素麺をすする。これぞ日本の夏ともいうような。

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肉に酒に買い出しを済ませる。さらに山奥へと進んで、曽爾村へ。

 

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谷に沿った道を登って行って、左に折れてキャンプ場に荷物を置く。自分は今日帰る組に回らざるを得なかったけど、宿泊組はこちらのコテージで一泊の月曜解散(だが、豪雨で結構大変な帰路だったらしい。旅の天気は選べないが、間髪でカオスになる。2週前の秋田然り、これを書いてる2月の金沢行き然り)なので、いったん立ちより。奥に草原が見えた。これが次の目的地曽爾高原なんだけど、この時点ではただの牧草地にしか・・・


反対側へ登りかえして林間学校で賑わっていそうな少年自然の家をかすめつつ、一番奥が高原の入口、何でもない砂利場だけど、しっかり駐車料金をとるおじさんが座っている。ほかに車は、数台

 

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虻が飛びかかってきそうな轍を抜けると一気に視界が開ける。
真っ青な空と緑が輝く、という表現がしっくりくる草原
全く期待していなかった(というか、この日の行程も良く知らなかった。~最近は誰か任せの旅、どこのエリアに行くかしか、事前に確認していない)だけに、カメラを持って走り回る。分け入ると草負けしそうだとは、後で気付く。

 

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あれこれ数十枚撮ったが、結局は背高く伸びた濃緑の草原なので、ちょっと俯瞰してるのが一番良いと、写真整理するころになって。

 

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登って丘の上までも行けるらしいけど、時間もあるので中腹で折り返す。野焼きとか草紅葉の頃に再訪したい。その時は、駐車場も混むんだろうか。
けたたましく羽音立ててドローン飛んでた。練習にはちょうどいい場所だわ、そしてちょっと憧れる。

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 少し下の「お亀の湯」で汗を流す。普通のまちおこし的に作った日帰り温泉の造りながら、お湯が良い!しんとろ同様のアルカリ性でちょっとぬるっとしつつ肌に馴染む感じ。露天風呂からの景色も開放的で、お湯はぬるめなのでいつまでも入っていられる。

バーベキューに参加し、帰宅組は山を下りる。
ちょっと駆け足だったけど、市内だけじゃない奈良を知れたよい週末でした。

そして、新しいメンバーで旅するのも久々で、ちょっと新鮮な感覚を取り戻した気がする。

 

 

8/5〜6 奈良を巡る旅ラジオ、古都と高原へ(その2)

夕食を終えて、ゲストハウスのチェックイン~銭湯の時間を考えると駆け足になりそう、でもやっぱり灯篭の風景はみておきたいので燈花会やってる猿沢池へいそいそと。


やっぱり・・・水は多少たされたようだけど、池の景色はあまり良いものではない、残念。向かいの階段は写真でも良い感じに。

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五重塔あたりも、きれいだったけど混雑で三脚など立てられるわけもなく、目に焼き付けるまで。

 

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さて、急いでJR奈良駅に戻り、宿泊の手続きを。電車で帰って翌朝また来る、ってのも十分選択に入る距離だけど「Gisgood」にチェックインする。ちょっと古いビルを改装した、よくあるパターンの都市型ゲストハウスで雰囲気的には東京蔵前のnuiに近いかも。もっともカフェスペースなどは抑え気味で、いかに快適に泊まれるか、に力点を置いている。

とりあえず、この街でもゲストハウス始めました。

 

的な発想とは一線を画している。広くはないけど、ストレスがない。
清潔感あり、かつ、ベッドメイキングもされており、二段ベッドの中で音をたてないようにごそごそとシーツをのばす作業がない。値段は少し高い(1泊3,300円)が、数百円プラスでこの快適さがあるのなら、お値打ち。

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閉まる間際の銭湯で汗を流す。とてつもなく歩き回っていたので本当に心地よい。みんなでコーヒー牛乳を飲み干す。青年の、修学旅行


戻ってロビーでビール片手に語り合い、順番に引き上げていく。


***

翌朝は南の方へ。
そのまえに、男ばかりでおしゃれなカフェへ突撃する。 

 

