岩手から旅日記・大阪編

週末、東北をあちらこちら。→17年春から大阪へ。さらに名古屋

高速バス乗車記録 THEアクセス成田

 2017年6月10日

成田空港第3ターミナル11:25 → 12:39 東京駅八重洲

JRバス関東 運行便

 

2017年6月11日

東京駅八重洲南口12:10 → 13:10成田空港第1ターミナル

平和交通 運行便

 

2週連続の東京行き、それも再びの成田空港で、やっぱりアクセス手段は苦労するところ。

行きはバニラエアで3タミ到着、そうなると必然的に脱出手段はバスになってくる。帰りはピーチなので鉄道でも良いのだが、鎌倉から横須賀・総武線乗りっぱなしで向かうよりも東京駅で乗り換えた方が安く・早いためこちらで。(成田エクスプレスやスカイライナーという選択肢はもとよりない)

 

***

 

高速バスの客層と似たいかにもLCCな雰囲気ながらほぼ満席のバニラエア関西→成田便は少しばかり早着した。荷物は預けていないのでそそくさとチケット売り場に向かいたいところだったが、かなり後方の座席だったのでバスも2台目に回されており売り場は既に長蛇の列

 

東京駅行きが大半なので、その部分のカウンターを増やすなり、自動券売機を併用するなり、混雑が一時的に集中しやすい場所だけに改善の余地はかなりありそう。並んでいてはどのバスになるかも見通せないので、素通りしてそのままバス乗り場へ向かう。
こちらもかなり長い列だけど、とりあえず1台目で乗れそう。係員に「現金でも良いですよね?」と念押しして列につく。

程なくしてバスが横付けされる。
予想通りほぼ皆が時間指定券で乗っていく。5人ほど前に現金で乗ろうとしている状況になって、慌てて列を分け始める…むむむ、乗れないのか?
ほぼ満席になったところで、現金精算組もOKになり、前方通路側の席へ。
最終的に、全員は乗れなかった模様
普通にターミナルでチケット求めていてはこの便間に合わなかったと思われ、これは正解だったかと。

というわけで満席で第3を出発、一応第2にもよって定刻まで待機するが、予約もないし駆け込みで来られても乗れない状況、第1は通過させるという話が出ていた。案の定、発車後ドアが開くことなくそのまま高速へ。

東京駅→成田空港は各ターミナル利用価値がありそうだが、空港発は実質第3専用と考えた方が時間を損しないと思われる。


車両は、JRバス関東の11列後方トイレ付、13年式だがナンバーは再登録で新しい。もともとは袖ヶ浦ナンバーで、さらに検索すると同じJR車番で東北の画像も出てくる。一時期レンタルされてたのかは不明

満席なのでどことなく落ち着かない。車窓に目をやるまでもなく、カーテンは閉められている。
渋滞は無さそうなので、溜まってるこのブログを書きながら過ごす。

 

このバスは終点が銀座駅なので、JRバス恒例の日本橋口ではなく、東京駅に向かい合うかたちで八重洲口の路上バス停に到着する。

ちょうど、1本前の平和交通便が客扱いを終えたところだった。かなりスムーズに早着

 

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***

 

総武線地下ホームから八重洲南口のバスターミナルまでは東京駅を3D的にも対角線な移動になるのでやはり10分ほどはかかってしまう。

昼食代わりにおにぎりを買ってバス停に向かうと、予約乗車が終わりかけのところだった。危ない危ない…

今回はビー・トランセグループの平和交通便、JRが組む共同運行相手としては異色の比較的新参組だ。それだけ、成田空港線にさっと食い込みたかったのだろうか。

間際の滑り込みもあり、今回もほぼ満席での出発に。

 

車両は日野セレガの14年式、まだまだ新しいはずなんだけど、時折下から突き上げるような振動があり落ち着かない。荷物に起因しているのか?いや、定速巡行しているタイミングだから荷物が動くとは…?

