あくる朝は少しのんびりと。隣接する温泉が開くのを待って汗を流す。
目的地の大館までは70キロほど、冬道なので2時間弱は見ておきつつ、少し余裕があるからと大潟村に寄り道。この道の駅が意外と興味深い。
まずは、路線バスを改装したラーメン店がお出迎え。ナンバーもついていておそらく普通に自走できると思われる。
物産も充実していて、野菜(ただし、この時期なので少しさびしい・・・しかし、相場はかなりお値打ち。春先になるとかなりの品揃えになると思う)に加工品、お菓子もそろっている。申し訳程度に、地酒も並んでいるが、この村に酒蔵があるわけでもないので、基本は専門店にてが良いのかな。酒米の一大産地なのかもしれない。
何より、その先の郷土資料館&ちょうどやってたチューリップ展が興味深い。
資料館で歴史を学び、即興で知識をつなげると、要するにポルダーを模してチューリップの栽培を村おこしに。
戦後に八郎潟を埋めて作った土地ゆえに歴史がなく、自らの手で国土を造ったといわれるオランダに倣っての活性化策は的を得ている。
数々の品種が並ぶ中、「ハウステンボス」もその隊列に。
リゾート地としてネーミングを買った背景も華やかな花弁を比較すればよくわかる。彼の地はHISが買収してから何とか再生を果たしたけれども、まだチューリップ祭やっているのだろうか?
予想外の長居をしてしまったが、先に進む。田舎館のアートは少し厳しいだろうと踏んでいたのでそこで巻き直せると折り込みつつ。
大館のアメッコ市は、メインストリートに飴屋+お祭りな露店が並ぶ、といえばそれだけのイベントだけれども…古くからの由緒あってかつ、飴を枝に括り付けた飾りが画になる。
無病息災への祈りがまさか甘いものにたどり着くとは。貴重だったゆえの特別なものなのか。それにしても、やっぱり不思議。
来たからには飴を買って帰りたい。かといってどこの駄菓子屋にもありそうな色と香り付けたソーダだのメロンだのは興味がない・・・
いいものを見つけた。食用ホオズキ味
南に下った上小阿仁村の特産品で、ミニトマトのようで、印象深く残る独特の味わいがある。そのまましっかり飴になっていた。
15個ぐらい入って100円、リーズナブル
大館といえばハチ公のふるさと。秋田犬はみんなの人気者
忘れてはならぬ駅弁「鶏めし」この祭り限定品は地元小学校とコラボ
550円は安い!帰りの新幹線でいただきました。
内容はそれなりに簡素なんだけど、独特の甘い炊き込みご飯をさっぱりさせてくれるネギだれ味のから揚げが嬉しい。煮込みハンバーグも給食を思い出す。
この先はJRが大雪でタクシー代行になっていて気を引き締めつつ。高速もやはり除雪追いついておらず、重い雪にハンドルを持って行かれそうになる。
田舎館の田んぼアート・冬編は予想通り積もった雪に埋もれてほとんど跡形なし・・・夏編と違っていかに刹那なものか。
雪灯篭祭り、写真の技量が追いつかずで恥ずかしい限り、現物はこんなものではない。でもやっぱりここは桜と紅葉の時期かな。たぶん、横手のかまくらが至高だろうと。
そしてまた、月曜からは仕事場としての、青森へ。