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近鉄奈良駅近くの「ROCOCO」というところへ。開店早々、全く普段着で不格好な野郎どもが入っていくわけだから、店としてはどうだったんだろう。
でも、旅人は食と酒。いろんな産地のコーヒーたちに目移りする。
けっきょく、モーニングセットに落ち着き、(こだわった店の)普通のコーヒーになるのだが。

パンや野菜にもこだわりがあるようで、心洗われる朝食でした。
コーヒーの飲み比べは、結局試飲で一通りという、酒蔵試飲みたいな感じですませたのですが、お許しを。


奈良から桜井へ南下、前からちょっと気になっていた天理市を縦断する。天理教のおひざ元ということで、あちこちに巨大な宿坊というか、合宿所みたいな建物がそびえたつ。ここで、いろんなサークルとか部活の合宿を受け入れたらどうなんだろ?宗教施設とはいえ、使わない日も多いだろうしいい産業になるような。(と、いるいろ調べてみたら、つてを辿れば使えるみたいですね、でももっと大々的にやってもよさそう)

 

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8/5〜6 奈良を巡る旅ラジオ、古都と高原へ(その1)

毎週のように旅に出ていた夏、8月最初は近場の奈良へ。旅ラジオのリスナー旅行に参加してみた。


初めてお会いする方ばかり、3年前に飛び込んだトリッピース旅のわくわくと緊張が思い返される。少し切り口は違えど、今回も旅に前のめりな人々が集う。 

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***

  

昼過ぎに奈良駅に集合して、初日は市内観光&ゲストハウスで1泊の行程

奈良は近くなったので、GWに続いて3か月ぶりの観光(仕事では、ちょくちょく来ている)、行先は、同じ東大寺あたりだけど、またちょっと違った視点とガイドを楽しめること期待しつつ。

 

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まずは、ひがしむき商店街から猿沢池の方へ。観光客向けと、地元の買い物客向けが混じるちょっと面白いアーケードだ。池の方は、真夏で水不足なのか、だいぶ干上がっていて、ちょっと青臭い空気が漂う。夜には灯篭で照らされるらしいが・・・水面に上手く反射するのか不安である。

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興福寺五重塔を見上げつつ(今思うと何故かだが、数百円をけちって本堂は見学せず)奈良公園の方へ向かう。

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あまりにも暑い。鹿たちも日陰で消耗を抑えてやり過ごしている・・・のもいるが、煎餅目当てに観光客にすり寄るものも。それぞれの、生存戦略

 

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東大寺の大仏は、相変わらずのスケールで、やっぱり金ぴかでないおとなしさが日本っぽい。でもやっぱりロータスに浮かぶいろいろがアジアっぽい。

大仏殿が、良い日陰という側面も否定できず、ある意味つかの間の癒しではあった。

 

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奈良は盆地で夕立は茶飯事のこと。雨雲レーダーみて、空をみて、すぐそこは大雨。この辺りはまだまだ大丈夫、そのまま降られずにしのげるか、ちょっとしたアトラクションみたい。

 

地図に詳しいパーソナリティから様々にガイドを頂きつつ、春日大社へ、若草山へと登っていく。汗が噴き出る、塩となり黒服に模様が着く。脱水症状がこわい。

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そんな中、「彼なりの、生存戦略」を体現する個体と遭遇する。
我々は素通りしたが、やっぱりここが安定的に食料を得られる場所なんだろう。

前回も感じたんだけど、若草山の傾斜地、入場料を払って登る意味?食わず嫌いなのか、みななんとなく吸い寄せられていくのか。グーグルマップではそこまでネガティブな意見ないので、やっぱりいいところなのかな?

 

春日大社は、御朱印帳を忘れてきたことを後悔、時間的にも閉館ギリギリでちょっと駆け足。宵の帳、ちょっとレトロな飲み屋通りが画になる。

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JR奈良駅近くのカフェで晩御飯、予約していたとはいえ人数も多かったのでそれなりの時間に。

高速バス乗車記録 金沢→大阪

大阪-金沢線
2018年2月4日
金沢駅前16:46 → 22:04阪急三番街
阪急バス 運行便

 

往復割引使ってこそなので帰りも阪急バス便で。

金沢は寒波の予報通りで時折凄まじい風と雪が吹き付ける。少し不安になるが、ダメならサンダーバードと思いつつ観光してすごす。16時半過ぎに金沢駅バスのりばへ。

 