 

そんな謎の振動以外は問題なく、道も混んでおらずの早着気味

成田空港の構内に入ったのが13時ちょうどごろ。第2で15名ほどが降りて少し余裕が出る。ここから第1までが少し遠いが、1時間ちょうどで到着した。こちらでも10名弱が降りていったのでLCCターミナルまで向かったのは半分弱ということになる。時間帯にもよるのかもしれないが、空港発とは全く違う使われ方をしていた。

 

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そして、成田空港のピーチカウンター、簡素すぎ。

高速バス乗車記録 あそう号 香取神宮→東京駅

2017年6月3日

香取神宮14:35 →  15:41東京駅日本橋

関鉄グリーンバス 運行便

 

香取神宮を参拝したのち、さすがにもう歩いて佐原駅まで戻る気力はないので、数百円の違いなら座って移動した方が楽だと下調べしておいたこのルートを選択する。

京成子会社の関鉄、その子会社の関鉄グリーンバスが単独運転する東京駅〜鉾田駅(※廃線の結果、鉄道はないらしい)線・あそう号というらしい。

 

千葉の私鉄なら京成グループなわけで、ただこのルート設定がよくわからない(観光需要をあてにしているダイヤでもないし、わざわざ立ち寄る程の先でもなさそうだし)

現地にて、バス停はすぐに見つけられてひと安心、佐原駅から歩いてくる途中には佐原香取ICの案内もあり、なるほど高速に乗る手前、ルート上だったと合点がいく。バス停横の駐車場は溢れかえっており、基本的には車で来る観光地ではある。

 

参拝ののち、14:26発に合わせて5分ほど前にバス停へ戻る。先客は4名、あとから4名、思いの外多い。

 

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定刻より少し遅れてバスが到着する。旧型のいすゞガーラでちょっとレトロ感漂う関鉄カラーを纏う。

乗車時に精算なのでしばし停車、東京駅までは1,750円、2,000円でお釣りを受け取る。

車内には既に20名ほど、車両は11列後部トイレ付きなのでそれなりの乗車率になる。幸い、まだ窓側が空いていた。

 

発車すると程なくして佐原香取ICから東関東道へ。切通しの道が続くので景色は楽しめない。程なくして成田を通過、この辺りから柵に変わる。

歩き疲れたので夢心地に。市川の本線料金所に向けて減速したところで一旦目が覚め、直射日光当たり始めたのでカーテンも閉めてふたたび落ちる。

首都高も全く渋滞はなく、呉服橋ランプを降りたところで38分、定刻より約20分の早着でお馴染みの日本橋口に。

 

1日6往復、全て鉾田発の東京駅折り返しダイヤになっていて、東京側での滞泊なし。車両はややくたびれつつあったが、運転手は丁寧で快適な移動だった。

 

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高速バス乗車記録 伊丹空港行き&富士山の風景

2017年6月3日

ホテル阪神6:29 → 6:58伊丹空港

阪神バス 運行版

 

今週末はJALガチャないしサイコロの旅こと『どこかにマイル』で東京へ。3週間前に予約して、花巻・成田・新潟・松山の中から成田行きが指定された。花巻なら山登り、成田はとりあえず東京、新潟なら星峠とか美人林に、松山ならしまなみ海道チャリかな。そう考えていたら、当たったのはとりあえずの選択肢…まっ、実質往復6000円だし、良しとしましょう。

 

さて、8時の出発に高速が多少混むことを想定するなら…ハービス7時前には乗らないと。先週の岩手行き復路で実はホテル阪神(福島駅)経由便が存在することを知ったので、されば駅に近いこちらの方が楽だと。大阪空港交通の時刻表では出てこないが、阪神バスで開くと朝夕に5番ほど立ち寄る便が出てくる。

ホテル阪神6:29発が7時過ぎに伊丹空港、これにしよう。

 

福島駅前のホテル阪神に着いたのは出発間際、ICカードでそのまま乗車する。先客は5名、ホテルに泊まっていたのか、環状線で周辺から来たのかは定かではないが、みな使い慣れた様子で。

 

バービスの停車場が反対車線になるので北新地側から回り込む。まだ渋滞するような時間でもないので5分ほどで到着、ここで12名乗車で空港バスらしい雰囲気に。

 

福島に回り込んで、少し混みつつある池田線を北上して伊丹空港へ。安定の早着で滑り込む。

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さて、渋滞などなどを一応折り込んでいたので1時間ほど時間が空く。

国際線機材なので、クラスJ=ビジネスクラスシートにアップグレードしてみたいところだったが、あいにく満席

とりあえず、背徳感溢れる朝からビール

 

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駐機していた機材はひと昔前の767で、おいおい、国内線機材よりも古いのではないかと。シートもややくたびれつつ…だが、まぁ成田まですぐだから、ただ、んーこれで中国とかなると、大陸系の方が快適なのかも?