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40分過ぎに兼六園下始発のバスが入線


運用的には車両も乗務員も日帰り往復の様子で、行きとは異なるスーパーハイデッカータイプ、車内は同じつくりでそれなりにしっかりしたつくりの独立3列シート、ただしカーテンやコンセントの設備はないので夜行バスとしては設備やや見劣りするかもしれない。昼行便ならこれで十分
ナンバーは往路と近いので、同じ08年式と思われる。同じ車両じゃ面白くなかったのでちょうどいい。

ほとんどの乗客は金沢駅から乗り込むわけで、乗り場の係員が狭い荷物室に折り重なるパズルのように詰めていく。
満席予約のようだが、途中からの乗り込みもあるみたいでパラパラと席が空いた状態で出発する。

金沢市内はやはり雪で渋滞発生してて、北陸道に入り小松の時点で15分遅れ。
ここで2人が、尼御前PAでも2人が乗り込んで予約通り28席満席となる。

車内モニターも往路よりは綺麗なもの(というか、液晶に取り替えられている)で、車内設備の案内もこちらの映像を使って実施、乗務員からは追って補足説明、なのだが、風に振られながらの走行で神経を使うのだろう、途切れ途切れで行われる。
たしかに多少の横揺れはあるが、バス自体の自重がかなりあるためか安定感を揺るがすほどではない。

雪よりも風が気になる石川県から、
福井県に入ると雪の方が条件悪くなっていく。永平寺のあたりからは積雪で路面が真っ白になっており、アナウンス入り減速運転へ。福井市を過ぎると通常の巡航速度に戻り北鯖江PAでの休憩へ。18:09着・24発


しかし、その先の滋賀県への山越えは雪で完全に詰まる。止まることはないが、時速30〜40kmで前に続いて進むのみ。これが1時間弱続いたか。もうこうなれば仕方なく、無事に着くことを願うのみだ。特に案内はないが、車内皆が状況を理解して穏やかなまま。

山を下って、琵琶湖に並ぶあたりからは走行側淀みつつも追い越し車線が空いたようで通常の速さに戻る。
多賀SAには20:08着、25発

 

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発車後に現在約50分遅れの旨アナウンスあり。あれだけノロノロ渋滞だったので、仕方ない。

京都深草には45分遅れで到着、8人ぐらい降りていく。駅前まで行けば所要時間伸びて主要の大阪方の需要を取り込めなくなるし、深草自体鉄道駅へのアクセスも良いので妥当な落としどころと思う。

高槻は通過して、千里ニュータウンへは40分遅れで到着、1人下車。次の新大阪では4人

遅れを少し巻きつつ、三番街へ滑り込み。往復ともに遅れたが、半額以下は魅力的だ。その分、呑める。

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高速バス乗車記録 大阪→金沢

大阪−金沢線
2018年2月3日
阪急三番街8:00 → 13:00金沢駅
阪急バス 運行便

冬の合掌造りをみたく、雪の北陸へ。
高山か金沢か、起点を迷うが距離と海の幸の観点から。

大阪から金沢までの移動は特急サンダーバードが一般的、2時間半で片道7,000円強がメインルート。ここから比較して、バスはどうか。
JRのグラン昼特急で5時間、週末なら5,000円、阪急は京都駅によらないので4時間半で4,400円さらに往復なら7,250円まで下がる。サンダーバードの半値

グランシートでなくとも、3列独立タイプなので、簡素なものであったとしても快適さは担保されているはず。

コスト重視で往復バスに決定
とはいえ、往路が満席だったので、一旦グラン昼特急を予約しておき、空いたタイミングで阪急に乗りかえ。


***

阪急三番街は梅田の奥深く。
便数もJR側と比較して多くない。四国方面は行き先の重複もあり誤乗防止にも統一ターミナルが欲しいところではある。アクセスが良いJRに揃えるにはキャパシティが足りないのだろう。

7:45頃に到着すると朝のピークで3線の乗り場が全て埋まる。電車同様に落ち着いたデザインの阪急バスが並ぶ。
有馬温泉・洲本・徳島・松本…ときて、50分発が出てからやってきたのが金沢行き。

 