 

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離陸すると大きく旋回して上昇しつつ雲を切る。中部地方あたりまで進むと晴れてきて富士山が楽しめそうな空に。

 

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伊豆半島と富士山

先週よりも雪がさらに少なくなって、いよいよ夏山のシーズンに。でも、まだ登らないかな。空から眺めるくらいでちょうどいい。

 

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 国際色あふれる、と言いたいところだが全日空とスプリングジャパンが主体にみえる成田空港に着陸

 

さて、こういう時にしかいかなさそうな場所へ。まずは豆まきの成田山

4/29〜30 直島&愛媛 アートな四国旅(その5)

せっかく入り口まで来たので、さわりだけでもしまなみ海道をと。

通行料、高いように見えてETCならまずまず許容範囲です。

 

時間的にも尾道とか奥の方まで走れるわけではなく、伯方の塩ラーメンを目標に伯方島まで。それでも来島海峡大橋 は走って楽しいこれぞドライブルート、晴天がなにより。

 

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道すがらには多くのサイクリストの姿あり。ここは聖地、荷物が許せば持ち込みたいところだが、レンタルでもそこそこのものに乗れるらしいので、18きっぷなり夜行バスで入って松山空港アウトの工程を組めそう。道後温泉で汗を流せればいうことなし。そんな次に向けた期待を膨らませつつ、伯方島はすぐそこ。

塩ラーメンがあるのは島の反対側なので、しばしリアス式海岸というか、基本的に丘を繰り返す。展望台から急流にもまれる貨物船を。渦潮ってほどではないけれど、やはり潮の流れははっきりと。いいね、この景色

 

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目指す「さんわ」は漁港近くの入り組んだ一方通行の中にある。駐車場は行き過ぎたと思ったところを左に折れたスペースに。どうやら昼のピーク時は行列になるっぽい。すでに夕方だったのでのんびりとした店内。通し営業で良かった。

 

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目的の塩ラーメンは、塩を推している立地とは裏腹にそこまで塩味を感じること

もなく、柔らかな磯の風味が利いたダシが見事。3時のおやつにも十分行ける軽やかさだった。昆布がベースだと思うけど、後はなんだろう?鶏と・・・?


ぐるっと漁港を回り込んで、この天気だとねらい目と踏んで道後温泉をパスして下灘駅まで走ることに。その前に、瀬戸内まできて柑橘に触れないのは申し訳ない。インター近くの道の駅でみかんジュースを。期待通り様々な種類がストレートで。いいね、青森でのりんごジュースを思い出す。

 

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いくつか買ってみようと少し悩むも、1本が結構なお値段&量も多いのでひとつ

に絞り込んで。河内晩柑

 

お酒で割りたくなるようなじっくりくる酸味と苦みが心地よい。
しまった、買い込んでもよかったかなこれ。


松山市内に立ち寄らず、時計を横目に見ながら駆け足で下灘へ。この脇道に折れて進むと・・・というところで路上駐車の列が・・・考えることは皆同じだったというわけか。でも、たかが無人駅にそこまで人が集まるとは正直予想外だった。路肩の広いところに縦列で寄せて、歩いて駅の方へ。 


雲一つない夕焼けを求めて、人だかり。駅前には即席のカフェまでできており、

商売ってきりがないなと。列車に乗る人はほとんどいない。絶景のベンチは何時に来れば座れたんだろう。

 

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夕暮れのローカル列車、群衆の中、二人だけが乗車して伊予の奥の方へ。

 

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そこから日没まで15分、かわるがわるレンズを向けつつ、なんとなく考え事してるような、してないような。のんびりとした時間。見渡せば人はたくさんいるんだけど、絞られた空間を見つめればあまり気にならない。

 

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そのまま松山空港に向かい、高速バスよりも安いピーチで深夜の関空へ。

 

4/29〜30 直島&愛媛 アートな四国旅(その4)

2日目は前日歩き&飲み回ったので、ゆっくりめの出発に。移動もレンタカー

 