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エアロエースの独立3列シート、座席に少し古さは感じるがしっかりとした造りで腰まわりのホールド感がちょうどいい。

調べるに、08年に1台だけ導入されたHDタイプで夜行仕様の割に、昼便のみのこの金沢線メインで運用され続けている様子。
車内の路線図は金沢・富山・新潟・松本に絞られており、北陸方面の中長距離線向けとして使用している様子。

さて、座席指定から予備席の1B以外はすべて埋まり28人の予約が入っている。
そのうち18人が始発からの乗車でちょっと週末出かけるような、軽め荷物の若い女性が多い。

定刻に動き出すが、やはり市内・新御堂筋の渋滞にはまり千里ニュータウン発車時点で20分遅れ。ここまでは倍の所要時間がかかっている。
新大阪から3人、残りは京都深草から。

名神高速は混んでいなくて遅れを保ちつつ北上していく。深草発車後に、休憩を多賀SAでとる旨アナウンスが入る。

 

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10時過ぎに1回目の休憩で停車、同時刻発の松本行きが先に到着していた。
コーヒーでも飲みたいと思ったがコンビニ併設ではなく自販機は味気ないので断念して戻る。

きっちり15分の休憩を取って発車する。彦根あたりから車窓に雪景色が広がり始める。それでも路面は乾いているので全く問題はなさそう。

通路側で景色を眺めるにも限界あり、読書をしつつ、うとうとしつつで過ごす。3列独立シートはやはり心持ちも楽だ。

2度目の休憩は北鯖江PAで11:18に到着、現在15分遅れでこのままのペースで進む、休憩も法令で定められてるのでと丁寧なアナウンスが入る。今回は外に出る人半分ぐらいか。

尼御前PAから降車扱いが始まり、北陸小松で数名下車したようだが残りは通過していく。金沢西インターで高速をおりるが、ここから渋滞でなかなか進まず、多少遅れは拡大して金沢駅に到着した。

大半の乗客はここまで。

 

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7/29〜30 夏の長野旅① 廃村キャンプ&日本のチロルへ(その3)

翌朝はなぜかラジオ体操から。
昨晩の残りを味噌汁に入れたり、焼いたりで片付けつつの朝食

 

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日が昇るとすかっと青空が広がってくる。紺碧の空!というほど標高の高いところにいるわけではないが、清々しい夏を感じる。

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集落を少し散策してから山を下る。やっぱり結構遠くて、廃村になったのもわかる気がする。山を歩いていた時代は宿場として適当な位置にあっても、車社会になっては一気に抜けれるし、トンネルができてしまえばなおさら。

道の駅で諸々を返却して、下栗の里へ向かう。こちらも山ひとつ越えた先なので、少し距離がある。
その前に、2日連続の蕎麦

元善光寺の入り口あたり。

 

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昨日の感動と比べてしまうと、残念ながら少し見劣りするが、
長野といえば、やっぱりこれ。

 

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山道を抜けると巨大な構造物が現れ、長大トンネルのバイパスを進む。
峠道などなんのその。ただわざわざ造るほどの需要があるか?ではあるけれど。
ただ、目的地の下栗はさらに登りかえした先にある。

ここからは完全な山道。ヘアピンカーブを繰り返しながら標高を稼いでいく。集落手前まではセンターラインこそないものの、離合には苦労しないそれなりに整備された道。

 

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視界が開けると、日本のチロル称されるらしい里へ。
平家の落武者なんとかの謂れがあってのパターンではなく、縄文時代ぐらいの遺跡が近くにあるというので、山の中で水がとれたか、多少なりとも整地ができるエリアだったのか。ちょっと不思議な集落である。大平宿のように、街道の拠点ではなく、ここはどん詰まり。

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それでも、俯瞰できる展望台を整備したり、ちょっとしたカフェをつくって在来種の芋を販売したり、地に足つけた観光地として整備できた良い例だと思う。
大きく人口増加や、子供が増えるといった発展は望めなくとも、それなりに認知されながら、日本の原風景的な意味合いで記憶に留められるわけだから。

 