讃岐うどんのおすすめは、と昨日の遊庵の店主に伺ったら、「山内うどんのひやかけ」の即答だったので目的地をこちらに変更する。高松市内から車で1時間、田舎の風景なんだけど、最後踏切を渡って細い路地に折れるところですぐにことわかる。次から次に車が吸い込まれて行く。

丘の上にある住宅の片隅、古民家といえば聞こえは良いが、バラック小屋とも、使わなくなった離れ?とも取れる飲食店には見えない建物

 

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駐車場は割と広いが満車でハザード焚いてしばし待機、回転が良いので5分ほどで停められる。さて、行列もなかなかの長さになっていたわけだが、こちらも10分くらいだろうか、一回りする辺りで店内へ。

 

迷わず「ひやかけ」の大、それと小海老の天ぷらを。

いりこ出汁が後を引いてクセになる。うどんも適度にコシがありつつ、つるつるでいくらでも。

 

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さて、ちょっと寄り道には遠かったけど西を目指して。続いては八十八ヶ所の寺ってどんなところだろうと善通寺へ。

ちょっと大きいところにし過ぎたかな、完全に観光地…

それでもちらほらお遍路さんもおり。

 

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五重塔の内部が公開されていたので、風涼みにもと思い入ってみる。

なるほどやっぱり支えるは心柱で、実は階ごとに分かれているわけでもなく。

ひとつ上の、少し高いところから涼しい風を感じつつ。

 

 

高速を飛ばして一気に今治へ。

今治といえばタオルということで、そんな美術館へ。工場見学…なつもりでいたら、おっとがっつり入館料あるのね。

しかも、記念品的に配られるハンカチがメイドインチャイナってのはいかがかと思いますなわけです。

 

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展示自体はムーミンあり、インスタ映えを意識したカラフルロールありで割と面白い。けっこう盛況でもあり。

 

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今治城も行ってみたかったところだが、今回は時間の都合でパスして、ちょっとさわりだけでも、しまなみ海道へ。 

4/29〜30 直島&愛媛 アートな四国旅(その3)

昼食を挟んで家プロジェクト後半戦へ。

碁会所・はいしゃ・角屋は復習として軽く立ち寄るまで。今回は石橋まで行ってみる。

京都の寺院のような庭園を軒先からぼーっと。適度に暖かかったので休憩を兼ねて。隣の即席店舗?なパラソルが先端部をぽつぽつ突き出してて、その点は趣がない。「ザ・フォールズ」は圧巻でしばし立ち尽くす。

 

宮浦へのUターンラッシュが本格化する前にバスで港に出ておく。まずは赤いかぼちゃにご挨拶。

 

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黄色と違って目立つので人が集まり、中に入れるので留まる…なかなかシャッター切るタイミングが訪れない。

 

まだまだ船は1時間ほど待ち時間があるので宮浦を歩く。アートっぽいのは銭湯の「I♡湯」ぐらいで細く入り組んだ典型的な港の集落といったところ。

 

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宇野からの船がついて、これが高松行きになる。自然発生的にできた行列へ早々に紛れる。歩き疲れたので横になりたい…との願望は打ち砕かれる。いかにもフェリーな雑魚寝スペースはなく、ソファーが並ぶ。空いていれば寝られなくはないのだけど、この混雑では。

桜島フェリーと同じようなつくり。

 

 

宿でしばし休憩して夜の街へ。

 

骨付鳥で有名な蘭丸の本店を目指すが、遠くからでもその行列が目立っている。近づくと並んでいる人数以上に書いてある…これでは何時間、待たされることやら、2軒目にもし空いてたらということで一旦諦める。

 

そこからは食べログ調べつつ、歩き回りつつでしばしさまよう。ここまできて、普通の飲み屋、まして全国チェーンに入るのは気がひける。

 

食べログに口コミがないのに、店のこだわりはがっつり書いてある不思議なページを発見、「遊庵」というらしい。近くなので寄ってみる。

席は空けられるが、料理が出せるまでしばし待ってもらえるなら。と、これまたはっきりした条件で入店

 

やっぱり料理はかなりかかりそうなので大人しく醤油豆をつまみながら、日本酒を飲みつつ待つ。(香川の地酒しか置いていないが、そのバリエーションは異常値)