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その展望台へは、駐車場からアスファルトを少し登り、杉林をほぼ等高線に沿って拓かれた山道を15分ほど歩いたあたり。ちょうどいいアングルになる完璧な位置にある。
案内板には集落のお年寄りも総出で整備したとあり、ちょっと昔の言葉でいえば、内発型の観光開発で規模は小さいけれど好例といえそう。駐車場も集落のうえ、南アルプスをのぞめるちょうどいい場所にあり計算しつくされている。

在来のじゃがいもは密度が高いぎゅっとしまった実で、今風の品種ではないんだろうけど、焼いて醤油をかけると美味しい。バターにも合うはず(試せていないだけ)

長野県もまだまだ知らない場所ばかり。

 

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帰りは最終のアーバンライナーで。
鶴橋まで2時間、旅疲れが残らぬよう、寝て過ごす。

7/29〜30 夏の長野旅② 廃村キャンプ&日本のチロルへ(その2)

大平宿へは曲がりくねった県道をひたすら登る。離合も困難な典型的な山道といったところ。携帯の電波も入らない、GPSも谷間に振られて正確な位置を示せない。だいぶ登ったと思ったら、それは大きな誤差・・・
そんな感じで飽きたぐらいに古い鳥居が見えて、ようやく到着した。

 

宿として鍵を受け取ったのは一番手前の建物。古民家といえば、聞こえはいいのだが、福島中里のそれと同列に扱ってはならない。

忌憚なく申せば、それは廃墟だ。扉が閉まらない、いや、正確を期するなら、扉が崩落して外界と直結している。障子がもはや体を成していない。

そんなワイルドなキャンプ(いや、テントを張る方が万全であるが)だけど、仲間と過ごすなら、愉快な思い出である。そしてそこに、お酒があるのなら。

 

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昨年からのキリンビール47都道府県シリーズを持ち寄って、清水で冷ます。だだし、量が尋常ではない。
キュウリとトマトで涼しげさを演出するも、黄金色の存在感を打ち消すには遠く及ばない。


結局、冷やしきる前に、少しずつ減り始めるわけですが。

 

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床を掃いて、火を起こし、安全な水回りを確認し(建物のトイレは使えたものではない。虫が多すぎるし、臭いもあまりに強烈だった。隣の建物近くの公衆トイレ、おそらく、宿として開放するに当たり作られたものと推測する、簡易水洗で使用に耐えるレベルだった)とりあえずひと段落で集落を散策

 

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学校の跡地が、平屋の古き良き木造校舎でいうことなし。
夏の間は、住みつつカフェと民宿な家も上の方に数軒あり。聞くところでは、もともとの住民関係ではなく、移り住んできたらしい。ちょっといい雰囲気だけど、だいぶ奥地に踏み込んだなと。
我々の少し下流の家は、もともとの住民が管理しつつ、宿としても開放しているらしい。着いた頃は持ち主が掃除に訪れていた。こちらは、やっぱり少し手が入っている。
散歩して下った先には、林間学校的に滞在している学童のグループ。
いい思い出になるだろうな、晴れていればここの星空は最高に違いない。
引率の保護者の皆さまは大変かもしれないけれど、どうか無理のない範囲で。

飲みつつ、焼きトウモロコシや枝豆、燻製を片手に夜は更けていく。

7/29〜30 夏の長野旅① 廃村キャンプ&日本のチロルへ(その1)

大阪に来ておとなしくしていた土日はあっただろうか。毎週のように旅を続けていたころ、そして繁忙期を迎える平日とのバランスも崩れ、倒れるように旅をしていた夏のはなし。
関西にいると、長野は近いようで、ちょっと遠い。でも、岩手から野辺山いったことにくらべれば、格段に近い。ことしも夏の長野旅、前哨戦として大平宿へ。
廃村に泊まる田舎体験

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***

集合は名古屋駅、そこまで朝早くないのでアーバンライナーで向かうことにする。前日までに金券ショップと予約は済ませておいたが、体力が全く回復していない。夏バテではない、単に追い込み過ぎなのである。

道中もほぼ寝て過ごすが、酔っているような微熱があるような、気だるさの中義務的に移動する、という表現が正しいのかもしれない。それでも、寝れば少しだけ、楽になる。

大平宿麓の飯田市へ乗り合わせて移動する。運転役ではなかったのがこれ幸い、でもやっぱり体調は優れない。悔しいが、食事が喉を通る自信もないほどに。
深い谷を突っ切っていく中央道は初めて通る道だ。星空で有名になった阿智村も飯田の手前、ようするに、何もない。