 

30分ほどで料理の番が回ってきたので、サヨリの刺身やサワラの天ぷらなど、軽めに注文する。

 

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店主は郷土愛に満ちた真面目な人で、なるほど芯の通った想いを聞けば誰も口コミ投稿しないというわけだ。

 カウンターのみの小さな店なので、行く側としても口コミで点数目立って混むようになっては自分にも損だしと。

もう一度高松で飲むことがあれば是非また立ち寄りたい酒場です。

 

さて、骨付鳥も諦めきれず再訪

今度は時間もだいぶ遅くなっていたので片付ければ席が空くレベル。

上品に魚と日本酒を楽しんだ後にもかかわらず、やっぱり肉とビールもまた良い。

 

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親と雛を食べ比べ。歯ごたえと旨味がしっかりした、親鶏の方が好みかな。

秋田できりたんぽを作った時にも感じだが、親鶏の方が安いのだし、スーパーで若鶏or地鶏の二者択一ではなくて親鶏も少しで良いから並べてください。使い道は色々ありそう。

4/29〜30 直島&愛媛 アートな四国旅(その2)

6年前は4月の平日、それも夕方近くでほぼ貸切状態、どう考えても贅沢な時間だった。そこからいわぬる現代アートの旅に浸っていく。

 

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鮮烈な体験を再び求めてあちら、こちら。久々にスタート地点に帰ってきた。

タレルのオープン・フィールドも、モネの部屋もやっぱり心踊る好奇心世界だった。でも、やっぱり混んでると少し忙しなく。金箔と球体の部屋は正直噛みしめる余裕も無かった。
いや、でもこれがいつもの地中美術館なんだと言い聞かせる。再訪の価値があったのは疑いない。次は10年くらい時を空けて、また違った視座から。


そういえば、犬島に行きそびれている。早急に。小豆島も恒久展示多く残っていれば、フェリーで自転車抱えてのテント旅ができないものかと。構想は幾重にも。

 

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色々と小言の様なことを考えつつも、瀬戸内海を見渡すカフェのレモネードでクールダウンして、12時代のバスなき時間前に滑り込み、本村エリアへ戻り始める。ちょっと乗り継ぎの時間もあるので屋外アートを散歩しながら。

 

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黄色いかぼちゃ、外せない。

 

本村エリアは家プロジェクトの復習とANDO MUSEUMがどんなのなのか。行きそびれていた石橋にも今回は。

それでもこのエリア、価値の7割は南寺(「きんざ」に触れたことがないのでそこは未知の領域としてニュートラル)なのはわかっている。整理券配布で遅い時間に回されること覚悟してまずはこちらへ急ぐ。

予想外にも列は短く、10分待ちで13時からの回に入れる(しかも今回13名でまさかの定員割れだった。ちょうど昼食時だった故?)

何度でも感動する暗闇のマジックを楽しんで、農協前の真ん中へ戻る。道すがらANDO MUSEUMにも。コンクリートで無機質なんだけど、いろいろ考えてしまう世界というか。迫ってくるものはありつつも、やっぱり建築は難しくてわからないというのが率直な印象として佇む。

 

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一応、神社にもよっておく。地下空間で何かが見れるわけでもないけど、沖縄・斎場御嶽の空間配置を思い起こす。係員曰く、GW後半の連休はここでも1時間待ちになるだろうと。待ってまでは…

南寺と地中美術館どちらもは厳しい、その二つに懸けるならなんとか、らしい。

芸術祭の頃もそれぐらい混むんだろうか。その時限りの作品は気になるけど、わざわざ飛び込んで揉まれなくとも。

 

この辺りで遅い昼食

欧米系の観光客も増えているので、こんなビール&ハンバーガーの店も登場している。雰囲気までは作り込んでいない、キッチン+αの店構え、島の雰囲気からは浮いている。観光地としてひと段階進化した姿と捉えたい。ゲストハウスもちらほら。

 

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直島ビールは島内で作っているわけではないが、飲み応えのある陽気な味で気候にぴったり。バーガーは独自性出そうとハマチフライを挟んでて、まぁ、なんの変哲も無い代物よりは良いのだけど、捻るか味をもう少し。それなりに高かったので。

 

家プロジェクト巡りは続く。

 

4/29〜30 直島&愛媛 アートな四国旅(その1)

GW前半戦は近くなった四国への旅
金曜夜に高松前入り、帰りは松山からのピーチ夜便を使って最大限の滞在時間を確保する。
行き先は6年ぶりの直島と、ちょっとしまなみ海道にも顔を出しつつ、これまでと違って車で回れるようになったので山奥にあるような讃岐うどんの名店にも。
そう考えていくと、割と時間がない。

さて、金曜はバスで高松に入りそのまま投宿として翌朝に備える。
GWにはいるので相当混雑すると見込んでいかに早く地中美術館&南寺を回れるか、そこに力点を置く。
そうなると高松出発も(全力で早朝発の船に乗らなければ)表玄関の宮浦港行きではなく、 アートエリアに直結の本村港に上陸する方がバス1本早く動ける。そういうわけで、豊島行きの経由便を狙う。

 

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朝食はやっぱり讃岐うどんにしたい。河原町高松駅エリアには朝から営業の店が少ない。オフィス&歓楽街なのを考えれば当然なんだけれど、だからとJR資本で東京でも食べられる「めりけんや」は選択肢に入らない。検索していくと、 という店が駅近くで朝からやっているらしい。路地裏で、でも営業中!と高らかに主張する看板が出ていた。先客はひとり。レジの貼紙みると5/9を持って閉店しますとある。店主は高齢のご夫妻で、ついに店をたたまれることになったのか…と拝察する。

 

かき揚げうどんを頼むと、ブロッコリーにパプリカ、茄子まで入った正真正銘の(?)丼をきっちり埋め尽くす天ぷらが乗ったうどんが到着


麺は適度にコシがあって、いりこだしが仄かにきいた黄金色のつゆが、西のほうの、うどんだと。
ちょっとした驚きが忘却ののち、ふと思い返すフックになる。

 

とはいえ、ちょっと朝の胃には重かったこともひとつの事実として書き残しておく。

 

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フェリー乗り場には10分前に滑り込み。狙っていた便は豊島までは既に満席という。直島までなら空いてるというのでさっそく乗り込む。室内は満席で後方のデッキへ。最終的にはデッキに立つ人も加えた完全満員で出発となる。

エンジンがうねりを挙げて波を切る。その鼓動をつぶさに感じるデッキ最後尾席だった。常に小刻みなマッサージを受け、潮風のスチームを浴びる。ちょむと長い30分、ようやくスピードが落ちると堤防だけの本村港に接岸した。

 

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10分の乗り継ぎで町営バスつつじ荘行き、まずは臨時便と書いた満員のが通過して、後続の定期便に拾ってもらう。宇野からのフェリーと接続していたのだろう。ここまではまあ予想通り、である。

ベネッセのシャトルバスも2台運行できれいに収まる。10時10分過ぎたところで地中美術館に到着、待ち受けるは長蛇の列…

開館直後の混雑を避けるために時間を区切って発券されていく。構造がわかっているだけに仕方ないと承知だが、やっぱり少しの焦りは沸き立ってくる。

20分ほど待ったのち、いよいよコンクリートの世界へ。

4/22〜23 春うららか、福井散策の旅(その4)

お昼は検索していくつか出てきたけど、時間を考えて近場の蕎麦屋で。地図の場所に行ってみるけど、車でたどり着ける気がしない…先発隊をおろして回り込んでみる…が道がない。両脇10センチとかだけど、ここを入るしかないのかと、慎重に、落ち着いて。駐車場はタイミングよく1台の空きが。店頭には結構な行列…ちょっとびっくり。中でも2組待ちぐらい。

がっつり人気店みたい。

 

 

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元々は製粉屋でこから蕎麦も出すようになった讃岐うどん的な成り立ちがうかがえる。店内、15人も入ればいっぱいなので、のんびりと待つ。

中に入れる頃に注文取りに来る。今日は混んでるので追加は不可です、らしいが先ほどの揚げ物があって、バス乗る前にソースカツ丼の段取りなので軽めで良いかなと。

福井来たからにはおろしそば。

 

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そして、席につくと一本義限定酒のご案内が。勝山市内限定の熟成タイプらしい。検討の余地なし、飲む。

 

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 すっきり系なんだけれども、仄かに残る甘みが熟成酒ということなのかな?よくわかんないけど、地酒の真髄、市内限定のというのは嬉しい!