2時間と掛からずに飯田ICを出る。昼食はなんとなく検索で引き当てた高台の蕎麦屋へ。ナビがとんでもない農道よりも細い道に誘導していく。広域農道的な少し広い道を経て、りんご農園の合間に目的地あり。

 

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これが大当たり。太打ち十割のいなかそば+天ぷらで1,600円だからはっきり言って高いんだけど、そしてなんかゆったりしたロケーションの割にメニュー表はきりりと張り詰めている感もあるんだけど(混雑したら天ぷらは×と赤書きしてたり、薬味の追加は有料ですと下線強調していたり)、でも、でできたそばですべて和む。なにより、天ぷらを食べきれるほどに回復している。

噛めば噛むほど味が出る蕎麦と、道中食べたい!と話していた稚鮎の天ぷらに感動し、心豊かな昼食だった。

ここから東京組と合流するまでしばし買い出し。


ローカルスーパーに行くべきと、イオンを素通りしてバローへ。いやここも中部の大資本系なんだけど、イオンよりは良いのかなと。
探し求めるは西瓜なんだけど、今年は不作で高いらしく、手が伸びる価格のものがない(1玉3,000円じゃ、ちょっと躊躇いしかでてこない)
とりあえず、とうもろこしに燻製用のチーズに、肉に味噌にあれこれ。

一通り済むころに、手続きを終えてきた本隊と合流して山の上へ。

目的地は、意外と遠かった。

 

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高速バス乗車記録 名神ハイウェイバス名古屋→大阪

名神ハイウェイバス大阪線

2018年1月13日
名古屋駅新幹線口20:10 → 22:56大阪駅JR高速バスターミナル
西日本ジェイアールバス 運行便

 

帰りは大阪行きの最終便で。
片道運賃に対して、往復の割引率が高いので揃えてこそ。

 

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発車5分前に乗り場へ。この日の昼行便ではほぼ最後、夜行にはまだ早い時間で閑散としている。
改札を済ませて車内へ。
乗客は35人ぐらい?改札のタブレットでは埋まってても乗ってこなかった席がいくつかありそう。

今回は運良く隣席なし。
行きの悪夢と帳尻合わせ。

車両は新しくなって14年式のガーラハイデッカー、車内構成は行きと同じ標準タイプ。

少し一般道を走って烏森から名古屋高速へ。渋滞の要素はなく、街中の高架を流れて行く。車内は自分含め飲み帰りも多くて寝静まる。

道中追い越して行く車が照らすのは大粒の雪、積もるほどではなさそうだけど、まさにしんしんと降っている。
21:25到着予定と言っていたまさにその時刻に甲賀パーキングに到着、10分の休憩というが明らかに寒いし、売店もしまっているのでそのまま席で待つ。
駐車場の片隅では除雪車が待機していた。

ただ、まだ冬道になりそうなかんじでもなく、路肩にうっすらレベルなので融雪剤を散布してれば問題なさそう。スピードを落として走るわけでもない。ただし、交通量は時間のせいもあるのかかなり少ない。このバスが冬タイヤに交換してあるのか定かではないけれど、京都まで出れば雪も落ち着くだろうし、乗客としては心配しても何にもならないので、ただ目的地へ運んでくれることを期待するしかない。スピードを緩めているわけでもないし、大丈夫でしょう。

少しウトウトしていると、京都深草に到着のアナウンスが。こちらで4人下車、駅に近いからわざわざ京都便に乗る必要もないか、そしてこれは最終便でもあるわけで。
少し身軽になったバスは、高槻通過しながら快調に南下していく。御堂筋におりて千里ニュータウンで3人降りていく。残りは終点まで。大阪駅界隈についたのは45分ごろだったがここから信号に何度もつかまり、定刻少し早いレベルでターミナルへ入線。

夜行バスが出発待機中

 

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東京よりも広島よりも、先に出るのがなぜか名古屋行き。京都に寄るためなんだろうけど、ちょっと不思議な並びだ。そして、満席の表示…あの4列で夜を明かすのは、もう体力的にできないだろうな。