 

軽く腹ごしらえしたところで、最後の目的地、平泉寺白山神社へ。

ここは苔生す緑か有名になりつつあるらしい。インスタ映えと称するものに飲まれる前にいまのうちに。 

 

もともとは天台宗のお寺だったのが神社になり、地元に根付く白山信仰の拠点になってる様子。

ちょうど春の祭祀が終わったところらしく、本堂から地元の方々がどわっと。振る舞われたお菓子をちゃっかりいただく。マレビトとして、ということで。

 

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境内は苔が見事で、フワッと心に浮揚感を抱く眩い世界

まだまだ混み合うことはなく、行くなら今のうちがおすすめ。

 

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 〆は福井市内に戻ってソースカツ丼を。これを食べないと何となく、福井に来た気がしないのです。

 

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行くんだば、せっかくならヨーロッパ軒で。夕方のアイドルタイムだとすんなり入れる。薄いのにじわっと肉汁カツ

いいよね。

 

さっ、次は18きっぷかな。

 

4/22〜23 春うららか、福井散策の旅(その3)

旅の2日目は内陸の小京都、越前大野を目指す。

こちらは正直ノーマークだった(福井=ソースかつ丼東尋坊永平寺。以上が事前データ)のでどんなところかと期待2割、不安がほぼ全て。

 

山々を分け入っていくような道を抜けて、長いトンネルを抜けると盆地に。ここで景色が一変する。

 

光り輝く田園風景、その前方に見えてきた小高い丘と小さな天守閣が越前大野城らしい。いくつか登りルートがありそうだが、一番近かった直登ルートを選択する。

 

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最初は良い、最後はあと少しと言い聞かせながら。その先はまだ早春、芽吹きの季節。透き通った黄緑が迎えてくれる。
あと、藤棚から舞い上がってきた熊蜂も・・・


天守閣の部分は鉄筋コンクリートで再建された郷土資料館&展望台
まだまだ雪深い経ヶ岳&荒島岳が囲うのどかな盆地の風景

 

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そして、雲海が発生した朝にはこの城も向かいの丘から「天空の城」のように見えるらしい。竹田城跡から波及したいわゆる絶景ブームがこちらにも。
さすがにその丘に登る元気もなく、下って腹ごしらえなり。

 

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朝市は11時までらしい。既に残り15分、通りを進む間にも、少しずつパラソルがたたまれていく。売っているのはやはり山菜で、コシアブラが一山200円、タラの芽はもう少しだけど、どっちにしてもかなり安い。家で揚げ物できれば買い込んでいたに違いない。

通り沿いにある伊藤順和堂はスイートポテトのようなきんつばが有名、その斜向かいには「花垣」の酒蔵が。今日は運転しないのをいいことに早速試飲に走る。昨日飲んだ銘柄と比べて、飲んで、色々と。旅の散歩道って酒に近い方が至福

つまみが欲しいと笑人堂で里芋コロッケ&しょうゆソースカツ、これならビールが、とはつながらないが、楽しい連鎖だと。

 

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この界隈にはいくつか酒蔵があるということでもう一軒、「一乃谷」の宇野酒造場へ。こちらもこれぞ酒蔵な歴史を感じる出で立ち。

 

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中に入ると、売店らしきスペースだけど、ディスプレイのお酒は埃をかぶっていて(売り物はしっかり管理されていますが)、とりあえず試飲とかはさせてくれなさそうな感じ。何よりも無人、商売っ気がない。
しばらくたって奥からのっそりとご主人?らしき人が。
酒を語るでもなく佇む。根っから職人気質の蔵とみた。
仕方がないので、一番特徴が分かりそうな純米のワンカップを買ってみる。
そしてそれは、まだ冷蔵庫で熟成中である。 


大阪は立ち飲み屋が充実しているが故、日本酒が飲みたくなればそっちにでかけてしまうのだ。晩酌はビールと蒸溜酒な昨今でまだ出番がない。 


意外と楽しいやん、越前大野(酒を呑めたことによる効用が大きいです)

 

次は勝山へ。ここも掘り出し物な観光ルート…あっ、恐竜博物館には、行っていません。